JIS B 2031:2013 ねずみ鋳鉄弁 | ページ 2

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c) バルブの面間寸法は,表4による。面間寸法と弁種との対応は,表1による。
d) 弁箱の肉厚及び弁棒径は,表5による。
e) ドレン用のねじは,必要に応じて設け,JIS B 0203による。
なお,弁箱の肉厚が規定の有効ねじ部の長さに比較し不十分な場合は,ドレン座を設ける。ねじ及
びドレン座の寸法は,表6による。
f) バルブの大きさを知るための参考として,呼び圧力10Kの弁の全開高さ及びハンドル車の径を表4及
び表5に示す。
g) 構造及び形状の一例を図2図6に示す。図2図6の部品番号と部品名称との対応は,表8に示す。
h) バルブの開閉は,ハンドル車の逆時計回りを“開き”,時計回りを“閉じ”とする。
i) 弁箱と蓋との接続は,ボルテッドボンネット形とする。
j) 弁体には,弁体付き弁座を取り付けてもよい。弁座の取付け方法は,ねじ込み又は圧入のいずれでも
よい。
k) 弁箱付き弁座は,ねじ込み又は圧入のいずれでもよい。
l) 弁箱の両端のフランジのガスケット座は,全面座とするのがよい。
m) 弁棒のねじは,台形ねじとする。ただし,他のねじによる場合は,当事者間の協定による。
n) 弁棒のねじとめねじとのはめ合い長さは,表5の弁棒径の1.2倍以上なければならない。
o) パッキン室の深さは,弁棒とパッキン室との隙間の5倍以上でなければならない。ただし,5K弁は除
く。
p) 寒冷地で使用するバルブは,バルブの凍結による破損防止のため,水抜き機構を設けることができる。
q) 必要に応じて,歯車付き手動,電動,空気圧,油圧又はその他の操作機を取り付けてもよい。
r) 次に示す寸法,傾きなどの許容差及び許容値は,JIS B 2003による。
1) 面間寸法の許容差
2) 両端のフランジの傾きの許容値
3) 弁箱と蓋との接合部のフランジ外周の食い違いの許容値
表4−フランジ形弁の面間寸法及び全開高さ
単位 mm
呼び径 面間寸法(L) 全開高さ(参考)(H)
玉形弁及び アングル 玉形弁及び 仕切弁
仕切弁
逆止め弁 弁 アングル弁 内ねじ 外ねじ
呼び圧力
10K 10K 5K 10K 10K 10K 10K
40 190 165 100 165 165 250 − −
50 200 203 105 160 180 178 275 350 365
65 220 216 115 170 190 190 310 380 425
80 240 241 135 180 200 203 340 430 490
100 290 292 155 200 230 229 390 490 575
125 360 330 180 220 250 254 460 550 685
150 410 356 205 240 270 267 515 625 795
200 500 495 230 260 290 292 610 750 1 000
250 − − − 300 330 330 − 900 1 210
300 − − − − 350 356 − 1 000 1 420
系列番号a) 19 20 27 2 5 6 −
注a) 系列番号は,JIS B 2002による。

――――― [JIS B 2031 pdf 6] ―――――

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表5−肉厚,弁棒径,蓋ボルト及びハンドル車の径
単位 mm
呼び径 肉厚 弁棒径(パッキンと接する部) 蓋ボルト(参考) ハンドル車の径
最小(a) 最小a)(d) ねじの呼び×本数 (参考)(D)
玉形弁 仕切弁 玉形弁 仕切弁 玉形弁 仕切弁
アングル弁 アングル弁
呼び圧力
5K 10K 10K 5K 10K 10K 5K 10K 10K 10K
40 7 18 − − M12×6 − − 160 −
50 6 7 20 18 20 M12×6 M12×6 M12×6 180 200
65 6 8 20 20 20 M12×6 M12×6 M12×6 200 200
80 6 8 24 20 24 M16×6 M12×6 M12×6 224 224
100 8 10 26 24 26 M16×8 M16×6 M16×8 280 250
125 9 11 28 24 28 M20×8 M16×8 M16×8 315 280
150 10 13 32 26 30 M20×8 M16×8 M16×10 355 300
200 12 15 38 28 32 M20×12 M16×12 M16×12 450 355
250 15 17 − 32 36 − M20×12 M20×14 − 400
300 − 19 − − 40 − − M20×16 − 450
注a) 通常のはめ合いの軸の寸法差分だけ小さくてもよい。
表6−ドレン用ねじ及びドレン座の寸法
呼び径 40100 125300
ドレン用ねじの呼びe RC RC
有効ねじ部の長さT(最小)mm 13 14
ドレン座の直径A(最小)mm 38 45
6.2.2 玉形弁及びアングル弁
玉形弁及びアングル弁の構造及び形状は,次による。
a) 弁座面の形状は,円すい又は平面のいずれでもよい。
b) 弁体には,ガイドを設けてもよい。
c) 弁体と弁棒とは,脱落せず,かつ,円滑に回転するような構造とする。
d) 蓋と弁棒又は弁押さえには,逆座を設けることができる。
6.2.3 仕切弁
仕切弁の構造及び形状は,次による。
a) ボルテッドボンネットのフランジは,オーバル形とする。ただし,呼び径65以下は角形でもよい。
b) 弁箱と弁体とには,適切なガイドを設けなければならない。
c) 弁体は,くさび形とする。
d) バルブを全開した場合,弁体が口径部に残ってはならない。
e) 呼び圧力10Kの弁棒は,単体とする。

――――― [JIS B 2031 pdf 7] ―――――

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f) 呼び圧力5Kの弁棒及びこま結合部及び弁体及び弁棒用こまの引掛け部並びに呼び圧力10Kの内ねじ
式の弁体及び弁棒用ねじこまの引掛け部は,ハンドル車の操作力に対し十分な強さをもつものでなけ
ればならない。
g) 外ねじ式の弁棒の頂部は,弁座が摩耗して最低位置に達しても,ヨークスリーブの頂面より下がって
はならない。
h) 呼び圧力10Kの外ねじ式の蓋と弁棒には,逆座を設けることができる。
i) 内ねじ式は,必要に応じて,開閉指示板を付けるのがよい。
6.2.4 スイング逆止め弁
スイング逆止め弁の構造及び形状は,次による。
a) 弁体は,弁箱又は蓋に設けられたストッパの位置まで開くものでなければならない。
b) 弁体は,直接又はアームを介してヒンジピンに接続する構造とする。
c) 弁体とアームとの接続は,弁体とアームとを直接接続するか又は弁体ボルトを介して接続する構造と
する。
d) 弁箱のヒンジピン用の穴は,ヒンジピンを一端から容易に取り出せる構造にした場合には,貫通して
いなくてもよい。
e) 弁箱のヒンジピン用の穴は,プラグをねじ込むか,又は他の適切な方法で密封しなければならない。
f) 弁箱にはバイパス用のボスを設けることができ,必要に応じてバイパス弁付きとすることができる。
g) 使用者の指定がある場合には,弁体付き弁座にソフトシートを組み入れる構造としてもよい。
h) 使用者の指定がある場合には,弁の開閉抵抗を増減させるために,ヒンジピンの一端を延長し,その
先端にレバー及びおもりを取り付け,弁体,ヒンジピン,レバー及びおもりを連動させる構造とする
ことができる。

6.3 外観

  バルブの外観は,JIS B 2003の箇条7(外観検査)によるほか,バルブの両端フランジのガスケット座
面には,有害なきずその他の欠陥があってはならない。

7 材料

7.1 一般

  バルブの材料は,箇条9のe)によって試験を行い,次による。

7.2 弁箱及び蓋の材料

  弁箱及び蓋の材料は,次による。
a) 弁箱及び蓋の材料は,JIS G 5501のFC200とする。ただし,スイング逆止め弁の蓋は,JIS G 3101の
SS400にしてもよい。
b) )以外の弁箱及び蓋の材料を使う場合は,JIS G 5501のFC200の機械的性質を満足しなければならな
い。

7.3 トリム及びソフトシートの材料

  トリム及びソフトシートの材料は,次による。
a) トリムの材料は,表7による。ただし,表7の材料規格の欄は,材料欄に対応する代表的なものを示
す。表7に示した規格の中の同等の種類又はそれらと同等の化学成分及び機械的性質の材料を使用し
てよい。
なお,ここでいうトリムとは,次のものをいう。

――――― [JIS B 2031 pdf 8] ―――――

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1) 一体形弁体の弁座面,弁体付き弁座及び弁箱付き弁座の弁座面。
なお,弁座面以外の部分の材料は,トリムと同じ材料か又は弁箱と同等以上の機械的性質の材料
とする。
2) 弁棒及びヒンジピン。
b) 弁棒がCR13,弁座がBCのように,必要に応じて異なるトリムの材料を使用してもよい。
c) 用途によって表7の材料が使用できない場合は,受渡当事者間の協定によって他の材料を使用しても
よい。
d) トリムがCR13ステンレス鋼の組合せの場合は,かじり防止のために,硬度差を設けたり,隙間を大
きくしたり,表面処理を施したりするなど適切な対策をするのがよい。
e) 弁座面にソフトシートを用いる場合のソフトシートの材料は,表7による。ただし,圧力−温度基準
を満足する他の樹脂又はゴム系材料を用いてもよい。
表7−トリム及びソフトシートの材料
材料 材料規格
種類 種類の 種類の記号の説明 JIS番号及び種類の記号
記号
青銅系 BC Cu-Sn合金 JIS H 5120のCAC406,JIS H 3250のC3771
13Cr鋼系 CR13 11.5Cr a) JIS G 4303のSUS403,JIS G 5121のSCS1
18Cr-8Ni鋼系 304 18Cr 8Ni a) JIS G 4303のSUS304,JIS G 5121のSCS13,JIS G 3214
のSUSF 304
18Cr-12Ni-Mo鋼系 316 16Cr 10Ni 2Mo a) JIS G 4303のSUS316,JIS G 5121のSCS14,JIS G 3214
のSUSF 316
硬化肉盛り合金 HF Co系合金,Ni系合金 −
ソフトシート RPTFE 強化四ふっ化エチレン樹脂 −
PTFE 四ふっ化エチレン樹脂 JIS K 6896,JIS K 7137-1
注a) 数字は,化学成分の最低含有率(%)を示す。

7.4 その他の材料

  バルブのその他の材料は,次による。
a) その他の材料は,表8に示す材料又はそれと同等以上の機械的性質をもつ材料を用いるのがよい。
b) 表8の中からの材料の選択,表8以外の材料の採用,表8にない部品材料などは,用途,圧力−温度
基準,トリムの材料などから,総合的に判断して決めるのがよい。

8 防せい(錆)

  バルブの防せい(錆)は,目視によって確認し,次による。
a) バルブの内外面には,用途に応じて適切な防せい(錆)処理を施さなければならない。
b) 異物の混入,塗りむら,塗りもれなどがない。
c) 受渡当事者間の協定によって,バルブに樹脂粉体塗装を施してもよい。
注記 樹脂粉体塗装方法を,附属書Aに示す。

9 試験

  バルブの試験は,次による。

――――― [JIS B 2031 pdf 9] ―――――

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a) 弁箱耐圧試験 バルブの弁箱耐圧試験は,JIS B 2003の9.2.1(水圧試験)及び9.2.2(空気圧試験)に
よる。
b) 弁座漏れ試験 バルブの弁座漏れ試験は,JIS B 2003の9.3.1(水圧試験)及び9.3.2(空気圧試験)に
よる。
c) 作動試験 バルブの作動試験は,バルブの組み立て後,無負荷の状態でバルブを開閉して行い,各運
動部の円滑な作動の有無を調べる。
d) 寸法試験 バルブの寸法試験は,JIS B 2003の箇条6(寸法検査)による。
なお,ドレン用の管用テーパねじは,JIS B 0253によって測定する。この場合の基準径の位置は,
端面とする。
e) 材料試験 バルブの材料試験は,JIS B 2003の箇条8(材料検査)による。

10 検査

10.1 一般

  バルブの検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,形式検査は10.2に,受渡検査は10.3によって行い,
箇条6,箇条7及び箇条12に適合しなければならない。

10.2 形式検査

  バルブの形式検査は,次による。
a) 弁箱耐圧検査[ただし,JIS B 2003の9.2.1(水圧試験)によって行う。]
b) 弁座漏れ検査[ただし,JIS B 2003の9.3.1(水圧試験)によって行う。]
c) 作動検査
d) 構造,形状検査及び寸法検査
e) 外観検査
f) 材料検査
g) 防せい(錆)検査
h) 表示検査

10.3 受渡検査

  バルブの受渡検査は,次による。
a) 弁箱耐圧検査
b) 弁座漏れ検査
c) 作動検査
d) 構造,形状検査及び寸法検査
e) 外観検査
f) 防せい検査
g) 表示検査

11 製品の呼び方

  製品の呼び方は,次による。
a) バルブの材料区分による総称は,FC弁とする。材料名を付ける場合は,ねずみ鋳鉄弁とする。
b) バルブの呼び方は,規格番号,材料,呼び圧力,弁種,呼び径及びトリム材料による(例1参照)。た
だし,材料は“FC”でもよい。また,トリム材料がBC又はCR13の場合は,空白でよい(例2参照)。

――――― [JIS B 2031 pdf 10] ―――――

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JIS B 2031:2013の国際規格 ICS 分類一覧

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