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B 8313 : 2003
表 4 吐出し量範囲
単位 m3/min
吸込口径 mm 40 50 65 80 100 125 150 200
50 Hz 2極 − 0.100.32 0.200.63 0.401.25 0.802.5 1.65.0 − −
吐 4極 − 0.16以下 0.100.32 0.200.63 0.401.25(4) 0.802.5(4) 3.1510.0(4)
出 又は 又は 1.65.0(4)(5) 又は
し (0.16以下) (0.100.32)(0.200.63)(0.401.25) 0.632.0(5)
1.03.15(5) 2.58.0(5)
量 60 Hz 2極 − 0.120.40 0.250.80 0.501.60 1.003.15 2.06.3 − −
範 4極 − 0.20以下 0.120.40 0.250.80 0.501.60(4) 1.03.15(4) 4.012.5(4)
囲 又は 又は 2.06.3(4)(5) 又は
(0.20以下) (0.120.40) (0.250.80)(0.501.60) 0.802.5(5)
1.254.0(5) 3.1510.0(5)
注(4) 吐出し量が公比2.0の系列
(5) 吐出し量が公比1.6の系列
備考 4極の括弧内に示した吐出し量範囲は,4極専用のポンプに適用してもよい。
5.2 全揚程
規定吐出し量に対する全揚程の標準範囲は,付図1及び付図2による。
備考 この規格で用いる全揚程及びヘッドは,単位質量当たりの流体エネルギー,すなわち比エネル
ギーを,重力加速度9.80 m/s2で除した量で示してある。
5.3 最大吸込全ヘッド
最大吸込全ヘッドは,表4の規定吐出し量においてNPSH基準面[JIS B 8301
の3.1.24(NPSH)による。]に換算した吸込全ヘッド(6)で表5のとおりとし,その状態で異状がなく運転
できるものとする。ただし,吸込全ヘッドで,ポンプの全揚程から3 mを減じた値が表5の数値に満たな
い場合には,最大吸込全ヘッドをポンプの全揚程から3 mを減じた値とする。
注(6) 吸込口真空計の読みに相当するヘッドを,NPSH基準面に換算した値から,真空計取出し穴位
置の断面における速度ヘッドを減じたもの。
例 吸込口真空計の読みに相当する吸込ヘッドが6 m及び真空計取出し穴位置の断面における
速度が4.4 m/s,すなわち,速度ヘッドが1 mの場合には,吸込全ヘッドは5 mである。
表 5 最大吸込全ヘッド
単位 m
吸込口径 mm 40 50 65 80 100 125 150 200
50 Hz 2極 − 6 6 5.5 2.5 (-2)(7)
最
大 4極 − 6 6 6 6(4) 5.5(4) 5.5(4) 3(4)
吸
込 (6) (6) (6) (6) 6(5) 5.5(5) 5.5(5) 3.5(5)
全 60 Hz 2極 − 6 5.5 3 (-1)(7) (-8)(7)
ヘ
ッ 4極 − 6 6 6 6(4) 5.5(4) 3(4) (-1)(4)(7)
ド
(6) (6) (6) (6) 6(5) 4.5(5) 3(5) 0(5)
注(7) 括弧内のマイナス表示は,押込みを意味し,その数値は,最小押込全ヘッドを示す。
備考 4極の括弧内に示した最大吸込全ヘッドは,4極専用のポンプに適用する。
5.4 ポンプ効率
ポンプ効率の最高値は,その吐出し量における付図3のA効率以上とする。また,規
定吐出し量におけるポンプ効率は,付図3のB効率以上とする。
5.5 性能の許容幅
性能の許容幅は,JIS B 8301の6.3(性能の許容幅)による。
6. 構造
6.1 一般
ポンプは,付図4及び付図5に示すような構造であって,本体,羽根車,主軸,軸受などで
構成する。
――――― [JIS B 8313 pdf 6] ―――――
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備考 付図4及び付図5は,部品名称の説明図であって,ポンプの構造を規定するものではない。
6.2 本体
本体は,次による。
a) 本体の構造は,ケーシング,ケーシングカバーなどからなる。ケーシングは,渦巻室をもち,吸込口
は軸方向とし,吐出し口は上向きとする。
b) フランジは,JIS B 2238若しくはJIS B 2239の,2.1(フランジの種類)の呼び圧力10 K又はJIS B 2238
若しくはJIS B 2239の附属書のPN10による。
c) 本体の軸心の高さは,JIS B 0902によることが望ましい。
d) ケーシングには空気抜き穴,ドレン抜き穴,呼び水用穴及び吐出し圧力取出し穴を設ける。ただし,
呼び水用穴が渦巻室の最頂部にあって空気抜き穴を兼用できるものでは,空気抜き穴を省略してもよ
い。これらの穴のねじは,JIS B 0202による。ただし,プラグ及び管を付ける箇所は,JIS B 0203に
よってもよい。
e) 羽根車とポンプの本体との間の水漏れ部には,ライナリングを設ける。ライナリングは,打込み又は
ねじ止めとし,運転中に回ってはならない。
f) 軸封には,パッキン又はメカニカルシールを用いる。
g) スタフィングボックス内が運転中,大気圧以下になるおそれのある場合で,パッキン使用の場合には,
スタフィングボックスに封水リングを設けて封水し,また,メカニカルシール使用の場合には,その
メカニカルシールに適した対策を施す。
h) パッキンは,角形又は成形を用い,パッキンの挿入本数は3本以上とし,その合わせ目は交互とする。
i) パッキン押さえをケーシング又はケーシングカバーから遠ざける場合に,パッキン押さえがパッキン
押さえボルトから外れ,パッキンの取替えが容易な構造とする。
6.3 羽根車
羽根車は,次による。
a) 羽根車(試験用軸を含む。)の釣合い良さは,JIS B 0905の“釣合い良さG6.3”とする。ただし,羽
根車(試験用軸を含む。)の質量が2 kg以下の場合には,“釣合い良さG16”でもよい。
b) 羽根車の外径,滑り部,ハブの軸穴及びハブの両端面は,機械加工を施すことが望ましい。
6.4 主軸
主軸は,次による。
a) 主軸のねじは,ナットが始動時に緩まない方向とするか,又は座金その他の方法でナットの回り止め
を施す。
b) 主軸には,水切り溝,水切りつば,その他適当な方法で,水が軸受ハウジング内に入らないようにす
る。
6.5 軸受及び軸受ハウジング
軸受及び軸受ハウジングは,次による。
a) ポンプには,JIS B 1521,JIS B 1522又はJIS B 1533の転がり軸受を合計2個設ける。転がり軸受は,
グリース又は油潤滑とする。
b) 転がり軸受の寿命は,許容運転範囲内で基本定格寿命(L10),10 000時間以上とする。
c) 軸受ハウジングは,運転中に油やグリースが,流出又は飛散しないものとする。
油潤滑の場合には,外部から油面計により,油面を点検できるものとするか又は運転中油面を一定
に保つ装置を設けるものとし,油抜き穴を設ける。オイルリングを使用する場合には,オイルリング
ののぞき穴を設ける。
グリース潤滑の場合には,グリースの詰め過ぎを防止するために,グリース補給穴を付けないこと
が望ましい。
d) スタフィングボックスからの漏れ水が,軸受ハウジング内に入らないように,軸受ハウジングの取付
――――― [JIS B 8313 pdf 7] ―――――
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部には,水抜き穴及びあふれ穴を設ける。
6.6 その他の部分
その他の部分は,次による。
a) ポンプの回転方向は,電動機側から見て,一般に時計回りとする。
b) ポンプの足は,ケーシング,軸受ハウジングのいずれに設けてもよいが,取付ボルトは4本以上とす
る。また,共通ベースの基礎ボルトは,4本以上とする。
c) 回転部分の軸方向の移動は,玉軸受で確実に止めなければならない。
d) 共通ベースの座は,ポンプ側,電動機側とも,それぞれ同一平面とする。直結に際し,やむを得ない
場合には,いずれかに厚さ同一のライナを挿入してもよい。
e) 共通ベースの座の大きさは,それに取り付けるポンプ又は電動機の足の大きさより小さくしないこと
が望ましい。
f) 軸継手には,外側に軸継手ガードを設ける。
7. 寸法及びはめあい
7.1 ポンプの外形寸法
ポンプの外形寸法は,附属書2を参考にするのがよい。
7.2 本体
本体は,次による。
a) ポンプの呼び径に対する実口径は,表6による。
表 6 実口径
単位 mm
呼び径 32 40 50 65 80 100 125 150 200
実口径 32±3 40±3 50±3 65±4 80±4 100±4 125±4 150±5 200±5
b) ケーシングの耐圧部の厚さは,鋳鉄材料については偏肉がある場合でも,その最小値は表7による。
鋳鉄材料以外で,耐圧強度の大きい材料の場合には,これによらなくてもよいが,最高使用圧力の
下で,それを保持するのに適切で,変形を限度以内に押える厚さとする。
表 7 鋳鉄製ケーシングの最小厚さ
単位 mm
吸込口径 最小厚さ
4080 5
100200 6
c) フランジの厚さの許容差は,+15 %,−5 %とする。
d) スタフィングボックスの寸法は,附属書1による。
7.3 羽根車
羽根車は,次による。
a) 羽根車は,クローズド形で,その厚さは,表8による。ただし,羽根の入口及び出口の先端の厚さは,
任意とする。
表 8 羽根車の最小厚さ
単位 mm
最小厚さ
羽根車の外径 鋳物 ステンレス鋼板
両側板 羽根
200以下 2.5 2.0 0.8
200を超えるもの 3.0 2.5 -
――――― [JIS B 8313 pdf 8] ―――――
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b) ハブの長さは,穴径以上とする。ただし,軸トルク伝達を十分に,かつ確実に達成できる構造の場合
には,小さくてもよい。
7.4 主軸の直径
主軸の直径dは,次の式で算出した値以上とする。
3nP
d k
ここに, d(8) : 主軸の直径(mm)
P : 軸動力(kW)
n : 回転速度(min-1)
k : 材料による係数で,次の式による。
k 125 3
ここに, σS30C : S30Cの引張強さ(470 MPa)
σ : その材料の引張強さ(MPa)
例 JIS G 4051のS30Cの場合 k = 125
JIS G 4303のSUS403の場合 k = 116
なお,軸端の寸法は,JIS B 0903によることが望ましい。
注(8) 動力伝達に関係がある部分の直径で,動力伝達に関係がない部分は,これより細くてもよい。
7.5 軸継手
軸継手は,次による。
a) 軸継手は,たわみ軸継手とする。
b) フランジ形たわみ軸継手を使用する場合には,運転中の継手間のすき間は,35 mmとすることが望
ましい。
c) 軸継手の取付精度については,主軸に取り付けた状態での外径の振れを0.05 mm以下,面の振れを直
径100 mmにつき0.04 mm以下とする。ただし,面の振れの最大値は0.10 mmとする。
7.6 キーの寸法
キーの寸法は,JIS B 1301による。ただし,軸継手以外のキーの寸法は,これによら
なくてもよい。
7.7 羽根車とライナリングとのすき間
羽根車とライナリングとのすき間は,停止中,運転中を問わず,
焼き付き,かじり付き,異常摩耗などを生じないように,適切なすき間寸法及び材料の組合せの選定をし
なければならない。
7.8 各部のはめあい
各部のはめあいは,表9又はこれに準じる等級とする。
――――― [JIS B 8313 pdf 9] ―――――
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表 9 各部のはめあい
はめあい箇所 はめあい
羽根車と主軸 H7/g6
H7/js6,H7/k6又は
軸継手と主軸(9)
H7/m6
転がり軸受(10)と主軸 --/主軸側 :
-/js6又は-/k6
ケーシングと吸込カバー H7/g7
ケーシングとケーシングカバー H7/g7
ケーシングと軸受ハウジング H7/g7
軸受ハウジングと転がり軸受(10) 軸受ハウジング側/-- :
JS7/-又はH7/-
注(9) 軸端の直径寸法とその許容差の組合せは,JIS B 0903による。
(10) 転がり軸受の精度は,JIS B 1514に規定する0級とする。
備考1. はめあいは,JIS B 0401-2による。ただし,転がり軸受のはめあい
は,JIS B 1566による。
2. はめあいは,穴基準にするが,軸基準にしてもよい。この場合の寸
法許容差は,穴基準に準じる。
8. 外観
外観は,次による。
a) 鋳造品は,目視によって,内外面とも滑らかで,き裂,有害な鋳巣,偏肉などの欠点があってはなら
ない。
b) 軸受ハウジングは,油漏れがあってはならない。
c) ポンプ本体内部には,さび止め塗装,ポンプ及び共通ベースの外部には,仕上塗装を施す。ただし,
SCS13又はSUS304は除く。
d) 主軸,軸継手などの加工面は,油脂,塗装,その他の方法によって,さび止めを施す。
9. 材料
各部に使用する材料は,表10又は品質がこれと同等以上のものとする。
――――― [JIS B 8313 pdf 10] ―――――
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JIS B 8313:2003の国際規格 ICS 分類一覧
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- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
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- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB0902:2001
- 駆動機及び被駆動機―軸高さ
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- 円筒軸端
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- 回転機械―剛性ロータの釣合い良さ
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- JISB1522:2012
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- 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ―試験方法
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- 一般構造用圧延鋼材
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- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
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- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物