JIS B 9654:2017 水産加工機械の安全及び衛生に関する設計要求事項

JIS B 9654:2017 規格概要

この規格 B9654は、水産加工機械及びその附属装置(以下,水産加工機械という。)に限定した特定の安全・衛生設計のための要求事項であり,JIS B 9650-1,JIS B 9650-2,JIS B 9700及びJIS B 9960-1に規定する要求事項の拡張が必要な事項について規定。家庭,レストランなどのちゅう(厨)房で使用する水産加工機械には適用しない。

JISB9654 規格全文情報

規格番号
JIS B9654 
規格名称
水産加工機械の安全及び衛生に関する設計要求事項
規格名称英語訳
Requirements for safety and hygiene of marine product machinery
制定年月日
1988年7月1日
最新改正日
2017年2月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.110, 67.260
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1988-07-01 制定日, 1993-05-01 確認日, 2002-02-20 確認日, 2005-10-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2017-02-25 改正
ページ
JIS B 9654:2017 PDF [49]
                                                                                   B 9654 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 機種別の危険源並びに安全及び衛生要求事項・・・・[2]
  •  4.1 魚肉採取機・・・・[2]
  •  4.2 成形機・・・・[10]
  •  4.3 バンドソー・・・・[19]
  •  4.4 サイレントカッタ・・・・[27]
  •  4.5 ボールカッタ・・・・[34]
  •  4.6 切断機・・・・[43]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9654 pdf 1] ―――――

B 9654 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
食品機械工業会(FOOMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9654:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9654 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9654 : 2017

水産加工機械の安全及び衛生に関する設計要求事項

Requirements for safety and hygiene of marine product machinery

1 適用範囲

1.1   この規格は,水産加工機械及びその附属装置(以下,水産加工機械という。)に限定した特定の安全・
衛生設計のための要求事項であり,JIS B 9650-1,JIS B 9650-2,JIS B 9700及びJIS B 9960-1に規定する
要求事項の拡張が必要な事項について規定する。
1.2 この規格は,動力,加熱及び制御に何らかのエネルギーを使用し,商用の食料品又はその原料を量
産する工場などの作業場所で使用する水産加工機械に適用する。ただし,家庭,レストランなどのちゅう
(厨)房で使用する水産加工機械には適用しない。
1.3 水産加工機械とは,魚介類の身おろし,採肉,混合,かくはん(撹拌)及び成形をするもので,水
産製品に調理加工するための一般的な製造工程に多く使用する機械をいう。この規格では,これらの機械
のうち魚肉採取機,サイレントカッタ,ボールカッタ,成形機,バンドソー及び切断機についての詳細な
要求事項を規定する。また,この規格で扱わないその他の水産加工機械は,JIS B 9650-1及びJIS B 9650-2
に規定する要求事項に基づいてリスク低減を行う。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9650-1 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第1部 : 安全設計基準
JIS B 9650-2 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第2部 : 衛生設計基準
JIS B 9700 機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減
JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止−設計原則
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
JIS B 9710 機械類の安全性−ガードと共同するインタロック装置−設計及び選択のための原則
JIS B 9712 機械類の安全性−両手操作制御装置−機能的側面及び設計原則
JIS B 9713-3 機械類の安全性−機械類への常設接近手段−第3部 : 階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JIS B 9716 機械類の安全性−ガード−固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事

JIS B 9718 機械類の安全性−危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)

――――― [JIS B 9654 pdf 3] ―――――

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B 9654 : 2017

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9650-1,JIS B 9650-2及びJIS B 9700によるほか,次によ
る。
3.1
魚肉採取機
魚の頭部及び内臓を除去したドレス状魚体から骨,皮,うろこ(鱗)などを分離して,魚肉を採取する
機械。
3.2
成形機
魚肉すり(摺)身を一定量ずつ型込み又は押し出して,球状,丸棒状,角棒状,平丸状,平角状などに
成形する機械。
3.3
バンドソー
帯のこ(鋸)刃を用いて,冷凍された魚体などを切断する機械。
3.4
サイレントカッタ
魚肉を,細断,混合及びかくはんして,魚肉すり身を作るためのナイフと受け皿とをもつ機械。
3.5
ボールカッタ
魚肉を,細断,混合及びかくはんして,魚肉すり身を作るためのナイフとボール形の密閉容器とをもつ
機械。
3.6
切断機
冷凍された魚肉すり身ブロックを一定の寸法又は任意の寸法に切断する機械。

4 機種別の危険源並びに安全及び衛生要求事項

4.1 魚肉採取機

4.1.1  魚肉採取機の危険源
4.1.1.1 機械的危険源
機械的危険源は,次による(図1参照)。
a) 採肉用ゴムベルトと網ロールとの隙間 加工作業時又は調整作業時において,予期しない起動によっ
て,採肉用ゴムベルトと網ロールとの隙間に作業者が指を巻き込む危険がある。
b) 採肉用ゴムベルトとローラとの隙間 加工作業時又は保守・点検・調整作業時において,予期しない
起動によって,採肉用ゴムベルトとローラとの隙間に作業者が指を巻き込む危険がある。
c) 網ロールの穴とスクレーパとの隙間 加工作業時又は保守・点検・調整作業時において,予期しない
起動によって,網ロールの穴とスクレーパとの隙間に作業者の指が挟まれ,切傷を負う危険がある。
d) 分解可能な重量物 保守・清掃作業時において,ローラ,ホッパなどの分解可能な重量物の落下によ
って,作業者が下肢に打撲を負う危険がある。
4.1.1.2 電気的危険源
電気的危険源は,次による。

――――― [JIS B 9654 pdf 4] ―――――

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B 9654 : 2017
a) 充電部 作業者が充電部に接触し感電する危険がある。
b) 露出導電部 不適切な感電保護によって,短絡などの故障が生じた際,作業者が露出導電部に接触し,
感電する危険がある。
c) 保護等級 不適切な保護等級によって,漏電による作業者の感電又は火災が生じる危険がある。
4.1.1.3 安定性欠如による危険源
機械稼働時の振動又は地震による機械の移動及び転倒によって,作業者の身体に機械が衝突する危険が
ある。

――――― [JIS B 9654 pdf 5] ―――――

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