JIS C 1010-2-32:2021 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-32部:電気的試験及び測定のための手持形及び手で操作する電流センサに対する個別要求事項 | ページ 10

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BB.3 主電源
活電状態の主電源の測定に測定回路を用いる場合は,アーク爆風のリスクがある。測定カテゴリ(附属
書AA参照)は,アークせん光に与える有効エネルギー量を規定している。アークせん光が起こり得る場
合には,取扱説明書では,アークせん光からの衝撃及びやけどに関するハザードを軽減するために付加的
予防策を指定する必要がある。
BB.4 電気通信網
電気通信網に継続的に存在する電圧及び電流は,危険な活電状態とみなされるレベル未満である。しか
し,リング電圧(受話器が着呼の合図を示すために電気通信線に重畳する電圧)は,通常は交流90 V近辺
であり,危険な活電状態とみなされる。着呼中に,技術者が危険な導体に接触する場合には,その技術者
は感電するおそれがある。
EN 41003は,電気通信網に接続する機器に対する安全要求事項を規定している。それは,電気通信導体
への接触による感電の可能性を取り扱っており,コネクタによる接近制限によって,リスクは無視できる
レベルまで軽減すると結論付けている。しかし,試験又は測定の過程で導体が完全に接触可能になってい
る場合には,感電の可能性がある。
電気通信網の試験及び測定のために用いられる機器の製造業者は,リング電圧のハザードを知り,ハザ
ードを軽減する適切な方法(可能な場合は,その導体への接近制限による。他の場合は,操作者に対する
適切な指示及び警告による。)を採ることが望ましい。危険な活電電圧で用いられる電圧プローブに対しバ
リアを規定するJIS C 1010-31も参照する。
BB.5 誘導性回路における電流測定
電流測定デバイスを誘導性回路に直列に挿入する場合は,回路が突然,開回路になったとき(例えば,
プローブが離れ落ちる又はヒューズが溶断する。),ハザードになるおそれがある。そのような突然の出来
事は,回路の意図しない開放で,その部分間に誘導性電圧スパイクを生じさせる。このスパイクは,回路
の動作電圧の大きさの何倍にもなり,かつ,絶縁破壊又は操作者に感電をもたらす可能性がある。
製造業者は,電流測定デバイスを誘導性回路に直列に用いない,又は直列に用いることが必要な場合に
は,電圧スパイクによる感電のハザードを緩和するために予防策を採ることを確実にするための指示を操
作者に提供することが望ましい。
BB.6 電池で駆動する回路
電池は,電池又は電池に関連する回路の試験者への電気的ハザード,爆発のハザード又は火災のハザー
ドになり得る。予備電源用又はモータを動作させるために用いる電池が,その例である。
感電のハザード,電池の端子間の短絡による爆発のハザード又は充電サイクル中に電池から放出したガ
スへのアーク着火による爆発のハザードが生じるおそれがある。

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BB.7 高い周波数での測定
測定機器には,被測定回路への接続が誘導性結合によるものがある。この場合の測定回路の動作は,被
測定信号の周波数に依存する。設計よりも高い周波数を測定するために測定デバイスを用いる場合は,流
れる電流は,測定デバイスの幾つかの導電性部分の非常な発熱を引き起こし得る。
製造業者は,そのようなデバイスの使用に対する適切な指示を提供することが望ましい。

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附属書CC
(参考)
4 mm“バナナ”端子
CC.1 一般
コネクタ及び端子がかん合しているように見えても導電性部分が接触していない場合は,電流センサに
表示される値を操作者が信じてしまいハザードが生じ得る。
この附属書では,JIS C 1010-31:2019の附属書Eに適合するプローブアセンブリを接続することができ
る4 mm端子の安全目的のための推奨寸法を図CC.1に示す。この4 mm端子は,“バナナコネクタ”と呼
ばれることが多い。
CC.2 寸法
図CC.1の寸法は,1 000 Vまでの測定カテゴリ定格をもつ端子に対する要求事項を満たしている。
この寸法は,コネクタ及び端子が完全にかん合した状態,かん合していない状態及び部分的にかん合し
た状態において,6.6.101の空間距離を満たし,かつ,かん合したコネクタと端子の導電性部分とが接触し
ていることを確実にする。
注記 この附属書では,挿抜力及び接触抵抗値は,考慮していない。

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記号説明
A=3.90 mm±0.05 mm(圧縮時) M=4.00 mm+0.05 mm
B≧6.6 mm G≦6.4 mm
C≦7.9 mm K≧8.1 mm
2.6 mm≦E≦6 mm 4 mm≦H≦6 mm
F≦12 mm L≧20 mm
1は,おす端子である。
2は,めす端子である。
Xは,最良の接触が得られる位置である。
E及びHの最小値は,プラスチック部分の寸法による。空間距離は2.6 mm以上でなければならない。
図CC.1−4 mm端子の推奨寸法

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附属書DD
(参考)
回路のタイプに対応する絶縁に対するフローチャート
回路は二つ以上の分類に入ることがある。そのとき,図DD.1のフローチャートの二つ以上の分岐に従
い,その結果を比較することが必要である。例えば,ある測定回路は測定カテゴリIIIの定格であり,1 MHz
で信号を測定する定格でもある場合がある。この場合,測定回路は,K.3.3及びK.101の両方に従って評価
する。

――――― [JIS C 1010-2-32 pdf 50] ―――――

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JIS C 1010-2-32:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61010-2-032:2019(MOD)

JIS C 1010-2-32:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1010-2-32:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC0448:1997
表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC1509-1:2017
電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-75:2019
環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60664-3:2019
低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-2-1:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-3:2009
低圧開閉装置及び制御装置―第3部:開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユニット
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC9335-2-89:2005
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
JISC9335-2-89:2021
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISZ8736-1:1999
音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定