JIS C 1010-2-32:2021 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-32部:電気的試験及び測定のための手持形及び手で操作する電流センサに対する個別要求事項 | ページ 9

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C 1010-2-32 : 2021
表K.105−測定カテゴリを定格とする測定回路における固体絶縁の距離又は厚さの最小値
ライン対中性点間電圧 最小厚さa) 最小距離L a), b)
(U) (図K.2参照)
交流実効値又は直流
V mm mm
U≦300 0.4 0.4
300 600 注a) この値は,過電圧カテゴリによらない。
注b) この値は,基礎絶縁,補強絶縁及び強化絶縁に対して適用する。
プリント配線板の絶縁層の強化絶縁(図K.2のA参照)は,それぞれの層に,適切な電気的強度がなけ
ればならない。このとき,次のいずれかの方法を用いなければならない。
a) 絶縁の厚さは,表K.105の該当する値以上である。
適合性は,検査,及び分離部分の測定又は製造業者の仕様の検査のいずれかによって確認する。
b) 絶縁は,プリント配線板材料の二つ以上の分離層で構成し,各分離層の電気的強度に対する材料製造
業者による定格は,表K.102又は表K.103の基礎絶縁に対する該当する試験電圧以上である。
適合性は,製造業者の仕様の検査によって確認する。
c) 絶縁は,プリント配線板材料の二つ以上の分離層で構成し,組み合わせた分離層の電気的強度に対す
る材料製造業者による定格は,表K.102又は表K.103の強化絶縁に対する該当する試験電圧以上であ
る。
適合性は,製造業者の仕様の検査によって確認する。
K.101.4.4 薄膜絶縁
基礎絶縁,補強絶縁及び強化絶縁のために,同じ二つの層間にある導体は,K.101.2及びK.101.3の該当
する空間距離及び沿面距離以上で分離しなければならない(図K.3のL参照)。
適合性は,検査,及び分離部分の測定又は製造業者の仕様の検査のいずれかによって確認する。
薄膜絶縁の層からなる強化絶縁は,適切な電気的強度がなければならない。次のいずれかの方法を用い
なければならない。
a) 絶縁の厚さは,表K.105の該当する値以上である。
適合性は,検査,及び分離部分の測定又は製造業者の仕様の検査のいずれかによって確認する。
b) 絶縁は,薄膜材料の二つ以上の分離層で構成し,各分離層の電気的強度に対する材料製造業者による
定格は,表K.102又は表K.103の基礎絶縁に対する該当する試験電圧以上である。
適合性は,製造業者の仕様の検査によって確認する。
c) 絶縁は,薄膜材料の三つ以上の分離層で構成し,いずれか二つの組合せの分離層も,適切な電気的強
度を示すために試験してある。
適合性は,K.101.4.1.1の強化絶縁に対する該当する試験電圧を,三つの層のうちの二つに印加する
電圧試験によって確認する。
この試験の目的のために,材料を二層で構成する特別なサンプルを用いてもよい。

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附属書L
(参考)
定義した用語の索引

クランプマルチメータ(clamp multimeter) 3.1.102
ジョー(jaw) 3.2.101
ジョー端(jaw end) 3.2.102
絶縁していない導体(uninsulated conductor) 3.6.101
測定カテゴリ(measurement category) 3.5.101
手持/手持形(hand-held) 3.1.101

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附属書AA
(規定)
測定カテゴリ
AA.1 一般
この規格の目的のために,次の測定カテゴリを用いる。測定カテゴリは,JIS C 1010-1の附属書K及び
JIS C 60664-1に従う過電圧カテゴリ,又はIEC 60364-4-44:2007+AMD1:2015に従う定格インパルス電圧
(過電圧カテゴリ)の分類と同一ではない。
測定カテゴリは,主電源における測定場所に基づく。
注記 JIS C 60664-1及びIEC 60364-4-44:2007+AMD1:2015のカテゴリは,主電源内で用いられる構成
部材及び機器の絶縁協調を達成するために作成されている。
AA.2 測定カテゴリ
AA.2.1 測定カテゴリII
測定カテゴリIIは,低電圧主電源供給システムの使用点(コンセント及び類似の箇所)に直接接続する
試験回路又は測定回路に適用する(表AA.1及び図AA.1参照)。
例 家電製品,携帯器具及び類似の機器の主電源回路の測定,並びに固定設備に設けられたコンセント
の使用者が触れる側だけでの測定。
AA.2.2 測定カテゴリIII
測定カテゴリIIIは,建造物の低電圧主電源供給システムの配電部分に接続する試験回路又は測定回路
に適用する(表AA.1及び図AA.1参照)。
大きな短絡電流から生じるハザードに起因するリスクを回避するために,追加の絶縁及び他の装備を必
要とする。
固定設備の一部である機器に対し,その設備のヒューズ又は回路遮断器は,短絡電流に対して適切な保
護を提供するとみなす。
例 固定設備での配電盤(二次側メータを含む。),光発電パネル,回路遮断器,配線,付帯するケーブ
ル,バスバー,接続ボックス,スイッチ及びコンセントでの測定,並びに固定設備に永続接続する
産業用機器及び据付けのモータのような他の機器での測定。
AA.2.3 測定カテゴリIV
測定カテゴリIVは,建造物の低電圧主電源供給システムの供給源に接続する試験回路又は測定回路に
適用する(表AA.1及び図AA.1参照)。
この回路は,潜在的な短絡電流が大きいため,測定を行うときに起こり得るいかなる偶発的な短絡も,
近くにいる人に極めて危険である,高エネルギーレベルのアークせん光を発生し得る。あらゆる短絡の危
険を回避するために,細心の予防措置を講じなければならない。

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例 建造物設備内の主電源ヒューズ又は回路遮断器の前に設置されたデバイスにおける測定。
AA.2.4 測定カテゴリ定格のない測定回路
多くの試験回路又は測定回路は,主電源に直接接続するようになっていない。測定回路には非常に低い
エネルギーへの使用を意図したものもあるが,それら以外の測定回路は,大きい短絡電流又は高い開放電
圧のために,非常に大きな有効エネルギーを受けるおそれがある。測定回路に対し規定された標準的な過
渡レベルはない。絶縁要求事項及び短絡電流要求事項を決めるために,測定回路における動作電圧,ルー
プインピーダンス,一時的過電圧及び過渡過電圧の分析が必要となる。
例 熱電対測定回路,高周波測定回路,自動車テスタ,装置を主電源に接続する前に主電源供給システ
ムの特性を測定するために用いるテスタ類。
記号説明
O : 測定カテゴリのない測定回路
CAT II : 測定カテゴリII
CAT III : 測定カテゴリIII
CAT IV : 測定カテゴリIV
図AA.1−測定回路の場所を特定するための例
表AA.1−測定カテゴリの特性
測定カテゴリ 短絡電流a)(代表値) 建造物設備の場所
kA
主電源供給システムの主電源コンセント及び類似の
II <10
箇所に接続する回路
III <50 建造物の主電源供給システムの配電部分
IV 50< 建造物の主電源供給システムの供給源
注a) ループインピーダンス(設置インピーダンス)の値は,試験リードの抵抗及び測定機器内部のイ
ンピーダンスを考慮しない。短絡電流は,設備の特性によって変化する。

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附属書BB
(参考)
特定の環境下で実施する測定に起因するハザード
BB.1 一般
この附属書は,特定の環境下で電気的な量を測定することを意図する機器に対して考慮することが望ま
しいハザードについて,機器の製造業者にガイドを提供するものである。この附属書のハザードが,全て
を網羅したものであるとみなしてはならない。他のハザードは,特定の環境及び他の環境で間違いなく存
在する。
BB.2 ハザード
BB.2.1 一般
試験回路又は測定回路は,試験又は測定中に接続する回路から動作電圧及び過渡ストレスを受ける。主
電源の測定に測定回路を用いる場合は,測定を行う設備内の場所によって,過渡ストレスを推定すること
が可能である。
BB.2.2 感電
主電源回路は,感電のハザードになる。電圧及び電流は,許容レベル(6.3参照)を超え,かつ,測定を
行うために,回路への接近が通常,必要になる。製造業者は,操作者に感電のハザードを知らせる適切な
情報を提供し,この規格及び他の関連規格(例えば,電圧プローブアセンブリに対するJIS C 1010-31)の
設計要求事項を満たすことを保証することが望ましい。
BB.2.3 アーク爆風
アークせん光は,プローブチップ又は低インピーダンス測定回路のような導体が一時的に二つの高エネ
ルギー導体を橋絡し,次に離すか又は取り去るときに起こる。これが,空気をイオン化するアークになり
得る。イオン化した空気は,導電性であり,導体の近傍で継続して電流が流れる。
アークせん光は,操作者及び近くにいる他の人々に主たるリスクとなる,かなりの量の非常に熱い空気,
及び溶融した金属小片又は気化した金属小片を(活性化している導体から)放出する可能性がある。
十分な有効エネルギーがある場合には,空気のイオン化は広がり続け,空気中を流れる電流は増え続け
る。その結果は爆発に似ており(アーク爆風),操作者又は近くにいる人を重傷又は死に至らしめるおそれ
がある。アークせん光を引き起こすおそれのある電圧及びエネルギーレベルについては,附属書AAの測
定カテゴリの記載を参照する。
BB.2.4 やけど
二つの高エネルギーの導体を接続するどのような導電性物品(例えば,装飾金属のような)も,その導
電性の物品を介して流れる電流で熱くなるおそれがある。これは,導電性の物品付近の皮膚にやけどを生
じる可能性がある。

――――― [JIS C 1010-2-32 pdf 45] ―――――

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JIS C 1010-2-32:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61010-2-032:2019(MOD)

JIS C 1010-2-32:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1010-2-32:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC0448:1997
表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC1509-1:2017
電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-75:2019
環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60664-3:2019
低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-2-1:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-3:2009
低圧開閉装置及び制御装置―第3部:開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユニット
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC9335-2-89:2005
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
JISC9335-2-89:2021
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISZ8736-1:1999
音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定