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その条件は,附属書1の9.11.2.4 c)による。
6 表示及び他の製品情報
漏電遮断器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
a) 製造業者名又は商標
b) 製品区分
1) 形式,カタログ番号又は製造番号
2) 規格番号
3) 漏電遮断器の種別 : 附属書1又は附属書2のいずれかに規定する漏電遮断器であると明確に分かる
表示とする。
例 附属書1による場合,“附属書1”,“Annex1”,“Ann1”など
例 附属書2による場合,“附属書2”,“Annex2”,“Ann2”など
c) 定格電圧
d) 定格周波数(50 Hz専用品,60 Hz専用品などのように一つの周波数に対してだけ対応しているもの)
(5.3.7参照)
e) 定格電流
f) 定格感度電流
g) 感度電流可調整形の場合の感度電流の設定値
h) 定格投入及び遮断容量
i) 欠番
j) 防じん(塵)及び防水の保護等級(IP20と異なる場合だけ)
k) 必要な場合,取り付け方向
l) 定格漏電投入及び遮断容量(定格投入及び遮断容量と異なる場合)
m) 形の場合の記号 S(四角の中にS文字)
n) 電源電圧依存形漏電遮断器の場合は,その表示(検討中)
o) テスト装置の操作手段を“テストボタン”の語句又は記号“T”などで示す。
p) 配線図
q) 直流成分を含む漏電電流が存在する場合の動作特性(附属書2による漏電遮断器は表示しなくてもよ
い。)
1) C形漏電遮断器の記号 (IEC 60417-5032-2002-10)
2) 形漏電遮断器の記号
r) 定格インパルス耐電圧(Uimp)の値。(定格インパルス耐電圧を宣言する漏電遮断器に適用)
s) 動作時間
t) 慣性不動作時間(定限時時延形の場合)
表示は,漏電遮断器本体上に直接又は漏電遮断器に付随した銘板に行い,漏電遮断器を取り付けたとき
読みやすい場所に配置する。
この規格の漏電遮断器が断路機能をもつ場合は,記号 を製品に表示する。
注記1 対応国際規格の我が国以外の注記1は,この規格では適用しない。
配線図の中に記号を追加する場合は,この表示を含ませてもよい。また,他の機能の記号と組み合わせ
てもよい(例えば,過電流保護又はIEC 60417の他の記号)。この記号を漏電遮断器自身に表示する場合
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(例えば,配線図内にない場合など),他の機能の記号と組み合わせてはならない。
JIS C 0920による保護等級がIP20より高い保護等級を表示する場合は,漏電遮断器の取付方法にかかわ
らずその等級に適合しなければならない。このより高い保護等級の表示が特別の取付方法及び/又は附属
品(例えば,端子カバー,エンクロージャなど)を必要とする場合,製造業者の取扱説明書に記載しなけ
ればならない。
小形の機器で,表示すべき前述の全ての情報を表示するスペースが十分にない場合,少なくともe),f),
m),o)及びq)(A形だけ)の情報は,漏電遮断器を取り付けたときに読みやすい場所に表示する。a),b),
c),k),l),p)及びr)の情報は,漏電遮断器の側面又は裏面であって,漏電遮断器を取り付ける前に読みや
すい場所に表示してもよい。p)の情報は,電源配線を接続する際に取り外すカバーの裏面に表示してもよ
い。残りの表示ができない情報は,製造業者が提供する資料に記載する。
製造業者は,漏電遮断器が耐え得るジュール積分値I2t及びピーク電流値Ipを提供しなければならない。
これらを提供できない場合,最小値として表18の値を適用する。
製造業者は,漏電遮断器のカタログ又は添付する取扱説明書に,一つ以上の推奨する適切な短絡保護装
置を記載する(附属書2による漏電遮断器は除く。)。
4.1.2.1に従って区分する漏電遮断器で,電源電圧喪失時に時延開路する漏電遮断器に対して,製造業者
は,時延の範囲を記載する。
漏電遮断器(押しボタン操作方式の漏電遮断器を除く。)には,開路位置を表す記号“○”(丸)(IEC 60417
の記号5008),“OFF”又は“切”,及び閉路位置を表す記号“|(短い直線)”(IEC 60417の記号5007),
“ON”又は“入”を表示する。これらの表示は,漏電遮断器を取り付けたとき,容易に見えなければなら
ない。
この表示については,併記してもよい。
二つの押しボタンによって,開閉操作をする漏電遮断器において,開路操作専用に設計されている押し
ボタンには,赤及び/又は“○”(丸)(IEC 60417の記号5008)を表示する。この表示の代わりに“OFF”
又は“切”を用いてもよい。
この表示については,併記してもよい。
赤は,漏電遮断器の他の押しボタンに用いてはならない。
押しボタンが接点を閉路するために使用され,かつ,そのことが明確に識別できる場合には,その押し
込まれた位置は,閉路位置を表示しているとみなす。
単一の押しボタンが接点を閉路及び開路することに使用され,かつ,そのことが識別できる場合には,
押し込まれた位置を維持している押しボタンは,閉路位置を表示しているとみなす。押しボタンが押し込
まれた位置に維持されない場合には,接点の開閉状態を表示する追加手段を設けなければならない。
電源側端子と負荷側端子とを区別することが必要な場合には,相当する端子の近傍に,電源側は漏電遮
断器に向かう矢印,“Line”又は“電源側”を表示する。負荷側には漏電遮断器から離れる矢印,“Load”
又は“負荷側”を明瞭に表示する。矢印と文字とによる表示を併記する場合には,誤接続のおそれがない
ように表示する。
中性線用の端子は,文字“N”を表示する。ただし,差込接続式のものは“W”でもよい。
適用する場合,保護導体用の端子は, : IEC 60417の記号5019-2006-08を表示する。
注記2 対応国際規格の旧図記号に関する注記2は,この規格では適用しない。
表示は,見やすい位置に容易に消えない方法で,かつ,容易に判読できなければならない。また,ねじ,
座金などの取り外せる部品に表示してはならない。
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適否は,目視検査及び9.3の試験によって判定する。
ユニバーサル端子(硬銅単線,硬銅より線,及び可とう線用)には,表示しない。
非ユニバーサル端子は,次による。
u) 硬銅単線専用を宣言した端子は,“s”,又は“sol”若しくは“単線”を表示する。
v) 硬銅(単線及びより線)専用を宣言した端子は,“r”を表示する。
表示は,漏電遮断器に記載する。ただし,表示するための面積が十分にない場合には,個装箱又は技術
情報に記載してもよい。
7 標準使用条件及び取付条件
7.1 標準使用条件
漏電遮断器の標準使用条件は,表4による。
表4−標準使用条件
影響を及ぼす項目 標準適用範囲 指定値 試験許容範囲f)
周囲温度a) ) −5 ℃+40 ℃ b) 20 ℃ ±5 ℃
標高 2 000 m以下 − −
相対湿度(40 ℃) 85 %以下c) − −
d)
外部磁界 どの方向に対しても,地球磁界の5倍以下 地球磁界
取付姿勢 製造業者が指定する姿勢のどの方向に対製造業者が指定 どの方向に対し
しても,許容範囲±2゜e) する姿勢 ても2゜
周波数 指定値の±5 % f) 定格値 ±2 %
正弦波のひずみ率 5 %以下 0% 5%
注記 地球磁界は,約46 000 nT(気象庁地磁気観測所Webから引用)であって,その5倍以下の外部磁
界としている。この5倍に関しては,通常の環境を満足する値であると考えてよい。
注a) 24時間の平均温度は,35 ℃を超えてはならない。
b) 厳しい気象条件の場合,範囲外の値は製造業者と使用者との合意によって許容する。
c) 高い相対湿度は,より低い温度において認める(例えば,20 ℃で90 %)。
d) 漏電遮断器を強い磁界の近傍に設置する場合は,追加の要求条件が必要になる。
e) 漏電遮断器は,その機能を損なうような変形がないように取り付けられなければならない。
f) 許容範囲は,関連試験において他に規定がなければ適用する。
g) −20 ℃及び+60 ℃の極端な温度範囲が保管及び輸送の際に想定されるため,漏電遮断器の設計時
に考慮しなければならない。
7.2 取付条件
漏電遮断器は,製造業者の指定に従って取り付ける。
7.3 汚損度
漏電遮断器は,汚損度2の環境を適用する。すなわち,通常導電性のない汚損だけが発生する状態であ
って,偶発的な結露によって一時的な導電性の汚損が発生する状態である。
8 構造及び動作に対する要求事項
構造及び動作に対する要求事項は,附属書1又は附属書2による。
9 試験
試験は,附属書1又は附属書2による。
――――― [JIS C 8221 pdf 28] ―――――
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図1−ねじ山転造タッピンねじ(3.6.10)
図2−ねじ山切削タッピンねじ(3.6.11)
――――― [JIS C 8221 pdf 29] ―――――
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単位 mm
1
.
5±05
2
6
4
180
3
12 7
80
60
A A
0
)
3
0
14°
)
B B
2
37°
0
(
(1
5 8
75
断面 A-A 50
断面 B-B
2 ,
0±02
記号の説明
1 ハンドル 3 停止面 5 R2±0.05円筒状 7 全てのエッジ面取り
2 ガード 4 関節 6 絶縁材料 8 R4±0.05球状
材料は,金属とする。ただし,規定がある場合は除く。
明示した以外の寸法許容差は,次による。
010
− 角度 : −
− 直線寸法
・ 25 mm以下の場合 : 00.05
−
・ 25 mmを超える場合 : ±0.2
+の角度で同じ平面及び同じ方向に曲げることができなければならない。
両方の関節部は,90°100
図3−標準試験指組立(9.6)
――――― [JIS C 8221 pdf 30] ―――――
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JIS C 8221:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61008-1:2010(MOD)
- IEC 61008-1:2010/AMENDMENT 1:2012(MOD)
- IEC 61008-1:2010/AMENDMENT 2:2013(MOD)
JIS C 8221:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.50 : ヒューズ及びその他過電流保護装備
JIS C 8221:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISC2134:2007
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2134:2021
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3662-3:2003
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
- JISC3664:2007
- 絶縁ケーブルの導体
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-3-4:2004
- 環境試験方法―電気・電子―第3-4部:高温高湿試験の指針
- JISC60364-5-53:2006
- 建築電気設備―第5-53部:電気機器の選定及び施工―断路,開閉及び制御
- JISC60664-3:2019
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
- JISC60664-5:2009
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第5部:2mm以下の空間距離及び沿面距離を決定するための包括的方法
- JISC60695-2-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第2-10部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
- JISC60695-2-12:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8201-2-1:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8222:2004
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8222:2021
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8282-1:2019
- 家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント―第1部:一般要求事項
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISC8306:1996
- 配線器具の試験方法