この規格ページの目次
4
D 2604 : 2012
c) シリンダボデーのカップの滑り面には,有害なきず,鋳巣,ピンホール,さびなどがあってはならな
い。
d) ピストンの滑り面には,有害なきず,かえり,鋳巣,ピンホール,さびなどがあってはならない。
e) ブリーダのシート面には,有害なきず,かえりなどがあってはならない。
10 主要部品の名称及び材料
10.1 部品の名称
ホイールシリンダの主要部品の名称は,図1図4による。
10.2 材料
ホイールシリンダの主要部品の材料は,図1図4による。
11 耐浸水性試験方法
11.1 試験装置
試験装置は,次による。
a) 作動装置 作動装置は,図5に示すものを使用する。
b) ホイールシリンダ固定装置 ホイールシリンダ固定装置は,JIS D 2605の6.8.2 c)(作動耐久性試験装
置)の規定による。
c) 恒温槽 恒温槽は,ホイールシリンダをb)の固定装置に固定した状態で,表3の試験温度に保持でき
るものとする。
図5−耐浸水性試験装置(例)
11.2 試験条件
試験条件は,次による。
a) 熱劣化条件 熱劣化条件は,表3による。
表3−熱劣化条件
種類 熱劣化条件
温度 ℃ 時間 h
1種 100±5 70±2
2種 120±5
3種 150±5
――――― [JIS D 2604 pdf 6] ―――――
5
D 2604 : 2012
b) 耐浸水性試験条件 耐浸水性試験条件は,表4による。
表4−耐浸水性試験条件
種類 水中作動
水深 水温 行程数/時間 作動回数 ストローク
mm 回/h 回 mm
1種 300±30 常温 1 000±100 500 2
2種
3種
作動に用いる液は,JIS K 2233に適合する液とする。
11.3 試験手順
耐浸水性試験は,ブーツをシリンダに組み付け,次によって行う。
a) ホイールシリンダをホイールシリンダ固定装置に固定する。
b) ピストンを,片側4.8 mmストローク位置から2 mm戻った位置にセットする。
c) 表3に示す温度に保持された恒温槽に入れ,70 h±2 h連続加熱した後,室内に放置し室温まで戻す。
d) ホイールシリンダ固定装置を作動装置に取り付け,十分に空気抜きをした後,水を入れた水槽にその
固定装置を浸し,シリンダ中心軸を水面から300 mm±30 mmに位置するように固定する。
e) 4.8 mmストローク位置より2 mm戻った位置から4.8 mmストローク位置まで,表4に示す条件で作
動させる。
f) 水槽からホイールシリンダを取り出し,外部に付着した水分を確実に拭き取る。
g) ブーツを外し,ブーツ内の浸水状態を調べる。
――――― [JIS D 2604 pdf 7] ―――――
6
D 2604 : 2012
番号 主要部品の名称 材料
1 シリンダボデー JIS G 5501に規定するFC200若しくはFC250,又はJIS H 5202に規定するAC2A,
AC2B,AC4B若しくはAC4C
2 ピストン JIS H 5202に規定するAC2A若しくはAC2B,又はJIS G 4051若しくはJIS H 4040
に規定するもの
3 カップ(皿形) JIS D 2605に規定する1種,2種又は3種
4 ピストンスプリング JIS G 3521又はJIS G 3522に規定するもの
5 ブーツ JIS D 2608に規定する1種,2種又は3種
6 ブリーダ JIS G 3101に規定するSS400又はJIS G 4051に規定するもの
7 プッシュロッド JIS G 3101に規定するSS400又はJIS G 4051に規定するもの
8 スプリングシート JIS G 3141に規定するSPCC
注記1 図に示す構造は,一例を示す。
注記2 カップ及びブーツ以外の材料は,使用例を示す。
図1−ホイールシリンダ(例1)
――――― [JIS D 2604 pdf 8] ―――――
7
D 2604 : 2012
番号 主要部品の名称 材料
1 シリンダボデー JIS G 5501に規定するFC200若しくはFC250,又はJIS H 5202に規定するAC2A,
AC2B,AC4B若しくはAC4C
2 ピストン JIS G 4051又はJIS H 4040に規定するもの
3 カップ(リング形) JIS D 2605に規定する1種,2種又は3種
4 ピストンスプリング JIS G 3521又はJIS G 3522に規定するもの
5 ブーツ JIS D 2608に規定する1種,2種又は3種
6 ブリーダ JIS G 3101に規定するSS400又はJIS G 4051に規定するもの
注記1 図に示す構造は,一例を示す。
注記2 カップ及びブーツ以外の材料は,使用例を示す。
図2−ホイールシリンダ(例2)
――――― [JIS D 2604 pdf 9] ―――――
8
D 2604 : 2012
番号 主要部品の名称 材料
1 シリンダボデー JIS G 5501に規定するFC200若しくはFC250,又はJIS H 5202に規定するAC2A,
AC2B,AC4B若しくはAC4C
2 ピストン JIS G 4051又はJIS H 4040に規定するもの
3 カップ(リング形) JIS D 2605に規定する1種,2種又は3種
4 ブーツ JIS D 2608に規定する1種,2種又は3種
5 ブリーダ JIS G 3101に規定するSS400又はJIS G 4051に規定するもの
6 アジャストホイール JIS G 3101に規定するSS400又はJIS G 4051に規定するもの
7 アジャストスクリュ JIS G 4051に規定するもの
ー
8 ホイールロックスプ JIS G 4401又はJIS G 4801に規定するもの
リング
注記1 図に示す構造は,一例を示す。
注記2 カップ及びブーツ以外の材料は,使用例を示す。
図3−ホイールシリンダ(例3)
――――― [JIS D 2604 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS D 2604:2012の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 2604:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB2704-1:2018
- コイルばね―第1部:基本計算方法
- JISD0107:2011
- 自動車―ブレーキ用語―部品
- JISD2605:2005
- 自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
- JISD2608:2012
- 自動車部品―非鉱油系液圧ブレーキホイールシリンダのゴムブーツ
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3521:2018
- 硬鋼線
- JISG3522:2014
- ピアノ線
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4401:2009
- 炭素工具鋼鋼材
- JISG4801:2011
- ばね鋼鋼材
- JISG4801:2021
- ばね鋼鋼材
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISH4040:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISK2233:2017
- 自動車用非鉱油系ブレーキ液