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E 3007 : 2021
記号説明
Emax−Emin
Mdr : 変調度 Mdr=
Emax+Emin
図5−正弦波振幅変調波形
2) 方形波振幅変調波形については,図6によってマークスペース比(Msr)を算出する。
記号説明
Msr : マークスペース比(MとSとの比で表す。) Msr=S/M
図6−方形波振幅変調波形
3) 周波数偏移変調波形については,図7によって周波数偏移(f1,f2)を算出する。
記号説明
fc : 搬送(中心)周波数
fs : 周波数偏移
t1,t2 : 1ビットに対応する時間
図7−周波数偏移変調波形
4) 複合形変調波形については,1)3)の組合せによって確認することとし,図8(波形は一例)によっ
てマークスペース比(Msr)を算出する。
――――― [JIS E 3007 pdf 11] ―――――
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E 3007 : 2021
記号説明
fc : 搬送(中心)周波数
fs : 周波数偏移
t1,t2 : 1ビットに対応する時間
Msr : マークスペース比(MとSとの比で表す。) Msr=S/M
図8−複合形変調波形
d) 搬送波のひずみ率又はひずみ減衰量
e) 軌道回路の列車検知によって,送信を開始する方式の場合の列車検知から送信開始までの時間
6.2.3 受信部動作試験
受信部動作試験は,次の項目について行う。
a) 最小動作レベル1)の試験 最小動作レベルの試験は,“復旧”状態から受信部に与える信号入力を徐々
に増加させ,“動作”2)になるときの入力レベルを測定する。
注1) 最小動作レベルとは,受信部の出力が“動作”になるときの,最小の受信入力レベルをいう。
注2) “動作”とは,ある回路又は出力が動作状態(例えば,主リレーの動作接点が構成されるな
どの状態)にあることをいう。
b) 最大復旧レベル3)の試験 最大復旧レベルの試験は,“動作”状態から受信部に与える信号入力を徐々
に減少させ,“復旧”4)になるときの入力レベルを測定する。
注3) 最大復旧レベルとは,受信部の出力が“復旧”になるときの,最大の受信入力レベルをいう。
注4) “復旧”とは,ある回路又は出力が復旧状態(例えば,主リレーの動作接点が開放されるな
どの状態)にあることをいう。
c) 信号受信試験 信号受信試験は,受信部に所定の信号入力を与えて,そのときの出力の状態を確認す
る。
d) 選択特性試験 選択特性試験は,受信部に受信すべき信号入力を与えて,“動作”になる最小の受信入
力レベル及びその受信すべき信号に異なる信号の所定最大入力を与えたときの,選択部5)の出力レベ
ルを測定する。
注5) 選択部とは,受信すべき信号を弁別する部位をいう。
e) 復調機能試験 復調機能試験は,受信部に所定の信号入力を与えて,その出力の状態を確認する。
f) 復号機能試験 復号機能試験は,受信部に所定の符号データを与えて,その出力の状態を確認する。
g) 時間特性試験 時間特性試験は,信号入力を与えていない状態から所定の信号入力を即時与えた場合,
及び所定の信号入力を与えた状態から即時断とした場合に,受信部の出力が“動作”又は“復旧”に
なるまでの各々の時間を測定する。
――――― [JIS E 3007 pdf 12] ―――――
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E 3007 : 2021
6.2.4 車上受信装置出力インタフェース試験
車上受信装置出力インタフェース試験は,車上受信装置に所定の信号入力を与えて,情報出力の状態を
確認するもので,次による。
a) レベルインタフェース試験 信号の入出力を行い,その出力レベルを測定する。
b) 周波数インタフェース試験 出力周波数を測定する。
c) 直列データ伝送インタフェース試験 出力データを測定する。
6.3 受信レベル変動試験
受信レベル変動試験は,受信部に与える信号入力を所定範囲内でレベル変動させたときの,出力の状態
を測定する。
6.4 周波数特性試験
周波数特性試験は,受信部に所定の信号入力を与え,所定範囲内の搬送波又は変調波の周波数を変化さ
せたときの,出力の状態を確認する。
6.5 耐妨害試験
耐妨害試験は,信号入力のある場合と,信号入力のない場合とについて,それぞれ所定の周波数の妨害
入力を与えて,そのときの出力の状態を確認する。
6.6 温度サイクル試験
6.6.1 地上装置の温度サイクル試験
地上装置の温度サイクル試験は,JIS E 3020によって実施した後,6.2.2及び6.2.3について試験する。
なお,温度については所定の値で実施する。
6.6.2 車上受電器の温度サイクル試験
車上受電器の温度サイクル試験は,JIS E 5006の12.2.6(温湿度サイクル試験)によって実施した後,
6.1及び6.2.1について試験する。
6.6.3 車上受信装置の温度サイクル試験
車上受信装置の温度サイクル試験は,JIS E 5006の12.2.6によって試験する。ただし,湿度に関する試
験条件は結露なきこととし,結露状態での試験は行わない。
6.7 電源電圧変動試験
電源電圧変動試験は,電源電圧を定格電圧から上昇又は下降させ,6.2.2,6.2.3及び6.2.4による。
6.8 振動試験
振動試験は,実際の取付けに近い状態で動作させ,車上受電器及び車上受信装置はJIS E 4031,地上装
置はJIS E 3014による試験を行った後,6.1,6.2及び6.3による。
――――― [JIS E 3007 pdf 13] ―――――
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E 3007 : 2021
6.9 温度試験
6.9.1 車上受電器の温度試験
車上受電器の温度試験は,周囲温度を所定の高温及び低温で,それぞれ連続3時間以上放置した後,6.1
及び6.2.1による。
6.9.2 地上装置の温度試験
地上装置の温度試験は,次による。
a) 高温及び低温試験は,周囲温度を所定の高温及び低温で,それぞれ連続3時間以上放置した後,6.2.2,
6.3及び6.7による。
b) 温度上昇試験は,機器を定格での使用状態に近い状態とし,通電状態で温度上昇がなくなるまで放置
後,各部の温度を測定する。
6.9.3 車上受信装置の温度試験
a) 車上受信装置の温度試験は,JIS E 5006の12.2.4[低温起動(耐寒性)試験],及び12.2.5[高温(耐
熱性)試験]による。
b) 温度上昇試験は,機器を定格での使用状態に近い状態とし,通電状態で温度上昇がなくなるまで放置
後,各部の温度を測定する。
6.10 絶縁抵抗試験
絶縁抵抗試験は,表2による。
表2−絶縁抵抗試験
機器の種類 試験方法
地上装置 JIS E 3021で規定する電圧を外箱と各端子との間に印加す
る。
車上受電器 車上受電器を24時間水中に浸せきした後,浸せきした状態
でプラグの主コイル及び試験コイルに対応する端子と浸せ
きしている水との間及びシールドと端子との間を,500 Vの
直流絶縁抵抗計で測定する。
車上受信装置 JIS E 5004-1で規定する電圧を外箱と各端子との間に印加
する。
6.11 耐電圧試験
耐電圧試験は,表3による。
――――― [JIS E 3007 pdf 14] ―――――
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E 3007 : 2021
表3−耐電圧試験
機器の種類 試験方法
地上装置 JIS E 3021で規定する交流(50 Hz又は60 Hz)電圧を外箱
と各端子との間に1分間印加し異常の有無を確認する。
車上受電器 車上受電器を24時間水中に浸せきした後,浸せきした状態
でプラグの主コイル及び試験コイルに対応する端子と浸せ
きしている水との間及びシールドと端子との間に,それぞ
れ商用周波数の交流1 200 Vを1分間印加する。
車上受信装置 JIS E 5004-1で規定する交流(50 Hz又は60 Hz)電圧を外
箱と各端子との間に1分間印加し異常の有無を確認する。
6.12 フェールセーフ試験
フェールセーフ試験は,次による。
a) 地上装置及び車上受信装置は,所定の箇所に故障を発生させ,その機能を確認する。
b) 機器集中方式は,各機器の間を全て配線し,送信·受信端子間を所定の抵抗で結合した状態で動作さ
せて,相互誘導,異常発振などの有無を確認する。
6.13 インタフェース入出力試験
インタフェース入出力試験は,図1に示す試験対象装置内の各部の出力情報が,所定の入力に対して所
定の伝送方式で出力されることを次によって確認する。確認には模擬装置を使用してもよい。
a) 並列入出力 各部の出力信号の電圧,電流などを測定する。
b) 直列伝送 各部の伝送手順及び伝送データの内容を確認する。
c) 接点入出力 所定の手順で正しく認識されることを確認する。
6.14 装置間インタフェース試験
装置間インタフェース試験は,図1に示す各装置間のインタフェースを6.13によって確認する。
6.15 故障検知機能試験
故障検知機能試験は,模擬的に故障条件を与え,故障検知機能が動作することを確認する。
6.16 多重系回路動作試験
多重系回路動作試験は,装置が多重系構成[待機二重系6),並列二重系7),共通予備方式8)など]となっ
ている場合は,次によってその動作を確認する。
a) 多重系回路の論理に従い故障系の出力を開放し,正常系へ切り替わることを確認する。
b) 系切替を行った装置に接続される他装置が,正常動作を継続していることを確認する。
c) 故障によってシステムダウンとなった場合は,所定の出力となることを確認する。
注6) 待機二重系とは,主系と従系とをもつ二重系構成であって,正常時,主系が出力し,従系は
主系故障時に出力する構成のものをいう。
注7) 並列二重系とは,主系と従系との関係性がない二重系構成であって,各系とも出力を行う構
成のものをいう。
注8) 共通予備方式とは,複数個の主系に対して,共通なバックアップ機器をもつ構成のものをい
う。
――――― [JIS E 3007 pdf 15] ―――――
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JIS E 3007:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 3007:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISC61000-4-2:2012
- 電磁両立性―第4-2部:試験及び測定技術―静電気放電イミュニティ試験
- JISC61000-4-3:2012
- 電磁両立性―第4-3部:試験及び測定技術―放射無線周波電磁界イミュニティ試験
- JISC61000-4-4:2015
- 電磁両立性―第4-4部:試験及び測定技術―電気的ファストトランジェント/バーストイミュニティ試験
- JISC61000-4-5:2018
- 電磁両立性―第4-5部:試験及び測定技術―サージイミュニティ試験
- JISC61000-4-6:2017
- 電磁両立性―第4-6部:試験及び測定技術―無線周波電磁界によって誘導する伝導妨害に対するイミュニティ
- JISC61000-4-8:2016
- 電磁両立性―第4-8部:試験及び測定技術―電源周波数磁界イミュニティ試験
- JISE3013:2001
- 鉄道信号保安用語
- JISE3014:1999
- 鉄道信号保安部品―振動試験方法
- JISE3017:2007
- 鉄道信号保安部品―防水試験方法
- JISE3020:1981
- 鉄道信号保安部品の温度サイクル試験方法
- JISE3021:1999
- 鉄道信号保安部品の絶縁抵抗及び耐電圧試験方法
- JISE4031:2013
- 鉄道車両用品―振動及び衝撃試験方法
- JISE5004-1:2006
- 鉄道車両―電気品―第1部:一般使用条件及び一般規則
- JISE5006:2017
- 鉄道車両―電子機器
- JISE6005:1995
- 鉄道車両―自動列車制御装置及び自動列車停止装置の車上制御装置―試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態