JIS F 2624:2021 アルミニウム船―アルミニウム合金製手すり

JIS F 2624:2021 規格概要

この規格 F2624は、アルミニウム船の暴露部などで使用するアルミニウム合金製手すりについて規定。ただし,旅客の保護を目的としない。

JISF2624 規格全文情報

規格番号
JIS F2624 
規格名称
アルミニウム船―アルミニウム合金製手すり
規格名称英語訳
Ships and marine technology -- Aluminium ships -- Aluminium alloy guardrails
制定年月日
2021年10月25日
最新改正日
2021年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

47.020.10
主務大臣
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-10-25 制定
ページ
JIS F 2624:2021 PDF [23]
                                                                                   F 2624 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 構造,形状及び寸法・・・・[3]
  •  6 材料・・・・[19]
  •  7 検査・・・・[21]
  •  7.1 寸法検査・・・・[21]
  •  7.2 外観検査・・・・[21]
  •  8 製品の呼び方・・・・[21]
  •  9 表示・・・・[21]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 2624 pdf 1] ―――――

           F 2624 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本船舶技術研究協会
(JSTRA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本産業標準調査会
の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 2624 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
F 2624 : 2021

アルミニウム船−アルミニウム合金製手すり

Ships and marine technology-Aluminium ships-Aluminium alloy guardrails

序文

  この規格は,アルミニウム船のアルミニウム合金製手すりの種類,構造,形状及び寸法,材料を規定す
ることによって,アルミニウム合金製手すりの設計,工作,維持管理の利便性向上などを目的としている。
なお,対応国際規格は現時点では制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,アルミニウム船の暴露部などで使用するアルミニウム合金製手すり(以下,手すりという。)
について規定する。ただし,旅客の保護を目的としない。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1256 平座金
JIS B 1351 割りピン
JIS F 3905 船用トグルピン
JIS F 3906 船用鎖ひも
JIS F 3907 船用鎖ひもS形環
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4308 ステンレス鋼線材
JIS G 4309 ステンレス鋼線
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物

――――― [JIS F 2624 pdf 3] ―――――

           2
F 2624 : 2021

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
手すり
手すり柱,レール,頂部レール及びステーで構成され,人が甲板から海中に転落しないようにするため
の構造物(図1図7参照)
3.2
手すり柱
手すりの直立構造部材
3.3
レール
手すり柱間の水平部材
3.4
頂部レール
一連のレールのうち最上部のもの
3.5
ステー
手すり柱と甲板に取り付ける二次的構造支持材

4 種類

  手すりの種類は,種別及び形式によって,表1による。
表1−手すりの種類
種別 形式 概要 図番号
固定式 A35-1 図1,図2,図
甲板に固定された状態で取り付けられ,頂部レールがアルミニウム合金
A35-2 製の手すり。 3,図4及び
A35-3 図5
A30
WF1-135 甲板に固定された状態で取り付けられ,頂部レールが木製の手すり。
WF1-170
WF2-100
R 甲板に固定された状態で取り付けられ,頂部レールが樹脂製の手すり。
起倒式 中間用-1 図6
起倒可能な手すりで取付けの際に中間部に取り付けられる手すり。
中間用-2
中間用-3
端末用-1 起倒可能な手すりで取付けの際に端末部に取り付けられる手すり。
端末用-2
端末用-3

――――― [JIS F 2624 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
F 2624 : 2021
表1−手すりの種類(続き)
種別 形式 概要 図番号
取外し式 中間用-1W 取外し可能な手すりで壁面又は甲板の中間部に取り付けられる手すり。 図7
中間用-2D
端末用-1W 取外し可能な手すりで壁面又は甲板の端末部に取り付けられる手すり。
端末用-2D
注記1 形式のAはアルミニウム管頂部レール,WFは木製頂部レール,及びRは樹脂製頂部レールをそれぞれ
示す。
注記2 取外し式の記号Wは柱受が壁付け,Dは甲板付けの手すりをそれぞれ示す。

5 構造,形状及び寸法

a) 手すりの構造,形状及び寸法は,表2表4及び図1図7による。
表2−固定式手すりの主要部寸法
単位 mm
形式 手すり柱 頂部レール レール ステー 計算質量a)(kg)
(参考)
A35-1 b) φ35×t3 φ35×t3 φ35×t3 φ35×t3 4.5
A35-2 b) φ35×t3 φ35×t3 φ35×t3 φ30×t3 4.5
A35-3 b) φ35×t3 φ35×t3 φ30×t3 φ35×t3 4.2
A30 b) φ30×t3 φ30×t3 φ30×t3 φ30×t3 3.8
WF1-135 c) φ35×t3 135×50 φ30×t3 φ35×t3 2.9
(断面寸法B×H)d)
WF1-170 c) φ35×t3 170×50 φ30×t3 φ35×t3 2.9
(断面寸法B×H)d)
WF2 c) φ35×t3 100×50 φ30×t3 φ35×t3 2.9
(断面寸法B×H)d)
R e) φ35×t5 FB-8×75+FB-6×25 φ30×t3 − 6.8
(T型断面)f)
注a) 計算質量は頂部レ−ル及びレール長さ1 500 mmで手すり柱1本分を示す。ただし,ステー,樹脂製頂部レ
ール及び木製頂部レールは含まない。
注b) Aは,図1による。
注c) WF1及びWF2は,図2による。
注d) WF1及びWF2用の頂部レ−ルは,図3による。
注e) Rは,図4による。
注f) R用頂部レ−ルは,図5による。

――――― [JIS F 2624 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS F 2624:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 2624:2021の関連規格と引用規格一覧