JIS K 2233:2017 自動車用非鉱油系ブレーキ液 | ページ 4

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2) 金属試験片は,エタノールを浸したガーゼで付着物を取り除く。このときは,石けん水又は溶剤を
使用してもよいが,ワイヤブラシ又はスチールウールのような,荒い研磨性のものを使用してはな
らない。
3) 清浄な水,エタノールの順に浸した後,乾燥空気で乾燥して目視によって接触部以外の表面腐食の
有無を調べる。
4) この金属試験片をデシケーターに入れ,23±5 ℃で1時間以上保った後,それぞれの質量を0.1 mg
の桁まではかる。
単位 mm
図7−組立試験片の浸せき方法
e) 標準SBRカップの後処理は,次によって行う。
1) 標準SBRカップは,ピンセットを用いて付着している沈殿物を液中で除いた後,取り出してエタノ
ールで洗浄し,乾燥空気で乾燥し,ねばつき,膨れ及び崩壊の有無を調べる。
2) この標準SBRカップは,液から取り出した後,15分間以内にベース直径,硬さ及び体積をはかる。
f) 試験後の液の処理は,次によって行う。
1) 23±5 ℃でガラス瓶の中の液がゼリー状かどうか,また,結晶性物質がガラス瓶の壁及び金属試験
片の表面に付着していないかどうかを調べる。
2) 液をかき混ぜて沈殿物を均一にし,それぞれのガラス瓶から試料100 mLずつを試験管にとり,遠
心分離器を用いて,JIS K 2503の4.5(試験の手順)(3) によって沈殿量をはかる。
3) それぞれの液のpH値を,8.4によって測定する。
8.6.6 計算及び結果
計算及び結果は,次による。ただし,金属試験片について,二組の試験のうち一組が表2の規定に適合
しないときは,別の二組について一度だけ試験をやり直す。
a) 金属試験片の状態
1) 質量の変化量は,次の式によって算出し,二組の変化量の平均値を小数点以下2桁に丸める。
2
m m1
C
S
ここに, C : 質量の変化量(mg/cm2)

――――― [JIS K 2233 pdf 16] ―――――

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m1 : 試験前の金属試験片の質量(mg)
m2 : 試験後の金属試験片の質量(mg)
S : 試験前の金属試験片の全表面積(cm2)
2) 外観は,二組の各試験片について,接触部以外に,目視によって認めることができる程度の表面腐
食があってはならない。ただし,汚れ及び変色は差し支えない。
b) 標準SBRカップの状態
1) ベース直径の変化量は,次の式によって算出し,2個の変化量の平均値を小数点以下2桁に丸める。
D d2d1
ここに, D : ベース直径の変化量(mm)
d1 : 試験前のベース直径(mm)
d2 : 試験後のベース直径(mm)
2) 硬さの変化量は,次の式によって算出し,2個の変化量の平均値を整数に丸める。
H h2h1
ここに, H : 硬さの変化量(IRHD)
h1 : 試験前の硬さ(IRHD)
h2 : 試験後の硬さ(IRHD)
3) 体積の変化率は,次の式によって算出し,2個の変化率の平均値を小数点以下1桁に丸める。
(m3 m4 ) (m1 m2 )
V 100
(m1 m2 )
ここに, V : 体積の変化率(%)
m1 : 試験前の空気中の質量(mg)
m2 : 試験前の水中につるしてはかって得た値(mg)
m3 : 試験後の空気中の質量(mg)
m4 : 試験後の水中につるしてはかって得た値(mg)
4) 外観は,2個について,ねばつき,膨れ及び崩壊があってはならない。
c) 液の性状
1) 外観は,2個の液が23±5 ℃でゼリー状にならなく,また,結晶性物質の生成があってはならない。
2) 8.6.5 f) 2)の2個の測定結果の平均値を体積分率0.05 %刻みに丸めて沈殿量とする。
3) 8.6.5 f) 3)の2個の測定結果の平均値を小数点以下1桁に丸めてpH値とする。

8.7 耐寒性

8.7.1  装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 低温槽 −40±2 ℃及び−50±2 ℃に保つことができるもの。
b) 試料瓶 図8に規定するもの2本。
注記 同一要件のものとして,米国SAEのRM-59A(試料瓶)が入手可能である。

――――― [JIS K 2233 pdf 17] ―――――

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単位 mm
図8−試料瓶
c) ストップウオッチ 目盛が0.2秒以下で,誤差が15分間に±0.05 %であるもの。
8.7.2 試薬
試薬は,次による。
a) エタノール 8.4.2 b)による。
b) アセトン JIS K 8034に規定するもの。
8.7.3 操作
操作は,次によって行う。
a) 2個の試料瓶に試料100 mLずつをとり,清浄なコルク栓で栓をして,1個を−40±2 ℃に調節した低
温槽中に144±4時間保ち,別の1個を−50±2 ℃に調節した低温槽中に6時間±12分間保った後,
取り出す。
b) エタノール又はアセトンを浸したガーゼで試料瓶の表面を速やかに拭い,分離及び沈殿の有無を調べ
た後,試料瓶を速やかに倒立し,空気泡が液面に到達するまでの時間をストップウオッチで測定する。
8.7.4 結果
結果は,次による。
a) 外観 2個の試料瓶について,分離又は沈殿があってはならない。
b) 空気泡が液面に到達するまでの時間 2個の試料瓶について,空気泡が液面に到達するまでの時間を
それぞれ秒単位の整数に丸める。

8.8 水許容性

8.8.1  装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 低温槽 8.7.1 a)による。
b) 恒温槽 60±2 ℃に保つことができるもの。
c) 試験管 8.6.1 b)による。
d) 遠心分離器 8.6.1 c)による。

――――― [JIS K 2233 pdf 18] ―――――

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e) ストップウオッチ 8.7.1 c)による。
8.8.2 試薬
試薬は,次による。
a) 水 8.2.2 b)による。
b) エタノール 8.4.2 b)による。
c) アセトン 8.7.2 b)による。
8.8.3 操作
操作は,次によって行う。
a) 試料100 mLと水3.5 mLとを混合し,試験管に注ぎ,清浄なコルク栓で栓をする。
b) 試験管を−40±2 ℃に調節した低温槽中に22±2時間保った後取り出し,エタノール又はアセトンを
浸したガーゼを用いて試験管の表面を速やかに拭い,分離及び沈殿の有無を調べた後,試験管を速や
かに倒立して,空気泡が液面に到達するまでの時間をストップウオッチで測定する3)。
注3) 空気泡の上端が2 mL目盛線に達したときを液面に到達したものとする。
c) さらに,その試験管を60±2 ℃に調節した恒温槽中に22±2時間保った後取り出し,直ちに分離の有
無を調べ,次に,8.6.5 f) 2)によって沈殿量をはかる。
8.8.4 結果
結果は,次による。
a) 外観(−40 ℃) 分離又は沈殿があってはならない。
b) 空気泡が液面に到達するまでの時間 1個の測定結果を整数で表す。
c) 外観(60 ℃) 分離があってはならない。
d) 沈殿量 1個の測定結果を体積分率0.05 %刻みに丸めて沈殿量とする。

8.9 混合性

8.9.1  装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 低温槽 8.7.1 a)による。
b) 恒温槽 8.8.1 b)による。
c) 試験管 8.6.1 b)による。
d) 遠心分離器 8.6.1 c)による。
8.9.2 試薬
試薬は,次による。
a) 混合ブレーキ液 8.5.2による。
b) エタノール 8.4.2 b)による。
c) アセトン 8.7.2 b)による。
8.9.3 操作
操作は,次によって行う。
a) 試料50 mLと混合ブレーキ液50 mLとを混合し,試験管に注ぎ,清浄なコルク栓で栓をする。
b) 試験管を−40±2 ℃に調節した低温槽中に22±2時間保った後取り出し,エタノール又はアセトンを
浸したガーゼを用いて試験管の表面を速やかに拭い,分離及び沈殿の有無を調べる。
c) さらに,その試験管を60±2 ℃に調節した恒温槽中に22±2時間保った後取り出し,直ちに分離の有
無を調べ,次に,8.6.5 f) 2)によって沈殿量をはかる。

――――― [JIS K 2233 pdf 19] ―――――

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8.9.4 結果
結果は,次による。
a) 外観(−40 ℃) 分離又は沈殿があってはならない。
b) 外観(60 ℃) 分離があってはならない。
c) 沈殿量 1個の測定結果を体積分率0.05 %刻みに丸めて沈殿量とする。

8.10 抗酸化性

8.10.1 装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 恒温槽 70±2 ℃に保つことができるもの。
b) 試験管 図9に規定するもの2本。
単位 mm
図9−試験管
c) 三角フラスコ JIS R 3503の付図10-1に規定する100 mL。
d) デシケーター 8.6.1 g)による。
8.10.2 試薬
試薬は,次による。
a) 過酸化ベンゾイル 純度が90 %以上のもの又は純度75 %水ウエット品(粉末)のもの4)。茶色に変色
していないものを用いる。
注記 過酸化ベンゾイルの純度及び水分の測定には,次の方法がある。
a) 過酸化ベンゾイルの純度 内容量約200 mLの共栓付三角フラスコに試料約0.3 gを0.1
mgの桁まではかりとる。これにクロロホルム15 mLを加えて溶解した後,氷酢酸5 mL,
よう化カリウム水溶液(質量分率50 %)2 mL及びメタノール20 mLをこの順序で加え
密栓する。三角フラスコを軽く振り動かし内容物をよく混合した後,暗所で静置し約10
分間反応させる。0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液を用いてよう素の色が消えるまで滴

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JIS K 2233:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3871:2000(MOD)
  • ISO 4925:2005(MOD)

JIS K 2233:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2233:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7410:1997
石油類試験用ガラス製温度計
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB7505-1:2017
アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
JISB7515:1982
シリンダゲージ
JISD2604:2012
自動車部品―非鉱油系液圧ブレーキホイールシリンダ
JISD2605:2005
自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
JISD2609:2002
自動車―非鉱油系液圧ディスクブレーキのゴムシール
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3303:2017
ぶりき及びぶりき原板
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0068:2001
化学製品の水分測定方法
JISK2251:2003
原油及び石油製品―試料採取方法
JISK2254:2018
石油製品―蒸留性状の求め方
JISK2283:2000
原油及び石油製品―動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
JISK2503:1996
航空潤滑油試験方法
JISK6253-2:2012
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD~100 IRHD)
JISK6253-4:2012
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第4部:IRHDポケット硬さ
JISK6885:2005
シール用四ふっ化エチレン樹脂未焼成テープ(生テープ)
JISK7137-1:2001
プラスチック―ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材―第1部:要求及び分類
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR3646:1997
化学分析用ガラス器具の共通テーパーすり接手
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ8305:1962
活字の基準寸法
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態
JISZ8802:2011
pH測定方法