JIS K 6726:1994 ポリビニルアルコール試験方法

JIS K 6726:1994 規格概要

この規格 K6726は、けん化度約70(モル%)以上のポリビニルアルコールの試験方法について規定。

JISK6726 規格全文情報

規格番号
JIS K6726 
規格名称
ポリビニルアルコール試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for polyvinyl alcohol
制定年月日
1956年7月17日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
1956-07-17 制定日, 1959-07-06 確認日, 1962-07-01 確認日, 1965-06-01 改正日, 1968-07-01 確認日, 1971-10-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1994-06-01 改正日, 2003-05-20 確認日, 2007-11-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 6726:1994 PDF [17]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6726-1994

ポリビニルアルコール試験方法

Testing methods for polyvinyl alcohol

1. 適用範囲 この規格は,けん化度約70(モル%)以上のポリビニルアルコールの試験方法について規
定する。
備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
2. 試料採取方法
(1) 要旨 品質が均一とみなすことができる1ロットから次に規定する方法で試料を採取する。複数の容
器(紙袋,フレキシブルコンテナなど)からそれぞれ同量ずつの試料を採取し,適当な試料容器に移
してよく混合し,このうちの500g以上を供試試料とする。
(2) 器具及び装置 器具及び装置は,次のとおりとする。
(a) 試料採取器 ステンレス鋼製で,試料を必要量採取できるもの。その一例を図1及び図2に示す。
(b) 試料縮分器 試料を縮分できるもの。その一例を図3に示す。
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 容器の抜取個数 1ロットから複数の容器を抜き取る場合は,表1に示す個数をランダムに抜き取
る。
なお,試料の品質が安定していることが確認できる場合には,抜取個数を変更してもよい。
表1 容器の抜取個数
容器数 抜取個数 容器数 抜取個数
1 4 全数 76100 10
510 5 101125 11
1120 6 126150 12
2130 7 151200 13
3150 8 201250 14
5175 9 251以上 14+ 愀 1)
注(1) 次の式によって算出し,小数点以下は,
切り上げて整数とする。
250
50
ここに,n : 容器数
(b) 試料の採取方法 抜き取った各容器の口を開き,あらかじめ清浄・乾燥した試料採取器を用いてで
きるだけ多くの箇所から,それぞれ同量ずつの試料を採取しよく混和する。次に試料縮分器を用い
て所定の量(500g以上)まで縮分し,供試試料とする(2)。

――――― [JIS K 6726 pdf 1] ―――――

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K 6726-1994
注(2) 直ちに試験を行わない場合は密閉容器に入れて保存しておく。
図1 試料採取器 (A) の一例 図2 試料採取器 (B) の一例

――――― [JIS K 6726 pdf 2] ―――――

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K 6726-1994
図3 試料縮分器の一例
3. 試験方法
3.1 一般事項 試験について共通する一般事項は,JIS K 0050による。
3.2 試験結果の数値の表し方 試験結果は,JIS Z 8401によって丸める。
3.3 試験項目
(1) 揮発分
(2) けん化度
(3) 酢酸ナトリウム
(4) 平均重合度
(5) 灰分
(6) 純分
(7) 粒度
(8) 粘度
(9) 透明度
(10) H
3.4 揮発分

――――― [JIS K 6726 pdf 3] ―――――

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K 6726-1994
(1) 要旨 試料を105±2℃で加熱したときの減量を求める。
(2) 器具及び装置 器具及び装置は,次のとおりとする。
(a) はかり瓶 JIS R 3503に規定する平形はかり瓶60×30mm
(b) デシケーター JIS R 3503に規定するもので,乾燥剤は,JIS Z 0701に規定するシリカゲルA形1
種を用いる。
(c) 恒温乾燥器 105±2℃の温度を保持できるもの。
(d) 化学はかり又は電子はかり
備考 揮発分を測定する装置として,“水分計”や“電子水分計”として市販されているものを用いる
こともできる。この場合,105±2℃の乾燥器を使用する方法の結果と差が生じないように,同
一の試料について揮発分を測定して比較し,操作条件を設定する。
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) あらかじめ洗浄したはかり瓶を105±2℃の恒温乾燥器中で1時間以上乾燥した後,デシケーター中
で室温まで放冷し,その質量を1mgのけたまで正しく量る。
(b) 次に,試料約5gをはかり瓶に1mgのけたまで正しく量り採り,105±2℃で3時間乾燥する。
(c) 乾燥器からはかり瓶を取り出し,デシケーター中で室温まで放冷した後,はかり瓶の質量を1mgの
けたまで正しく量る。
(4) 計算 次の式によって,算出する。結果は小数点以下2けたまで求める。
W1 W2
R 100
W1 W3
ここに, R : 揮発分 (%)
W1 : 乾燥前の試料とはかり瓶の質量 (g)
W2 : 乾燥後の試料とはかり瓶の質量 (g)
W3 : はかり瓶の質量 (g)
3.5 けん化度
(1) 要旨 水酸化ナトリウムで試料中の残存酢酸基(モル%)を定量し,100から差し引いて,けん化度
(モル%)を求める。
(2) 器具及び装置 器具及び装置は,次のとおりとする。
(a) 共通すり合せ三角フラスコ JIS R 3503に規定する300ml
(b) ビュレット JIS R 3505に規定する50ml
(c) メスシリンダー JIS R 3505に規定する100ml
(d) 加熱かくはん溶解機 かき混ぜながら加熱できるもの。
(3) 試薬 試薬は,次のものを用いる。
(a) 0.1mol/l水酸化ナトリウム溶液 JIS K 8001の4.5(19.4)(0.1mol/l水酸化ナトリウム溶液)に規定す
るもの。
(b) 0.5mol/l水酸化ナトリウム溶液 JIS K 8001の4.5(19.2)(0.5mol/l水酸化ナトリウム溶液)に規定す
るもの。
(c) 0.1mol/l硫酸 JIS K 8001の4.5(26.3)(0.1mol/l [{0.2N}] 硫酸)に規定するもの。
(d) 0.5mol/l硫酸 JIS K 8001の4.5(26.1)(0.5mol/l [{1N}] 硫酸)に規定するもの。
(e) 0.1mol/l塩酸 JIS K 8001の4.5(5.5)(0.1mol/l塩酸)に規定するもの。

――――― [JIS K 6726 pdf 4] ―――――

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K 6726-1994
(f) 0.5mol/l塩酸 JIS K 8001の4.5(5.3)(0.5mol/l塩酸)に規定するもの。
(g) フェノールフタレイン溶液 (10g/l) JIS K 8001の4.4(指示薬)によって調製する。
(4) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 試料を推定けん化度に応じ,表2に規定する採取量に従い,共通すり合せ三角フラスコに1mgのけ
たまで正しく量り採る。
(b) 水(3)100mlとフェノールフタレイン溶液3滴を加え(4),加熱かくはん溶解機で加熱かくはんしなが
ら90℃以上で試料を完全に溶解させる。
(c) 室温まで放冷後,表2に従い,0.1mol/l又は0.5mol/l水酸化ナトリウム溶液25.00mlをビュレットに
て加え,栓をしてよく振り混ぜた後,室温で2時間以上保持する。
(d) 共通すり合せ三角フラスコに,水酸化ナトリウム溶液と同一濃度の硫酸又は塩酸25.00mlをビュレ
ットにて加え,栓をしてよく振り混ぜる。
(e) これを表2に従い,0.1mol/l又は0.5mol/l水酸化ナトリウム溶液で微紅色になるまで滴定する。
(f) 空試験として,試料を加えないで(b)(e)の操作を行う。
注(3) けん化度が低い試料のときは白濁することがある。この場合は,ゆっくりとかくはんしながら
徐冷するとよい。
又は水とJIS K 8891に規定するメタノールを3 : 1(体積比)に混合した液を用いることもで
きる。
(4) フェノールフタレインによって赤色に発色したときは,別途同一試料について,0.1mol/l又は
0.5mol/l硫酸若しくは塩酸によって微紅色が消えるまで滴定し,その使用量によってけん化度を
補正する。
また,微紅色を示さない場合,0.1mol/l又は0.5mol/l水酸化ナトリウム溶液を用いて微紅色を
示すまで滴定し,その使用量によって必要に応じけん化度を補正する。
表2 推定けん化度と試料採取量及び使用規定液
推定けん化度 試料採取量 使用規定液
濃度 使用量
モル% g mol/l ml
97以上 3 0.1 25.00
90以上 97未満 3 0.5 25.00
80以上 90未満 2 0.5 25.00
70以上 80未満 1 0.5 25.00
備考 簡便法として,操作(a)(c)終了後,0.1mol/l又は0.5mol/l硫酸若しくは塩酸で直接滴定する方
法を用いることもできる(5)。
(5) 計算 次の式によって,算出する。値は小数点以下2けたまで求める。
(a b) f D .0060 05
X1 100
P
S
100
44.05 X1
X2
60.05 .042 X1
H 100X2
ここに, X1 : 残存酢酸基に相当する酢酸量 (%)
X2 : 残存酢酸基(モル%)

――――― [JIS K 6726 pdf 5] ―――――

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