JIS Z 1535:2014 鉄鋼用防せい(錆)紙

JIS Z 1535:2014 規格概要

この規格 Z1535は、鉄鋼のさびの発生防止に用いる鉄鋼用防せい(錆)紙について規定。

JISZ1535 規格全文情報

規格番号
JIS Z1535 
規格名称
鉄鋼用防せい(錆)紙
規格名称英語訳
Corrosion inhibitor treated papers for iron and steel
制定年月日
1973年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021, 包装 2020
改訂:履歴
1973-03-01 制定日, 1976-03-01 改正日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1986-11-01 改正日, 1992-03-01 確認日, 1994-08-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2014-11-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 1535:2014 PDF [19]
                                                                                   Z 1535 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[3]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  5.1 外観・・・・[3]
  •  5.2 性能・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[4]
  •  6.1 一般事項・・・・[4]
  •  6.2 気化性防せい性能の試験方法・・・・[4]
  •  6.3 接触防せい性能の試験方法・・・・[11]
  •  6.4 バリア性の試験方法・・・・[13]
  •  6.5 ポリエチレンフィルムとの共存性の試験方法・・・・[14]
  •  7 包装・・・・[17]
  •  8 検査・・・・[17]
  •  9 製品の呼び方・・・・[17]
  •  10 表示・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1535 pdf 1] ―――――

Z 1535 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
防錆技術協会(JACC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)
である。
これによって,JIS Z 1535:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1535 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1535 : 2014

鉄鋼用防せい(錆)紙

Corrosion inhibitor treated papers for iron and steel

序文

  この規格は,1973年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1994年に
行われたが,その後の製品技術の進展に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,鉄鋼のさびの発生防止に用いる鉄鋼用防せい(錆)紙(以下,防せい紙という。)について
規定する。
なお,鉄鋼の表面にめっきなどの保護層がある場合,防せい紙を適用するときのさびの発生防止につい
ての効力は,環境に露出している下地の鉄鋼に対してだけに発揮するものとし,表面の保護層の腐食防止
は,防せいの対象としない。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において,安全及び健康に対する適切な措置をとらなければ
ならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3108 みがき棒鋼用一般鋼材
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 7127 プラスチック−引張特性の試験方法−第3部 : フィルム及びシートの試験条件
JIS K 7161-1 プラスチック−引張特性の求め方−第1部 : 通則
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8295 グリセリン(試薬)
JIS P 3401 クラフト紙
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

――――― [JIS Z 1535 pdf 3] ―――――

2
Z 1535 : 2014
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
JIS Z 0103 防せい防食用語
JIS Z 0108 包装−用語
JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙
JIS Z 1519 鉄鋼用気化性さび止め剤
JIS Z 1522 セロハン粘着テープ
JIS Z 1524 包装用布粘着テープ
JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム
JIS Z 8401 数値の丸め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0103及びJIS Z 0108によるほか,次による。
3.1
気化性防せい性能
気化性のある薬剤が,常温で気化することで,同一の密封空間内に置かれた鉄鋼に対して非接触状態で
作用し,さびの発生防止に効力を発揮する性質。
3.2
気化性防せい剤
鉄鋼のさびを抑制する効力のある薬剤又はその混合物で,常温で気化性のあるもの。
3.3
気化性防せい紙
クラフト紙などの紙に気化性防せい剤を塗布又は含浸させた紙。
3.4
接触防せい性能
ラッピング又は合紙として使用することによって,防せい紙が鉄鋼のさびの発生防止に効力を発揮する
性質。
3.5
接触式防せい紙
鉄鋼と防せい紙とを接触させることによって,鉄鋼のさびの発生防止に効力を発揮する防せい紙。
3.6
防せい紙
気化性防せい紙及び接触式防せい紙の総称。
3.7
ポリエチレンフィルムとの共存性
JIS Z 1702に規定するポリエチレンフィルム製の袋などの密封空間内に気化性防せい紙を保持して使用
する場合に,気化した気化性防せい剤が,ポリエチレンフィルムの引張特性を低下させない性質。

――――― [JIS Z 1535 pdf 4] ―――――

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Z 1535 : 2014
3.8
バリア性
防せい紙の片面をポリエチレンなどのプラスチック膜で被覆し,気化性防せい剤を放散しにくくさせる
とともに,水蒸気などの腐食性因子が透過するのを抑制する性質。
3.9
評価面
評価用鋼材及び評価用鋼板の研磨面で,さびの発生の程度を調べる箇所。
3.10
ブランク試験
防せい紙の性能を評価する試験において,その試験が妥当であったことを確認するために,防せい紙を
使わないで行う試験。空試験ともいう。

4 種類

  防せい紙の種類は,使用形態,防せい性能などによって区分し,表1のとおりとする。
表1−防せい紙の種類
種類 種類の記号 説明及び主な使用形態
気 標準形 基本形 NCV-S 接触防せい性能とともに標準形の気化性防せい性能を示すもの。ラ
化 (S形) ッピング,密封空間内に保持又は合紙として使用する。

防 バリア形 NCV-SB 接触防せい性能とともに標準形の気化性防せい性能を示すもの。バ
せ リア性をもっており,ラッピングで使用する。

紙 速効形 基本形 NCV-H 接触防せい性能とともに標準形よりも速効性のある気化性防せい性
(H形) 能を示すもの。ラッピング,密封空間内に保持又は合紙として使用
する。
バリア形 NCV-HB 接触防せい性能とともに標準形よりも速効性のある気化性防せい性
能を示すもの。バリア性をもっており,ラッピングで使用する。
緩効形 基本形 NCV-EL 接触防せい性能とともに標準形よりも緩やかな気化性防せい性能を
(EL形) 示すもの。主にラッピング又は合紙で使用するが,防せい紙と防せ
い対象品との間隔が狭い場合は,密封空間内に保持して使用するこ
とが可能である。
バリア形 NCV-ELB 接触防せい性能とともに標準形よりも緩やかな気化性防せい性能を
示すもの。バリア性をもっており,ラッピングで使用する。
接触式防せい紙 基本形 NCD 接触防せい性能を示すもの。ラッピング又は合紙で使用する。
バリア形 NCDB 接触防せい性能を示すもの。バリア性をもっており,ラッピングで
使用する。
注記 この表の“···防せい性能を示すもの”とは,表2の性能を満足することをいう。

5 品質

5.1 外観

  外観は,破れ,きず,防せい剤の塗布又は含浸の不良など,使用する上で問題となる欠点があってはな
らない。
なお,使用する上で問題となる欠点の判断は,受渡当事者間の協定による。

5.2 性能

  防せい紙の性能は,箇条6によって試験を行ったとき,表2による。

――――― [JIS Z 1535 pdf 5] ―――――

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JIS Z 1535:2014の関連規格と引用規格一覧