JIS Z 1519:2019 鉄鋼用気化性防せい(錆)剤

JIS Z 1519:2019 規格概要

この規格 Z1519は、鉄鋼のさびの発生防止に用いる粉末の気化性防せい剤及び成体の気化性防せい剤について規定。JIS Z 1535に規定する気化性防せい紙及びJIS Z 0303に規定する気化性さび止めフィルムを除く。

JISZ1519 規格全文情報

規格番号
JIS Z1519 
規格名称
鉄鋼用気化性防せい(錆)剤
規格名称英語訳
Volatile corrosion inhibitor for iron and steel
制定年月日
1959年12月1日
最新改正日
2019年3月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1959-12-01 制定日, 1963-01-01 確認日, 1966-04-01 確認日, 1969-02-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1973-03-01 改正日, 1976-04-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1986-11-01 改正日, 1992-03-01 確認日, 1994-08-01 改正日, 2002-05-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2013-09-20 改正日, 2018-10-22 確認日, 2019-03-20 改正
ページ
JIS Z 1519:2019 PDF [28]
                                                                                   Z 1519 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[3]
  •  5 品質・・・・[4]
  •  6 試験方法・・・・[4]
  •  6.1 一般事項・・・・[4]
  •  6.2 気化性防せい性試験方法・・・・[4]
  •  6.3 通気暴露後の気化性防せい性試験方法・・・・[15]
  •  6.4 銅及びアルミニウムとの共存性試験方法・・・・[17]
  •  6.5 ポリエチレンフィルムとの共存性試験方法・・・・[21]
  •  6.6 接触腐食性試験方法・・・・[23]
  •  7 検査・・・・[25]
  •  8 包装・・・・[26]
  •  9 製品の呼び方・・・・[26]
  •  10 表示・・・・[26]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1519 pdf 1] ―――――

Z 1519 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
防錆技術協会(JACC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)
である。
これによって,JIS Z 1519:2013は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1519 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1519 : 2019

鉄鋼用気化性防せい(錆)剤

Volatile corrosion inhibitor for iron and steel

1 適用範囲

  この規格は,鉄鋼のさびの発生防止に用いる粉末の気化性防せい剤(以下,粉末形気化性防せい剤とい
う。)及び成体の気化性防せい剤(以下,成体形気化性防せい剤という。)について規定する。ただし,JIS
Z 1535に規定する気化性防せい紙及びJIS Z 0303に規定する気化性さび止めフィルムを除く。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな
らない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3108 みがき棒鋼用一般鋼材
JIS G 3123 みがき棒鋼
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 2201 工業ガソリン
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 7127 プラスチック−引張特性の試験方法−第3部 : フィルム及びシートの試験条件
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8295 グリセリン(試薬)
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙

――――― [JIS Z 1519 pdf 3] ―――――

2
Z 1519 : 2019
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS Z 0103 防せい防食用語
JIS Z 0108 包装−用語
JIS Z 0303 さび止め包装方法通則
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
JIS Z 1524 包装用布粘着テープ
JIS Z 1535 鉄鋼用防せい(錆)紙
JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0103及びJIS Z 0108によるほか,次による。
3.1
成体形気化性防せい剤
個々に数えて使用できる形態(成体)に加工した鉄鋼用気化性防せい剤。ただし,常温で液状などの一
つの形状を維持し得ないもの(個装容器に充したものを含む。)を除く。
注記 成体には,紙,不織布などの個装容器に充したもの,バインダなどを用いて錠剤状などに成
形したもの,担体に塗布又は含浸したものなどがある。
3.2
気化性防せい性
薬剤が気化することで,同一密閉空間内に置かれた鉄鋼に対し,さびの発生防止に効果を発揮する性質。
3.3
通気暴露後の気化性防せい性
鉄鋼用気化性防せい剤が,通気空間で規定条件に規定時間暴露した後,なおも気化性防せい性をもつ性
質。
3.4
共存性
鉄鋼用気化性防せい剤が,鉄鋼以外の対象物質と同一密閉空間内に置かれたとき,鉄鋼以外の対象物質
に悪影響を与えない性質。
3.5
接触腐食性
鉄鋼用気化性防せい剤が,鉄鋼と接触した状態で置かれたとき,鉄鋼を腐食する性質。

――――― [JIS Z 1519 pdf 4] ―――――

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Z 1519 : 2019

4 種類

  鉄鋼用気化性防せい剤の種類は,粉末形気化性防せい剤及び成体形気化性防せい剤の2種類に分け,更
に表1及び表2のように細分する。
表1−粉末形気化性防せい剤の種類
種類 記号a) 適用方法による 気化性防せい性の特 使用範囲による区分e)
区分 性による区分
S形 1種 NV−S−1 主に密閉空間で 直接散布形b) 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
対象物に直接散 合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NV−S−2 布して使用する。 鉄鋼に限り使用可能。
L形 1種 NV−L−1 主に密閉空間に 緩効形c) 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
散布して使用す 合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NV−L−2 る。 鉄鋼に限り使用可能。
H形 1種 NV−H−1 速効形d) 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NV−H−2 鉄鋼に限り使用可能。
注a) 記号のNVはJIS Z 0303の表3[さび止め処理材料の種類(さび止め剤)]による。
b) 6.2.1.7で適合したものをいう。
c) 6.2.2.7 a) で適合したものをいう。
d) 6.2.3.7 a) で適合したものをいう。
e) 使用範囲による区分に示す組合せには,鉄鋼上のコーティングを含まない。
表2−成体形気化性防せい剤の種類
種類 記号 適用方法による 気化性防せい性の特 使用範囲による区分c)
区分 性による区分
S形 1種 NVM−S−1 主に密閉空間に 緩効形a) 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
置いて使用す 合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NVM−S−2 る。 鉄鋼に限り使用可能。
L形 1種 NVM−L−1 緩効形 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
S形より優れた防せ 合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NVM−L−2 い性がある。a) 鉄鋼に限り使用可能。
H形 1種 NVM−H−1 速効形b) 鉄鋼と銅及び/又はアルミニウムとが組み
合わされて存在する場合にも使用可能。
2種 NVM−H−2 鉄鋼に限り使用可能。
注a) 6.2.2.7 b) で適合したものをいう。
b) 6.2.3.7 b) で適合したものをいう。
c) 使用範囲による区分に示す組合せには,鉄鋼上のコーティングを含まない。

――――― [JIS Z 1519 pdf 5] ―――――

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JIS Z 1519:2019の関連規格と引用規格一覧