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Z 2616 : 2015
B3 : 9.5.5で得た指示値
K3 : 9.5.3で求めた換算係数
W5 : 試料はかりとり量(g)
10 結果の整理
定量結果には,次に挙げる情報を記載することを奨励する。
a) 試料名
b) 試料の状態(塊状,線状,粉末又は削り片など)
c) 試料はかりとり量
d) 助燃剤の種類,状態,添加方法,添加量など
e) 測定方式の種類,燃焼管内温度,酸素流量など
f) 定量後の試料の融解状態など,その結果に影響を与える特記事項
g) 空試験値
h) 分析日
i) 装置の製造会社名及び形式名
j) 責任者氏名,職能及び署名又は同等の識別
k) その他の必要事項
11 その他の共通事項
11.1 分析誤差の要因
分析誤差は,一般に次の要因によって生じることが多いので,分析に当たっては,これらの要因を取り
除くことが望ましい。
a) 分析試料の不均一(試料採取又は試料調製の場合に生じる偏り,分析試料をはかりとるときに生じる
偏析など)
b) 試料調製時及び試料取扱い時の汚染
c) 装置の気密漏れ
d) 電源状態及び環境の不良(電圧,周波数,温度,振動,空気汚染など)
e) 分析条件の不良(燃焼管内温度,酸素流量,助燃剤の種類及び添加量,硫黄酸化物の吸収又は捕集の
不完全,酸素中の硫黄酸化物を定量する場合に妨害する成分の除去が不完全など)
f) 指示値の読取り及び計算の誤り
11.2 安全衛生
装置の組立て及び分析操作を行うには,常に安全及び衛生に注意しなければならない。特に注意する事
項を,次に示す。
a) 電気配線は全て規格にかなうもので,絶縁及び接地は十分に行い,また,全回路を切断できる1個の
主スイッチを備える。修理及び点検のときは,この主スイッチを切っておかなければならない。
b) 高圧ガスを取り扱う場合は,運搬,設置,操作などに十分注意し,火気に十分気を付ける。
c) 洗浄溶媒,試薬類などを取り扱う場合には,安全データシート(SDS)に記載の化学物質の性状,有
害性,引火性,爆発性及び取扱いに関する情報を熟知し,十分に対策を施す。
d) 燃焼操作においては,高温に加熱された燃焼ボート又は燃焼るつぼの取扱いは,必ず燃焼るつぼはさ
みなどを使用して火傷に注意し,十分に冷却したことを確かめてから廃棄しなければならない。また,
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Z 2616 : 2015
過剰の酸素排気に留意して,火災発生の防止に努めなければならない。
e) ウランなどの放射性をもつ試料又はベリリウムなどの有毒物質を含む試料を分析する場合は,あらか
じめその性質を熟知して取り扱い,分析後の処分方法についても障害がないように十分に注意する。
11.3 個別規格で規定すべき事項
金属材料中の硫黄定量方法を規定する個別規格では,通常,次に示す項目を定める。
a) 測定方式の種類
b) 試料採取方法及び分析試料調製方法
c) 試料はかりとり量,助燃剤の種類及び添加量
d) 燃焼管内温度範囲(管状電気抵抗加熱炉の場合)
e) 結果の整理
11.4 個別規格での推奨事項
個別規格には,JIS Z 8402-1,JIS Z 8402-2,JIS Z 8402-3,JIS Z 8402-4,JIS Z 8402-5及びJIS Z 8402-6
を参照して,精確さを規定することが望ましい。
JIS Z 2616:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 2616:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK0130:2008
- 電気伝導率測定方法通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0212:2016
- 分析化学用語(光学部門)
- JISK0213:2014
- 分析化学用語(電気化学部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK1101:2017
- 酸素
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISR1306:1987
- 化学分析用磁器燃焼ボート
- JISR1307:1995
- 化学分析用磁器燃焼管
- JISZ2615:2015
- 金属材料の炭素定量方法通則
- JISZ8402-1:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第1部:一般的な原理及び定義
- JISZ8402-2:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第2部:標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法
- JISZ8402-3:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第3部:標準測定方法の中間精度
- JISZ8402-4:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第4部:標準測定方法の真度を求めるための基本的方法
- JISZ8402-5:2002
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第5部:標準測定方法の精度を求めるための代替法
- JISZ8402-6:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい