この規格ページの目次
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Z 3920 : 2011
(A9 A10 )
V 100
B13
m1
100
ここに, V : ヒューム中のバナジウム含有率[%(質量分率)]
A9 : 試料溶液中のバナジウム検出量(mg)
A10 : 空試験でのバナジウム検出量(mg)
m1 : 6.1.3 a) 2)又はb) 2)で得たヒューム採取量(mg)
B13 : 11.3.3.1 a)及び11.3.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
b) ヒュームの採取を6.1.3 c) 1)によって行った場合 11.3.3.2及び11.3.4で得た発光強度と11.3.5で作成
した検量線とからバナジウム量を求め,次の式によって,ヒューム中のバナジウム含有率を算出する。
(A9 A10 )
V 100
B13
m2
100
ここに, V : ヒューム中のバナジウム含有率[%(質量分率)]
A9 : 試料溶液中のバナジウム検出量(mg)
A10 : 空試験でのバナジウム検出量(mg)
m2 : 6.2.3.1 b)ではかり取った分析試料の量(mg)
B13 : 11.3.3.1 a)及び11.3.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
12 コバルト定量方法
12.1 定量方法の区分
コバルトの定量方法は,次のいずれかによる。
a) フレーム原子吸光法 この方法は,試料溶液中の濃度が0.5 μg/mL以上10 μg/mL以下のコバルトの定
量に適用する。
b) CP発光分光法 この方法は,試料溶液中の濃度が0.1 μg/mL以上50 μg/mL以下のコバルトの定量に
適用する。
12.2 フレーム原子吸光法
12.2.1 要旨
分析試料を,硝酸・過塩素酸・ふっ化水素酸で分解する。塩酸を加えた後,溶液を原子吸光光度計の空
気・アセチレンフレーム中に噴霧し,その吸光度を測定する。
12.2.2 試薬
12.2.2.1 塩酸(1+1)
12.2.2.2 コバルト標準液(Co : 100 μg/mL)
コバルト[99.9 %(質量分率)以上]0.100 gをはかり取り,ビーカー(100 mL)に移し入れ,硝酸(1
+1)10 mLを加え,時計皿で覆い,加熱して分解する。常温まで冷却した後,時計皿の下面及びビーカー
の内壁を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,硝酸(1
+1)40 mLを加えた後,水で標線まで薄める。
12.2.2.3 コバルト標準液(Co : 10 μg/mL)
コバルト標準液(12.2.2.2)10.0 mLを,使用の都度,100 mLの全量フラスコに取り,硝酸(1+1)5 mL
を加えた後,水で標線まで薄める。
――――― [JIS Z 3920 pdf 31] ―――――
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Z 3920 : 2011
12.2.3 操作
12.2.3.1 試料溶液の調製
試料溶液の調製は,次の手順によって行う。
a) 6.2.3.1 a) 1) 1.4)又はb)で得た主溶液を,コバルト量が501 000 μgになるように分取し,100 mLの全
量フラスコに移し入れる。
b) 塩酸(1+1)10 mLを加えた後,水で標線まで薄める。
12.2.3.2 吸光度の測定
12.2.3.1 b)で得た溶液の一部を,水でゼロ点を調整した空気・アセチレンフレーム中に噴霧し,波長240.7
nmにおける吸光度を測定する。
12.2.4 空試験
6.2.3.2 a)又はb)で得た空試験溶液を,12.2.3.1 a)で分取した主溶液と同量分取し,100 mLの全量フラス
コに移し入れる。以下,12.2.3.1 b)及び12.2.3.2の手順に従って,主溶液と同じ操作を主溶液と並行して行
う。
12.2.5 検量線の作成
コバルト標準液(12.2.2.2)及び/又はコバルト標準液(12.2.2.3)の各種液量(コバルトとして01 000
μg)を段階的に数個の100 mLの全量フラスコに取る。以下,12.2.3.1 b)及び12.2.3.2の手順に従って,主
溶液と同じ操作を主溶液と並行して行い,得た吸光度とコバルト量との関係線を作成し,その関係線を原
点を通るように平行移動して検量線とする。
12.2.6 計算
計算は,次のいずれかによる。
a) ヒュームの採取を6.1.3 a)又はb)によって行った場合 12.2.3.2及び12.2.4で得た吸光度と12.2.5で作
成した検量線とからコバルト量を求め,次の式によって,ヒューム中のコバルト含有率を算出する。
(A11 A12 )
Co 100
B14
m1
100
ここに, Co : ヒューム中のコバルト含有率[%(質量分率)]
A11 : 試料溶液中のコバルト検出量(mg)
A12 : 空試験でのコバルト検出量(mg)
m1 : 6.1.3 a) 2)又はb) 2)で得たヒューム採取量(mg)
B14 : 12.2.3.1 a)及び12.2.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
b) ヒュームの採取を6.1.3 c) 1)によって行った場合 12.2.3.2及び12.2.4で得た吸光度と12.2.5で作成し
た検量線とからコバルト量を求め,次の式によって,ヒューム中のコバルト含有率を算出する。
(A11 A12 )
Co 100
B14
m2
100
ここに, Co : ヒューム中のコバルト含有率[%(質量分率)]
A11 : 試料溶液中のコバルト検出量(mg)
A12 : 空試験でのコバルト検出量(mg)
m2 : 6.2.3.1 b)ではかり取った分析試料の量(mg)
B14 : 12.2.3.1 a)及び12.2.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
――――― [JIS Z 3920 pdf 32] ―――――
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Z 3920 : 2011
12.3 ICP発光分光法
12.3.1 要旨
分析試料を,硝酸・過塩素酸・ふっ化水素酸で分解する。溶液を発光分光装置のアルゴンプラズマ中に
噴霧し,その発光強度を測定する。
12.3.2 試薬
12.3.2.1 コバルト標準液(Co : 200 μg/mL)
コバルト[99.9 %(質量分率)以上]0.200 gをはかり取り,ビーカー(100 mL)に移し入れ,硝酸(1
+1)10 mLを加え,時計皿で覆い,加熱して分解する。常温まで冷却した後,時計皿の下面及びビーカー
の内壁を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,硝酸(1
+1)40 mLを加えた後,水で標線まで薄める。
12.3.2.2 コバルト標準液(Co : 10 μg/mL)
コバルト標準液(12.3.2.1)5.0 mLを,使用の都度,100 mLの全量フラスコに取り,硝酸(1+1)5 mL
を加えた後,水で標線まで薄める。
12.3.3 操作
12.3.3.1 試料溶液の調製
試料溶液の調製は,次の手順によって行う。
a) 6.2.3.1 a) 1) 1.4)又はb)で得た主溶液を,コバルト量が105 000 μgになるように分取し,100 mLの全
量フラスコに移し入れる。
b) 水を加えて標線まで薄める。
12.3.3.2 発光強度の測定
10.3.3.1 b)で得た溶液の一部を,発光分光装置のアルゴンプラズマ中に噴霧し,波長228.616 nmにおけ
る発光強度を測定する。
なお,228.616 nmにおけるコバルトの発光強度が共存元素の影響を受ける場合は,影響を受けない他の
測定波長を選定する。また,必要に応じてバックグラウンド補正を行う。他の測定波長の選定及び/又は
バックグラウンド補正が必要かどうかは,あらかじめ予備測定を行って決定する。
12.3.4 空試験
6.2.3.2 a)又はb)で得た空試験溶液を,12.3.3.1 a)で分取した主溶液と同量分取し,100 mLの全量フラス
コに移し入れる。以下,12.3.3.1 b)及び12.3.3.2の手順に従って,主溶液と同じ操作を主溶液と並行して行
う。
12.3.5 検量線の作成
コバルト標準液(12.3.2.1)及び/又はコバルト標準液(12.3.2.2)の各種液量(コバルトとして05 000
μg)を段階的に数個の100 mLの全量フラスコに取る。以下,12.3.3.1 b)及び12.3.3.2の手順に従って,主
溶液と同じ操作を主溶液と並行して行い,得た発光強度とコバルト量との関係線を作成し,その関係線を
原点を通るように平行移動して検量線とする。
12.3.6 計算
計算は,次のいずれかによる。
a) ヒュームの採取を6.1.3 a)又はb)によって行った場合 12.3.3.2及び12.3.4で得た発光強度と12.3.5で
作成した検量線とからコバルト量を求め,次の式によって,ヒューム中のコバルト含有率を算出する。
――――― [JIS Z 3920 pdf 33] ―――――
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Z 3920 : 2011
(A11 A12 )
Co 100
B15
m1
100
ここに, Co : ヒューム中のコバルト含有率[%(質量分率)]
A11 : 試料溶液中のコバルト検出量(mg)
A12 : 空試験でのコバルト検出量(mg)
m1 : 6.1.3 a) 2)又はb) 2)で得たヒューム採取量(mg)
B15 : 12.3.3.1 a)及び12.3.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
b) ヒュームの採取を6.1.3 c) 1)によって行った場合 12.3.3.2及び12.3.4で得た発光強度と12.3.5で作成
した検量線とからコバルト量を求め,次の式によって,ヒューム中のコバルト含有率を算出する。
(A11 A12 )
Co 100
B15
m2
100
ここに, Co : ヒューム中のコバルト含有率[%(質量分率)]
A11 : 試料溶液中のコバルト検出量(mg)
A12 : 空試験でのコバルト検出量(mg)
m2 : 6.2.3.1 b)ではかり取った分析試料の量(mg)
B15 : 12.3.3.1 a)及び12.3.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
13 鉛定量方法
13.1 定量方法の区分
鉛の定量方法は,次のいずれかによる。
a) フレーム原子吸光法 この方法は,試料溶液中の濃度が1 μg/mL以上20 μg/mL以下の鉛の定量に適用
する。
b) CP発光分光法 この方法は,試料溶液中の濃度が1 μg/mL以上20 μg/mL以下の鉛の定量に適用する。
13.2 フレーム原子吸光法
13.2.1 要旨
分析試料を,硝酸・過塩素酸・ふっ化水素酸で分解する。塩酸を加えた後,溶液を原子吸光光度計の空
気・アセチレンフレーム中に噴霧し,その吸光度を測定する。
13.2.2 試薬
13.2.2.1 塩酸(1+1)
13.2.2.2 鉛標準液(Pb : 100 μg/mL)
鉛[99.9 %(質量分率)以上]0.100 gをはかり取り,ビーカー(100 mL)に移し入れ,硝酸(1+4)50
mLを加え,時計皿で覆い,加熱して分解する。常温まで冷却した後,時計皿の下面及びビーカーの内壁
を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,硝酸(1+1)40
mLを加えた後,水で標線まで薄める。
13.2.3 操作
13.2.3.1 試料溶液の調製
試料溶液の調製は,次の手順によって行う。
a) 6.2.3.1 a) 1) 1.4)又はb)で得た主溶液を,鉛量が1002 000 μgになるように分取し,100 mLの全量フ
――――― [JIS Z 3920 pdf 34] ―――――
31
Z 3920 : 2011
ラスコに移し入れる。
b) 塩酸(1+1)10 mLを加えた後,水で標線まで薄める。
13.2.3.2 吸光度の測定
13.2.3.1 b)で得た溶液の一部を,水でゼロ点を調整した空気・アセチレンフレーム中に噴霧し,波長217.0
nm又は283.3 nmにおける吸光度を測定する。
13.2.4 空試験
6.2.3.2 a)又はb)で得た空試験溶液を,13.2.3.1 a)で分取した主溶液と同量分取し,100 mLの全量フラス
コに移し入れる。以下,13.2.3.1 b)及び13.2.3.2の手順に従って,主溶液と同じ操作を主溶液と並行して行
う。
13.2.5 検量線の作成
鉛標準液(13.2.2.2)020.0 mL(鉛として02 000 μg)を段階的に数個の100 mLの全量フラスコに取
る。以下,13.2.3.1 b)及び13.2.3.2の手順に従って,主溶液と同じ操作を主溶液と並行して行い,得た吸光
度と鉛量との関係線を作成し,その関係線を原点を通るように平行移動して検量線とする。
13.2.6 計算
計算は,次のいずれかによる。
a) ヒュームの採取を6.1.3 a)又はb)によって行った場合 13.2.3.2及び13.2.4で得た吸光度と13.2.5で作
成した検量線とから鉛量を求め,次の式によって,ヒューム中の鉛含有率を算出する。
(A13 A14 )
Pb 100
B16
m1
100
ここに, Pb : ヒューム中の鉛含有率[%(質量分率)]
A13 : 試料溶液中の鉛検出量(mg)
A14 : 空試験での鉛検出量(mg)
m1 : 6.1.3 a) 2)又はb) 2)で得たヒューム採取量(mg)
B16 : 13.2.3.1 a)及び13.2.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
b) ヒュームの採取を6.1.3 c) 1)によって行った場合 13.2.3.2及び13.2.4で得た吸光度と13.2.5で作成し
た検量線とから鉛量を求め,次の式によって,ヒューム中の鉛含有率を算出する。
(A13 A14 )
Pb 100
B16
m2
100
ここに, Pb : ヒューム中の鉛含有率[%(質量分率)]
A13 : 試料溶液中の鉛検出量(mg)
A14 : 空試験での鉛検出量(mg)
m2 : 6.2.3.1 b)ではかり取った分析試料の量(mg)
B16 : 13.2.3.1 a)及び13.2.4でそれぞれ分取した主溶液及
び空試験溶液の量(mL)
13.3 ICP発光分光法
13.3.1 要旨
分析試料を,硝酸・過塩素酸・ふっ化水素酸で分解する。溶液を発光分光装置のアルゴンプラズマ中に
噴霧し,その発光強度を測定する。
――――― [JIS Z 3920 pdf 35] ―――――
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JIS Z 3920:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.20 : 溶接材料
JIS Z 3920:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0127:2013
- イオンクロマトグラフィー通則
- JISK0901:1991
- 気体中のダスト試料捕集用ろ過材の形状,寸法並びに性能試験方法
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK9901:1994
- 高純度試薬―硝酸
- JISZ3001-1:2018
- 溶接用語―第1部:一般
- JISZ3001-2:2018
- 溶接用語―第2部:溶接方法
- JISZ3001-3:2008
- 溶接用語―第3部:ろう接
- JISZ3001-4:2013
- 溶接用語―第4部:溶接不完全部
- JISZ3930:2013
- アーク溶接のヒューム発生量測定方法及び分析用ヒューム採取方法
- JISZ3950:2005
- 溶接作業環境における浮遊粉じん濃度測定方法
- JISZ3950:2021
- 溶接作業環境における浮遊粉じん濃度測定方法