4
Z 8901 : 2006
表 6 4種及び9種の化学成分
化学成分 質量分率
%
SiO2 6063
Fe2O3 03
Al2O3 03
CaO 02
MgO 3034
強熱減量 37
b) 粒子密度 粒子密度は,5.4.3の方法によって測定し,2.72.9 g/cm3でなければならない。
5.1.3 試験用粉体1の5種及び10種 試験用粉体5種及び10種(フライアッシュ)の品質は,JIS A 6201
に規定するフライアッシュとする。
5.1.4 試験用粉体1の6種 試験用粉体6種(普通ポルトランドセメント)の品質は,JIS R 5210に規定
するポルトランドセメントとする。
5.1.5 試験用粉体1の7種,8種及び11種 試験用粉体7種,8種及び11種(関東ローム)の品質は,
次による。
a) 化学成分 化学成分は,5.4.2 a) の方法によって測定し,表7の規定に適合しなければならない。
表 7 7種,8種及び11種の化学成分
化学成分 質量分率
%
SiO2 3440
Fe2O3 1723
Al2O3 2632
CaO 03
MgO 07
TiO2 04
強熱減量 04
b) 粒子密度 粒子密度は,5.4.3の方法によって測定し,2.93.1 g/cm3でなければならない。
5.1.6 試験用粉体1の12種 試験用粉体12種(カーボンブラック)の品質は,次による。
a) 物理化学特性 物理化学特性は,JIS K 6217-1及びJIS K 6217-4の方法によって測定し,表8の規定
に適合しなければならない。ただし,造粒したカーボンブラックを除く。
表 8 12種の物理化学特性
物理化学特性 吸収量又は吸着量
よう素吸着量 2230 g/kg
DBP吸収量 2534 ×10-5 m3/kg
5.1.7 試験用粉体1の15種 試験用粉体15種(試験用粉体8種,試験用粉体12種及びコットンリンタ
の混合材料)の品質は,試験用粉体8種,試験用粉体12種及びコットンリンタ(直径1.5 μm,長さ1 mm
以下)を混合したもので,5.4.5の方法によって測定し,表9の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS Z 8901 pdf 6] ―――――
5
Z 8901 : 2006
表 9 15種の品質
使用粉体 質量分率
%
試験用粉体8種 72
試験用粉体12種 23
コットンリンタ 5
5.1.8 試験用粉体1の16種及び17種 試験用粉体16種及び17種(重質炭酸カルシウム)の品質は,次
による。
a) 化学成分 化学成分は,5.4.2 c) の方法によって測定し,表10の規定に適合しなければならない。
表 10 16種及び17種
化学成分 質量分率
%
CaO 5456
MgO 03
SiO2 04
Al2O3 03
Fe2O3 01
強熱減量 4245
b) 粒子密度 粒子密度は,5.4.3の方法によって測定し,2.72.8 g/cm3でなければならない。
5.2 粒子径分布
5.2.1 試験用粉体1の1種,2種及び3種 試験用粉体1の1種の粒子径分布は,5.4.4 a) の方法によって,
試験用粉体2種及び3種の粒子径分布は,粒子径75 μm以上のものについては5.4.4 a) の方法によって,
それ未満のものについては5.4.4 b) の方法によって測定し,表11の規定に適合しなければならない。
表 11 1種,2種及び3種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
1種 2種 3種
5 − 88±5 61±5
10 − 76±3 43±3
20 − 62±3 27±3
30 − 50±3 15±3
40 − 39±3 9±3
45 99以上 − −
75 90±3 20以下 3以下
106 80±3 − −
150 65±3 − −
212 45±3 − −
300 1以下 − −
5.2.2 試験用粉体1の4種及び9種 試験用粉体4種及び9種の粒子径分布は,5.4.4 b) の方法によって
測定し,表12の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS Z 8901 pdf 7] ―――――
6
Z 8901 : 2006
表 12 4種及び9種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
4種 9種
2 − 79±5
4 − 55±5
5 69±5 −
8 − 23±5
10 40±5 −
16 − 6±3
20 12±5 −
30 − −
40 3±3 −
75 1以下 −
5.2.3 試験用粉体1の5種及び10種 試験用粉体5種及び10種の粒子径分布は,粒子径106 μm以上の
ものについては5.4.4 a) の方法によって,それ未満のものについては5.4.4 b) の方法によって測定し,表13
の規定に適合しなければならない。
表 13 5種及び10種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
5種 10種
2 − 82±5
4 − 60±5
5 84±5 −
8 − 22±3
10 60±5 −
16 − 3±3
20 32±3 −
30 15±3 −
40 8±3 −
106 1以下 −
5.2.4 試験用粉体1の6種 試験用粉体6種の粒子径分布は,粒子径 75 μm以上のものについては5.4.4 a)
の方法によって,それ未満のものについては5.4.4 b) の方法によって測定し,表14の規定に適合しなけれ
ばならない。
表 14 6種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
5 88±5
10 77±3
20 60±3
30 45±3
40 33±3
75 1以下
――――― [JIS Z 8901 pdf 8] ―――――
7
Z 8901 : 2006
5.2.5 試験用粉体1の7種,8種及び11種 試験用粉体7種,8種及び11種の粒子径分布は,粒子径75
μm以上のものについては5.4.4 a) の方法によって,それ未満のものについては5.4.4 b) の方法によって測
定し,表15の規定に適合しなければならない。
表 15 7種,8種及び11種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
7種 8種 11種
1 − − 65±5
2 − − 50±5
4 − − 22±3
5 88±5 61±5 −
6 − − 8±3
8 − − 3±3
10 76±3 43±3 −
20 62±3 27±3 −
30 50±3 15±3 −
40 39±3 9±3 −
75 20以下 3以下 −
5.2.6 試験用粉体1の12種 試験用粉体12種の粒子径は,5.4.4 c) の方法によって測定し,0.030.20 μm
の範囲でなければならない。
なお,粒子径分布は特に規定しない。
5.2.7 試験用粉体1の16種及び17種 試験用粉体16種及び17種の粒子径分布は,5.4.4 b) の方法によ
って測定し,表16の規定に適合しなければならない。
表 16 16種及び17種の粒子径分布
粒子径 オーバサイズ(質量基準)
μm %
16種 17種
1 − 80±5
2 76±5 54±5
4 − 18±5
5 40±5 −
8 − 4±3
10 10±5 −
16 − 1以下
20 1以下 −
5.3 調製方法
試験用粉体の調製方法は,次による。
a) 試験用粉体1の1種,2種及び3種 けい砂をボールミルで粉砕して調製するか,又はけい砂を適切
に調合して調製する。
b) 試験用粉体1の4種,5種,9種,10種及び12種 タルク,フライアッシュ又はカーボンブラックの
それぞれについて適切に調合して調製する。
c) 試験用粉体1の7種,8種及び11種 関東ロームを800 ℃で2時間焼成した後,これをボールミルで
粉砕して調製するか,又は焼成した関東ロームを粉砕後適切に分級及び混合して調製する。
d) 試験用粉体1の15種 関東ローム,カーボンブラック及びコットンリンタを粉体混合機などによって
混合し調製する。
――――― [JIS Z 8901 pdf 9] ―――――
8
Z 8901 : 2006
e) 試験用粉体1の16種及び17種 重質炭酸カルシウムを粉砕,分級し,これを適切に調合して調製す
る。
5.4 測定方法
5.4.1 試料の採取方法 測定に用いる試料の採取方法は,JIS Z 8816に規定する円すい四分法による。
5.4.2 化学成分 化学成分の測定方法は,次による。
a) 試験用粉体1種,2種,3種,4種,7種,8種,9種及び11種の測定は,JIS R 2212による。
b) 試験用粉体5種及び10種の測定は,JIS A 6201による。
c) 試験用粉体16種及び17種の測定は,JIS M 8850による。
5.4.3 粒子密度 粒子密度の測定方法は,次による。
a) 使用器具 使用器具は,次による。
1) 比重瓶 容量約50 cm3のもの。
2) 天びん 感量1/1 000 gのもの。
3) 恒温水槽 比重瓶に入れた試料を一定の温度に保持できるもの。
備考 例えば20.0±1 ℃に保持できるもの。
4) 真空脱気装置
b) 試料 試料約10 gを採取し,十分に乾燥する。
c) 測定手順 測定手順は,次による。
1) 比重瓶の質量 清浄で乾燥したものを量る。
2) 蒸留水入り比重瓶の質量 蒸留水を満たし,θ ℃の恒温水槽中で温度を一定にした後,外面に付着
水がない状態で速やかに全質量を量る。
3) 試料を入れた比重瓶の質量 よく乾燥させた上記の比重瓶に試料を入れ,全質量を量る。
4) 蒸留水及び試料を入れた比重瓶の質量 比重瓶に約半量の蒸留水を入れ,ときどき比重瓶を振り,
真空脱気法によって約20分間かけて,粉体に含まれている気泡及び泡を十分に抜く。その後,蒸留
水を満たし,θ ℃の恒温水槽の中で温度を一定にして,外面の付着水をふき取り,速やかに全質量
を量る。
d) 計算 温度θ ℃の水に対する粉体の粒子密度ρpは,次の式から求める。
(Md−Mf )
p
M (Md−Mf )−Mw
ここに, ρp : 粉体の粒子密度(g/cm3)
ρ : 蒸留水の密度(g/cm3)
M : 蒸留水を入れた比重瓶の質量(g)
Md : 試料を入れた比重瓶の質量(g)
Mf : 比重瓶の質量(g)
Mw : 蒸留水及び試料を入れた比重瓶の質量(g)
5.4.4 粒子径分布 粒子径分布は,次のいずれかによる。
a) ふるい分け法 ふるい分け法は,JIS Z 8815による。
b) 沈降法 沈降法は,JIS Z 8820-2又はJIS Z 8822による。また,測定結果の表示方法は,JIS Z 8820-1
による。
備考 沈降法では,ピペット法又は沈降質量法と同等な粒子径分布を与える他の粒子径分布測定法で
もよい。
――――― [JIS Z 8901 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS Z 8901:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 19 : 試験 > 19.120 : 粒度分析.ふるい分け
JIS Z 8901:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA6201:2015
- コンクリート用フライアッシュ
- JISB7506:2004
- ブロックゲージ
- JISB9921:2010
- 光散乱式気中粒子計数器―校正方法及び検証方法
- JISB9928:1998
- コンタミネーションコントロールに使用するエアロゾルの発生方法
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK2249:1995
- 原油及び石油製品―密度試験方法及び密度・質量・容量換算表
- JISK6217-1:2008
- ゴム用カーボンブラック―基本特性―第1部:よう素吸着量の求め方(滴定法)
- JISK6217-4:2017
- ゴム用カーボンブラック―基本特性―第4部:オイル吸収量の求め方(圧縮試料を含む)
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISK8585:2015
- ステアリン酸(試薬)
- JISM8850:1994
- 石灰石分析方法
- JISR2212:1998
- 耐火れんが及び耐火モルタルの化学分析方法
- JISR3101:1995
- ソーダ石灰ガラスの分析方法
- JISR3105:1995
- ほうけい酸ガラスの分析方法
- JISR3301:2014
- 路面標示塗料用ガラスビーズ
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISR6002:1998
- 研削といし用研磨材の粒度の試験方法
- JISR6123:1998
- アルミナ質研削材の化学分析方法
- JISR6125:2005
- 人造研削材の密度測定方法
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8122:2000
- コンタミネーションコントロール用語
- JISZ8815:1994
- ふるい分け試験方法通則
- JISZ8816:2001
- 粉体試料サンプリング方法通則
- JISZ8820-1:2002
- 液相重力沈降法による粒子径分布測定方法―第1部:測定の一般原理及び指針
- JISZ8820-2:2004
- 液相重力沈降法による粒子径分布測定方法―第2部:ピペット法
- JISZ8822:2001
- 沈降質量法による粉体の粒子径分布測定方法
- JISZ8830:2013
- ガス吸着による粉体(固体)の比表面積測定方法