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図 2 砂袋
c) 天井に対するたわみ 天井中央部の上面に,直径約150 mm,厚さ5 mmのゴム板を載せ,その上に質
量4 kgのおもりを載せて,1時間経過後の最大たわみ量を測定する。
d) 壁に対するたわみ ユニット長辺の壁の中央部に,直径約150 mm,厚さ5 mmのゴム板を当て,これ
に98 Nの水平方向の力を加え,壁面の最大たわみ量を測定する。
e) 床に対するたわみ ユニットの床中央部に,直径約150 mm,厚さ5 mmのゴム板を置き,その上に質
量100 kgのおもりを載せ,1時間経過後の床中央部の最大たわみ量を測定する。
8.3 配管の漏れ試験
ユニットに用いられる配管には,それぞれの用途に応じて,次の試験を行う。
a) 給水管 給水管の止水栓を閉止した状態で,配管端末から常温の水で徐々に水圧を加え,水道直結の
場合は1.72 MPaまで,また,私設タンクに接続する場合は0.74 MPaまで上昇させ,そのまま2分間
以上保持した後,水漏れの有無を調べる。
なお,圧力計の読取りの精度は,読取り値の101以下とする。
b) 汚水管 ユニットの汚水管の端末を閉止した状態で,ロータンクのあふれ面まで水を満たし,同時に
便器の上縁一杯に水を満たし,30分間放置した後,接続口などからの水漏れの有無を調べる。
8.4 通電・作動試験
ユニットの電源部にAC 100 V電源装置で定格電圧を加え,各電気器具の作動及び
コンセントの通電を確認する。
8.5 電気絶縁試験
電気絶縁試験は,次による。
a) 絶縁抵抗 500 V絶縁抵抗計によって,充電部とアースするおそれのある非充電金属部との間の絶縁
抵抗値を調べる。
b) 絶縁耐力 絶縁抵抗試験の後,充電部とアースするおそれのある非充電金属部との間に,1 000 Vの交
流電圧を1分間加えたときの異常の有無を調べる。
9. 検査
9.1 形式検査
ユニットの設計又は生産技術が著しく変更されたときは,次の形式検査を行い,その合
否を判定する。
a) 試料の採り方 形式検査に供する試料は,最初の製造ロットからランダムに1台以上の試料を採る。
b) 検査項目 形式検査は3.,4.及び7.の各項目について行う。
――――― [JIS A 4417 pdf 6] ―――――
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c) 試験方法 試験方法は,8.による。
d) 判定 判定は,3.,4.及び7.による。
9.2 製品検査
ユニットは,完成された状態でa)の検査項目の試験を行い,合否を判定する。ただし,
検査は,合理的な抜取方式によって行ってよい。
a) 検査項目 製品検査を行う項目は,次のとおりとする。
1) 外観
2) 配管の漏れ試験
b) 試験方法 試験方法は,8.による。
c) 判定 判定は,6.及び7.による。
10. 表示
ユニットには,鮮明,かつ,容易に消えない方法で,取付け後も認められる箇所に,次の事項
を表示した銘板を付けなければならない。
a) 寸法又はその略号
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造番号
d) 商品名
11. 取扱説明書及びカタログ
取扱説明書及びカタログには,図示その他明確な方法によって,次の事項
を記載する。
a) 使用取扱説明書(使用者対象)
1) 使用方法,使用条件,使用上の注意事項及び禁止事項
2) 手入れ及び掃除の要領
3) 簡単な故障,異常の場合の見分け方及び処置方法
4) 故障,修理などの連絡先
5) その他 使用材料に対する注意事項[b) 5)参照。]
b) 施工取扱説明書(施工者対象)
1) ユニットの構成
2) 据付け・固定の方法,組立手順及びそれらの注意事項
3) 組立後の検査
4) 運搬,荷下ろしなどの注意
5) 使用材料に対する注意事項
5.1) 使用材料の材質
5.2) 製品に使用する構成材のホルムアルデヒド発散区分
例 構成材料
内装仕上げ部分 下地部分
ホルムアルデヒド 放散区分 ホルムアルデヒド 放散区分
発散建築材料 発散建築材料
合板 F☆☆☆☆ 合板 F☆☆☆☆
6) その他
――――― [JIS A 4417 pdf 7] ―――――
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c) カタログ
1) 種類,寸法及びその略号
2) 換気口接続部の大きさ(mm)
3) 主要材料名(床,壁・天井)
4) 取付け部品名
5) 接続管の種別及び口径
6) 総質量
7) 電気容量
8) その他 使用材料に対する注意事項[b) 5)参照。]
――――― [JIS A 4417 pdf 8] ―――――
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付表 1 化粧金属板
項目 試験方法 判定基準
耐衝撃性 塗膜などがはがれてはならない。
試験体の試験面中央部に,JIS B 1501に規定する12.7
mmの鋼球(質量500 g)を,300 mmの高さから落と
して塗膜などのはがれを見る。
密着性 JIS A 4401の11.3.2(密着性)による。 塗膜などのはがれは,3個以下。
耐沸騰水性 試験体を沸騰水(95 ℃以上)に3時間浸せきする。 しわ,割れ,膨れ,はがれなどがあっては
ならない。
耐食性 赤さびが出てはならない。
a) 素地が亜鉛めっき鋼板の場合は,JIS Z 2371の試
験方法で,240時間行う。
異常があってはならない。
b) 素地がその他の金属板の場合は,JIS A 4401の
11.3.3(耐食性)による。
著しく変色してはならない。
c) IS K 6902の4.7(耐光性)に準拠して退色時間を
100時間とする。
耐汚染性 著しく目立つ汚染があってはならない。
日本薬局方白色ワセリンに,JIS K 5107に規定するカ
ーボンブラック(顔料)を10 %混合したものを塗り,
常温で24時間放置し,JIS K 3301に規定する5 %化
粧石けん水に浸したガーゼでふき取った後,跡が目立
たないかどうかを検査する。
耐洗剤性 異常があってはならない。
洗濯用中性洗剤0.5 %溶液に,75 ℃で6時間浸せき
する。
鉛筆硬度 HBで異常があってはならない。
JIS K 5600-5-4の引っかき硬度(鉛筆法)による。
耐湿性 試験片を40 ℃,湿度90 %の雰囲気中に,240時間保
著しいしわ,割れ,膨れ,はがれなどがあ
持する。 ってはならない。
耐熱性 異常があってはならない。
JIS K 5600-6-3において,試験片を130 ℃±10 ℃の恒
温室中に3時間放置する。
耐温水性 60 ℃±2 ℃の温水に7時間浸せきし,取り出して17
表面に,さび又は膨れを生じてはならな
時間常温室内に放置することを,15回繰り返す。い。
――――― [JIS A 4417 pdf 9] ―――――
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付表 2 FRP板
項目 試験方法 判定基準
曲げ強さ JIS K 6911の5.17.3(積層棒)に規定の試験方法による。69 MPa以上
曲げ弾性率 3 923 MPa以上
曲げ強さと同じ方法によって試験を行い,曲げ弾性率を求め
る。ただし,荷重−たわみ曲線の最初の直線部分を延長してあ
る荷重部分Pに対するたわみ ‰ 次の式によって曲げ
弾性率Ebを算出する。
98PL3
E=
b
4Wh3
ここに,L : 支点間距離 (mm) b : 曲げ弾性率 (MPa)
W : 試験片の幅 (mm) P : 荷重 (N)
h : 試験片の厚さ (mm) たわみ量 (mm)
熱変形温度 試験片は,長さ130 mm,幅10 mm,厚さ27 mmとし,熱変 120 ℃以上
形温度試験機を用い,3点荷重法で中央に182 Nのファイバー
ストレスをかけ,液温20 ℃で荷重後零点を設定し,1分間2 ℃
の割合で上昇させ,試験片が0.25 mmたわんだときの温度で表
す。
単位 mm
耐温水性 5 cm×5 cm又は径3 cm以上の試験片を,水温80 ℃±5 ℃の
表面のひび割れ,膨れ及び著し
い変色があってはならない。
槽内に24時間連続して浸せきした後取り出して,表面のひび
割れ,膨れ及び著しい変色の有無を観察する。
耐酸性 試験後,バーコル硬さは30以上
3 %塩酸(常温)1 mlを表面に滴下し,1時間後にひび割れ及
び膨れの有無を検査した後,バーコル硬さを測定する。 で,かつ,表面のひび割れ及び
膨れがあってはならない。
耐アルカリ性 5 %かせいソーダ液(常温)1 mlを表面に滴下し,1時間後に
ひび割れ及び膨れの有無を検査した後,バーコル硬さを測定す
る。
耐汚染性 日本薬局方白色ワセリンに,JIS K 5107に規定するカーボンブ
著しく目立った汚染があっては
ならない。
ラック(顔料)を10 %混合したものを塗り,常温で24時間放
置し,JIS K 3301に規定する5 %化粧石けん水に浸したガーゼ
でふき取った後,跡が目立たないかどうかを検査する。
表面硬さ JIS K 6911に規定するバーコル硬度計(GYZ-J-934-1)を用い, バーコル硬さ30以上
試験体表面の10箇所以上について測定し,平均値を求める。
――――― [JIS A 4417 pdf 10] ―――――
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JIS A 4417:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 4417:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0012:1980
- 住宅用サニタリーユニットのモデュール呼び寸法
- JISA4401:2018
- 洗面化粧ユニット類
- JISA4413:1991
- 住宅用配管ユニット
- JISA5207:2019
- 衛生器具―便器・洗面器類
- JISA5703:1994
- 内装用プラスチック化粧ボード類
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB2061:2017
- 給水栓
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3350:2017
- 一般構造用軽量形鋼
- JISG3350:2021
- 一般構造用軽量形鋼
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISK3301:1985
- 化粧石けん
- JISK5107:1965
- カーボンブラック(顔料)
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK5600-6-3:1999
- 塗料一般試験方法―第6部:塗膜の化学的性質―第3節:耐加熱性
- JISK6902:2007
- 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
- JISK6911:1995
- 熱硬化性プラスチック一般試験方法
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法