JIS A 6021:2022 建築用塗膜防水材 | ページ 3

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単位 mm
図2−耐疲労性能試験体の作製方法

7.6 引張性能試験

7.6.1 23 ℃における引張性能試験
7.6.1.1 引張試験機
引張試験機は,試験時の最大引張力が引張試験機の能力の15 %85 %の範囲になるものとし,引張力及
び変位の自動記録装置並びに設定温度に対して±2 ℃で温度調節ができる恒温槽を備えたものとする。引
張速度は,500 mm/min又は200 mm/minに調節でき,試験片の標線間距離の8倍以上引っ張れるものとす
る。
7.6.1.2 試験片
この試験に用いる試験片は,次による。
a) 試験片の形状及び寸法は,表5による。
b) 試験片の数量は,3個とする。
7.6.1.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 7.6.1.2に規定した試験片を温度23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±10)%に1時間以上静置後,温度23 ℃
±2 ℃,相対湿度(50±10)%で7.6.1.1に規定した引張試験機につかみ間距離(L0)が60 mmになる
ように取り付け,表7に示す引張速度で試験片が破断するまで引っ張る。

――――― [JIS A 6021 pdf 11] ―――――

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表7−引張速度
単位 mm/min
主要原料による区分 引張速度
ウレタンゴム系 500
クロロプレンゴム系
ゴムアスファルト系
アクリルゴム系 200
シリコーンゴム系
b) 引張試験機に附属する引張力及び変位の自動記録装置から最大となる引張力を読み取る。この値を最
大引張力(PB)とする。
c) a)に規定した手順において,破断時の標線間距離は,JIS K 6251の13.3(引張強さ,切断時引張強さ
及び切断時伸びを求めるための測定)によって測定し,その値を破断時の標線間距離(LH)とする。
d) a)の試験結果(チャートなどの記録)から,破断時のつかみ間距離の変位量を読み取り,その値を破
断時の変位量(LC)とする。
e) 試験片の並行部の断面積(A)は,7.4 b) 1)で測定した試験片の厚さ(t)及び試験片の並行部の幅寸法
から算出する。
f) 引張強さ(TB)は,b)で求めた最大引張力(PB)を用いて,式(1)によって算出し,試験片3個の平均
値を有効数字2桁で示す。
TB=PBA (1)
ここで, TB : 引張強さ(N/mm2)
PB : 最大引張力(N)
A : 試験片の断面積(mm2)
ダンベル状2号形(幅10 mm)の場合 : A=10×t(mm2)
ダンベル状3号形(幅5 mm)の場合 : A=5×t(mm2)
ただし,t : 試験片の厚さ(mm)
g) 破断時の伸び率(E)は,c)で求めた破断時の標線間距離(LH)及び7.4 b) 2)で標線付けした標線間距
離(LH0)を用いて,式(2)によって算出し,試験片3個の平均値を丸めの幅 : 10で示す。
E=LH−LH0
×100 (2)
LH0
ここで, E : 破断時の伸び率(%)
LH0 : 標線間距離(20 mm)
LH : 破断時の標線間距離(mm)
h) 抗張積(TP)は,f)で求めた引張強さ(TB),c)で求めた破断時の標線間距離(LH)及び7.4 b) 2)で標線
付けした標線間距離(LH0)を用いて,式(3)によって算出し,試験片3個の平均値を丸めの幅 : 10で
示す。
TP=TB×(LH−LH0) (3)
ここで, TP : 抗張積(N/mm)
TB : 引張強さ(N/mm2)
LH0 : 標線間距離(20 mm)
LH : 破断時の標線間距離(mm)
i) 破断時のつかみ間の伸び率(EC)は,d)で求めた破断時の変位量(LC)を用いて,式(4)によって算出
し,試験片3個の平均値を丸めの幅 : 10で示す。

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EC=LC
L0×100 (4)
ここで, EC : 破断時のつかみ間の伸び率(%)
L0 : つかみ間距離(60 mm)
LC : 破断時の変位量(mm)
7.6.2 −20 ℃及び60 ℃における引張性能試験
7.6.2.1 引張試験機
引張試験機は,7.6.1.1による。
7.6.2.2 試験片
この試験に用いる試験片は,次による。
a) 試験片の形状及び寸法は,表5による。
b) 試験片の数量は,3個とする。
7.6.2.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 7.6.2.2に規定した試験片を−20 ℃±2 ℃及び60 ℃±2 ℃の温度条件又は7.6.2.1に規定した引張試
験機に附属する恒温槽で同温度に1時間以上静置した後,試験片を恒温槽の温度を−20 ℃±2 ℃又
は60 ℃±2 ℃の試験温度に調整した7.6.2.1に規定した引張試験機につかみ間距離(L0)が60 mmに
なるように取り付け,表7に示す引張速度で試験片が破断するまで引っ張る。
b) 引張試験機に附属する引張力及び変位の自動記録装置から最大となる張力を読み取り,その値を最大
張力(PB)とする。
c) a)の試験結果(チャートなどの記録)から,破断時のつかみ間距離の変位量を読み取り,その値を破
断時の変位量(LC)とする。
d) 試験片の断面積は,7.6.1.3 e)による。
e) −20 ℃及び60 ℃の温度における引張強さは,7.6.1.3 f)による。
f) −20 ℃及び60 ℃の温度における破断時のつかみ間の伸び率は,7.6.1.3 i)による。

7.7 引裂性能試験

7.7.1 引張試験機
引張試験機は,7.6.1.1による。
7.7.2 試験片
この試験に用いる試験片は,次による。
a) 試験片の形状及び寸法は,表5による。
b) 試験片の数量は,3個とする。

――――― [JIS A 6021 pdf 13] ―――――

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7.7.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 7.7.2に規定した試験片を温度23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±10)%に1時間以上静置後,温度23 ℃±
2 ℃,相対湿度(50±10)%で7.7.1に規定した引張試験機に取り付け,表7に示す引張速度で破断す
るまで引っ張る。引張試験機に附属する引張力及び変位の自動記録装置から最大となる引裂力を読み
取り,この値を最大引裂力(PT)とする。
b) 試験片の厚さは,7.4 b) 1)によって測定し,その値を試験片の厚さ(t)とする。
c) 引裂強さ(TT)は,式(5)によって算出し,試験片3個の平均値を有効数字2桁で示す。
TT=PTt (5)
ここで, TT : 引裂強さ(N/mm)
PT : 最大引裂力(N)
t : 試験片の厚さ(mm)

7.8 加熱伸縮性能試験

7.8.1 試験機器
試験機器は,次による。
a) 測長器 測長器は,JIS B 7516に規定する目量が0.5 mm以下の金属製直尺又はこれと同等な目量の
もの。
b) 加熱試験機 加熱試験機は,JIS K 6257の4.3[強制循環形熱老化試験機(縦風式)]に規定するもの
又はこれと同等の性能をもつもの。
7.8.2 試験片
この試験に用いる試験片は,次による。
a) 試験片の形状及び寸法は,表5による。
b) 試験片の数量は,3個とする。
7.8.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 加熱処理前の長さの測定 試験片を温度23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±10)%に24時間以上静置し,
試験片の中央部の長さを7.8.1 a)に規定した測長器を用いて測定し,その値を加熱処理前の長さ(L0)
とする。加熱処理前の長さ(L0)の測定位置を,図3に示す。
単位 mm
図3−加熱処理前の長さ(L0)の測定位置

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b) 加熱処理後の長さの測定 試験片を表8に示す温度に調節した加熱試験機内で粘着防止用粉末を打粉
した離型紙上に塗膜おもて面を上にして168時間水平に静置する。次いで,加熱試験機から試験片を
取り出して温度23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±10)%に4時間以上静置した後,a)で測定した同一箇所
を7.8.1 a)に規定した測長器を用いて測定し,その値を加熱処理後の長さ(L1)とする。
表8−加熱条件
単位 ℃
主要原料による区分 加熱温度
ウレタンゴム系 80±2
クロロプレンゴム系
アクリルゴム系
シリコーンゴム系
ゴムアスファルト系 70±2
c) 伸縮率 試験片の加熱処理前の長さ(L0)に対する伸縮率(S)は,式(6)によって計算し,試験片3個
の平均値を丸めの幅 : 0.1で示す。
S=L1−L0
×100 (6)
L0
ここで, S : 伸縮率(%)
L0 : 加熱処理前の長さ(mm)
L1 : 加熱処理後の長さ(mm)

7.9 劣化処理後の引張性能試験

7.9.1 試験機器
試験機器は,次による。
a) 加熱試験機は,7.8.1 b)による。
b) 促進暴露試験装置は,JIS K 7350-2の箇条4(装置)又はJIS K 7350-4の箇条4(装置)による。
7.9.2 試験片
この試験に用いる試験片は,次による。
a) 試験片の形状及び寸法は,表5による。
b) 試験片の数量は,処理ごとに3個とする。
7.9.3 試験片の処理
試験片の処理は,次による。
a) 加熱処理は,JIS K 6257の8.2(促進老化試験)による。ただし,試験片が変形するものについては,
試験片を離型紙などの上に塗膜おもて面を上にして水平に置いて加熱する。加熱温度は表8に示す温
度とし,加熱時間は168時間とする。加熱後の試験片を,温度23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±10)%に
4時間以上静置する。
b) 促進暴露処理は,JIS A 1415の6.1(キセノンアークランプによる暴露試験方法)又はJIS A 1415の
6.2(オープンフレームカーボンアークランプによる暴露試験方法)による。ただし,ブラックパネル
温度計の指示温度は63 ℃±3 ℃,スプレーサイクルは120分中18分,試験時間は,キセノンアーク
ランプの場合は,325時間,オープンフレームカーボンアークランプの場合には,250時間とする。試

――――― [JIS A 6021 pdf 15] ―――――

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