14
A 8508-1 : 2006
番号 危険源 JIS B 9700-1 JIS B 9700-2 JIS A 8508-1
:2004 :2004 :2006
5 振動から起こる危険源 5.4.3 5.17.3, 5.17.4,
7.
5.1 4.6
特に劣悪な姿勢と組み合わされるときの全身 4.2, 4.3c),
振動 4.8.4
6 放射から生じる危険源
6.1 低周波,無線周波放射及びマイクロ波 4.7 4.2.2, 4.3c) 5.14
5.4.5
6.2 赤外線,可視光線及び紫外線放射 4.7 4.2.2, 4.3c) 5.5.2.8
5.4.5
7 機械類によって処理又は使用される材料及び物質から起こる危険源
7.1 4.8
有害な液体,気体,ミスト,煙霧及び粉じん 4.2.2, 4.3c) 5.3.1.2, 5.3.2,
(塵)との接触又はそれらの吸入による危険源 5.4.4 5.15, 5.16
7.2 火災又は爆発の危険源 4.8 5.12.2, 5.15,
5.18
8 例えば次の項目から起こる危険源のように,機械類の設計時に人間工学原則の無視から起こる危険源
8.1 不自然な姿勢又は過剰な負担 4.9 4.7, 4.8.2, 5.31.1, 5.3.2,
5.5.6 5.4, 5.5.1,
5.5.2
8.2 4.9
手‐腕 又は 足‐脚 についての不適切な解 4.8.3 5.3.1.1, 5.4,
剖学的考察 5.5.1, 5.5.2
8.3 保護具使用の無視 4.8.7 5.11.1,7.
8.4 不適切な局部照明 4.8.6 5.3.2.6, 5.10
8.5 精神的過負荷及び過小負荷,ストレス 4.9 4.8.1, 4.8.5 5.17, 7.
8.6 ヒューマンエラー及び人間挙動 4.9 4.5.2, 4.8 5.2, 5.5,
4.11.9, 5.75.9, 5.20
4.11.10, 6.1
8.7 手動制御器の不適切な設計,配置又は識別 4.8.1,4.8.7 5.5, 5.7,
4.11.8 5.8
8.8 視覚表示装置の不適切な設計又は配置 4.8.1,4.8.8 5.5
6.2
8.9 安全の組込み原則の無視 5.3.2,5.5,
5.7, 5.8,
5.19.7.
8.10 不適切なガード及び防護装置 3.25, 3.26 5.2, 5.3 5.3.2.1, 5.3.2.5,
5.11, 5.16
8.11 不適切な運転操作位置 4.9 4.8.7, 4.8.8 5.3, 5.4, 5.5
8.12 3.3, 3.19
調整,補修及び保守整備場所並びにそれらへ 4.7, 4.11.12 5.2
の接近の不適切な設計 4.15, 5.5.6
9 危険源の組合せ 4.11 5.2, 5.3.1,
5.3.2.2, 5.6
10 次の事項から起こる予期しない始動,予期しない超過走行/超過速度 (又は何らかの類似不調)
10.1 制御システムの故障/混乱 4.11.1, 4.12 5.5
5.5.4
――――― [JIS A 8508-1 pdf 16] ―――――
15
A 8508-1 : 2006
番号 危険源 JIS B 9700-1 JIS B 9700-2 JIS A 8508-1
:2004 :2004 :2006
10.2 電気設備に対する外部影響 4.11.11 5.13, 5.14
10.3 ソフトウェアのエラー 4.6 5.5, 5.13,
5.14
10.4 4.9
オペレータによるエラー(人間の特性及び能力 4.8, 4.11.9 5.2, 5.5,
と機械類の不調和による。この表の番号8.7参 4.11.10, 5.7, 5.8
照) 5.5.2, 6.1
11 機械を考えられる最良状態に停止させること 4.11.3, 5.5, 5.8
が不可能 4.11.5, 5.5.2
12 動力源の故障 4.11.24.11.6, 5.7, 5.13
4.12,
5.5.4
13 制御回路の故障 4.11,4.12, 5.5, 5.13
5.5.4
14 留め具のエラー 4.9 4.7, 6.5 5.12.1
15 落下又は噴出する物体若しくは流体 4.2.1, 4.2.2 4.3, 4.10 5.12
16 4.10
人の滑り,つまずき及び落下(機械に関係する 5.5.6 5.2, 5.3.1.3
もの)
移動性による追加の危険源,危険状態及び危険事象
17 走行機能に関連したもの
17.1 エンジン起動時の移動 4.11.2 5.7, 附属書2
17.2 運転位置に運転者がいない状態での移動 5.5.2.4, 5.5.2.5
17.3 すべての部品が安全位置にない状態での移動 5.5.2.4, 5.5.2.7
17.4 走行機能 5.5, 5.7,
5.8, 5.9
17.5 移動時の過大振動 4.6 5.17.3
17.6 減速,停止及び固定するための機械能力が不十 5.8
分
17.7 遠隔制御 5.5.2.8
18 機械上の作業位置(運転席含む)に関連したもの
18.1 運転及び作業位置に入出時の人の落下 5.5.6 5.2
18.2 作業位置における排気ガス/酸素不足 5.3.1.2, 5.11.1,
5.15
18.3 火事(運転室の可燃性,消化手段の欠如) 5.18
18.4 作業位置における機械的危険源
a)車輪に接触 5.2 5.11.3
b)転覆 5.2
18.5 運転及び作業位置からの不十分な視界 5.6, 5.3.2.8
18.6 不適切な作業又は運転用照明 5.10
18.7 不適切な座席 5.4
18.8 作業位置における騒音 5.17.1, 5.17.2,
7.
――――― [JIS A 8508-1 pdf 17] ―――――
16
A 8508-1 : 2006
番号 危険源 JIS B 9700-1 JIS B 9700-2 JIS A 8508-1
:2004 :2004 :2006
18.9 運転及び作業位置における振動 4.5 5.17.3, 5.17.4,
7.
18.10 避難/非常口の不備 5.5.3 5.3.2.4
19 制御システムによるもの 4.11
19.1 エネルギー及び制御回路の不適切な設計 5.3 4.11.1 5.5, 5.7,
5.8, 5.13
19.2 手動制御器の不適切な配置 4.11.1 5.5.2,5.7,
5.8
19.3 手動制御器及びその運転モードの不適切な設 4.11.1 5.5.2
計
20 機械の取扱いから起こるもの(安定性の欠如) 5.19.3, 7.
21 動力源及び動力伝達装置によるもの
21.1 エンジン及びバッテリから起こる危険源 4.11.1 5.7.3,5.13.4,
5.13.5
21.2 機械間の動力伝達から起こる危険源
21.3 救出,輸送,つり上げ及びけん引から起こる危 5.5.5 5.19
険源
22 第三者から起こる又は第三者に及ぼす危険源
22.1 無許可の始動/使用 5.7.2
22.2 停止位置からのずれ動き 5.5.2.7
22.3 視覚又は聴覚警告手段の欠如又は不適切 5.20
23 運転者/オペレータに対する指示が不十分(取 5.17.2,5.17.4,
扱説明書,標識,警告及び表示) 5.20, 7.
――――― [JIS A 8508-1 pdf 18] ―――――
17
A 8508-1 : 2006
附属書2(規定)始動用ハンドル
序文
始動用ハンドルを用いて手動でエンジンを始動するとき, 突然回転方向が変りハンドルが逆方向
に加速する問題がある(附属書2図1参照)。その結果起こる角速度は,開放点において最大となる。こ
の慣性によって,ハンドルは,その運動エネルギーが摩擦及び運転員の力ですべて消費されるか,又は停
止位置に至るまで回転し続ける。したがって,キックバックの距離及び角度は,開放距離及び開放角度そ
れぞれより大きい。
始動用ハンドルの主たる危険源を引き起こすのは,運転員に作用するキックバック力そのものよりも距
離である。したがって,正しく始動用ハンドルを用いたときの事故防止方策としては,キックバック力を
制限する方法は不適当であり,最良の方法はキックバックの距離を制限することである。
1. 適用範囲
この附属書は,エンジンの始動用ハンドルについて規定する。
2. 定義 この附属書で用いる主な用語の定義は,次による。
2.1 始動用ハンドル 運転員がハンドルを用いて始動に必要なトルクを始動軸に与え,エンジンを始動
させる機器。
2.2 自動開放装置 キックバック時に自動的に始動用ハンドルとエンジンとの連結を開放する装置。こ
れによって,ハンドルがエンジンによって回されるのを防ぐ。
2.3 ガイド 始動時に始動用ハンドルを案内し,開放後危機的に投げ出されるのを防止する始動用ハン
ドルの一部。
2.4 キックバック制限装置 取扱説明書に従って正しく用いたとき,キックバックの距離を制限又は防
止し,それによる損傷のリスクを防ぐ始動用ハンドルの一部。
2.5 キックバック 始動時に圧縮又は燃焼圧力によって,始動用ハンドルの回転方向が突然変わること。
2.6 開放距離 方向が変わった瞬間から,ハンドルが始動軸から開放されるまでの,始動用ハンドルの
握り中心の移動距離(附属書2図1参照)。
2.7 開放角度 方向が変わった瞬間から,ハンドルが始動軸から開放するまでの始動用ハンドルの柄が
回転した角度(附属書2図1参照)。
2.8 キックバック距離 方向が変わった瞬間から停止するまでのハンドルの握り中心が移動した距離。
2.9 キックバック角度 方向が変わった瞬間から停止するまでの始動用ハンドルの柄が回転した角度。
――――― [JIS A 8508-1 pdf 19] ―――――
18
A 8508-1 : 2006
記号
1 : 始動方向 α1 : 開放角度
A : 開放距離 α2 : エネルギーの減少領域
B : キックバック距離 α : キックバック角度
附属書2図 1 エンジン始動時のハンドルの回転方向
3. 一般安全要求事項
3.1 始動用ハンドルは,エンジンがキックバックしたときに,ハンドルとエンジンとの間の駆動が離れ
る自動開放装置を備えていなければならない(附属書2の2.2参照)。ハンドルは,エンジンが回転してい
るとき再びかみ合うことを防止するようになっていなければならない。
3.2 始動用ハンドルは,例えば,ハンドルが回されていないとき,又は非常にゆっくり回転していると
き,若しくは始動回転と反対方向に回転しているときにだけ,エンジンからハンドルを開放するためのガ
イド(附属書2の2.3参照)を備えていなければならない。
3.3 始動用ハンドルは,自由に回るが取り外しできない握りを備え,適切に用いた場合は安全な運転を
保証しなければならない。これらの要求事項は,スリーブの使用にも適用する。
3.4 始動用ハンドルには,製造業者又は供給業者の標識を恒久的に表示する。
4. キックバックの場合の要求事項 開放角度は35°以下とし,開放距離は100 mmを超えてはならない。
5. 試験方法
5.1 開放角度及び開放距離の試験方法
5.1.1 開放距離の試験方法 時計回り及び反時計回りのエンジンの機構については,附属書2図2及び附
属書2図3に示す。
始動用ハンドルの開放距離の試験は,始動用ハンドルを使用するエンジンを用いて行う。
初めにハンドルが水平になるように,停止位置を設定する。最初の試験では5 kgの試験用おもりを,始
動用ハンドルの中央につるす。その後,レバーによってフライホイールを逆方向に滑らかに回転させる。
――――― [JIS A 8508-1 pdf 20] ―――――
次のページ PDF 21
JIS A 8508-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8508-1:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8301:1952
- モータグレーダ用切刃
- JISA8301:2000
- 土工機械―整備用開口部最小寸法
- JISA8302:2017
- 土工機械―運転員及び整備員の乗降用・移動用設備
- JISA8307:2006
- 土工機械―ガード―定義及び要求事項
- JISA8310:1993
- 土工機械 ― 操縦装置等の識別記号
- JISA8311:2018
- 土工機械―運転員の視野―測定方法及び性能基準
- JISA8312:1996
- 土工機械―安全標識及び危険表示図記号―通則
- JISA8312:2021
- 土工機械―機械安全ラベル―通則
- JISA8313:2001
- 土工機械―製品識別番号(PIN)
- JISA8314:2013
- 土工機械―ゴムタイヤ式機械―かじ取り装置要求事項
- JISA8315:2010
- 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
- JISA8316:2010
- 土工機械―電磁両立性(EMC)
- JISA8318:2001
- 土工機械―座席基準点(SIP)
- JISA8323:2001
- 土工機械―運転席及び整備領域―端部の丸み
- JISA8326:2003
- 土工機械―運転座席―寸法及び要求事項
- JISA8327:2017
- 土工機械―機械装着警報ブザー類及び警音器―試験方法及び性能基準
- JISA8330-2:2004
- 土工機械―運転室内環境―第2部:空気ろ過試験
- JISA8330-3:2004
- 土工機械―運転室内環境―第3部:運転室加圧試験方法
- JISA8330-4:2004
- 土工機械―運転室内環境―第4部:運転室換気,暖房及び/又は空気調和試験方法
- JISA8330-5:2006
- 土工機械―運転室内環境―第5部:前面窓ガラスデフロスタ試験方法
- JISA8331:2005
- 土工機械―機械装着救出装置―性能要求事項
- JISA8334:2006
- 土工機械―取扱説明書―内容及び様式
- JISA8340-1:2011
- 土工機械―安全―第1部:一般要求事項
- JISA8345:2004
- 土工機械―キーロック始動装置
- JISA8346:2004
- 土工機械―車体屈折フレームの固定装置―性能要求事項
- JISA8347:2004
- 土工機械―劣化防止及び保管
- JISA8407:2000
- 土工機械―操縦装置の操作範囲及び位置
- JISA8919:2007
- 土工機械―操縦装置
- JISB8370:2013
- 空気圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISB9702:2000
- 機械類の安全性―リスクアセスメントの原則
- JISB9703:2019
- 機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
- JISB9707:2002
- 機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9708:2002
- 機械類の安全性―危険区域に下肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9711:2002
- 機械類の安全性―人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すきま
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC60364-4-41:2010
- 低圧電気設備―第4-41部:安全保護―感電保護
- JISC60364-5-55:2011
- 建築電気設備―第5-55部:電気機器の選定及び施工―その他の機器
- JISD0006-1:2010
- 土工機械―機関―第1部:ネット出力試験方法
- JISD1201:1998
- 自動車,及び農林用のトラクタ・機械装置―内装材料の燃焼性試験方法
- JISK6347-1:2003
- 液化石油ガス用ゴムホース(LPGホース)―第1部:自動車,一般設備及び一般家庭用
- JISR3211:2015
- 自動車用安全ガラス
- JISR3211:2021
- 自動車用安全ガラス
- JISZ9104:2005
- 安全標識―一般的事項