JIS A 9523:2016 吹込み用繊維質断熱材 | ページ 5

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A 9523 : 2016
単位 mm
図A.3−厚さ測定位置
A.3.2 施工部位が屋根,床又は壁の製品
施工部位が屋根,床又は壁の製品の試験方法は,次による。
a) 吹込み装置を使用して,垂直に設置した試験用容器に吹込み用断熱材を枠の高さまで隙間のないよう
に吹き込み,試験体を作製する。試験体は1体以上とする。
なお,表面の施工用ネットが平滑となるよう押さえながら施工してもよい。
b) 吹き込んだ製品をポリ袋などで回収し,質量を0.01 kgの精度で測定し,四捨五入によって0.1 kgの単
位に丸めた値を試験体の質量とする。
c) 試験体の内のり面積Sは,試験体容器の底面各辺につき2か所を1 mmの精度にて測定した平均値を
各辺の長さとし,これらを乗じて,四捨五入によって小数点以下2桁に丸めた値とする。
d) 密度は,式(A.2)にて計算し,四捨五入によって整数に丸めた値とする。2体以上の試験体については,
その最小値を密度とする。
なお,体積の計算は,式(A.4)による。
V S t (A.4)
ここに, V : 体積(m3)
S : 試験用容器の内のり面積(m2)
t : 試験用容器の内のり厚さ(m)

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附属書B
(規定)
耐着火性試験方法
B.1 一般
この附属書は,吹込み用断熱材のうち,天井に施工する吹込み用グラスウール断熱材及び吹込み用ロッ
クウール断熱材の耐着火性試験方法について規定する。
B.2 試験装置
B.2.1 試験装置の構成
試験装置は,図B.1及び図B.2による。
B.2.2 電熱ラジエータ
電熱ラジエータ(以下,ラジエータという。)は,図B.3に示すような寸法とし,試験片設置部で2 W/cm2
の放射が得られるものとする。放射の分布は,中央から直径100 mm以内の位置で2±0.1 W/cm2とする。
B.2.3 口火機構
口火機構は,口火をラジエータ上部の円形開口部を通過して,所定の位置に定められた時間,停止させ
ることができる機構とし,次による。
a) 口火機構は,口火を4秒間隔で試験片設置部中央の上方10±1 mmの位置で0.5秒以内の時間で移動
させ,その位置に1秒間,口火を停止させることのできる機構とする。
b) 口火の長さは,常に約1 cmとなるようにプロパンガス流量(1920 mL/min)と空気流量(160180
mL/min)とを調整できる機構とする。
c) 口火が消えた場合には,補助口火で再点火できるものとし,口火機構には逆火防止器を付加する。
B.2.4 試験片移動装置
試験片と調整板とを速やかに交換でき,試験片又は放射計を所定の位置に固定できる機構をもつ装置と
する。
B.2.5 附属品
附属品は,次による。
a) 仕切板は,試験片に設置時から試験開始まで放射加熱を与えないために,ラジエータと試験片との間
に挿入するもので,JIS G 4305に規定するステンレス鋼製とする。
b) 調整板は,放射が安定するまで試験片の代わりに用いるものであり,JIS A 5430に規定する繊維強化
セメント板とする。
B.2.6 付加装置
付加装置は,次による。
a) 電力調整装置は,出力電圧の変動量が±1 %の精度をもつもので,ラジエータの電流容量に適合し,
所定の放射レベルに調整できるもの。
b) 放射計は,2 W/cm2の放射が測定できるもので,放射量の変化に対する応答は,放射指定値の95 %に
到達するまで10秒以下の応答速度をもつものとする。放射受熱面は,直径10 mm以下とし,かつ,
平たんなもので,黒色としたものを用いる。放射計の露出面全体は,放射受熱面を含めて全面積が80
mm2を超えてはならない。

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B.3 試験の準備
B.3.1 ラジエータの放射レベルの調節
ラジエータは,B.2.5 b) に規定する調整板を試験片設置位置に設置してから,B.2.2に規定する放射レベ
ルが得られるような電流を1時間以上供給した後,調整板の位置にB.2.6 b) に規定する放射計で放射レベ
ルの測定を行い,測定値が,2±0.1 W/cm2であることを確かめる。
B.3.2 試験片の準備
内のり寸法165 mm×165 mm,厚さが1 mmで深さ50 mmのJIS G 4305に規定するステンレス鋼製の受
皿に,吹込み装置であらかじめ解繊した吹込み用断熱材を温度110±5 ℃で乾燥し,製品の密度の下限値
に相当する質量(例 グラスウール密度20 kg/m3の場合1.0±0.1 kg/m2又はロックウール密度25 kg/m3の
場合1.3±0.1 kg/m2)だけ充し,表面が均一かつ平たんになるようにしたものを試料とする。試験片は,
図B.4に示すように,厚さが約0.0150.020 mmのアルミニウムはく(箔)の中央に直径140 mmの孔を
開けたもので全体を包んだものとする。
なお,同一の製品で,複数の製品記号をもつ吹込み用断熱材においては,密度の下限値が最大の製品記
号における試験結果を適用してもよい。
B.4 試験
試験は,次の手順で実施し,着火の有無を調べる。
a) .3.1に規定した放射レベルを確認した後,ラジエータと調節板との間に仕切板を入れ,調節板と交換
にB.3.2の試験片を入れる。
b) 試験片を入れた後,10秒以内に仕切板を除くと同時に,口火をB.2.3に規定した位置に,B.2.3に規定
した時間間隔で繰り返し移動させる。
c) 試験時間は15分間とし,その間の試験片の発炎の有無を観察する。発炎し,炎が4秒間以上継続して
いる状態である場合は着火と判定する。
図B.1−装置ブロック図

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図B.2−試験装置の機構例
単位 mm
図B.3−ラジエータ

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単位 mm
図B.4−試験片の製作方法

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