JIS B 2011:2010 青銅弁 | ページ 2

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B 2011 : 2010
表1−種類(続き)
シ 呼び径
呼び
弁種 ー A 8 10 15 20 25 32 40 50 65 80 100
圧力 ト
B (1/4)(3/8) (1/2) (3/4) (1) (11/4) (11/2)
(2) (21/2) (3) (4)
10K フランジ形玉形弁 メタル及 − − ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
フランジ形アングル弁びソフト − − ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ − − −
フランジ形仕切弁 メタル − − − − ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ −
注記 呼び径の○は,表1のA欄の呼び(以下,A呼びという。),B呼びどちらでもよい。◎は,A呼びだけである
ことを示す。
注a) ソルダ形は,銅配管だけに適用する。

5 流体の温度と最高許容圧力との関係

  流体の温度と最高許容圧力との関係(以下,圧力−温度基準という。)は,表2のとおりとする。ただし,
流体は凍結しないこととする。また,必要に応じて表2の範囲内で変更することができる。
なお,高圧ガス保安法その他によって使用禁止又は使用制限が加えられている場合,使用者は,法令の
範囲内でバルブを使用しなければならない。
表2−圧力−温度基準
呼び圧力 流体の温度 ℃ 最高許容圧力e) Pa
−29 a)120 0.7
5K
159 b) ) 0.5
1.4
−29 a)120
10K 1.2 f)
185 b) ) 1.0
注a) ソルダ形は,−18 ℃とする。
b) ソルダ形には,適用しない。
c) 最高使用温度であって,仕切弁の場合は,134 ℃とする。
d) 最高使用温度であって,仕切弁の場合は,171 ℃とする。
e) 120 ℃を超え最高使用温度までの中間の温度における最高許容圧力は,比例補
間法によって求める。
f) 呼び径32 (11/4) 以上のソルダ形に適用する。

――――― [JIS B 2011 pdf 6] ―――――

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B 2011 : 2010
表2−圧力−温度基準(続き)

6 品質

6.1 性能

  バルブの性能は,次のとおりとする。
a) 耐圧性能 バルブの耐圧部は,8.1によって試験を行ったとき,各部に変形,漏れなどの異常があって
はならない。
b) 弁座漏れ性能 バルブの弁座漏れ性能は,8.2によって試験を行ったとき,表3に適合しなければなら
ない。
表3−弁座の許容漏れ量
弁種 レート
A
メタルシート
玉形弁及びアングル弁 B a) )
ソフトシート A
A
仕切弁 メタルシート
D a) )
メタルシート D c)
リフト逆止め弁及び
A
スイング逆止め弁 ソフトシート
B a) )
注記 レートは,JIS B 2003で規定する漏れ量の区分を示す。
注a) 使用上差し支えない場合に適用する。
b) 水圧による場合は呼び径25未満のものは,許容漏れ量を0.25 mm3/sとする。
c) 水圧による場合は呼び径25未満のものは,許容漏れ量を2.5 mm3/sとする。
c) 作動性能 バルブの作動性能は,8.3によって試験を行ったとき,各運動部はバルブの開閉操作に適す
るよう円滑に作動しなければならない。
また,リフト逆止め弁及びスイング逆止め弁の弁体は,自重で閉止の位置に戻るものでなければな
らない。
d) 浸出性能 飲用に供する給水・給湯設備に用いるバルブの浸出性能は,8.6によって試験を行ったとき,
表4に適合しなければならない。

――――― [JIS B 2011 pdf 7] ―――――

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表4−浸出性能の判定基準
項目 判定基準
カドミウム及びその化合物a) カドミウムの量に関して,0.003 mg/L以下
水銀及びその化合物 水銀の量に関して,0.000 5 mg/L以下
セレン及びその化合物 セレンの量に関して,0.01 mg/L以下
鉛及びその化合物 鉛の量に関して,0.01 mg/L以下
ひ素及びその化合物 ひ素の量に関して,0.01 mg/L以下
六価クロム化合物 六価クロムの量に関して,0.05 mg/L以下
シアン化物イオン及び塩化シアン シアンの量に関して,0.01 mg/L以下
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10 mg/L以下
ふっ素及びその化合物 ふっ素の量に関して,0.8 mg/L以下
ほう素及びその化合物 ほう素の量に関して,1.0 mg/L以下
四塩化炭素 0.002 mg/L以下
1, 4-ジオキサン 0.05 mg/L以下
1, 2-ジクロロエタン 0.004 mg/L以下
シス-1, 2-ジクロロエチレン及び 0.04 mg/L以下
トランス-1, 2-ジクロロエチレン
ジクロロメタン 0.02 mg/L以下
テトラクロロエチレン 0.01 mg/L以下
1, 1, 2-トリクロロエタンb) 0.006 mg/L以下
トリクロロエチレン 0.03 mg/L以下
ベンゼン 0.01 mg/L以下
ホルムアルデヒド 0.08 mg/L以下
亜鉛及びその化合物 亜鉛の量に関して,1.0 mg/L以下
アルミニウム及びその化合物 アルミニウムの量に関して,0.2 mg/L以下
鉄及びその化合物 鉄の量に関して,0.3 mg/L以下
銅及びその化合物 銅の量に関して,1.0 mg/L以下
ナトリウム及びその化合物 ナトリウムの量に関して,200 mg/L以下
マンガン及びその化合物 マンガンの量に関して,0.05 mg/L以下
塩化物イオン 200 mg/L以下
蒸発残留物 500 mg/L以下
陰イオン界面活性剤 0.2 mg/L以下
非イオン界面活性剤 0.02 mg/L以下
フェノール類 フェノールの量に換算して,0.005 mg/L以下
有機物[全有機炭素(TOC)の量] 3 mg/L以下
味 異常でないこと
臭気 異常でないこと
色度 5度以下
濁度 2度以下
エピクロロヒドリン 0.01 mg/L以下
アミン類 トリエチレンテトラミンとして,0.01 mg/L以下
2, 4-トルエンジアミン 0.002 mg/L以下
2, 6-トルエンジアミン 0.001 mg/L以下
酢酸ビニル 0.01 mg/L以下
スチレン 0.002 mg/L以下
1, 2-ブタジエン 0.001 mg/L以下
1, 3-ブタジエン 0.001 mg/L以下
注a) カドミウム及びその化合物は,2010年3月31日までは0.01 mg/L以下とし,2010年4月1日か
らは0.003 mg/L以下とする。
b) 1, 1, 2-トリクロロエタンは,2010年3月31日まで適用する。

――――― [JIS B 2011 pdf 8] ―――――

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6.2 構造,形状及び寸法

  バルブの構造,形状は目視によって,寸法は8.4によって試験を行ったとき,次のとおりとする。

6.2.1 共通事項

  バルブの構造,形状及び寸法の共通事項は,次のとおりとする。
a) バルブの主要寸法を,表6に示す。
b) 構造及び形状の一例を,附属書Bに示す。
c) バルブの開閉は,ハンドル車の逆時計回りを“開き”,時計回りを“閉じ”とする。
d) 弁棒ねじは,台形ねじを使用する。ただし,他のねじを使用するときは受渡当事者間の協議による。
e) 弁箱各部の流過面積は,弁座口径の面積以上とする。ただし,弁体に羽根足を付ける場合には,流過
面積を羽根足の分だけ減少してもよい。
f) 面間寸法(L)の許容差は,JIS B 2003による。
g) ねじ込み形弁の両端ねじ軸線間のしん(芯)ずれ又は直角度の許容値は,JIS B 2003による。ソルダ
形弁は,ねじ込み形弁に準ずる。
h) フランジ形弁のフランジの寸法は,JIS B 2240の付表2(呼び圧力10Kフランジの寸法)による。
i) フランジ形弁のフランジの寸法許容差は,JIS B 2240の付表4(フランジの寸法許容差)による。
j) フランジ形弁の両端フランジの傾き又は直角度の許容値は,JIS B 2003の附属書A(参考)に示す。
k) 六角ナットは,JIS B 1181による。
l) 割りピンは,JIS B 1351による。

6.2.2 玉形弁及びアングル弁

  玉形弁及びアングル弁の構造及び形状は,次のとおりとする。
a) 弁箱とふたとの接続は,メタルシートの場合はねじ込み形,ソフトシートの場合はユニオン形とする。
ただし,呼び圧力10Kのバルブで呼び径80 (3) 以上のものは,フランジ形でボルト締めとする。
b) 弁体と弁棒は,脱落せず,かつ,円滑に回転するような構造とする。ただし,絞り止めによる場合は,
呼び径25 (1) 以下とする。また,呼び径15 (1/2) 以下のものは,弁体と弁棒を一体形にしてもよい。
c) 弁座の形状は,円すい又は平面とする。
d) 弁体弁座にはソフトシートを組み入れる構造としてもよい。この場合,シートが緩まない構造としな
ければならない。
e) 呼び圧力10Kのバルブのパッキンを押さえる構造は,呼び径65 (2 1/2) 以下ではパッキン押さえナッ
トとし,呼び径80 (3) 以上では,ボルト締めパッキン押さえとする。

6.2.3 仕切弁

  仕切弁の構造及び形状は,次のとおりとする。
a) バルブを全閉した場合,弁体の弁座面中心が弁箱の弁座面中心より上方になければならない。
b) バルブを全開した場合,弁体が弁座の口径内に残ってはならない。
c) 呼び径50 (2) 以下は弁棒上昇式,呼び径65 (2 1/2) 以上のものは弁棒上昇式又は弁棒非上昇式とし,次
による。
1) 弁棒上昇式では,弁体と弁棒の引っ掛け部,また,弁棒非上昇式では,弁棒のつばとその受圧面と
は十分な強さのものとする。
2) 弁棒非上昇式では,パッキン箱を備え,パッキン箱とふたとの接続はボルト締めとする。
d) 弁箱とふたとの接続は,呼び径50 (2) 以下はねじ込み形とし,呼び径65 (2 1/2) 以上はねじ込み形又は
フランジ形でボルト締めとする。

――――― [JIS B 2011 pdf 9] ―――――

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e) 弁箱及び弁体には,適切なガイドを設ける。
f) 弁箱の補強が必要な場合には,適切なリブを設けるのがよい。

6.2.4 リフト逆止め弁及びスイング逆止め弁

  リフト逆止め弁及びスイング逆止め弁の構造及び形状は,次のとおりとする。
a) 弁箱とふたとの接続は,ねじ込み形又はユニオン形とする。
b) 弁座の形状は,円すい又は平面とする。
c) 弁体弁座にはソフトシートを組み入れる構造としてもよい。この場合,シートが緩まない構造としな
ければならない。
d) リフト逆止め弁で,弁体の作動に伴って流体が圧縮される場合は,流体の逃し部を設ける。
e) リフト逆止め弁の弁体のガイド部の形状は,弁体を確実に案内する形状とする。
f) スイング逆止め弁の弁体は,弁箱に設けられたストッパの位置まで開き,自重で閉止する構造とする。
g) スイング逆止め弁の弁箱と弁体は,ヒンジピンで接続する。

6.3 外観

  バルブの外観は,目視によって試験を行いJIS B 2003の箇条7(外観検査)による。

7 材料

  バルブの材料は,8.5によって試験を行い次のとおりとする。
a) バルブの材料は,表7又は表7に示す材料と同等以上の機械的性質及び耐食性をもつ材料を用いる。
b) 鉛フリー銅合金材料は,青銅鋳物系(Cu-Sn-Zn系)及び黄銅伸銅系とし,次のとおりとする。
1) 化学成分のうち,鉛の含有率は0.25 %以下とし,その他の化学成分は,受渡当事者間の協議による。
2) 引張強さ及び伸びは,次のとおりとする。
2.1) 青銅鋳物系は,JIS H 5120のCAC406と同等以上とする。ただし,連続鋳造鋳物の場合は,JIS H
5121のCAC406Cと同等以上とする。
2.2) 黄銅伸銅系は,JIS H 3250のC3771又はC3604と同等以上とする。
なお,弁棒,弁体及びヒンジピンに黄銅伸銅系を用いる場合の耐食性は,耐脱亜鉛黄銅材料と
同等以上とする。
c) 耐脱亜鉛黄銅材料は,次のとおりとする。
1) 化学成分は,受渡当事者間の協議による。
2) 引張強さ及び伸びは,JIS H 3250のC3771又はC3604と同等以上とする。
3) 脱亜鉛腐食感受性の評価は,A.7に規定する2種とする。
d) ソルダ形弁の管との接合材は,鉛フリーはんだ(軟ろう)とし,その成分は,JIS Z 3282に規定する
Sn96.5Ag3.5(Sn 96.5 %,Ag 3.5 %)とする。

8 試験

  バルブの試験は,以下による。

8.1 弁箱耐圧試験

  バルブの弁箱耐圧試験は,JIS B 2003による。
a) 水圧試験 水圧試験は,JIS B 2003の9.2.1(水圧試験)による。ただし,上水道用の給水・給湯設備
に用いる呼び圧力5Kのバルブの試験圧力は1.75 MPaとする。
なお,試験時間は,表5による。

――――― [JIS B 2011 pdf 10] ―――――

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