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B 7994 : 2021
c) 測定濃度範囲
d) 使用温度範囲
e) 定格電圧,定格周波数及び容量
f) 製造業者名又はその略号
g) 製造年月
h) 製造番号
10 取扱説明書
取扱説明書には,次の事項を記載しなければならない。
a) 設置場所条件
b) 試料ガスの温度,流量,ダスト濃度及び干渉成分のそれぞれの許容範囲
c) 試料ガスの前処理方法
d) 配管及び配線
e) 暖機時間
f) 使用方法
1) 測定の準備及び校正
2) 測定操作
3) 測定停止時の処置
g) 保守点検
1) 日常点検の指針
2) 定期点検の指針
3) 流路系の清掃
4) 故障時の対策
――――― [JIS B 7994 pdf 11] ―――――
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B 7994 : 2021
附属書A
(参考)
校正用ガス調製装置
A.1 校正用ガス調製装置の構成例
図A.1は,水銀標準液を還元気化して水銀ガスを発生する校正用ガス調製装置の構成例であり,吸引ポ
ンプ,流量調整弁,水銀標準液タンク,溶液定量注入部,還元部,除湿部などで構成する。塩化水銀の水
銀標準液と空気とを設定流量で還元部に導入する。還元部は,JIS K 9502に規定するL(+)-アスコルビン
酸10 gに水100 mLを加え,かき混ぜて溶かしたものを容器に入れ,溶液定量注入部から注入される水銀
標準液を還元気化し水銀ガスを生成する。空気は水銀を除去した後,還元部の容器に通気し,除湿部で水
分を除去する。
図A.2は,飽和水銀蒸気を希釈して水銀ガスを発生する校正用ガス調製装置の構成例であり,圧力制御
部,流量制御部,水銀気化部,混合部などで構成する。水銀気化部に水銀を入れて一定温度にし,水銀を
一定の飽和蒸気圧に気化させる。水銀気化部の温度を温度計で読み取り,JIS K 0222記載の飽和水銀ガス
濃度表によって気化部内の水銀濃度を求める。気化させた水銀蒸気を混合部内で希釈し,必要な校正用水
銀ガスを調製する。
図A.3は,パーミエーションチューブ法による校正用ガス調製装置の構成例であり,恒温槽,水銀除去
活性炭,流量計などで構成する。金属水銀を封入したパーミエーションチューブを,恒温に保持すると,
単位時間に管壁を浸透拡散するガス量(浸透速度)が一定となる。したがって,そこに水銀を除去した窒
素などの希釈ガスを定流量送った場合,微量濃度の校正用ガスが連続的に得られ,必要な校正用水銀ガス
が調製される。
図A.2及び図A.3の校正用ガス調製装置から発生する水銀ガス濃度は,JIS K 0222に規定する水銀分析
方法によって確認する。
図A.1−水銀校正用ガス調製装置の例(1)
――――― [JIS B 7994 pdf 12] ―――――
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図A.2−水銀校正用ガス調製装置の例(2)
図A.3−水銀校正用ガス調製装置の例(3)
A.2 水銀標準液の調製例
A.2.1 水銀希釈用溶液
L-システイン10 mgを全量フラスコ1 000 mLに入れ,水を加えて振り混ぜて溶かし,JIS K 8541に規定
する硝酸2 mLを加え,水を標線まで加える。水銀標準液を図A.1に使用する場合は水銀希釈用溶液にL-
システインを加えない。
A.2.2 水銀標準原液
JIS K 8139に規定する塩化水銀(II)67.7 mgを全量フラスコ500 mLに入れ,A.2.1の水銀希釈用溶液に
溶かし,さらに,水銀希釈用溶液を標線まで加え,原液(Hg 100 mg/L)とする。
市販のJCSS標準物質か,又はそれに準じる水銀標準液(Hg 1 000 mg/L)を原液としてもよい。原液は
冷蔵庫中に保存する。
水銀標準液は,使用時に,この原液を水銀希釈用溶液で希釈して調製する。
JIS B 7994:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS B 7994:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISK0095:1999
- 排ガス試料採取方法
- JISK0212:2016
- 分析化学用語(光学部門)
- JISK0215:2016
- 分析化学用語(分析機器部門)
- JISK0222:1997
- 排ガス中の水銀分析方法
- JISK8136:2017
- 塩化すず(II)二水和物(試薬)
- JISK8139:2007
- 塩化水銀(II)(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8780:2019
- ピロガロール(試薬)
- JISK9502:2020
- L(+)-アスコルビン酸(試薬)
- JISZ8103:2019
- 計測用語