JIS B 8262:2019 LPガス用継手金具付高圧ホース及び低圧ホース | ページ 6

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単位 mm
図9−低圧ホースの難燃性試験装置の例
10.2.9 低圧ホースの可とう性試験
低圧ホースの可とう性試験は,表22の曲げ半径の1/2以下の半径の円筒の外周にホースを巻き付けたと
きのへん平率を測定する。
なお,へん平率の計算には次の式を用いる。
D1 D1 D2 D2
100 及び 100
D1 D2
巻き付け前の状態 円筒の外周に巻き付けたときの状態
10.2.10 低圧ホース外層の耐薬品性試験
低圧ホース外層の耐薬品性試験は,JIS K 6258の箇条8(試験方法)に定める方法によって,表23の浸
せき液に浸せきした後,質量変化率を測定する。
表23−浸せき条件
項目 浸せき液 温度 時間
耐食酢性 4 %酢酸水溶液 25 ℃±5 ℃ 24時間
耐食用油性 大豆油(100 %)
耐しょう油性 しょう油(100 %)
耐石けん液性 2 %ラウリル酸ナトリウム水溶液
耐中性洗剤性 2 % n-ラウリルベンゼンスルホン酸
ナトリウム水溶液
耐漂白剤性 10 %次亜塩素酸ナトリウム水溶液

――――― [JIS B 8262 pdf 26] ―――――

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10.2.11 低圧ホースの耐切断性試験
低圧ホースの耐切断性試験は,長さ約500 mmのホースを試験片として用いる。図10に記載する試験装
置に図11に記載する新しいカッタナイフの刃を固定し,ヒンジから100 mmの位置に試験片を置く。ヒン
ジから500 mmの位置に質量6 kgのおもりを5分間載せた後,10.2.13の気密試験を行い,漏れ,その他の
異常の有無を調べる。
単位 mm
図10−耐切断試験装置の例
図11−カッタナイフの刃
10.2.12 ホースアセンブリの耐圧試験
ホースアセンブリの耐圧試験は,ホースアセンブリに水又は油で表24に規定する試験圧力を指定時間加
えた後,漏れ,その他の異常の有無を調べる。
表24−耐圧試験圧力
ホースの種類 試験圧力 試験時間
高圧ホース 2.60 MPa 1分以上
低圧ホース 0.80 MPa 1分以上
10.2.13 ホースアセンブリの気密試験
ホースアセンブリの気密試験は,ホースアセンブリに試験用ガスで表25に規定する試験圧力を指定時間
加えた後,漏れの有無を調べる。
なお,この試験中試料の一端は自由にする。

――――― [JIS B 8262 pdf 27] ―――――

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表25−気密試験圧力
ホースの種類 試験圧力 試験時間
高圧ホース 1.56 MPa 30秒以上
低圧ホース 0.30 MPa 1分以上
10.2.14 ホースアセンブリの耐低温曲げ試験
ホースアセンブリの耐低温曲げ試験は,ホース本体を直線状態にして,温度−2520 ℃の恒温槽に高圧
ホースにあっては30分間以上,低圧ホースにあっては1時間以上放置した後,表26の曲げ半径で図12
のように曲げたとき,割れ,その他の異常の有無を調べる。
ただし,恒温槽から取り出して行う場合にあっては,温度−3020 ℃以下の恒温槽に高圧ホースにあっ
ては30分間以上,低圧ホースにあっては1時間以上放置した後取り出し,10分以内に調べる。
表26−耐低温試験時の曲げ半径
単位 mm
ホースの種類 ホースの呼び 曲げ半径 ホース補助長さa)
高圧ホース 6 110 50
低圧ホース 10 140 60
19 350 90
注a) ホース補助長さとは,曲げ試験に必要な継手取付部側ホース端部からの余裕
長さをいう。
図12−ホースの曲げ方の例

――――― [JIS B 8262 pdf 28] ―――――

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10.2.15 ホースアセンブリの引張試験
ホースアセンブリの引張試験は,ホースの自由長さ300 mm以上の試料を用い,継手の一端を固定し,
他端に1 kNの引張力を加え,5分間経過した後,目視によって,継手金具の離脱及び破損,ホースの破断
などの異常の有無を調べる。その後,10.2.13の気密試験を行う。
なお,ホースの内面に樹脂ライニング層がある場合,試験後,ホースを長手方向に切断し,内層からの
離,割れ,膨れなどの有無を調べる。
10.2.16 ホースアセンブリの耐衝撃性試験
ホースアセンブリの耐衝撃性試験は,ホースの構造によって,10.2.16.110.2.16.4のいずれかの方法で
確認を行う。
10.2.16.1 連結用高圧ホース(両側)の場合
連結用高圧ホース(両側)におけるホースアセンブリの耐衝撃性試験は,調整器取付金具部については,
試料の継手金具の外筒近傍のホースを固定し,質量1.5 kgの鋼球を1 mの高さから調整器取付金具の中央
部へ落下させて衝撃を加え,継手金具及び調整器取付金具の破損,使用上支障のある変形などの異常の有
無を調べる。容器接続金具部については,試料を2 mの高さから水平状態でコンクリート床面に落下させ
て衝撃を加え,継手金具の破損,使用上支障のある変形などの異常の有無を調べる。それぞれの継手に対
し衝撃を与えた後,10.2.13の気密試験を行う。
試験装置の例を図13に示す。
図13−耐衝撃性試験装置の例

――――― [JIS B 8262 pdf 29] ―――――

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10.2.16.2 連結用高圧ホース(片側)の場合
連結用高圧ホース(片側)におけるホースアセンブリの耐衝撃性試験は,調整器取付金具部については,
試料の容器接続金具の先端及び継手金具の外筒近傍のホースを固定し,質量1.5 kgの鋼球を1 mの高さか
ら調整器取付金具の中央部へ落下させて衝撃を加え,継手金具及び調整器取付金具の破損,使用上支障の
ある変形などの異常の有無を調べる。容器接続金具部については,試料を2 mの高さから水平状態でコン
クリート床面に落下させて衝撃を加え,継手金具の破損,使用上支障のある変形などの異常の有無を調べ
る。それぞれの継手に対し衝撃を与えた後,10.2.13の気密試験を行う。
試験装置の例を図13に示す。
10.2.16.3 集合用高圧ホースの場合
集合用高圧ホースにおける耐衝撃性試験は,試料を2 mの高さから水平状態でコンクリート床面に落下
させて衝撃を加え,継手金具の破損,使用上支障のある変形などの異常の有無を調べる。その後,10.2.13
の気密試験を行う。
10.2.16.4 低圧ホースの場合
低圧ホースにおける耐衝撃性試験は,試料の一端の継手金具及び外筒近傍のホースを固定し,ホースを
固定した側の外筒に質量1.5 kgの鋼球を1 mの高さから落下させて衝撃を加え,継手金具の破損,使用上
支障のある変形などの異常の有無を調べる。他端も同様に衝撃を加えた後異常の有無を確認する。その後,
10.2.13の気密試験を行う。
試験装置の例を図13に示す。
10.2.17 ホースアセンブリの耐熱老化性試験
ホースアセンブリの耐熱老化性試験は,アセンブリした高圧ホースを温度8002 ‡ に入れ,960
時間経過後取り出し,4時間以上放置して常温に戻した後,継手金具の一端を固定し,他端に左右90°の
ねじりを各1回加えた後,10.2.13の気密試験を行う。
10.2.18 チェック弁の作動性試験
チェック弁の作動性試験は,調整器取付金具に栓を施し,一端の容器接続金具に0.1 MPaの圧力を加え,
その圧力を徐々に0.07 MPaまで下げたとき,弁からの漏れの有無を確認する。
10.2.19 チェック弁の通過空気流量試験
チェック弁の通過空気流量試験は,調整器取付金具に栓を施し,一端の容器接続金具を上方,他端を下
方にした垂直の状態で上方の一端から圧力を加え,圧力を0から徐々に上昇させ,両端の圧力差が1.0 kPa
に達したとき,他端からの通過空気量を確認する。
10.2.20 チェック弁の自動復帰試験
チェック弁の自動復帰試験は,液封防止型チェック弁を作動させた後,両端の圧力差を1.0 kPa以下にま
で減少させたときの復帰状態を確認する。
10.2.21 チェック弁の流量試験
チェック弁の流量試験は,流量測定設備によって,片側550 mmの連結用高圧ホースを用い,容器接続
金具側から圧力0.1 MPaの試験用ガスを流し,容器接続金具側と調整器取付金具の調整器を取り付ける側
との圧力差が30 kPaのときの流量を確認する。
10.2.22 チェック弁の耐久性試験
チェック弁の耐久性試験は,一端の容器接続金具に0.07 MPa以上0.1 MPa以下の圧力の試験用ガスを2
秒間以上3秒間以下の時間流入した後,2秒間以上3秒間以下の時間流入を停止する。その後,他端の容
器接続金具から同様の操作を行い,これを1サイクルとして360回繰り返した後,10.2.18のチェック弁の

――――― [JIS B 8262 pdf 30] ―――――

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