JIS B 8319:2003 小形多段遠心ポンプ | ページ 3

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B 8319 : 2003

9. 材料

 各部に使用する材料は,表9又は品質がこれと同等以上のものとする。
表 9 材料
部品名 材料
ポンプ本体 JIS G 5501のFC200, FC250 (12), JIS G 4305のSUS304, JIS G 5121のSCS13
羽根車 JIS H 5120のCAC406, JIS G 5501のFC150(13), JIS G 4305のSUS304
又はJIS G 4303のSUS304,JIS G 5121のSCS13
案内羽根 JIS H 5120のCAC406, JIS G 5501のFC150又はJIS G 4305のSUS304
軸受ハウジング JIS G 5501のFC150
すべり軸受 JIS H 5120のCAC406又はJIS G 5501のFC150にJIS H 5401のWJ6裏張り
バランスディスク又は JIS H 5120のCAC406又はJIS G 5501のFC150
バランスピストン
バランスシート JIS H 5120のCAC406, CAC202又はJIS G 5501のFC200(13)
主軸 JIS G 4051のS30C又はJIS G 4303のSUS403, SUS304
キー JIS G 4051のS45C又はJIS G 4303のSUS403, SUS304
ライナリング及びブシュ類 JIS H 5120のCAC406, CAC202又はJIS G 5501のFC150(13)
JIS G 4303のSUS304
スリーブ JIS H 5120のCAC406, JIS G 5501のFC150(13)又はJIS G 4303のSUS403
主軸ナット JIS H 5120のCAC406, CAC202, JIS G 3101のSS400(13),
JIS H 3250のC3604BE, C3604BD又はJIS G 4303のSUS403, SUS304
パッキン押さえ JIS H 5120のCAC406, CAC202,JIS G 5501のFC150又はJIS G 4303のSUS403
パッキン押さえボルト・ナット JIS H 3250のC3604BE, C3604BD, JIS H 5120のCAC202, JIS G 3101の
SS400(13)(さび止め処理を施したもの)又はJIS G 4303のSUS403
呼び水じょうご(必要な場合) JIS G 5501のFC150, JIS G 3101のSS400又は合成樹脂
コック類(必要な場合) JIS H 5120のCAC406, CAC202又はJIS H 3250のC3604BE, C3604BD
共通ベース JIS G 5501のFC150又はJIS G 3101のSS400
軸継手 JIS G 5501のFC200又はJIS G 4051のS25C
締付ボルト及びナット JIS G 3101のSS400
注(12) IS B 2238若しくはJIS B 2239の呼び圧力20K,PN25又はPN40のフランジの場合。
(13) これらの材料を使用する場合には,受渡当事者間の協定による。
10. 附属品 ポンプには,表10に示す附属品を付ける。
表 10 附属品
品名 数量 品名 数量
プラグ 1式 呼び水じょうご及び呼び水コック(必要な場合) 1組
軸継手 1組 空気抜きコック(必要な場合) 1個
軸継手ガード 1組 ドレン抜きコック(必要な場合) 1個
共通ベース 1個 相フランジ(14) 1式
基礎ボルト 1組
(必要な場合)
注(14) IS B 2238若しくはJIS B 2239の呼び圧力10K,20K又は PN10PN40のフランジ以外の場合
に付ける。

11. 試験方法

 試験方法は,JIS B 8301による。
なお,運転状態及び耐水圧の試験は,JIS B 8301の5.1.2(付加的なチェック)及びJIS B 8301附属書2
(運転状態,耐水圧及び最小吐出し量における温度上昇)によって行い,確認するのがよい。ただし,各
耐圧部品の水圧試験圧力は,運転時においてその部品に加わる最高圧力の1.5倍以上とする。

――――― [JIS B 8319 pdf 11] ―――――

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備考 同時に製作された同一機種で同一仕様の多数のポンプを試験する場合には,10台又はその端数
に対し,1台の試験を行い,ほかは規定全揚程における吐出し量,ポンプ効率,軸動力及び運
転状態を試験する運転試験だけを行えばよい。この場合,基準性能に対する許容幅は,吐出し
量で±5 %,軸動力で+5 %とする。

12. 表示

 表示は,次による。
ポンプには,銘板及び回転方向を示す矢印を付ける。銘板には,大きさ(吸込口径及び吐出し口径並び
に段数),吐出し量,全揚程(全揚程の代わりに吐出し圧力を記入する場合には,圧力の単位にMPaを用
いる。),回転速度(15),製造業者名,製造番号及び製造年又はその略号を記入する。
銘板に記入する吐出し量及び全揚程は,受渡当事者間の契約値とするが,5.4に規定するB効率に合格
するポンプの最小吐出し量とそのときの全揚程及び最大吐出し量とそのときの全揚程とを記入して,2点
表示としてもよい。ただし,この場合の最小吐出し量と最大吐出し量は,表3の範囲を超えてはならない。
2点表示の銘板には,回転速度及び所要電動機の定格出力を記入する。
注(15) 回転速度は,ポンプの回転速度とするが,電動機の同期回転速度としてもよい。

13. 提出書類

 注文者に提出する書類は,次による。
ポンプには,試験合格証,ポンプの性能曲線又は機種の基準となる代表性能曲線及び取扱説明書を付け
る。
備考 ポンプの性能曲線には,連続運転ができる範囲又は条件,例えば,連続運転ができる最小吐出
し量,必要NPSH曲線などを明示することが望ましい。
関連規格 ISO 9908 : 1993Technical specifications for centrifugal pumps−Class III

――――― [JIS B 8319 pdf 12] ―――――

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備考 図中の吐出し量及び全揚程の枠は,表2に示す三相誘導電動機と直結する場合の全揚程の標準範
囲を示す。二点鎖線で示す動力は,駆動電動機の定格出力を参考として示したものである。
付図 1 性能図表(50 Hz)

――――― [JIS B 8319 pdf 13] ―――――

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備考 図中の吐出し量及び全揚程の枠は,表2に示す三相誘導電動機と直結する場合の全揚程の標準範
囲を示す。二点鎖線で示す動力は,駆動電動機の定格出力を参考として示したものである。
付図 2 性能図表(60 Hz)

――――― [JIS B 8319 pdf 14] ―――――

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吐出し量 m3/min 0.08 0.1 0.15 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.8 1.0 1.5 2 3 4 5 6 8 10 15
A効率 % 32 37 44 48 53.5 57 59 74
60.5 63.5 65.5 68.5 70.5 73 74.5 75 75.5 76 76.5
B効率 % 26 30.5 36 39.5 44 46.5 48.5 49.5 52 53.5 56 58 60 60.5 61 61.5 62 62.5 63
付図 3 ポンプ効率

――――― [JIS B 8319 pdf 15] ―――――

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JIS B 8319:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8319:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0131:2017
ターボポンプ用語
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0203:1999
管用テーパねじ
JISB0401-2:2016
製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
JISB0902:2001
駆動機及び被駆動機―軸高さ
JISB0903:2001
円筒軸端
JISB0905:1992
回転機械―剛性ロータの釣合い良さ
JISB1301:1996
キー及びキー溝
JISB1514-1:2017
転がり軸受―製品の幾何特性仕様(GPS)及び公差値―第1部:ラジアル軸受
JISB1514-3:2006
転がり軸受―軸受の公差―第3部:面取寸法の最大値
JISB1521:2012
転がり軸受―深溝玉軸受
JISB1522:2012
転がり軸受―アンギュラ玉軸受
JISB1523:2012
転がり軸受―自動調心玉軸受
JISB1533:2013
転がり軸受―円筒ころ軸受
JISB1566:2015
転がり軸受―取付関係寸法及びはめあい
JISB2220:2012
鋼製管フランジ
JISB2239:2013
鋳鉄製管フランジ
JISB2405:2003
メカニカルシール通則
JISB8301:2018
遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ―試験方法
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3201:1988
炭素鋼鍛鋼品
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4053:2016
機械構造用合金鋼鋼材
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG5121:2003
ステンレス鋼鋳鋼品
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISG5502:2001
球状黒鉛鋳鉄品
JISH3250:2015
銅及び銅合金の棒
JISH3250:2021
銅及び銅合金の棒
JISH5120:2016
銅及び銅合金鋳物
JISH5401:1958
ホワイトメタル