JIS C 1010-2-32:2021 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-32部:電気的試験及び測定のための手持形及び手で操作する電流センサに対する個別要求事項 | ページ 4

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C 1010-2-32 : 2021
記号説明
1 : 危険な活電導体
2 : 保護用バリア
d : 保護用バリアと危険な活電導体との間の空間距離
図102−保護用バリアとジョー及び危険な活電導体との間の空間距離
6.9.101.2 手持部分又は手で操作する部分
Aタイプ電流センサの手持部分又は手で操作する部分は,開いた位置及び閉じた位置で,絶縁していな
い危険な活電導体に触れるジョーの部分から,二重絶縁又は強化絶縁によって分離しなければならない。
磁気回路のいずれかの導電性部分が導体に触れる場合は,導電性部分は,ジョーの定格対地間電圧である
とみなす。
摩耗表示部を備えているジョー端は,新しい場合,二重絶縁又は強化絶縁を備えていなければならず,
摩耗表示部が見えるようになった場合,少なくとも基礎絶縁を備えていなければならない。
適合性は,検査,6.2.3の金属製テストピンを用いて開いた位置及び閉じた位置でジョーが絶縁していな
い危険な活電導体に触れる部分の判定,接触可能な手持部分又は手で操作する部分の判定,並びに次によ
って確認する。
a) 電流センサが測定カテゴリの定格をもつ場合は,K.101.2及びK.101.3の空間距離及び沿面距離の該当
する値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.101.4の該当する試験によって確認する。
b) 電流センサが測定カテゴリの定格をもたない場合は,K.3.2又はK.3.3,及びK.3.4の空間距離及び沿
面距離の該当する値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.3.5の該当する試験によって確認
する。
注記 金属製テストピンは,絶縁していない導体を模擬している。
絶縁していない危険な活電導体に触れる部分の判定には,金属製テストピンを用いることのほかに,ジ
ョーの外装の外側の表面を金属はく(箔)で覆う検査を実施する。
測定カテゴリIII及び測定カテゴリIVの定格のAタイプ電流センサのジョー端が摩耗表示部を含む場
合は,測定及び試験は,8.101のジョー端摩耗試験及び8.102のジョー衝撃試験の前後の両方で実施する。
ジョー端が摩耗表示部を含まない場合は,測定及び試験は,該当する場合,8.101のジョー端摩耗試験及
び8.102のジョー衝撃試験の後で実施する。

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6.9.102 入出力回路
Aタイプ,Bタイプ及びCタイプ電流センサの入出力回路は,開いた位置及び閉じた位置で,絶縁して
いない危険な活電導体に触れるジョーの部分から,二重絶縁又は強化絶縁によって分離しなければならな
い。磁気回路のいずれかの導電性部分が導体に触れる場合は,導電性部分は,ジョーの定格対地間電圧で
あるとみなす。
摩耗表示部を備えているジョー端は,新しい場合,二重絶縁又は強化絶縁を備えていなければならず,
摩耗表示部が見えるようになった場合,少なくとも基礎絶縁を備えていなければならない。
適合性は,検査,6.2.3の金属製テストピンを用いて開いた位置及び閉じた位置でジョーが絶縁していな
い危険な活電導体に触れる部分の判定,並びに次によって確認する。
a) 電流センサが測定カテゴリの定格をもつ場合は,K.101.2及びK.101.3の空間距離及び沿面距離の該当
する値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.101.4の該当する試験によって確認する。
b) 電流センサが測定カテゴリの定格をもたない場合は,K.3.2又はK.3.3,及びK.3.4の空間距離及び沿
面距離の該当する値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.3.5の該当する試験によって確認
する。
注記 金属製テストピンは,絶縁していない導体を模擬している。
絶縁していない危険な活電導体に触れる部分の判定には,金属製テストピンを用いることのほかに,ジ
ョーの外装の外側の表面を金属はくで覆う検査を実施する。
ジョー端が摩耗表示部を含む場合は,測定及び試験は,8.101のジョー端摩耗試験及び8.102のジョー衝
撃試験の前後の両方で実施する。
ジョー端が摩耗表示部を含まない場合は,測定及び試験は,該当する場合,8.101のジョー端摩耗試験及
び8.102のジョー衝撃試験の後で実施する。

6.101 出力回路のリード

6.101.1 一般
電流センサの出力回路のリードの外側の表面は,被試験設備の危険な活電部分に容易に触れてしまう。
電流センサの出力回路のリードの内側の導体も,測定器又は制御機器(電力計,電力品質分析器など)に
接続したとき,危険な活電電圧になり得る。
6.101.2 電流センサの外装本体への接続
電流センサの外装にある,かん合した端子及び/又はリードは,外部表面と導体との間で,二重絶縁又
は強化絶縁がなければならない。
Aタイプ,Bタイプ及びCタイプ電流センサに対し,出力回路のリード及びかん合した端子の絶縁は,
ジョー又は出力回路の定格電圧及び定格の測定カテゴリの大きい方に対するK.101の要求事項に基づく。
ただし,測定カテゴリIIの場合は,定格電圧は300 V以上とする。
Dタイプ電流センサに対し,出力回路のリード及びかん合した端子の絶縁は,測定カテゴリIIの定格電
圧300 Vに対するK.101の要求事項に基づく。

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適合性は,検査,K.101.2の空間距離及び沿面距離の該当する値の測定,並びに固体絶縁に対するK.101.4
の該当する試験によって確認する。
6.101.3 測定機器又は制御機器への接続
この接続に対して測定カテゴリの定格をもつ場合は,製造業者は,電圧値及びその測定カテゴリを指定
しなければならない。
測定機器又は制御機器への接続専用の電流センサの端子に対しては,この規格では最小定格電圧を要求
しない。かん合していない端子は,101.2の要求事項に適合しなければならない。
電流センサが,特定の機器とだけ使用するために設計している場合,電流センサの端子の定格は,この
特定の測定機器又は制御機器の端子の定格と一致していなければならない。
適合性は,101.2の規定に従って,検査及び次によって確認する。
a) 電流センサが測定カテゴリの定格をもつ場合は,K.101.2及びK.101.3の空間距離及び沿面距離の適用
可能な値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.101.4の該当する試験によって確認する。
b) 電流センサが測定カテゴリの定格をもたない場合は,K.3.2又はK.3.3,及びK.3.4の空間距離及び沿
面距離の適用可能な値の測定によって,並びに固体絶縁に対しては,K.3.5の該当する試験によって確
認する。

7 機械的なハザードに対する保護

  機械的なハザードに対する保護は,JIS C 1010-1の箇条7による。

8 機械的ストレスに対する耐性

  機械的ストレスに対する耐性は,JIS C 1010-1の箇条8によるほか,次による。

8.101 ジョー端摩耗試験

  電流センサを導体に取り付けたり,導体から取り外したりするとき,特に導体がバスバーである場合に,
そのジョー端が摩耗するおそれがある。電流センサは,導体への取付け及び取外しのときのジョーの摩耗
を模擬するために実施する次のジョー端摩耗試験後に安全であるように設計しなければならない。この要
求事項は,測定カテゴリIII及び測定カテゴリIVの定格をもつAタイプ及びBタイプ電流センサだけに
適用する。スライドするジョーを備えた電流センサ,フォーク形のジョーを備えた電流センサ,及びフレ
キシブル電流センサには,8.101は適用しない。
ジョー端には,摩耗後の使用限界を表示する摩耗表示部を付けることが可能である。摩耗表示部は,コ
ントラストがある色で表示し,摩耗限界に達するまでは目視で確認できないように設計されていることが
特徴である。
正常状態の電流センサの1個のサンプル,及び10.5.2のa)に規定する処理をした電流センサの1個のサ
ンプルを更に次のように処理する。
両面を布やすりで覆った硬い材料からなる板を用意する。板は,大きさ50 mm×450 mm以上で,厚さ2

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mm以下とする。布やすりは粗さが120番粒度(P120)であり,裏が布で,表はアルミナ質研削材が塗布
されている。
ジョーを開いて,サンプルを図103に示すように配置し,次にジョーを閉じる。
サンプルは,200 mmの距離を,又は設計によって制限している場合には200 mmよりも短く,ジョーの
閉じた部分をすり減らすように板に沿って,50サイクル動かす(1サイクルとは前方に1回,後方に1回
戻すことからなる。)(図103参照)。ジョー端の絶縁に摩耗表示部がある場合,50サイクルが完了する前
に摩耗表示部が見えるようになった場合,試験を終了する。布やすりは,各サンプルを処理するたびに交
換する。
図103−ジョー端摩耗試験
摩耗試験の後,電流センサのサンプルは6.9.101.2及び6.9.102の適合性の規定によって確認する。

8.102 ジョー衝撃試験

  電流センサを導体に取り付けたり,導体から取り外したりするとき,特に導体がバスバーである場合に,
電流センサが導体に当たって,損傷することがある。電流センサは,導体への取付け及び取外しのときの
ジョーのストレスを模擬するために実施する次のジョー衝撃試験後に安全であるように設計しなければな
らない。この要求事項は,フレキシブル電流センサを除いて,測定カテゴリIII及び測定カテゴリIVの定
格をもつAタイプ電流センサだけに適用する。衝撃に対して要求される規定のエネルギー保護レベルは,
表102による。
この試験は,電流センサの1個のサンプルで実施する。サンプルは,JIS C 60068-2-75に規定する試験
Eha(振り子ハンマ),試験Ehb(スプリングハンマ)又は試験Ehc(垂直ハンマ)のいずれかによって,電
流センサの質量に従って表102で決定するエネルギーレベルで試験する。
表102−ジョー衝撃試験のエネルギーレベル
電流センサの質量M エネルギーレベル IKコード
kg J (IEC 62262)
M≦ 0.5 1 IK06
0.5 1 サンプルを4時間以上最低定格周囲温度まで冷却した後,3分以内に試験する。サンプルを堅い支持台
にしっかりと固定し,ジョーを可能な限り広く開く。3点に衝撃を加えて試験する。そのうち2点の試験
は,ジョー端に近接するジョーの外側表面に実施する。3点目の試験はジョーの開口部の真向かいの内側
表面に実施する(図104参照)。衝撃回数は1点当たり1回とする。

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記号説明
A ハンマ
1, 2, 3衝撃方向
図104−ジョー衝撃試験の衝撃点
ジョー衝撃試験後,電流センサを標準試験温度に戻し(4.3.1参照),6.9.101.2及び6.9.102の適合性の規
定によって確認する。

8.103 フレキシブル電流センサの絶縁に対する高温での圧力試験

  フレキシブル電流センサのジョーに用いる柔軟なコードは,正常な使用で機械的ストレスを受けたとき,
ハザードを生じてはならない。この要求事項を達成するために,柔軟なコードは,使用中の柔軟なコード
へのストレスを模擬するために実施する次の圧力試験後に安全になるように設計しなければならない。
柔軟なコードには,摩耗後の使用限界を表示する摩耗表示部を付けることが可能である。摩耗表示部は,
コントラストがある色で表示し,摩耗限界に達するまでは目視で確認できないように設計されていること
が特徴である。
柔軟なコードは,新しい場合,二重絶縁又は強化絶縁を備えていなければならない。さらに,次のいず
れかを満たさなければならない。
a) 摩耗表示部がない場合,標準的な寿命の摩耗後に,二重絶縁又は強化絶縁を備えていなければならな
い。
b) 摩耗表示部がある場合,摩耗表示部が見えるようになるときに,少なくとも基礎絶縁を備えていなけ
ればならない。
適合性は,次の試験によって確認する。
柔軟なコードの3本のサンプルを試験する。各サンプルは,長さ150 mm300 mmのフレキシブル電流
センサから採る。各サンプルの長さは50 mm100 mmとする。
くぼみ装置を図105に示す。この装置は,サンプルに押し付けることができる幅0.70 mm±0.01 mmの
端面の長方形の刃で構成する。各サンプルを図105に示す位置に置く。シースなしの平形の柔軟なコード
は,その平らな側に置く。刃の圧力によってサンプルが曲がらないようにして,サンプルを支持台に固定
する。サンプルの軸に垂直な方向に力を加える。刃もサンプルの軸に垂直にする。

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JIS C 1010-2-32:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61010-2-032:2019(MOD)

JIS C 1010-2-32:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1010-2-32:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC0448:1997
表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC1509-1:2017
電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-75:2019
環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60664-3:2019
低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-2-1:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-3:2009
低圧開閉装置及び制御装置―第3部:開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユニット
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC9335-2-89:2005
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
JISC9335-2-89:2021
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISZ8736-1:1999
音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定