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C 1273-2 : 2017
6.3.5 傾斜の影響
取付け姿勢に制限のある計器は,7.3.5によって試験をしたとき,傾斜によって生じる器差の差が,表12
の限度を超えてはならない。
表12−傾斜による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
Itr 0 2.0
6.3.6 電圧変動
計器は,7.3.6のa),b) 及びc) によって試験をしたとき,電圧が変動したことによって生じる器差の差
が,表13の限度を超えてはならない。
表13−電圧変動による器差の差の限度
電圧 電流値 力率 器差の差の限度
(定格電圧に対する百分率) %
80,100及び115 10 Itr 0 2.0
80未満 +10−100 a)
注a) −100 %は,計量しない状態のことを指す。
6.3.7 1相又は2相の中断
計器は,7.3.7によって試験をしたとき,欠相によって生じる器差の差が,表14の限度を超えてはなら
ない。
表14−1相又は2相の中断による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 5.0
6.3.8 逆相順の影響
計器は,7.3.8によって試験をしたとき,逆相順によって生じる器差の差が,表15の限度を超えてはな
らない。
表15−逆相順による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 2.0
6.3.9 外部直流磁気の影響
計器は,7.3.9によって試験をしたとき,外部起源の直流磁気を与えたことによって生じる器差の差が,
表16の限度を超えてはならない。
――――― [JIS C 1273-2 pdf 26] ―――――
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C 1273-2 : 2017
表16−外部直流磁気による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 4.0
6.3.10 外部磁界の影響
外部起源の磁界の影響は,次による。
a) 計器は,7.3.10 a) によって試験をしたとき,外部起源の磁界を与えたことによって生じる器差の差が,
表17の限度を超えてはならない。
b) 計器は,7.3.10 b) によって試験をしたとき,有意誤りを生じてはならない。
表17−外部磁界による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr及びImax 0 3.0
6.3.11 電磁環境両立性
6.3.11.1 放射無線周波電磁界の影響
放射無線周波電磁界の影響は,次による。
a) 計器は,7.3.11.1 a) によって試験をしたとき,電磁波を照射したことによって生じる器差の差が,表
18の限度を超えてはならない。
b) 計器は,7.3.11.1 b) によって試験をしたとき,有意誤りが生じてはならない。
表18−放射無線周波電磁界による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 4.0
6.3.11.2 無線周波電磁界が誘導した伝導妨害の影響
計器は,7.3.11.2によって試験をしたとき,伝導妨害によって生じる器差の差が,表19の限度を超えて
はならない。
表19−無線周波電磁界が誘導した伝導妨害への影響による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 4.0
6.4 妨害
6.4.1 総則
計器は,6.4.26.4.14の細分箇条ごとに試験を行い,各試験の前後の器差が表20に規定する最大許容器
差を満足し,かつ,各細分箇条に規定する限度を超えてはならない。また,6.4.26.4.14の細分箇条ごと
――――― [JIS C 1273-2 pdf 27] ―――――
25
C 1273-2 : 2017
の試験条件で7.4.1によって試験をしたとき,有意誤りが生じてはならない。ただし,6.4.7 b) を除く。
表20−妨害試験後の最大許容器差
電流値 力率 最大許容器差
%
Itr 0 3.0
10 Itr 0.866 2.5
6.4.2 静電気の影響
計器は,7.4.2によって試験をしたとき,静電気放電によって有意誤りが生じてはならない。
6.4.3 高速過渡の影響
計器は,7.4.3のa),b) 及びc) によって試験をしたとき,電気バースト信号によって有意誤りが生じて
はならない。また,電気バースト信号を加えることによって生じる器差の差が表21の限度を超えてはな
らない。
表21−高速過渡による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 7.5
6.4.4 電圧ディップ及び短時間停電の影響
計器は,7.4.4のa) 及びb) によって試験をしたとき,電圧ディップ及び短時間停電によって有意誤りが
生じてはならない。
6.4.5 交流主電源線上のサージの影響
計器は,7.4.5のa) 及びb) によって試験をしたとき,サージによって有意誤りが生じてはならない。
6.4.6 減衰振動波イミュニティ試験の影響
計器(変流器だけと組み合わせて使用する計器を除く。)は,7.4.6のa) 及びb) によって試験をしたと
き,減衰振動波によって有意誤りが生じてはならない。また,減衰振動波によって生じるの器差の差が,
表22の限度を超えてはならない。
表22−減衰振動波イミュニティ試験による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
In 0 4.0
0.866
6.4.7 過電流の影響
過電流の影響は,次による。
a) 計器は,7.4.7のa) 及びb) によって試験をしたとき,過電流によって生じる器差の差が,表23の限
度を超えてはならない。また,7.4.7 b) によって試験をしたとき,過電流によって有意誤り,不適切
な温度上昇,電気的損傷及び機械的損傷を生じてはならない。
――――― [JIS C 1273-2 pdf 28] ―――――
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C 1273-2 : 2017
例 不適切な温度上昇は,通常の使用状態における温度とは異なる高温状態,部分的な温度上昇箇
所の発生などである。電気的損傷は,電気回路の焼損,絶縁不良,放電痕などである。機械的
損傷は,計器外箱の変形又は破損,ねじの緩み,補償素子又は調整装置の変形又は破損などで
ある。
b) 計器は,7.4.7 c) によって試験をしたとき,計量パルス数に正しく比例して,表示機構の表示が動作
しなければならない。
表23−過電流による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 1.3
6.4.8 インパルス電圧の影響
計器は,7.4.8によって試験をしたとき,インパルス電圧によって有意誤りが生じてはならない。また,
負荷電流導体,補助電源回路,リード線などで放電したり,断線したりするなどの異常があってはならな
い。
6.4.9 地絡の影響
地絡中和器を備えている,又はスター点が絶縁されている配電網に接続する三相4線式の計器は,7.4.9
によって試験をしたとき,地絡したことによって有意誤りが生じてはならない。また,地絡によって生じ
る器差の差が,表24の限度を超えてはならない。
表24−地絡による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 1.3
6.4.10 補助装置の動作の影響
補助装置を備える計器は,7.4.10によって試験をしたとき,負荷電流に応じ,補助装置を動作させたこ
とによって有意誤りが生じてはならない。また,補助装置の動作によって生じる器差の差が,表25の限
度を超えてはならない。
表25−補助装置の動作による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
Itr及びImax 0 0.9
6.4.11 機械的性能
6.4.11.1 振動の影響
計器は,7.4.11.1によって試験をしたとき,機械的損傷及び有意誤りを生じてはならない。また,振動を
加えたことによって生じる器差の差が,表26の限度を超えてはならない。
例 機械的損傷は,計器外箱又は内部構造部品の変形又は破損,ねじの緩みなどである。
――――― [JIS C 1273-2 pdf 29] ―――――
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C 1273-2 : 2017
表26−振動による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 0.9
6.4.11.2 衝撃の影響
計器は,7.4.11.2によって試験をしたとき,機械的損傷及び有意誤りを生じてはならない。また,衝撃を
加えたことによって生じる器差の差が,表27の限度を超えてはならない。
例 機械的損傷は,計器外箱又は内部構造部品の変形又は破損,ねじの緩みなどである。
表27−衝撃による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 0.9
6.4.12 粉じんの侵入の影響
計器は,7.4.12によって試験をしたとき,有意誤りを生じてはならない。また,次の変化があってはな
らない。
− 大量の粉じんの蓄積
− 計器の動作への妨害
− 安全性の損失
6.4.13 耐候性
6.4.13.1 耐光性
屋内耐候形計器は,7.4.13.1によって試験をしたとき,有意誤りを生じてはならない。また,次の変化が
あってはならない。
− 金属部分の進行性のさび
− 塗装面のひび割れ,膨れ,がれ及び著しい変退色
− カバー又はパッキンのひび割れ,膨れ及び変質
− 合成樹脂製の計器の場合,外箱の内部及び外部のひび割れ,変形及び変質
− 文字,標識などの読取りに支障となる,銘板,表示装置及びカバーの変退色
− 封印などの計量特性保護の手段の機能損失
− 計器の機能損失
6.4.13.2 高温乾燥の影響
計器は,7.4.13.2によって試験をしたとき,有意誤りを生じてはならない。また,高温乾燥の影響によっ
て生じる器差の差が表28の限度を超えてはならない。
表28−高温乾燥による器差の差の限度
電流値 力率 器差の差の限度
%
10 Itr 0 0.9
――――― [JIS C 1273-2 pdf 30] ―――――
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JIS C 1273-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
JIS C 1273-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1210:1979
- 電力量計類通則
- JISC1281:1979
- 電力量計類の耐候性能
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC60068-2-1:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
- JISC60068-2-2:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC60068-2-47:2008
- 環境試験方法―電気・電子―第2-47部:動的試験での供試品の取付方法
- JISC60068-2-64:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-64部:広帯域ランダム振動試験方法及び指針(試験記号:Fh)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC60068-3-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第3-1部:低温(耐寒性)試験及び高温(耐熱性)試験の支援文書及び指針
- JISC60068-3-4:2004
- 環境試験方法―電気・電子―第3-4部:高温高湿試験の指針
- JISC61000-4-11:2008
- 電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験
- JISC61000-4-2:2012
- 電磁両立性―第4-2部:試験及び測定技術―静電気放電イミュニティ試験
- JISC61000-4-3:2012
- 電磁両立性―第4-3部:試験及び測定技術―放射無線周波電磁界イミュニティ試験
- JISC61000-4-4:2015
- 電磁両立性―第4-4部:試験及び測定技術―電気的ファストトランジェント/バーストイミュニティ試験
- JISC61000-4-5:2018
- 電磁両立性―第4-5部:試験及び測定技術―サージイミュニティ試験
- JISC61000-4-6:2017
- 電磁両立性―第4-6部:試験及び測定技術―無線周波電磁界によって誘導する伝導妨害に対するイミュニティ
- JISC61000-4-8:2016
- 電磁両立性―第4-8部:試験及び測定技術―電源周波数磁界イミュニティ試験
- JISC61000-6-1:2019
- 電磁両立性―第6-1部:共通規格―住宅,商業及び軽工業環境におけるイミュニティ規格
- JISC61000-6-2:2019
- 電磁両立性―第6-2部:共通規格―工業環境におけるイミュニティ規格
- JISK2246:2018
- 防せい(錆)油