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のある箇所であって,沿面せん(閃)絡を発生するおそれのない箇所は,“金属粉が付着しにくい箇所”
とみなす(図JD.10及び図JD.11参照)。
図JD.10−発生箇所に直面する箇所の例
図JD.11−金属粉が堆積するおそれのある箇所及び沿面せん(閃)絡を発生するおそれのある箇所の例
絶縁変圧器の二次側の回路,整流後の回路などの構造上やむを得ない部分であって,次のいずれか
の場合,表JD.1を適用しない。
g) 極性が異なる充電部相互間を短絡したときに,短絡回路に接続された部品が燃焼しない場合。ただし,
当該回路に接続されている一つの部品が燃焼した場合において,他の部品が燃焼するおそれのないも
のはこの限りではない。この試験の約2分後,500ボルト絶縁抵抗計によって測定した充電部と人が
触れるおそれのある非充電部との間の絶縁抵抗は,0.1 MΩ以上とする。
h) 極性が異なる充電部相互間又は充電部と人が触れるおそれのある非充電金属部との間を接続した場合
にその非充電金属部又は露出する充電部が次のいずれかに適合しなければならない。
1) 対地電圧及び線間電圧が,交流は30 V以下,直流は45 V以下
2) 1 kΩの抵抗を大地との間及び線間並びに非充電金属部との間に接続したとき,当該抵抗に流れる電
流は,商用周波数以上の周波数において感電の危険が生じるおそれのない場合を除き,1 mA以下
“絶縁変圧器の二次側の回路,整流後の回路など”の“など”とは,機器の入力電源の一端と回路の一
部とを短絡したとき,電源電流が定常的に10 A以下(機器の定格電流が7 A以上のものは,定格電流の
150 %以下)の回路をいう。
“構造上やむを得ない部分”には,次のものを含む。ただし,当該部分中の空間距離及び沿面距離が表
JD.1の値に満たない箇所を,個々に短絡したとき,電源電流が定常的に10 A(機器の定格電流が7 A以上
のものは,定格電流の150 %)を超えて流れる部分は含まない。
− 絶縁変圧器の二次側の回路及び整流後の回路であって,電子部品(半導体素子,コンデンサ,電子管
など)をもつ部分
− 絶縁変圧器の二次側の回路,整流後の回路に用いるパイロットランプ(ネオンを含む。),整流器,半
導体素子(サイリスタ,トライアックなど)などであって,高インピーダンスによって保護される部
分
主回路の通電電流を小形変流器で検出しランプを点灯させ通電表示を行う方式の回路であって,次の各
――――― [JIS C 8211 pdf 166] ―――――
164
C 8211 : 2020
項のいずれかに適合するものの主回路と通電表示回路との間は,“極性が異なる充電部相互間”には含めな
い。
− 点灯回路の充電部と,接地するおそれのある非充電部又は人が触れるおそれのある非金属部との間の
絶縁距離は,主回路電圧に対応して要求される値以上である。
− 通電点灯回路の充電部は,図8に示す試験指で試験したとき充電部に触れない構造である。
− 変流器の1次−2次間を電気的に接続したとき,火災,感電などの危険が生じない。
“短絡”は,回路間,部分相互間及び部品の端子間で,空間距離及び沿面距離が限定値を満足しない箇
所を1か所ずつ行う。
“短絡回路に接続された部品”には,変圧器(入力電源に用いるものに限る。)をもつものは当該変圧器
の1次及び2次巻線,整流回路をもつものは整流器(入力電源に用いるものに限る。)を含む。この場合に
おいて,これらのものが燃焼した場合は,“一つの部品が燃焼した場合において他の部品が燃焼するおそれ”
があるとみなす。
“一つの部品”に施したスリーブ,チューブなどは,それらを含めて“一つの部品”とみなす。
“燃焼するおそれ”には,単なる発煙,焦げなどは含まない。
――――― [JIS C 8211 pdf 167] ―――――
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C 8211 : 2020
附属書JE
(参考)
遮断器の極数及び短絡性能の試験回路一覧
遮断器の極数及び短絡性能の試験回路一覧を,表JE.1及び表JE.2に示す。
表JE.1−附属書1の9.12に適用する遮断器の極数及び短絡性能の試験回路一覧
極数及び試験 減少短絡試験 1 500 A試験 使用短絡試験 定格短絡試験 各極の定格投入
及び遮断容量試験
試験方法 試験 試験方法 試験 試験方法 試験 試験方法 試験 試験方法 試験
及び判定 回路 及び判定 回路 及び判定 回路 及び判定 回路 及び判定 回路
下欄以 単極 9.12.11.2.1 図 9.12.11.3 図 9.12.11.4.2 図 9.12.11.4.3 図 − −
外の遮 1素子 9.12.12.1 JE.1 9.12.12.1 JE.1 9.12.12.1 JE.1 9.12.12.2 JE.1
断器 2極 図 図 図 9.12.11.4.4 図
1素子 JE.2 JE.2 JE.2 9.12.12.2 JE.1
2極 図 図 図
2素子 JE.3 JE.3 JE.3
(電圧
相−電
圧相の
もの)
3極 図 図 図
3素子 JE.7 JE.7 JE.7
4極 図 図 図
3素子 JE.8 JE.8 JE.8
又は
4極
4素子
単相3 3極 図 図 図
線 式 JE.6 JE.6 JE.6
100/
200 V
遮断器
100/ 2極 図 図 図
200 V (電圧 JE.2 JE.2 JE.2
の中間 相−電
接地式 圧相の
単相2 ものを
線式遮 除く)
断器 2極 図 図 図
2素子 JE.5 JE.5 JE.5
試験電流 500 A又は10 Inの 1 500 A 表18による Icnの値 Icn1の値
大きい方
動作責務 O 6回(位相同期)
O 6回(位相同期) O−O−CO O−CO O−CO
及び−CO 3回 及び−CO 3回 (単極,2極)
O−CO−CO
(3極,4極)
――――― [JIS C 8211 pdf 168] ―――――
166
C 8211 : 2020
表JE.2−附属書2の9.12に適用する遮断器の極数及び短絡性能の試験回路一覧
減少短絡試験 定格短絡試験
試験方法及び判定 試験回路 試験方法及び判定 試験回路
単相3線式 単極1素子 9.12.11.2.1 図JE.1で 9.12.11.4.3 図JE.4
100/200 V遮断器 3極2素子 9.12.12.1 100 V 9.12.12.2 図JE.5
3極3素子 図JE.6
100/200 Vの中間接地式2極2素子 9.12.11.2.1 図JE.1 9.12.11.4.3 図JE.5
単相二線式遮断器 9.12.12.1 9.12.12.2
その他の遮断器 単極1素子 9.12.11.2.1 図JE.1 9.12.11.4.3 図JE.1
2極1素子 9.12.12.1 9.12.12.2 図JE.2
2極2素子 図JE.3
3極3素子 図JE.7
4極3素子又は 図JE.8
4極4素子
試験電流 500 A又は10 Inの大きい方 Icnの値
動作責務 O(位相同期)−O(位相同期)− O−CO
CO
位相同期 : 30°ずつずらす。
図JE.1図JE.8で使用している記号は,次のとおり。
N : 接地中間線,接地側線又は中性線
S : 電源
R : 調整用抵抗器
Z : 各相に挿入する定格条件付短絡電流の調整用インピーダンス。リアクトルは,可能な
限り空心のものを用いて,要求された力率にするため,抵抗を直列に接続する。
Z1 : 定格短絡電流より小さい電流を流すための調整用インピーダンス。電源の一次側にあ
ってもよい。
Frame : フレーム。必要な場合,通常使用状態で通常接地している全ての導電部品。FE導体を
含む。
G1 : 測定の際の一時的接続導体
G2 : 定格短絡電流の試験の際の接続導体
T : 短絡回路投入器
I1,I2,I3及びI4 : 電流記録用計測器
供試品の電源側又は負荷側のいずれかに設置するが,常に変圧器の二次側とする。
Ur1,Ur2及びUr3 : 電圧記録用計測器
F : 地絡電流検出のための銅線
R1 : 約10 Aの電流を流すための抵抗器
R2 : 装置Fの電流制限抵抗器
B,C及びC' : 附属書Hに示したグリッドの接続点
P : 附属書Dに示したSCPD
投入器Tは,供試品の負荷端子と電流記録用計測器I1,I2及びI3との間に設置してもよい。
必要に応じて,電圧記録用計測器Ur1,Ur2及びUr3は,電圧相と中性極との間に接続する。
調整用負荷とするZは,電源回路の高圧側に設置してもよい。
――――― [JIS C 8211 pdf 169] ―――――
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C 8211 : 2020
抵抗R1は,製造業者の同意があれば除いてもよい。
附属書1の9.12.4の電線の長さに対して,試験中,遮断器の電源側に0.5 m,負荷側に0.25 mの電線を
接続することを推奨する。
試験の電線の全長は,附属書1又は附属書2の9.12.4参照。
供試品
図JE.1−単極遮断器の代表的な短絡試験回路
――――― [JIS C 8211 pdf 170] ―――――
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JIS C 8211:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60898-1:2015(MOD)
JIS C 8211:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.50 : ヒューズ及びその他過電流保護装備
JIS C 8211:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC2134:2007
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2134:2021
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2809:2014
- 平形接続子
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3662-3:2003
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
- JISC3664:2007
- 絶縁ケーブルの導体
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60664-1:2009
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
- JISC60695-2-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第2-10部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
- JISC60695-2-12:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8201-2-2:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8222:2004
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8222:2021
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8306:1996
- 配線器具の試験方法