JIS E 5402-1:2015 鉄道車両―一体車輪―第1部:品質要求 | ページ 6

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E 5402-1 : 2015
附属書A
(規定)
車輪板部表面のショットピーニング方法
A.1 概要
A.1.1 指定された場合,板部表面のショットピーニングは,A.1.2及びA.1.3に従って施工する。
A.1.2 直径1.40 mm以上の焼入れ鋼製ショットを用いる。ショットの90 %は,硬さ4050 HRCの範囲
とする。
A.1.3 ショットピーニング装置は,損傷したショットの連続除去機構をもたなければならない。ショット
機の中のショットは,最低85 %は規定のサイズかそれ以上であるように,十分に新しいショットを補給し
なければならない。
A.2 ピーニング強さ
ピーニング強さは,A.3に規定する種類の試験片を用いて,A.4からA.7までに規定する条件で測定する
とき,アークハイト又は平均アークハイト(A.9参照)が0.20 mm以上得られるのに十分でなければなら
ない。
注記 試験片の位置は,板部の形状によって異なるため,この補足規定では定量的に正確には規定で
きない。
A.3 試験片
試験片は,ISO 4960:1986に規定する鋼種CS70を用いて製作し,寸法は,厚さ2.362.41 mm,長さ75.6
76.6 mm及び幅18.8519.05 mmとする。試験片は,均一に硬化した後,425±15 ℃で,最低2時間,
平たんな板の間に保持する。表面仕上は,灰青色で未研磨又は光輝焼戻し状態とする。試験片は450 520
HVの範囲の硬さをもち,平たん度は0.025 mm以内とする。
A.4 保持器
試験片は,図A.1に示すようにホルダによって固定する。
A.5 車輪上の試験片の位置
試験片を固定したホルダは,車輪の次の位置に取り付ける。
a) 標準板部形状の場合 表板部ボスのR近傍及び裏板部リムのR近傍(図A.2参照)。
b) 逆転板部形状の場合 表板部リムのR近傍及び裏板部ボスのR近傍(図A.3参照)。
c) その他の板部形状の場合 取付位置に関し,引合い及び発注時の協定による。
注記 標準板部形状及び逆転板部形状は,それぞれJIS E 5402-2の図JA.1(一体車輪の形状区分)の
A形及びB形に対応している。
A.6 カバレッジ
製品及び試験片の最低ピーニング時間は,試験片においてフルカバレッジを得られるのに十分な時間で
なければならない。

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E 5402-1 : 2015
A.7 アークハイト
試験片のアークハイトを測定するアルメンゲージを,図A.4に示す。試験片は,測定ジグに,ダイヤル
ゲージの測定面が,ピーニングされていない面に当たるようにセットする。アークハイトは,長手方向と
幅方向との反りが複合された高さで読み取る。すなわち,ゲージに取り付けた四つの球によってできる平
面を基準に,ピーニングされていない面の中央部の変位を測定する。
A.8 試験頻度
試験は,操業ごとに,作業の始まりと終了の時に行う。ただし,操業8時間ごとに1回以上実施しなけ
ればならない。
A.9 試験結果及び再試験
アークハイトは,0.20 mm以上でなければならない。アークハイトの測定において1個の試験が0.20 mm
の高さを満足しなかった場合は,2個の再試験を行う。これら再試験の2個の値と,最初の1個の値の平
均値とを計算する。この平均値は0.20 mm以上でなければならず,かつ,再試験の2個の結果は,いずれ
も0.20 mm以上でなければならない。
A.10 再ピーニング
アークハイトの測定結果がA.9の規定を満たさなかった場合,是正措置を講じ,満足すべき試験値が得
られるまで,製品のピーニングを施工してはならない。不合格となった試験の平均値が,0.160.19 mm
の場合,合格しなかった試験の前のロットの後半の半数については,その前の試験が合格であった場合に
限り,1回目の投射時間の半分の時間以上で再ピーニングしなければならない。平均値が0.16 mmを下回
った場合は,最後の合格試験以降の全車輪を,全投射時間で再ピーニングしなければならない。

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E 5402-1 : 2015
単位 mm
注a) 締付具は,次による。
A−M5x25−4.8
− すりわり付なべ小ねじ : JIS B 1101
− 六角ナット : JIS B 1181 M5
図A.1−試験片のホルダへの取付け

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E 5402-1 : 2015
図A.2−標準形車輪の,表板部ボスのR近傍,及び裏板部リムのR近傍のピーニング試験片の位置
図A.3−逆転形状車輪の,裏板部ボスのR近傍,及び表板部リムのR近傍のピーニング試験片の位置

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E 5402-1 : 2015
単位 mm
注a) ここに使用できるダイヤルゲージは,例えば,JIS B 7503の目量0.01 mmのダイヤルゲージである。
図A.4−アルメンゲージ

――――― [JIS E 5402-1 pdf 30] ―――――

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JIS E 5402-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1005-6:1994(MOD)

JIS E 5402-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 5402-1:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1101:2017
すりわり付き小ねじ
JISB1181:2014
六角ナット
JISE5402-2:2015
鉄道車両―一体車輪―第2部:寸法要求
JISG0321:2017
鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JISG0404:2014
鋼材の一般受渡し条件
JISG0415:2014
鋼及び鋼製品―検査文書
JISG0416:2014
鋼及び鋼製品―機械試験用供試材及び試験片の採取位置並びに調製
JISG1211-1:2011
鉄及び鋼―炭素定量方法―第1部:燃焼-二酸化炭素重量法
JISG1211-3:2018
鉄及び鋼―炭素定量方法―第3部:燃焼-赤外線吸収法
JISG1212:1997
鉄及び鋼―けい素定量方法
JISG1213:2001
鉄及び鋼―マンガン定量方法
JISG1214:1998
鉄及び鋼―りん定量方法
JISG1215:1994
鉄及び鋼―硫黄定量方法
JISG1219:1997
鉄及び鋼―銅定量方法
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JISZ2242:2018
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非破壊試験―磁粉探傷試験―第2部:検出媒体
JISZ2320-3:2017
非破壊試験―磁粉探傷試験―第3部:装置
JISZ2344:1993
金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則