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K 0086 : 1998
(2) 真空捕集瓶法又は捕集バッグ法
224. a
C 1000
M SG
ここに, C : 試料ガス中のフェノール類の濃度 (volppm)
a : 検量線から求めた試料ガス中のフェノール類の質量 ( 最
M : フェノール類の分子量(フェノール94.1,クレゾール108.2)
SG : ガスクロマトグラフヘの試料ガスの導入量 (ml) 0℃,
101.32kPa]
5.2 4-アミノアンチピリン吸光光度法
5.2.1 適用条件 この方法は,試料ガス中に塩素,臭素などの酸化性ガス及び二酸化硫黄などの還元性ガ
スが共存すると負の影響を受けるので,その影響を無視又は除去できるときに適用する。
5.2.2 試薬及び試薬溶液の調製方法
(1) 試薬
(a) 4-アミノアンチピリン JIS K 8048に規定するもの。
(b) ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム JIS K 8801に規定するもの。
(c) 塩化アンモニウム JIS K 8116に規定するもの。
(d) アンモニア水 JIS K 8085に規定するもの。
(e) 塩酸 JIS K 8180に規定するもの。
(f) フェノール JIS K 8798に規定するもの。
(g) 臭素酸カリウム JIS K 8530に規定するもの。
(h) よう化カリウム JIS K 8913に規定するもの。
(i) でんぷん JIS K 8659に規定するもの。
(2) 試薬溶液の調製方法
(a) 4-アミノアンチピリン溶液 (0.2w/v%) 4-アミノアンチピリン0.2gを水に溶かして100mlとしたも
の。
(b) フェリシアン化カリウム溶液 (0.4w/v%) フェリシアン化カリウム0.4gを水に溶かして100mlとし
たもの。不溶分があればろ過する。調製後1週間以上経過したもの及び暗赤色に変化したものは使
用してはならない。
(c) 塩化アンモニウム−アンモニア緩衝液 (pH10.0) 塩化アンモニウム50gを水に溶かして1lとし,
アンモニア水 (6mol/l) 約300mlを用いてpHを10.0±0.2に調製したもの。
(d) フェノール検量線用原液 フェノール1gを水に溶かして1lとしたもの。標定は次による。
[標定]共栓付三角フラスコ500mlに水約100mlをとり,これにフェノール検量線用原液50ml
を加える。これに臭素酸カリウム−臭化カリウム溶液 (0.1mol/l) (臭素酸カリウム2.78g及び臭化
カリウム10gを水に溶かして1lとする。)50mlを加え,更に塩酸5mlを加える。密栓して静かに振
り混ぜ,褐色の臭素が遊離した後,10分間放置する。
次に,よう化カリウム1gを加え,遊離したよう素を0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液[調製及び
標定方法はJIS K 8001の4.4(22.2)による。]で滴定し,液の黄色が薄くなったら,指示薬としてで
んぷん(溶性)1gを熱水100mlに溶かした後煮沸したもの3mlを加え,引き続き滴定して青紫色が
消えたときを終点とする。
これに要した0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液の量を求める。別に水100mlに,臭素酸カリウム
−臭化カリウム溶液 (0.1mol/l) 25mlを加えた溶液について,同様の操作を行い,0.1mol/lチオ硫酸
――――― [JIS K 0086 pdf 6] ―――――
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K 0086 : 1998
ナトリウム溶液の量を求める。
次の式によって,フェノール検量線用原液中のフェノールの濃度を算出する。
CP 31.37 2(b a) f
ここに, Cp : フェノールの濃度 (mg/l)
a : 滴定に要した0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液の量 (ml)
b : 水の滴定に要した0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液の量 (ml)
f : 0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
(e) フェノール検量線用溶液 (8.4 最 一 ‰ ェノール8.4mgに相当する体積のフェノール
線用原液をビーカー1lにとり,吸収液400mlと,塩化アンモニウム−アンモニア緩衝液50mlを加
え,塩酸 (1+1) でpH10.0±0.2に調節した後,全量フラスコllに移し,塩化アンモニウム−アンモ
ニア緩衝液を標線まで加えたもの。使用時に調製する。
このフェノール検量線用溶液1ml中には,気体状態で2 0℃,101.329kPa) のフェノールを含む。
5.2.3 装置 分光光度計
5.2.4 操作 操作は,次の手順によって行う。
(1) 4.1.4で調製した分析用試料溶液10mlを共栓付試験管50mlにとる。
(2) これに4-アミノアンチピリン溶液2mlを加えて混合する。
(3) 室温で,20分間放置した後,吸収セルにとり,波長510nm付近の吸光度を測定する。
また,吸収液10mlを(2)と同様に操作して調製した空試験溶液を対象として,同様に吸光度を測定
する。
5.2.5 計算 次の式によって,試料ガス中のフェノール類の濃度を算出する。
a V1
C
VS
ここに, C : 試料ガス中のフェノール類の濃度 (volppm)
a : 検量線から求めた分析用試料溶液中のフェノール類の濃度
( 一
VS : JIS K 0095の5.1.7で求めた試料ガス採取量 (l)
V1 : 分析用試料溶液の量 (ml)
5.3 紫外吸光光度法
5.3.1 適用条件 この方法は,試料ガス中に芳香族炭化水素類が共存すると正の影響を受けるので,その
影響を無視又は除去できるときに適用する。
5.3.2 試薬及び試薬溶液の調製方法
(1) 試薬溶液
(a) フェノール検量線用溶液 (50 最 一 2)(d)のフェノール検量線用原
ラスコ100mlにとり,水を標線まで加えたもの。
5.3.3 装置 分光光度計
5.3.4 操作 操作は,次の手順によって行う。
(1) 4.1.4で調製した分析用試料溶液を吸収セルにとる。
(2) 分光光度計によって波長220340nmの範囲における紫外吸収スペクトルを記録する。その例を図2
に示す。
――――― [JIS K 0086 pdf 7] ―――――
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K 0086 : 1998
図2 紫外吸収スペクトル(一例)
(3) 図2において,極小吸光度を示すA点(236nm付近)とB点(310nm付近)とを結び,これを基線と
する。
(4) 極大吸光度を示すP点(270nm付近)から垂線を下ろし,基線ABとの交点をCとし,吸光度PCを
求める。
(5) あらかじめ作成した検量線からフェノール濃度を求める。
5.3.5 計算 次の式によって,試料ガス中のフェノール類の濃度を算出する。
224. a V1
C
941. VS
ここに, C : 試料ガス中のフェノール類の濃度 (volppm)
a : 検量線から求めた分析用試料溶液中のフェノール類の濃度
( 最一
94.1 : フェノールの分子量
VS : JIS K 0095の5.1.7で求めた試料ガス採取量 (l)
V2 : 分析用試料溶液の調製量 (ml)
6. 分析結果の記録
6.1 記録項目 分析結果として記録する項目は,次のとおりとする。
(1) 分析値
(2) 分析方法の種類
(3) 試料ガスの採取日時
(4) その他必要と認められる事項
6.2 排ガス分析値の求め方 定量は,試料採取ごとに同一分析試料溶液について2回行い,それらの平
均値を求め,有効数字2けたに丸める。
付表1 引用規格
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0095 排ガス試料採取方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0512 水素
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
――――― [JIS K 0086 pdf 8] ―――――
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K 0086 : 1998
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8048 4-アミノアンチピリン(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8116 塩化アンモニウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8530 臭素酸カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8801 ヘキサシアノ鉄 (III) 酸カリウム(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法
――――― [JIS K 0086 pdf 9] ―――――
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K 0086 : 1998
排ガス中のフェノール類分析方法改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) ◎ 荒 木 峻 東京都立大学名誉教授
倉 剛 進 工業技術院標準部
柳 下 正 治 環境庁大気保全局
小野川 和 延 環境庁大気保全局
浦 嶋 将 年 通商産業省環境立地局
田 坂 勝 芳 通商産業省通商産業検査所
○ 田 中 敏 之 資源環境技術総合研究所
飯 田 芳 男 成蹊大学
○ 堀 雅 宏 横浜国立大学工学部
○ 岩 崎 好 陽 東京都環境科学研究所
金 子 幹 宏 神奈川県環境科学センター
野々村 誠 東京都立工業技術センター
星 野 充 千葉県環境研究所
○ 大 木 正 巳 財団法人化学品検査協会東京事業所
八 木 孝 夫 株式会社島津製作所
○ 秋 山 重 之 社団法人日本分析機器工業会(株式会社堀場製作所)
木 村 康 社団法人日本鉄鋼連盟
勝 部 博 光 電気事業連合会
今 田 誠 二 石油連盟(株式会社日鉱共石製油部)
石 岡 修 財団法人機械電子検査検定協会
鈴 木 弘 七 新日本気象海洋株式会社
○ 西 海 里 株式会社環境管理センター
世 良 昇 社団法人日本環境測定分析協会
加 山 英 男 財団法人日本規格協会
(事務局) 計 良 敏 雄 社団法人日本環境測定分析協会
◎分科会長を兼ねる
○分科会委員を兼ねる
環境・リサイクル部会 大気企画専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 飯 田 芳 男 成蹊大学名誉教授
飯 島 孝 環境庁大気保全局
岩 崎 好 陽 東京都環境科学研究所
大 木 正 巳 財団法人化学品検査協会
金 子 幹 宏 神奈川県横須賀・三浦地区行政センター
興 嶺 清 志 財団法人日本環境衛生センター
世 良 昇 社団法人日本環境測定分析協会
田 中 敏 之 工業技術院資源環境技術総合研究所
土 屋 悦 輝 東京都立衛生研究所環境保健部
西 出 徹 雄 工業技術院標準部
藤 冨 正 晴 通商産業省環境立地局
保 母 敏 行 東京都立大学
(事務局) 岡 本 康 男 工業技術院標準部消費生活規格課
橋 田 安 弘 工業技術院標準部消費生活規格課
JIS K 0086:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS K 0086:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0095:1999
- 排ガス試料採取方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0512:1995
- 水素
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8048:2010
- 4-アミノアンチピリン(試薬)
- JISK8048:2021
- 4-アミノアンチピリン(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8530:2007
- 臭素酸カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8798:2012
- フェノール(試薬)
- JISK8801:2007
- ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISZ8808:2013
- 排ガス中のダスト濃度の測定方法