JIS L 1095:2010 一般紡績糸試験方法 | ページ 10

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ここに, n : 試験片数
滿 同じ材料についての過去の記録から決められた個々の試験結
果の変動係数
注記 ロットの真の平均値が試験結果の平均の±4 %以内にある確率が90 %ということは,真の平均
値がこれらの限界値の高い方の値の外にある確率が5 %,低い方の値の外にある確率が5 %と
なる。したがって,真の平均値が試験結果の平均値より4 %以上下回ることがない確率が95 %
ということになる。
B.7.5.2 明の場合は,綿及びそ毛の紡績糸は10かせ,紡毛の紡績糸は20かせの試験を行う。これ
らの試験数は,綿及びそ毛の紡績糸についての 滿 7.5,紡毛の紡績糸の 滿 11.0に基づいている。これら
の 通常,実際に観測される値より幾分高くなっている。したがって,実際に適用できる
についての知見によって,この細分箇条での規定よりも少ない試験で済む可能性がある。
B.7.5.3 この任意の手順を用いる場合は,切断時間の調整のため少なくとも二つの追加かせを巻き取る。
B.8 試験かせの準備
B.8.1 各々調整済みの試験室試料かせを容易に回転することのできる装置の上に置く。
B.8.2 試験室かせは,次のように巻き取る。
B.8.2.1 糸のそれぞれの端を別々のガイドを通して引き出し,糸巻きに取り付ける。糸巻きを100回/分
300回/分の間の一定の速度で回転させ,糸が糸巻きに滑らかに巻かれるよう十分な張力を保つ。
注記 200回/分の回転速度と0.05 g/tex又は0.1 g/texの張力が最適であることが知られている。
必要な回転数の糸が巻き取られたとき,糸の端を滑らない結び目で互いに結ぶ。ラック上で
のかせの分離を容易にするために,かせの断面の周りに緩いループを作り,再び端を結ぶ。
かせの切断強度を計算するときの糸巻き方法は,ISO 2060の要求事項による。
B.8.2.2 周囲長1 mの糸巻きに100回巻き付ける。
B.9 手順
B.9.1 すべての試験は,試験用標準状態で行う。
B.9.2 一定の切断時間の方法を用いるときは,平均(又は指定の最小)20秒±3秒で切断荷重に達するよ
うな速さの試験機を選ぶ。一つ又はそれ以上のかせを切断し,必要なら切断時間が規定された限度に合う
ように速さを調節する。また,調節後,残っているかせの数が不十分なときは,B.7.5の要求を満たし,試
験前に調整できるよう十分な追加かせを巻き取る。
一定の試験速度の方法を用いるときは,可動つかみが300 mm/分±10 mm/分で横移動するように試験機
をセットする。
B.9.3 それぞれのかせをねじったり,つぶしたりしないよう別々に試験機に移す。かせをB.5.3に規定す
る巻き枠上に平らなリボンとして横たわるように取り付ける。かせを切断し,引張強さが500 N未満のと
きは直近の1 Nのところまで,又は引張強さが500 N以上のときは直近の5 Nのところまでの精度で引張
強さを記録する。必要ならば,切断までの時間を記録する。
注記 自記記録装置を備えた試験機を用いるときは,切断強度及び切断時間はチャートから読むか又
は計算する。
B.9.4 かせ切断強度を計算するならば,各々の切断したかせの質量をグラム単位で測定する。平均質量を
10倍して,糸の繊度をテックスで計算する。

――――― [JIS L 1095 pdf 46] ―――――

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注記 繊度の測定についての追加的情報は,ISO 2060にある。
B.10 計算及び結果の表現
B.10.1 一定の切断時間の方法を用いる場合は,切断までの平均時間を計算する。規定の限界内にない場合
は,結果を廃棄する。結果が規定の限界に収まるよう試験装置を調節した後,B.7,B.8及びB.9を繰り返
す。
B.10.2 観測された値からかせの平均引張強さを計算する。
B.10.3 かせ切断強度が要求される場合は,糸の繊度を200倍してかせの繊度を求める。かせの引張強さを
その繊度で除してかせ切断強度を求め,その結果をできればテックス当たりのセンチニュートンで表す。
B.11 試験報告
試験報告には,次の事項を記載する。
a) この附属書によった旨。例えば,ISO規格番号及び発行年
b) 使用した実施手順(300 mm/分のつかみ速度又は切断時間)
c) かせの平均引張強さ
d) 切断までの平均時間20秒が用いられた場合,切断までの平均時間
e) かせ切断強度
f) 平均繊度
g) 指定された試験手順から逸脱した部分があるときはその詳細
注記 e) 及びf) については,省略することができる。

――――― [JIS L 1095 pdf 47] ―――――

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附属書BA
(規定)
サンプリングの手順
BA.1 ロットへの分割
試験すべき糸が均質でないと考えられる理由があるときは,次のように試験用ロットに分割し,各ロッ
トから別々にサンプリングし,試験を行う。
BA.1.1 仕様が人為的又は物理的な性質に関し,他と異なるか又は供給者によって独立したロットとして
表示された場合は,指定された部分はロットとして扱う。ケース番号が連続的でない場合は,ケース番号
の25 %の大きさのギャップがあるグループは独立したロットとして扱う。大量発注の場合,一部異なった
日に異なった工場又は異なった貯蔵庫から送られてきた場合,若しくは1台の車又はトラックの荷口とし
て受け入れた場合は,それらの部分をロットとして試験する。
BA.1.2 この手順の目的は,一つの試験ロットの中に明白に異なる性質の糸が含まれるのを避けることで
ある。これはまた,仕様に合致する糸の受入れに役立ち,またさもないと規格外れの材料を高品質の糸と
混ぜて受け入れてしまうのを避けるのに役立つ。
BA.2 バルク試料
BA.2.1 BA.1に示すケース数,カートン又は他の単位の数を採取する。
表BA.1−ケース数
ケース数
ロット バルク試料
1 1
24 2
59 3
1019 4
20以上 5
BA.2.2 ケース番号又はその他の方法ですべてのロットについて,ランダムに分布するようにケースを採
取する。損傷したケース又は輸送中にぬれたケースが入らないよう注意する。
BA.3 試験室試料
各ケースからできるだけ同じ数のパッケージを採取し,バルク試料から試験室試料として要求された数
の糸パッケージを取り出す。パッケージはランダムに上層,中層,及び下層から,また,層の中間及び側
面から採取する。

――――― [JIS L 1095 pdf 48] ―――――

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附属書C
(規定)
繊維製品−糸のよりの測定−直接計測法
この附属書は,1995年第2版として発行されたISO 2061,Textiles−Determination of twist in yarns−Direct
counting methodを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成したものである。
C.1 適用範囲
C.1.1 この附属書は,直接計測法によって糸のより方向,単位長さ当たりのより数及び解ねんによる長さ
の変化の測定方法について規定する。
C.1.2 この附属書は,次のものに適用できる。
a) 単糸(紡績糸又はマルチフィラメント糸)
b) もろより糸
c) ケーブル糸
糸の各タイプごとに別々の手順が規定されている。これらの方法は,主としてパッケージの糸用に定め
られているが,手順は,生地から採取した糸にも特別な注意の下で用いることができる。モノフィラメン
ト糸のよりの測定には適さない。
注記 各糸の測定方法は,ISO 1890:1997 Reinforcement yarns−Determination of twist及びISO
7211-4:1984 Textiles−Woven fabrics−Construction−Methods of analysis−Part 4: Determination of
twist in yarn removed from fabricを参照。
C.1.3 この附属書は,次のとおり,もろより糸及びケーブル糸のよりの測定も対象範囲にしている。
もろより糸 : もろより糸の最終のより及びもろよりする前の単糸の元のより
ケーブル糸 : a) 糸の最終のケーブルより
b) もろよりした後のもろより糸の元のより,ただし,最終処理前
c) もろよりする前の単糸のより
C.1.4 要求があれば,最終構造中の構成単糸及び構成もろより糸のよりをC.10.5.7に規定する特別な手順
で測定することができる。
C.1.5 この附属書は,受渡当事者間の合意があった場合を除いて,テックスで表した糸の単位繊度当たり
の張力が0.5 cN1.0 cNに増加したとき,0.5 %を超える伸びがある糸には適用できない。このような糸は,
試験結果に関係がある当事者によって認められる特別な張力条件の下で試験が行われる。
C.1.6 この附属書は,オープンエンド紡績の製品及び他の繊維を混用(織り混ぜ)したマルチフィラメン
ト糸には適用できない。
C.1.7 この附属書は,あまり大き過ぎて試験機のつかみに取り付けるとき,試験結果に影響を及ぼすよう
な強さでつぶしたり,ねじったりしなければならないような糸には適用できない。
C.2 引用規格
次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構成する。これ
らの引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
ISO 2,Textiles−Designation of the direction of twist in yarns and related products

――――― [JIS L 1095 pdf 49] ―――――

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ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing
C.3 用語及び定義
この附属書の中で用いる用語及び定義は,次による。
C.3.1
より(twist)
解ねん前の名目ゲージ長をベースとした糸の軸についての回転数。
よりは,1 m当たりの回転数(回/m)で表すのが望ましいが,1 cm当たりの回転数(回/cm)で表して
もよい。
C.3.2
ゲージ長(gauge length)
試験装置に取り付けた試験片の二つの有効な固定間の距離。
C.3.3
初期長さ(initial length)
試験開始時における指定する初荷重下の試験片の長さ。
C.3.4
解ねんによる長さの変化(change in length on untwisting)
試験片の解ねん時に観測する初期長さの増減。試験片の初期長さをベースとした伸長又は収縮のパーセ
ントで表す。
C.3.5
試験用水分平衡(moisture equilibrium for testing)
指定する(試験)温湿度において,試料又は試験片の質量の増加の割合が,試験材料に示す値(ISO 139
参照)を超えなくなったときの状態。
繊維材料が大気と水分との交換が行われなくなったとき,周辺大気及び水分平衡になる。したがって試
験が変化しない大気中で行われている限り,質量は一定に保たれる。水分平衡は,試験の目的のために低
水分から始めて水分の吸収によって達成させなければならない。
C.3.6
糸パッケージ(yarn package)
使用,取扱い,貯蔵及び出荷に適した形状のある長さ又は各種長さの糸。
パッケージは,ボール,かせ又はケークのように支持物のないもの及びボビン,コップ,コーン,パー
ン,スプール及びチューブのように支持物があるもので構成されている。
C.3.7
より係数(twist factor)
紡績糸のファイバー又はフィラメント糸のフィラメントのら(螺)旋方向の程度。
よりは,糸の表面にあるファイバーの糸の軸に対する角度と関係があり,よりによる仕上がり糸の堅さ
の程度を表す。
C.4 原理
試験する糸の構成要素が平行になるまで試験片の一端を他端に対して回転し,既知の長さの糸のよりを
解除する。この解除に必要とした正確な回転数を糸の単位長さ当たりの回転数として報告する。

――――― [JIS L 1095 pdf 50] ―――――

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JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2061:1995(MOD)
  • ISO 2062:1993(MOD)
  • ISO 6939:1988(MOD)

JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK8101:2006
エタノール(99.5)(試薬)
JISK8103:2013
ジエチルエーテル(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8577:2007
水酸化バリウム八水和物(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8799:2020
フェノールフタレイン(試薬)
JISK8858:2007
ベンゼン(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISL0101:1978
テックス方式
JISL0104:2000
テックス方式による糸の表示
JISL0105:2020
繊維製品の物理試験方法通則
JISL0205:1972
繊維用語(糸部門)
JISL0208:2006
繊維用語―試験部門
JISL0803:2011
染色堅ろう度試験用添付白布
JISL0841:2004
日光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0842:2004
紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0843:2006
キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0844:2011
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0845:1998
熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0846:2004
水に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0848:2004
汗に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0849:2013
摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0850:2015
ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0855:2005
窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0856:2002
塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0860:2020
ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0879:2005
乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
JISL1030-2:2012
繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8701:1999
色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
JISZ8720:2012
測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源