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附属書AA
(参考)
定速緊張形(CRT)試験機及び
定速荷重形(CRL)試験機を使用した代替試験方法
AA.1 適用範囲
この附属書では,次の試験方法について規定する。
E 法 : CRT試験機,手動式 試験片は,調整されたパッケージから直接採取する。
F 法 : CRT試験機,手動式 緩めた試験用かせを調整させた後,使用する。
G 法 : CRT試験機,手動式 緩めた試験用かせを湿潤させた後,使用する。
H 法 : CRL試験機,手動式 試験片は,調整されたパッケージから直接採取する。
J 法 : CRL試験機,自動式 試験片は,調整されたパッケージから直接採取する。
K 法 : CRL試験機,手動式 緩めた試験用かせを調整させた後,使用する。
L 法 : CRL試験機,手動式 緩めた試験用かせを湿潤させた後,使用する。
これらの試験方法は,単に参考として示してあり,受渡当事者間の合意によって適用することができる。
AA.2 手順
AA.2.1 一般 A.8.1.2,A.8.1.3,A.8.1.5及びA.8.1.6に従う。また,可能であればA.8.1.7A.8.1.11及び
A.9に従う。
AA.2.2 E法 : CRT試験機,手動式
AA.2.2.1 次の要求事項に適合する振子式試験機を用いる。試験の始めの2秒以降の任意の2秒間におけ
る引張りつかみの平均的な移動速度は,全試験間の平均移動速度に対して5 %を超える相違があってはな
らない。
平均切断時間が20秒±3秒になるように試験機を調整する。また,記録された引張切断力が試験機のス
ケールの15 %85 %の間にあるように試験機を調整する。
AA.2.2.2 A法(A.8.2)に規定する手順に従う。ただし,A.8.1.4を除く。
AA.2.3 F法 : CRT試験機,手動式 AA.2.2.1に規定する手順に従い,次にC法(A.8.4)に従う。ただ
し,A.8.1.4は除く。
AA.2.4 G法 : CRT試験機,手動式 AA.2.2.1に規定する手順に従い,次にD法(A.8.5)に従う。ただ
し,A.8.1.4は除く。
AA.2.5 H法 : CRL試験機,手動式
AA.2.5.1 次の要求事項に適合する傾斜平面式試験機を用いる。試験の始めの4秒以降の任意の2秒間に
おける力の増加割合は,全試験間における力の平均増加割合に対して25 %を超える相違があってはならな
い。
平均切断時間が20秒±3秒になるように試験機を調整する。また,記録された引張切断力が試験機のス
ケールの15 %85 %の間にあるように試験機を調整する。
AA.2.5.2 A法(A.8.2)に規定する手順に従う。ただし,A.8.1.4は除く。
AA.2.6 J法 : CRL試験機,自動式 AA.2.5.1に規定する手順に従い,次にB法(A.8.3)に従う。ただ
し,A.8.1.4は除く。
――――― [JIS L 1095 pdf 41] ―――――
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AA.2.7 K法 : CRL試験機,手動式 AA.2.5.1に規定する手順に従い,次にC法(A.8.4)に従う。ただ
し,A.8.1.4は除く。
AA.2.8 L法 : CRL試験機,手動式 AA.2.5.1に規定する手順に従い,次にD法(A.8.5)に従う。ただ
し,A.8.1.4は除く。
――――― [JIS L 1095 pdf 42] ―――――
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L 1095 : 2010
附属書B
(規定)
繊維製品−パッケージからの糸−
かせ法による糸の引張強さの試験方法
この附属書は,1988年に第2版として発行されたISO 6939,Textiles−Yarns from packages−Method of test
for breaking strength of yarn by the skein methodを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成したものであ
る。
B.1 適用範囲
この附属書は,かせ法による糸の引張強さの試験方法について規定する。紡績方式で生産されるすべて
の紡績糸,もろより糸又は混紡糸に適用される。
この附属書は,フィラメント糸,ガラス糸,ケーブル糸及びコード糸のような複雑な構造の糸,又はテ
ックスによる単位繊度当たりの張力が0.5 cN1.0 cNに増加したとき,5 %を超える伸びがある糸には適用
できない。また,かせの巻き取りが平たん(坦)な二層にすることができないほど直径の太い糸には適用
できない。
かせの円周及び巻取り時の張力について適切な注意を払うことによって,この試験で切断したかせは繊
度の測定に用いることができる。
B.2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing
ISO 2060,Textiles−Yarn from packages−Determination of linear density (mass per unit length) y the skein
method
ISO 2062:1993,Textiles−Yarns from packages−Determination of single-end breaking force and elongation at
break
B.3 用語及び定義
この附属書の中で用いる用語及び定義は,次による。
B.3.1
引張強さ(breaking strength)
試験片が切断するまで引き伸ばされる試験で観測された最大の引張強さ。
B.3.2
かせ(skein)
その太さに比例して大きな周囲長をもつ柔軟なコイル状の連続した糸の房。
B.3.3
試験用かせ(test skein)
――――― [JIS L 1095 pdf 43] ―――――
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L 1095 : 2010
規定の長さの小さなかせ。この附属書で引張強さ,繊度又は両方の試験に用いられる。また,リースケ
イン又はナンバリングスケインとも呼ばれる。
B.3.4
強度(tenacity)
引張強さの無張力下の試験片の繊度に対する比。通常,テックス当たりのセンチニュートンで表す。
B.3.5
かせ切断強度(skein breaking tenacity)
試験用かせが切断前に観測された最大の引張強さ。糸の繊度当たりの力で表す。例えば,テックス当た
りのセンチニュートンで表す。
B.4 原理
試験用かせを引張試験機で切断し,切断時の強さを観測する。
かせ切断強度の計算に繊度が必要ならば,切断したかせをひょう(秤)量し,ISO 2060によって繊度を
計算する。
B.5 装置
B.5.1 糸巻き
手動又はモーター駆動で,周囲長1 mの糸巻き。この糸巻きは,糸が2層を超えることなく均一な間隔
で巻き取れるための横移動機構(traversing mechanism)及び巻き取られた糸の長さを表示する装置が付い
ていなければならない。
指定した回転数になると作動する警告ベル又は自動切断装置が付いていることが望ましい。同じかせで
繊度を測定する場合,追加の糸巻きの仕様はISO 2060を参照する。
注記 周囲長1 m以外の既存の糸巻きは,受渡当事者間の合意があれば使用できる。その場合は,そ
の旨を報告する。
B.5.2 糸パッケージ保持具
ボビン又はコーン用の垂直スピンドル(通常,糸巻きの装置の一部として備え付けられている。),チュ
ーブ又はフランジ付き巻き枠が自由に回転することのできる軸,糸巻き用重量支持体。
B.5.3 引張試験機
定速緊張形試験機又は定速伸張形試験機で,試験用かせを切断するのに十分な能力をもち,移動するつ
かみが300 mm/分±10 mm/分の均一な速さをもつように移動することができるか,又はかせに荷重を加え
始めてから平均20秒±3秒で切断するような速さで移動することができるもの。どれを選ぶかはすべての
受渡当事者間の合意によるものとし,試験結果の報告の中に記述する。表示された荷重は,試験に用いら
れた範囲の中で±1.0 %以内の精度とする。自記記録装置を使用するときは,ペンの最大速度は,曲線の最
も急なこう(勾)配部分でのかせへの荷重の増大速度の少なくとも2倍とする。装置は直径及び長さの両
方が25 mm32 mmで,少なくとも一つが軸の周りを自由に回転できるよう支持された巻き枠を備えてい
なければならない。かせを巻き枠上に幅広く平たん(坦)な帯状に設置できるよう,巻き枠間の距離は十
分でなければならない。
B.5.4 かせ保持具又はかせ保管棚
糸を引き伸ばしたり,もつれの原因となるねじ(捻)れをもたらすことなく,かせを全長近くまで広げ
た状態で保持できるよう十分な距離をおいて並列する突起又はバーをもつもの。
――――― [JIS L 1095 pdf 44] ―――――
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L 1095 : 2010
B.6 予備調整,調整及び試験時の大気
予備調整,調整及び試験時の大気は,ISO 139に規定するものとする。
B.7 サンプリング
B.7.1 試料は,次のいずれかの方法によって採取するものとする。
a) 材料仕様中に指示されたものがある場合は,その方法による。
b) 材料仕様中にサンプリング方法の指示がない場合は,繊維製品についてISO規格で認められた方法に
よる。
c) ) 及びb) が適用できない場合は,附属書BAに規定する方法による。
B.7.2 バルク試料は,それが対象試験ロットの代表となるような方法で採取する。試験室試料は,バルク
試料からその代表となるような方法で採取する。
B.7.3 各試験室パッケージ試料から試験室試料かせを一つずつ,可能な最も小さい張力で巻き取る。かせ
は,必要なすべての試験に糸を供給できるよう十分長くなくてはならない。
B.7.3.1 通常,糸の端の方から巻き戻す。ボビン,コップ,コーン又は同様のパッケージの糸は,糸巻き
を100回転/分300回転/分させて糸の端から引き出す。
B.7.3.2 通常,糸を側面から巻き戻すフランジ付き巻き枠又はその他のパッケージの糸は,パッケージを
自由に回転できるように取り付け,糸巻きを20回転/分30回転/分させて糸をパッケージの側面から引き
出す。
B.7.3.3 一つのパッケージ上に数個の糸の端が並行して巻かれるときは,それぞれの端を別々のガイドを
通して引き出し,各端からかせを巻き取る。
B.7.3.4 糸をかせの形で受け取った場合,それを傘状糸巻き(umbrella reel)又はふわりに取り付け,20
回転/分30回転/分の速さで巻き取る。
B.7.3.5 糸がビームに巻いてあるときは,次のように糸を準備する。
試験すべき糸が巻いてあるビームは,ビームフランジが床に触れないよう十分に高い二つの軸受に取り
付ける。クランクアームをビームの軸の一方の端に取り付ける。糸巻きをビームから適切な距離で,糸が
20°以上それて引き出されないような位置に置く。ビームからの必要な数の端を糸巻きに固定する。オペ
レータの一人にビームをゆっくりと回転させて糸を巻き戻させ,二人目のオペレータがビームからの糸を
取り込むのに十分な速さで,糸巻きを回転させる。
注記 ISO 2062の単糸の引張試験方法は,ビームの糸に適している。
B.7.4 試験室試料かせは,次のように調整する。
B.7.4.1 もし繊度を測定するならば,試験室試料かせを予備調整用の特別な大気中で,自由に動いている
大気にさらして最低4時間の予備調整を行う。
B.7.4.2 予備調整の後,又は繊度を測定しない糸は,かせを適切な試験用標準状態に24時間暴露するか,
少なくとも30分間の暴露を繰り返し行ったときに0.1 %を超える質量変化が進まなくなるまで暴露して,
かせを試験用水分平衡にする。
B.7.5 試験する試験片数は,次による。
B.7.5.1 糸パッケージごとの一つのかせ。他の仕様又は受渡当事者間の合意がない場合は,90 %の確率水
準で4 %の平均の精度をもたらす糸パッケージを採取する(注記参照)。試験片数は,次の式によって計算
する。
n=0.17
――――― [JIS L 1095 pdf 45] ―――――
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JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2061:1995(MOD)
- ISO 2062:1993(MOD)
- ISO 6939:1988(MOD)
JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8577:2007
- 水酸化バリウム八水和物(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0845:1998
- 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0846:2004
- 水に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0855:2005
- 窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0856:2002
- 塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0860:2020
- ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0879:2005
- 乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源