この規格ページの目次
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ンゼン混合液(容量比1 : 2)を入れ,水浴上で抽出液が弱く沸騰を保つ程度4) に3時間加熱した後,
試料部にたまった溶液をフラスコに戻す。フラスコ内容物を5 mL以下に濃縮した後(必要があれば
JIS R 3503に規定する1G1又は3G1のガラスろ過器でろ過する。),あらかじめ絶乾質量(g)を求め
たはかり瓶に移す。抽出フラスコは,約40 ℃のエタノール・ベンゼン混合液で洗浄し,洗液(ガラ
スろ過器を用いた場合は,前記ガラスろ過器でろ過後)をはかり瓶に合わせ入れ,水浴上で溶剤を揮
散させた後,その残分の絶乾質量(g)を量る。
エタノール・ベンゼン混合液の調製に用いるエタノールは,JIS K 8101に規定するエタノールを水
で希釈した95 容量%のものとし,ベンゼンは,JIS K 8858に規定するベンゼン(特級)とする。回
収したエタノール・ベンゼン混合液を使用する場合は,水分が1.7 %±0.5 %となるように調製して用
いる。
試験回数は2回とし溶剤抽出分(%)は,次の式によって求めその平均値を小数点以下2けたに丸
めて表す。
圀
S 100
ここに, S : 溶剤抽出分(%)
W : 試料の絶乾質量(g)
A : エタノール・ベンゼン抽出分(g)
b) 毛糸の場合 試料約5 gを採取し,その絶乾質量(g)を量り,これを円筒ろ紙に入れるか又はろ紙に
包んでJIS R 3503に規定するソックスレー抽出器を用いて約150 mLのエタノール・ベンゼン混合液
(容量比1 : 2)で6時間抽出する。抽出分からエタノール・ベンゼン分を揮散させた後,その残分を
105 ℃±2 ℃で恒量になるまで乾燥し,更にデシケータ中で放冷した後,その残分の絶乾質量(g)を
量る。
エタノール・ベンゼン混合液の調製に用いるエタノールは,JIS K 8101に規定するエタノールを水
で希釈した95 容量%のものとし,ベンゼンは,JIS K 8858に規定するベンゼン(特級)とする。回
収したエタノール・ベンゼン混合液を使用する場合は,水分が1.7 %±0.5 %となるように調製して用
いる。
試験回数は3回とし,溶剤抽出分(%)は,次の式によって求めその平均値を小数点以下2けたに
丸めて表す。
圀
S 100
ここに, S : 溶剤抽出分(%)
W : 試料の絶乾質量(g)
A : エタノール・ベンゼン抽出分(g)
9.30.2 メタノール抽出法
メタノール抽出法は,次による。
a) 毛糸以外の場合 試料約5 gを採取し,その絶乾質量(g)を量り,JIS R 3503に規定するソックスレ
ー抽出器に円筒ろ紙を用いないで軽く入れた後,附属フラスコに100 mLのJIS K 8891に規定するメ
タノールを入れ,水浴上で抽出液が弱く沸騰を保つ程度4) に3時間加熱した後,試料部にたまった溶
剤をフラスコに戻す。フラスコ内容物を5 mL以下に濃縮した後(必要があれば,JIS R 3503に規定
する1G1又は3G1のガラスろ過器でろ過する。),あらかじめ絶乾質量(g)を求めたはかり瓶に移す。
抽出フラスコは,メタノールで洗浄し,洗液(ガラスろ過器を用いた場合は,前記ガラスろ過器でろ
――――― [JIS L 1095 pdf 31] ―――――
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過後)をはかり瓶に合わせ入れ,水浴上で溶剤を揮散させた後,その残分の絶乾質量(g)を量る。
試験回数は2回とし,溶剤抽出分(%)は,次の式によって求めその平均値を小数点以下2けたに
丸めて表す。
圀
S 100
ここに, S : 溶剤抽出分(%)
W : 試料の絶乾質量(g)
A : メタノール抽出分(g)
b) 毛糸の場合 試料約5 gを採取し,その絶乾質量(g)を量り,これを円筒ろ紙に入れるか又はろ紙に
包んでJIS R 3503に規定するソックスレー抽出器を用いて約150 mLのJIS K 8891に規定するメタノ
ールで6時間抽出する。抽出分からメタノール分を揮散させた後,その残分を105 ℃±2 ℃で恒量に
なるまで乾燥し,更にデシケータ中で放冷した後その残分の絶乾質量(g)を量る。
試験回数は3回とし,溶剤抽出分(%)は,次の式によって求めその平均値を小数点以下2けたに
丸めて表す。
圀
S 100
ここに, S : 溶剤抽出分(%)
W : 試料の絶乾質量(g)
A : メタノール抽出分(g)
9.31 染色堅ろう度
9.31.1 耐光堅ろう度
耐光堅ろう度は,JIS L 0841,JIS L 0842及びJIS L 0843による。
9.31.2 洗濯堅ろう度
洗濯堅ろう度は,JIS L 0844による。
9.31.3 熱湯堅ろう度
熱湯堅ろう度は,JIS L 0845による。
9.31.4 水堅ろう度
水堅ろう度は,JIS L 0846による。
9.31.5 汗堅ろう度
汗堅ろう度は,JIS L 0848による。
9.31.6 摩擦堅ろう度
摩擦堅ろう度は,JIS L 0849による。
9.31.7 ホットプレッシング堅ろう度
ホットプレッシング堅ろう度は,JIS L 0850による。
9.31.8 窒素酸化物堅ろう度
窒素酸化物堅ろう度は,JIS L 0855による。
9.31.9 塩素漂白堅ろう度
塩素漂白堅ろう度は,JIS L 0856による。
9.31.10 ドライクリーニング堅ろう度
ドライクリーニング堅ろう度は,JIS L 0860による。
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9.31.11 乾熱堅ろう度
乾熱堅ろう度は,JIS L 0879による。
9.32 バリウム活性数
綿糸に適用し,耐久性のある仕上剤が存在する場合は,この試験を行うことができない。
9.32.1 試料及び試薬
試料及び試薬は,次による。
a) 試料 非繊維物質を除去し,化学的変化を与えず,できるだけ純粋な形の綿繊維にするため,試料を
標準試料とともにJIS K 8625に規定する0.5 %炭酸ナトリウム(特級)溶液中に浴比1 : 100,温度90 ℃
95 ℃でときどきかき混ぜながら15分間処理した後,60 ℃70 ℃の熱水でアルカリがなくなるま
で繰り返し洗浄する。試料にでんぷん又は樹脂が付着している場合は,標準試料とともにJIS K 8180
に規定する0.25 %塩酸(特級)溶液中に浴比1 : 50,温度約90 ℃で30分間処理した後,温度約90 ℃
の熱水で十分に洗浄する。
b) 標準試料 JIS L 0803に規定する添付白布・綿3-1号を用いる。通常,標準試料は試料と同一の状態
にするため,前処理は試料と同様に行う。
c) 水酸化バリウム溶液(約0.125 mol/L)の調製 JIS K 8577に規定する水酸化バリウム八水和物(特級)
40 gを採取し,1 Lの水に溶解し,静置して上澄み液を用いる。
d) 指示薬 JIS K 8799に規定するフェノールフタレイン(特級)0.5 gをJIS K 8101に規定するエタノー
ル(特級)100 mLに溶解する。
e) 0.1 mol/L塩酸の調製 JIS K 8180に規定する塩酸(特級)11 mLを水1 Lで薄め,標定は常法によっ
て行う。
9.32.2 手順
清浄の試料及び標準試料を恒温乾燥器に入れ乾燥した後,取り出し,試験室内に2時間以上放置し,水
分調整を行った後,試料を長さ約2 cm,標準試料を約1 cm2の大きさに切断し,試料から2.18 g,標準試
料から2.12 gを採取する。100 mLの三角フラスコ3個を用い,このうち2個に試料と標準試料とを別々に
入れ,残り1個は空試験用とする。
次に,3個のフラスコ全部に水酸化バリウム溶液(約0.125 mol/L)を30 mLずつ速やかに注加し,直ち
に密栓してフラスコを緩やかにしばらく振とうした後,20 ℃25 ℃で2時間以上放置する。各フラスコ
から溶液を10 mLずつ正確に採取し,それぞれフェノールフタレインを指示薬として0.1 mol/L塩酸で滴
定を行う。
試験回数は2回とし,バリウム活性数は,次の式によって求めその平均値を整数位に丸めて表す。
この場合,2回の数値がバリウム活性数で4以上離れた場合は,再び2回試験を行い,計4回の平均値
を整数位に丸めて表す。
B S
Ba 100
B U
ここに, Ba : バリウム活性数
B : 空試験の0.1 mol/L塩酸所要量(mL)
S : 試料浸せき液の0.1 mol/L塩酸所要量(mL)
U : 標準試料浸せき液の0.1 mol/L塩酸所要量(mL)
10 試験報告書
――――― [JIS L 1095 pdf 33] ―――――
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試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試験年月日
b) 規格番号
c) 試験の種類
d) 試験条件
なお,規定されている条件以外などで試験した場合は,その条件を記載する。
e) 試験結果
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附属書A
(規定)
繊維製品−パッケージからの糸−単糸の引張強さ
及び切断時の伸びの測定
この附属書は,1993年に第2版として発行されたISO 2062,Textiles−Yarns from packages−Determination
of single-end breaking force and elongation at breakを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成したもので
ある。
A.1 適用範囲
A.1.1 この附属書は,パッケージから採取した糸の引張強さ及び切断時の伸びの測定方法について規定す
る。
この附属書は,次の試験方法について規定する。
A法(手動式) 試験片は,調整されたパッケージから直接採取する。
B法(自動式) 試験片は,調整されたパッケージから直接採取する。
C法(手動式) 緩めた試験用かせを調整させた後,使用する。
D法(手動式) 試験片を湿潤させた後,使用する。
A.1.2 C法は糸の切断時の伸びについて意見の相違がある場合に適用する。
注記 A法,B法及びC法は,糸の引張強さについて同じ結果となることが期待されるが,C法では,
伸びについてA法又はB法よりも幾分真に近い(そして高めの)値となる。D法では,引張強
さ及び切断時の伸びの両方についてA法,B法及びC法とは異なる結果になる可能性がある。
A.1.3 この附属書は,定速伸長形(CRE)引張試験機を使用する方法について規定する。現在,廃止され
ている定速緊張形(CRT)試験機及び定速荷重形(CRL)試験機による試験については,参考までに附属
書AAに記載している。これは,これらの機器がまだ普及しており,受渡当事者間の合意の下で使用され
る可能性があることを認識してのことである。
A.1.4 この附属書は,ガラス糸,弾性糸,アラミド糸,セラミック糸,カーボン糸及びポリオレフィンテ
ープ糸を除いたすべてのタイプの糸に適用される。
注記 ガラス糸の試験方法は,ISO 3341に規定されている。
A.1.5 この附属書は,パッケージからの糸に適用されるが,受渡当事者間の合意を条件として,織物から
取り出した糸にも適用することができる。
A.1.6 この附属書は,単糸の試験に用いることを意図している。
注記 かせの試験方法は,ISO 6939に規定されている。
A.2 引用規格
次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構成する。これ
らの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing
ISO 2060,Textiles−Yarn from packages−Determination of linear density (mass per unit length) y the skein
method
――――― [JIS L 1095 pdf 35] ―――――
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JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2061:1995(MOD)
- ISO 2062:1993(MOD)
- ISO 6939:1988(MOD)
JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8577:2007
- 水酸化バリウム八水和物(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0845:1998
- 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0846:2004
- 水に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0855:2005
- 窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0856:2002
- 塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0860:2020
- ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0879:2005
- 乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源