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なお,クラス区分は,箇条10によって報告する。
表1−バイオハザード対策用防護服の種類
種類 呼吸用保護具又は用途による区分
全身防護服 気密服 自給式呼吸器内装形
自給式呼吸器外装形
送気式
陽圧服 送気式
PAPR式
密閉服 液体防護
スプレー防護
浮遊固体粉じん防護
ミスト防護
部分防護服 −
部分防護具 −
5 一般要求事項
バイオハザード対策用防護服は,JIS T 8005に適合しなければならない。
6 性能
6.1 全般
バイオハザード対策用防護服の完成品及び材料などの性能は,表2による。
――――― [JIS T 8122 pdf 6] ―――――
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表2−バイオハザード対策用全身防護服,部分防護服,部分防護具の性能
気密服 陽圧服 密閉服
部分 部分
細分 自給式 自給式 浮遊固
性能 液体防 スプレ ミスト 防護 防護
箇条 呼吸器 呼吸器 送気式 送気式 PAPR式 体粉じ
護 ー防護 防護 服 具
内装形 外装形 ん防護
気密性 6.2.1 ◎ ◎ ◎ − − − − − − −
漏れ防護性 6.2.2 ◎a) ○b) ○c) ◎ ◎ − − − −
完 耐液体ジェット浸透性 6.2.3 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ − − − −
成 耐液体スプレー浸透性 6.2.4 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ − ◎ − − −
品 耐浮遊固体粉じん浸透性 6.2.5 ◎d) ◎d) ◎d) ◎d) ◎d) − − ◎ − −
耐ミスト浸透性 6.2.6 ◎e) ◎e) ◎e) ◎e) ◎e) − ◎e) − ◎ −
実用性能 6.2.7 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ −
耐透過性f) 6.3.1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − △
材
耐人工血 圧力下の耐液体浸透性 6.3.2.1 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ △ △ △
料
液浸透性 耐液体浸透性 6.3.2.2 ◎g) ◎g) ◎g) ◎g) ◎g) ◎g) ◎g) ◎ ◎ ◎
な
耐バクテリオファージ浸透性 6.3.3 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ △ △ △
ど
物理的性能 6.3.4 △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
バイザー,手袋,フットウエアなどの性能6.4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
h)
◎は必須の性能,○は条件付き性能及び△は任意選択の性能を意味する。
注a) 気密性(6.2.1)を満足する場合は,漏れ率試験(7.3.2.2)を省略して漏れ防護性(6.2.2)を満足するものとみなすことができる。
b) 面体がバイオハザード対策用全身防護服に連結部で接続する自給式呼吸器外装形気密服の場合は,漏れ率試験(7.3.2.2)を実施して,漏れ防護性(6.2.2)を満
足しなければならない。
c) 呼吸用保護具を併用しない送気式気密服の場合は,漏れ率試験(7.3.2.2)を実施して漏れ防護性(6.2.2)を満足しなければならない。
d) 気密性(6.2.1)又は漏れ防護性(6.2.2)を満足する場合は,微粒子エアロゾル漏れ率試験(7.3.2.5)を省略して耐浮遊固体粉じん浸透性(6.2.5)を満足するも
のとみなすことができる。
e) 耐液体スプレー浸透性(6.2.4)を満足する場合は,ミスト試験(7.3.2.6)を省略して耐ミスト浸透性(6.2.6)を満足するものとみなすことができる。
f) 化学除染を必要とする防護服は,使用する除染剤での耐透過性(6.3.1)を満たさなければならない。
g) 圧力下の耐液体浸透性(6.3.2.2)を満足する場合は,耐液体浸透性試験(7.4.4.2.2)を省略して耐液体浸透性(6.3.2.2)を満足するものとみなすことができる。
h) 服一体形のバイザー,手袋及びフットウエアは,6.4に規定する要求事項を満たさなければならない。
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――――― [JIS T 8122 pdf 7] ―――――
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6.2 バイオハザード対策用防護服完成品の性能要求事項
6.2.1 気密性
気密性は,7.3.2.1の試験を行ったとき,試験圧力負荷時間経過後に20 %を超える圧力低下があってはな
らない。
6.2.2 漏れ防護性
漏れ防護性は,7.3.2.2の試験を行ったとき,漏れ率は0.05 %以下とする。ただし,面体がバイオハザー
ド対策用防護服に連結部で接合する自給式呼吸器外装形気密服の漏れ率は,面体内で0.05 %以下とする。
ただし,面体がバイオハザード対策用全身防護服に連結部で接続する自給式呼吸器外装形気密服及び呼
吸用保護具を併用しない送気式気密服を除き,6.2.1の気密性を満足する場合は,7.3.2.2の漏れ率試験を省
略し,漏れ防護性を満足するものとみなすことができる。
6.2.3 耐液体ジェット浸透性
耐液体ジェット浸透性は,7.3.2.3の試験を行ったとき,基準汚染面積の3倍以上の浸透があってはなら
ない。
6.2.4 耐液体スプレー浸透性
耐液体スプレー浸透性は,7.3.2.4の試験を行ったとき,基準汚染面積の3倍以上の浸透があってはなら
ない。
6.2.5 耐浮遊固体粉じん浸透性
耐浮遊固体粉じん浸透性は,7.3.2.5の試験を行ったとき,JIS T 8124-1に適合しなければならない。
ただし,6.2.1の気密性を満足する場合は,7.3.2.5の微粒子エアロゾル漏れ率試験を省略して,耐浮遊固
体粉じん浸透性を満足するものとみなすことができる。
6.2.6 耐ミスト浸透性
耐ミスト浸透性は,7.3.2.6の試験を行ったとき,基準汚染面積の3倍以上の浸透があってはならない。
ただし,6.2.4の耐液体スプレー浸透性を満足する場合は,7.3.2.6のミスト試験を省略して,耐ミスト浸
透性を満足するものとみなすことができる。
6.2.7 実用性能
実用性能は,7.3.2.7の試験を行ったとき,次の性能を満足しなければならない。
a) 試験運動中,被験者のいかなる作業の実施を防げるものであってはならない,又は性能上の欠陥とな
る破損が生じてはならない。
b) 十分な視野があり,光学的欠陥が少なく,曇りにくい構造でなければならない。健常な視力をもつ被
験者が着用したとき,6 mの距離から,縦100 mm×横200 mmの表示板に適切な大きさで,無作為に
選択されて書かれた4文字を,不都合なく読み取れるものでなければならない。
c) バイザー付きバイオハザード対策用防護服のバイザーは,試験運動中,被験者の周辺視野を妨げるも
のであってはならない。
d) 気密服は,実用性能試験後7.3.2.1に規定した試験を行い,20 %を超える圧力低下があってはならない。
6.3 材料及び縫合部の性能要求事項
6.3.1 耐透過性
耐透過性は,7.4.4.1の試験によってクラス分けを行ったとき,表3のいずれかを満足しなければならな
い。
――――― [JIS T 8122 pdf 8] ―――――
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表3−耐透過性
単位 分
クラス 平均破過時間
6 480を超え
5 240を超え 480以下
4 120を超え 240以下
3 60を超え 120以下
2 30を超え 60以下
1 10を超え 30以下
6.3.2 耐人工血液浸透性
6.3.2.1 圧力下の耐液体浸透性
圧力下の耐液体浸透性は,7.4.4.2.1の試験を行ったとき,表4のいずれかを満足しなければならない。
表4−圧力下の耐液体浸透性
単位 kPa
クラス 試験圧力
6 20
5 14
4 7
3 3.5
2 1.75
1 0 a)
注a) テストセル内の液体は,自然圧力だけの非加
圧状態である。
6.3.2.2 耐液体浸透性
耐液体浸透性は,7.4.4.2.2の試験を行ったとき,表5のいずれかを満足しなければならない。
表5−耐液体浸透性
単位 %
クラス 平均浸透指数
6 1未満
5 1以上 2未満
4 2以上 10未満
3 10以上 20未満
2 20以上 30未満
1 30以上 50未満
6.3.3 耐バクテリオファージ浸透性
耐バクテリオファージ浸透性は,7.4.4.3の試験を行ったとき,表6のいずれかを満足しなければならな
い。
――――― [JIS T 8122 pdf 9] ―――――
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表6−耐バクテリオファージ浸透性
単位 kPa
クラス 試験圧力
6 20
5 14
4 7
3 3.5
2 1.75
1 0 a)
注a) テストセル内の液体は,自然圧力だけの非加
圧状態である。
6.3.4 物理的性能
物理的性能については任意選択とする。必要な場合は,7.4.5に規定した試験によって,受渡当事者間で
合意した性能を満たさなければならない。
6.4 バイザー,手袋,フットウエアなどの性能要求事項
6.4.1 バイザー,手袋及びフットウエア
6.4.1.1 一般
バイオハザード対策用防護服と一体となっているバイザー,手袋及びフットウエアの性能は,JIS T 8115
の7.6(服一体形バイザー),7.7(服一体形手袋)7.9(服一体形手袋及びフットウエアの接合部強さ)
によるほか,次の試験に適合しなければならない。
6.4.1.2 耐透過性
耐透過性は,7.4.4.1の試験を行ったとき,表3のいずれかを満足しなければならない。
6.4.1.3 耐人工血液浸透性
耐人工血液浸透性は,7.4.4.2.1の試験又は7.4.4.2.2の試験を行ったとき,それぞれ表4又は表5のいず
れかを満足しなければならない。
6.4.1.4 耐バクテリオファージ浸透性
耐バクテリオファージ浸透性は,7.4.4.3の試験を行ったとき,表6のいずれかを満足しなければならな
い。
6.4.2 呼吸用保護具
バイオハザード対策用防護服と同時に使用する呼吸用保護具は,JIS T 8115の5.11(面体),5.12(自給
式呼吸器と同時に使用するエアラインに接続するパススルー),5.13(空気供給システム),5.14(呼吸用ホ
ース及び換気用ホース),5.15(空気流量),5.16(排気装置),5.17(化学防護服内圧力)及び5.18(吸入
空気)に規定する要求事項を満たさなければならない。
7 試験
7.1 全般
バイオハザード対策用防護服の完成品及び材料などの試験項目は,表7による。
――――― [JIS T 8122 pdf 10] ―――――
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JIS T 8122:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.10 : 防護服
JIS T 8122:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK7350-1:1995
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
- JISK7350-1:2020
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則
- JISK7350-2:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第2部:キセノンアークランプ
- JISK7350-3:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第3部:紫外線蛍光ランプ
- JISK7350-4:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第4部:オープンフレームカーボンアークランプ
- JISL1092:2009
- 繊維製品の防水性試験方法
- JISL1093:2011
- 繊維製品の縫目強さ試験方法
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISL1913:2010
- 一般不織布試験方法
- JIST8001:2006
- 呼吸用保護具用語
- JIST8005:2015
- 防護服の一般要求事項
- JIST8030:2015
- 化学防護服―防護服材料の耐透過性試験
- JIST8032-1:2015
- 化学防護服完成品の試験方法―第1部:ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
- JIST8032-2:2015
- 化学防護服完成品の試験方法―第2部:エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)
- JIST8032-3:2015
- 化学防護服完成品の試験方法―第3部:液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェット試験)
- JIST8032-4:2015
- 化学防護服完成品の試験方法―第4部:液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
- JIST8033:2008
- 化学防護服―防護服材料の液体化学物質に対する耐浸透性試験方法
- JIST8060:2015
- 血液及び体液の接触に対する防護服―防護服材料の血液及び体液に対する耐浸透性の求め方―人工血液を用いる試験方法
- JIST8061:2015
- 血液及び体液の接触に対する防護服―防護服材料の血液媒介性病原体に対する耐浸透性の求め方―Phi-X174バクテリオファージを用いる試験方法
- JIST8115:2015
- 化学防護服
- JIST8124-1:2010
- 固体粉じんに対する防護服―第1部:浮遊固体粉じん防護用密閉服(タイプ5化学防護服)の性能要求事項
- JIST8124-2:2008
- 固体粉じんに対する防護服―第2部:微粒子エアロゾルに対する全身化学防護服内部への漏れ率試験方法