JIS Z 1902:2022 ペトロラタム系防食テープ | ページ 2

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Z 1902 : 2022
表3−性能
項目 単位 1種 2種 3種 適用箇条
Aタイプ Aタイプ Bタイプ Aタイプ
粘着力 N 4.90以上 7.2.1
引張強さ N 49.0以上 7.2.2
40 ℃±2 ℃, 90 ℃±2 ℃,24
60 ℃±2 ℃,24時間で滴下があ
24時間で滴下 ってはならない。 時間で滴下があ
耐熱流下性 − 7.2.3
があってはな ってはならな
らない。 い。
−5 ℃±2 ℃で,テープの切れ及びコンパウンドに亀裂の発生がな
低温作業性 − 7.2.4
く,粘ちょう性が消失してはならない。
絶縁抵抗 M 攀 1.0×102以上 7.2.5
防せい(錆)性 − さびが発生してはならない(変色はさびと認めない。)。 7.2.6

5.3 外観

  ロール状に巻いた状態の外観は,テープが均一に巻かれ,著しい変形·変色などの外観上の欠陥があっ
てはならない。また,ほぐした状態のテープの外観は,変色がなく,折り目,きず,含浸むらなどの外観
上の欠陥があってはならない。

6 試験の一般条件

  試験の一般条件は,JIS K 0050によるほか,次による。
試料とは,この規格の試験に供するペトロラタム系防食テープをいう。
a) 試験室の標準状態 試験は,特に指定がない限り,JIS Z 8703によって温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度
(50±10)%の試験場所で行う。
b) 試料の調製 試験に用いる試料は,試験直前にロールの状態で2時間以上標準状態に置く。
c) 試料の採取方法 状態調製した試料の外巻き3層分を取り除いた後,各試験に定められた試料寸法の
長辺がテープ巻き方向になるように切り出したものを用いる。ただし,厚さ,幅,長さ及び低温作業
性の試験には,製品1巻全体を試料とするロール状のものを用いる。
d) 試験回数及び数値の丸め方 粘着力,引張強さ,耐熱流下性,絶縁抵抗及び防せい(錆)性の試験は,
1ロールについて3回行い,その平均値を求める。厚さ,幅,長さ及び低温作業性の試験は,3ロール
について行う。試験によって求めた平均値は,JIS Z 8401の規則Bによって規格値の有効数字に丸め
る。

7 試験方法

7.1 テープの寸法測定

7.1.1 厚さ
7.1.1.1 装置及び器具
a) 圧着装置 圧着装置は,JIS Z 0237の10.2.3(圧着装置)に規定する自動式又は手動式圧着装置(図1
及び図2参照)と同じ構造のもので,厚さ約6 mmのゴム層で被覆された幅約45 mm,直径約95 mm
(ゴム層を含む。),質量2.0 kg±0.2 kgのものを用いる。

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単位 mm
記号説明
1 : モータ
2 : ローラ
3 : ゴム層
図1−自動式圧着装置の例
単位 mm
記号説明
1 : ローラ
図2−手動式圧着装置の例
b) ダイヤルゲージ ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定するものとする。ただし,測定子は,直径5
mmで平らなものを用いる。
7.1.1.2 操作
a) 幅50 mm,長さ500 mmの試料の下面及び上面に,厚さ25 大きさ100 mm×500 mmのポリエス
テルフィルムを当て,圧着装置を用いて均一な速度(約50 mm/s±5 mm/s)でローラを1往復させて
張り合わせる。
b) 張り合わせた試料の厚さを,ダイヤルゲージを用い,長さの方向にほぼ等間隔にポリエステルフィル
ムの上から5か所測定する。厚さは,その平均値からポリエステルフィルム2枚分の厚さ50
し引いた値とする。
7.1.2 幅
a) 器具 鋼製巻尺又は金属製直尺は,JIS B 7512に規定する2級以上の巻尺,又はJIS B 7516に規定す
る直尺とする。

――――― [JIS Z 1902 pdf 7] ―――――

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b) 操作 ロール状のまま,鋼製巻尺又は金属製直尺を用いて円周方向に等間隔に3か所測定する。
7.1.3 長さ
a) 器具 鋼製巻尺は,7.1.2 a)による。
b) 操作 テープを全て巻きほぐした後,鋼製巻尺を用いて測定する。

7.2 テープの性能評価

7.2.1 粘着力
7.2.1.1 試薬,装置及び器具
a) 溶剤 溶剤は,JIS K 8034に規定するアセトン又はJIS K 8891に規定するメタノールを用いる。
b) 試験用金属板 JIS G 4305に規定するSUS304とし,厚さ1.5 mm2.0 mm,幅50 mm,長さ125 mm
に機械加工し,その表面をJIS R 6253に規定する耐水研磨紙のP280で全面を長さ方向に平行かつ均
一に湿式研磨したものを用いる。
c) 引張試験機 引張試験機は,JIS K 6272に規定するもので,力計測系の等級は1級とする。
d) 圧着装置 圧着装置は,JIS Z 0237の10.2.3(圧着装置)に規定する自動式又は手動式圧着装置と同
じ構造のもので,厚さ約7.5 mmのゴム層で被覆された幅約65 mm,直径約132 mm,質量5.0 kg±0.5
kgとしたものを用いる。
7.2.1.2 操作
a) 試験用金属板の表面は,溶剤(アセトン又はメタノール)を含ませたガーゼなどを用いて,表面に汚
れ,異物などが残らないようによく拭き取り,完全に乾燥させる。
b) 次に,大きさ25 mm×150 mmの試料を,清浄にした試験用金属板の一端に接触面の大きさが25 mm
×50 mmになるように張り付ける(図3参照)。
c) 試料の上に厚さ25 大きさ50 mm×150 mmのポリエステルフィルムを載せ,その上から圧着装置
を用いて圧着速さ50 mm/s±5 mm/sでローラを1往復させて圧着する。
d) 圧着して30分経過後,ポリエステルフィルムを張り付けた試料を引張試験機の上部つかみ具に,金属
板を下部つかみ具にそれぞれ挟み,300 mm/min±30 mm/minの速さで引っ張り,れ始めたときの力
の指示値(最大値)を読み取り,その値を粘着力とする。

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単位 mm
記号説明
1 : 金属板
2 : ポリエステルフィルム
3 : 試料
図3−試料と金属板との張り合せ方
7.2.2 引張強さ
7.2.2.1 装置
引張試験機は,7.2.1.1 c)による。
7.2.2.2 操作
引張試験機を用い,幅25 mm,長さ200 mmの試料を,つかみ具の間隔100 mm,引張速さ200 mm/min
±20 mm/minで引っ張り,破断時における最大の指示値を読み取り,引張強さとする。
7.2.3 耐熱流下性
7.2.3.1 装置及び器具
a) 恒温槽 恒温槽は,1種の場合は40 ℃±2 ℃,2種の場合は60 ℃±2 ℃,3種の場合は90 ℃±2 ℃に
温度調節ができる熱風循環式のものを用いる。
b) 鋼管 鋼管は,JIS G 3452に規定する呼び径50Aの黒管で,長さ300 mmのものを用いる。
7.2.3.2 操作
a) 幅50 mm,長さ500 mmの試料を切り取り,7.2.1.1 a)の溶剤を含ませたガーゼで清浄にした鋼管の上
半周にその一端を張り付け,他端に3 kgのおもりをつる(吊)し,試料が二重になるように鋼管を回
して重ね巻きする(図4参照)。
b) 次に,おもりを取り去り,巻き余りの試料を切り捨て,表面を手でなでつけ,平滑にしたものを試験

――――― [JIS Z 1902 pdf 9] ―――――

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体とする。
c) 試験体を0.5時間1時間放置後,1種の試料については40 ℃±2 ℃,2種の試料については60 ℃±
2 ℃,3種の試料については90 ℃±2 ℃に調節した恒温槽に入れ,水平に保持する(図5参照)。
d) 24時間後,コンパウンドの滴下の有無を観察する。
記号説明
1 : 鋼管
2 : 試料
3 : おもり
図4−試料の巻き付け方
記号説明
1 : 鋼管
2 : 試料
3 : 支持具
4 : 受皿
5 : 受皿架台
6 : 試験体取付台
図5−試験体の取付け方の一例

――――― [JIS Z 1902 pdf 10] ―――――

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