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JIS Z 1902:2022 規格概要
この規格 Z1902は、主として鋼管,棒鋼及びその他の鉄鋼の長期間にわたる防食に用いるペトロラタム系防食テープについて規定。
JISZ1902 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1902
- 規格名称
- ペトロラタム系防食テープ
- 規格名称英語訳
- Petrolatum tapes for corrosion protection
- 制定年月日
- 1987年10月1日
- 最新改正日
- 2022年2月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.20, 77.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1987-10-01 制定日, 2000-06-20 改正日, 2006-10-20 確認日, 2009-11-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2022-02-21 改正
- ページ
- JIS Z 1902:2022 PDF [14]
Z 1902 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類・・・・[3]
- 5 品質・・・・[3]
- 5.1 寸法・・・・[3]
- 5.2 性能・・・・[3]
- 5.3 外観・・・・[4]
- 6 試験の一般条件・・・・[4]
- 7 試験方法・・・・[4]
- 7.1 テープの寸法測定・・・・[4]
- 7.2 テープの性能評価・・・・[6]
- 8 検査・・・・[11]
- 9 包装・・・・[12]
- 10 製品の呼び方・・・・[12]
- 11 表示・・・・[12]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 1902 pdf 1] ―――――
Z 1902 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本防錆技術協会(JACC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS Z 1902:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 1902 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
Z 1902 : 2022
ペトロラタム系防食テープ
Petrolatum tapes for corrosion protection
序文
この規格は,1987年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2009年に
行われたが,その後の製品構成変化などに対応するため改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において,安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな
らない。
1 適用範囲
この規格は,主として鋼管,棒鋼及びその他の鉄鋼の長期間にわたる防食に用いるペトロラタム系防食
テープ(以下,テープという。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS H 4160 アルミニウム及びアルミニウム合金はく
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 2201 工業ガソリン
JIS K 6272 ゴム−引張,曲げ及び圧縮試験機(定速)−仕様
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
――――― [JIS Z 1902 pdf 3] ―――――
2
Z 1902 : 2022
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS Z 0103 防せい防食用語
JIS Z 0237 粘着テープ·粘着シート試験方法
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 0103による。
3.1
ペトロラタム系防食テープ
薄く柔軟な不織布にペトロラタムを主成分とするコンパウンドを塗布又は含浸したテープ
3.2
ペトロラタム
原油の減圧蒸留残さ油から分離精製した常温において半固形状のワックス
3.3
コンパウンド
ペトロラタムに充剤,腐食抑制剤などを混合したもの
3.4
粘着力
テープが施工対象物に付着する力
3.5
引張強さ
テープの破断応力
3.6
耐熱流下性
ある温度におけるコンパウンドの流動性
3.7
低温作業性
テープの,低温環境下での作業性(施工性)に関わる性状
3.8
絶縁抵抗
テープの電気抵抗
3.9
防せい(錆)性
――――― [JIS Z 1902 pdf 4] ―――――
3
Z 1902 : 2022
さびの発生を防ぐ性質
4 種類
テープの種類は,耐熱流下性によって1種,2種及び3種に分類し,さらに寸法(主として厚さ)によ
ってAタイプ及びBタイプに分類し,表1のとおりとする。
表1−種類
耐熱流下性による区分 寸法による区分 表示名
1種 Aタイプ 1種Aタイプ
Aタイプ 2種Aタイプ
2種
Bタイプ 2種Bタイプ
3種 Aタイプ 3種Aタイプ
5 品質
5.1 寸法
テープの寸法は,箇条6及び7.1によって測定し,表2の規定に適合しなければならない。
表2−寸法
Aタイプ Bタイプ
呼び寸法 許容差 呼び寸法 許容差
厚さ mm 1.1 ±0.3 2.2 ±0.4
50,100,150 ±3
幅 mm 1 000 ±7
200,250,300 ±5
+0.5
5.0 0 +0.5
長さ m 5.0 0
+1.0
10.0 0
5.2 性能
テープの性能は,箇条6及び7.2によって試験し,表3の規定に適合しなければならない。
なお,テープは製品形態としてロール状に巻かれている。
――――― [JIS Z 1902 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1902:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS Z 1902:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3452:2019
- 配管用炭素鋼鋼管
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH4160:1994
- アルミニウム及びアルミニウム合金はく
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK2201:1991
- 工業ガソリン
- JISK6272:2003
- ゴム―引張,曲げ及び圧縮試験機(定速)―仕様
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ0103:1996
- 防せい防食用語
- JISZ0237:2009
- 粘着テープ・粘着シート試験方法
- JISZ0237:2022
- 粘着テープ・粘着シート試験方法
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態