JIS B 6033:2018 工作機械―安全性―据付け形研削盤 | ページ 3

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B 6033 : 2018
3.2.5
手動パルス発生器,(electronic handwheel)
手で回している間だけパルスを発生し,数値制御(3.1.4)によって軸を移動させる手動操作器。パルス
ハンドルともいう。
3.2.6
といし覆い(abrasive product guard)
研削に必要な部分だけが露出するようにといしを覆い,といしが破損したときに破片がその内にとどま
るように設計製造されているガード。
3.2.7
加工領域エンクロージャ(work zone enclosure)
研削盤のガードで,いかなる飛散物(例えば,といしの破片,機械の部分,工作物,加工液)も加工領
域内にとどめるように,また,危険動作部分へのアクセスが防止されるように設計製造されたガード。
3.2.8
といし保持装置(tool holding device)
といしをといし軸に固定するための装置。

3.3 安全運転モード

,MSO[Modes of safe operation (MSO)]3.3.1
MSO 0
手動モード(manual mode)
プログラム運転を用いずに作業者が手動で軸送り又は機械操作を行うための安全運転モード。
注記 軸送り動作は,押しボタン,機械式のハンドル,手動パルス発生器又はジョイスティックを使
用して操作することができる。
3.3.2
MSO 1
自動モード(automatic mode)
手動又は自動で工作物又は工具を搬入・搬出する装置を備えた機械を,プログラム又は作業者が停止さ
せるまで続くプログラムされた連続的に自動的な運転を行うモード。
3.3.3
MSO 2
セッティングモード(setting mode)
加工工程の前に,作業者が行う調整のための安全運転モード。
注記 例えば,工作物に測定子又はといしを当てて,工作物又はといしの位置を確認することは,こ
の安全運転モードにおける作業である。調整には機械の段取り作業を含む。
3.3.4
MSO 3
制限付き運転条件における手動介入のための特別モード(optional special mode for manual intervention under
restricted operating conditions mode)
作業者が開始する制限付の自動運転及び加工プロセスに手動介入を可能とする安全運転モード。
例 加工領域にアクセスするためにガードを開いた状態で,例えば,プログラム又はオペレータによ
って,プログラムされた動作を自動的に続けることができる。

――――― [JIS B 6033 pdf 11] ―――――

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3.3.5
MSO保守(MSO service)
保守又は保全のための安全運転モード
注記 MSO保守においては,工作物の機械加工は行わない。
例 レーザ測長器による軸位置補正,ボールバー試験,主軸振れ解析。

3.4 この規格に規定する研削盤の種類及びグループ

3.4.1  一般
研削盤は,関連する危険源によって異なるグループに分類し,かつ,研削方法によっても分類する。研
削盤の種類の例は,表1による。
表1−研削盤の種類
No. 研削盤の種類(図) 名称 研削方法
1.1 台付きグラインダ 外周面による研削
注記 JIS C 9029-2-4に対応すといしの外周面での研削。工作物は手で
る卓上グラインダには,案内する。
この規格は適用しない。
1.2 台付きグラインダ 側面による研削
といしの側面での研削。工作物は手で案
内する。
1.3 切断機 切断
工作物を切断するための研削。工作物は
固定され,切断といしは機械的に案内し
手動で送る。
1.4 つり下げ式研削盤 外周面による研削,切断
といしの外周面での高圧研削。工作物は
確実に取り付ける又は自重で安定させ
る。研削盤をつり下げ,手動で送る。
1.5 切断機 切断
工作物に溝入れ又は切断するための研
削。工作物は機械的に案内し手動で送る。
切断といしは機械的に送る。
1.6 工具研削盤 外周面及び側面による研削
工具のすくい面及び切れ刃の生成及び再
生のための研削。工作物及びといしは機
械的に送る。
1.7 円筒研削盤 円筒研削−外周面による研削
回転する工作物の円筒面の研削。工作物
及びといしは機械的に送る。

――――― [JIS B 6033 pdf 12] ―――――

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表1−研削盤の種類(続き)
No. 研削盤の種類(図) 名称 研削方法
1.8 心なし円筒研削盤 心なし円筒研削−外周面による研削
回転する工作物の外周面の研削。工作物
をといし,調整車,及び支持刃との間に
支えて,その外周を加工する研削。
1.9 内面研削盤 内面研削−外周面による研削
回転する工作物の内面の研削。工作物及
びといしは機械的に送る。
1.10 横軸平面研削盤(往復テーブ 平面研削−外周面による研削
ル,回転テーブル) 工作物をテーブルに固定して,平面を生
成する研削。工作物及びといしは機械的
に送る。
1.11 平面研削−側面による研削
立て軸平面研削盤(往復テーブ
ル,回転テーブル) 工作物をテーブルに固定して,平面を生
成する研削。工作物及びといしは機械的
に送る。
1.12 横軸又は立て軸対向二軸平面 平面研削−側面による研削
研削盤 対向二軸の平面研削。工作物及びといし
は機械的に送る。
1.13 切断機 切断
工作物に溝入れ又は切断するための研
削。工作物及びといしは機械的に送る。
1.14 高能率研削盤 平面研削
工作物をテーブルに固定して,平面を生
成する高能率研削。工作物及びといしは
機械的に送る。
3.4.2
グループ1 : 動力駆動軸及び数値制御機能をもたない手動研削盤(Group 1: manually controlled grinding
machine without power operated axes and without numerical control)
といし軸及び粗位置決めのための単独軸を除いて,動力駆動軸をもたない研削盤。全ての動作について,
作業者が一度に一つの動作を起動し,操作する研削盤(図2参照)。
このグループの研削盤は,次の機能をもつ場合がある。
− 機械式の軸送り機能
− 加工のための工作物又は工具の手動軸送り

――――― [JIS B 6033 pdf 13] ―――――

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− 周速一定(constant surface speed)制御のための電子的な機能
− 倣い装置(例えば,半径研削装置,テンプレート)
− 工作物外形用測定装置(例えば,マイクロスコープ)
− 割出し装置(部品)
− 個々の軸の動力駆動による粗位置決め
このグループの研削盤は,簡易又は完全な数値制御システム(NC)をもたない。
図2−グループ1の研削盤の例
3.4.3
グループ2 : 動力駆動軸をもつ手動研削盤(簡易数値制御機能をもつ場合を含む。)(Group 2: manually
controlled grinding machine with power operated axes and, if applicable, with limited numerically controlled
capability)
動力駆動軸をもつ手動研削盤(図3参照)。
手動パルス発生器を使用して操作できる動力駆動軸を備えた研削盤,又はパネルで操作する簡易NC装
置を備えた研削盤を含む。
といしと工作物との間の軸送り動作は,物理的な力又は動力を使って手動で操作する。
このグループの研削盤は,次の機能を幾つか又は全てもつものがある。
a) グループ1の全ての機能
b) 次の機能を備えた簡易数値制御システム
1) SO 0専用
2) 軸の補間(例えば,倣い・あらかじめ定義した形状)
ただし,次の機能はもたない。
− 自動プログラム起動
− 工具交換システムの自動的な起動
− 自動工作物交換システム

――――― [JIS B 6033 pdf 14] ―――――

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B 6033 : 2018
図3−グループ2の研削盤の例
3.4.4
グループ3 : 数値制御研削盤(Group 3: numerically controlled grinding machine)
自動機能を提供する数値制御(NC)システムを備えた研削盤(図4及び図5参照)。
このグループの研削盤は,次の機能をもつ場合がある。
a) 複数の安全運転モードを備えた数値制御システム
b) 自動工作物交換システム
c) 自動工具マガジン,工具搬送及び工具交換システム
d) 自動心押し軸前進又は後退
e) 自動成形装置
f) 2次加工運転(例えば,フライス削り,旋削,穴あけ)
g) 補助的な搬送装置
図4−グループ3の研削盤の例1

――――― [JIS B 6033 pdf 15] ―――――

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JIS B 6033:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16089:2015(MOD)

JIS B 6033:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6033:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0181:1998
産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
JISB6011:2004
工作機械―操作方向
JISB6150:2015
工作機械の安全性―工作物把握用チャックの設計及び構造に関する安全要求事項
JISB8361:2013
油圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
JISB8370:2013
空気圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
JISB8433-1:2015
ロボット及びロボティックデバイス―産業用ロボットのための安全要求事項―第1部:ロボット
JISB9700:2013
機械類の安全性―設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減
JISB9703:2019
機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
JISB9710:2019
機械類の安全性―ガードと共同するインターロック装置―設計及び選択のための原則
JISB9711:2002
機械類の安全性―人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すきま
JISB9713-1:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第1部:高低差のある2か所間の固定された昇降設備の選択
JISB9713-2:2004
機械類の安全性-機械類への常設接近手段-第2部:作業用プラットフォーム及び通路
JISB9713-3:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JISB9714:2006
機械類の安全性―予期しない起動の防止
JISB9716:2019
機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
JISB9718:2013
機械類の安全性―危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離
JISB9960-1:2019
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
JISB9961:2008
機械類の安全性―安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
JISC61000-6-2:2019
電磁両立性―第6-2部:共通規格―工業環境におけるイミュニティ規格
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISZ3400:2013
金属材料の融接に関する品質要求事項
JISZ8501:2007
人間工学―作業システム設計の原則