JIS E 4048:2008 鉄道車両―旅客車用構体―スポット溶接継手の設計方法

JIS E 4048:2008 規格概要

この規格 E4048は、鉄道車両の旅客車用構体に用いるスポット溶接継手の設計方法について規定。シーム溶接及びロールスポット溶接に関する継手は含まない。

JISE4048 規格全文情報

規格番号
JIS E4048 
規格名称
鉄道車両―旅客車用構体―スポット溶接継手の設計方法
規格名称英語訳
Rolling stock -- Body structure for passenger cars -- Design method for spot-welded joints
制定年月日
1973年11月1日
最新改正日
2019年11月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

45.040
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
鉄道 2019
改訂:履歴
1973-11-01 制定日, 1976-12-10 改正日, 1979-11-01 確認日, 1985-01-26 確認日, 1989-05-20 改正日, 1994-05-12 改正日, 2001-06-27 確認日, 2005-12-25 確認日, 2008-06-20 改正日, 2014-10-25 確認日, 2019-11-25 確認
ページ
JIS E 4048:2008 PDF [12]
                                                                                   E 4048 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 設計指示・・・・[2]
  •  5 母材・・・・[2]
  •  6 継手に作用する荷重・・・・[3]
  •  6.1 一般・・・・[3]
  •  6.2 継手に作用する荷重の計算・・・・[3]
  •  6.3 許容引張せん断荷重・・・・[4]
  •  7 設計細目・・・・[7]
  •  附属書A(参考)溶接の等級及び対象部位・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS E 4048 pdf 1] ―――――

E 4048 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本鉄道
車輌工業会(JARI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS E 4048:1994は改正され,この規格に置き換えられ,また,JIS E 4049:1990及びJIS E
4050:1992は廃止され,この規格及びJIS E 4047:2008に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS E 4048 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
E 4048 : 2008

鉄道車両−旅客車用構体−スポット溶接継手の設計方法

Rolling stock−Body structure for passenger cars− Design method for spot-welded joints

序文

  この規格は,1973年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1994年に
行われた。この規格の制定後の1990年にJIS E 4049,次いで,1992年にJIS E 4050が制定された。これ
ら三つの規格において共通する規定部分を統合したほうが規格を利用しやすいとの要請に対応するため,
スポット溶接以外の溶接方法についてはJIS E 4047:2008に,スポット溶接についてはこの規格にそれぞれ
統合した。
なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,鉄道車両の旅客車用構体(以下,“構体”という。)に用いるスポット溶接継手(以下,“継
手”という。)の設計方法について規定する。ただし,シーム溶接及びロールスポット溶接に関する継手は
含まない。
なお,この規格は,必要に応じて次の部位などに適用することができる。
− 機関車用構体
− 床下機器用骨組み

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS E 4001 鉄道車両用語
JIS E 7106 鉄道車両−旅客車用構体−設計通則
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3125 高耐候性圧延鋼材
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3350 一般構造用軽量形鋼
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

――――― [JIS E 4048 pdf 3] ―――――

2
E 4048 : 2008
JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3021 溶接記号
JIS Z 3140 スポット溶接部の検査方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS E 4001,JIS Z 3001-1及びJIS Z 3001-2によるほか,次によ
る。
3.1
普通鋼材
構体に使用する材料のうち,ステンレス鋼材及びアルミニウム合金材を除いた鋼材。
3.2
溶接ピッチ
隣り合うスポット溶接中心間距離。
3.3
縁距離
スポット溶接中心から,板材端面又は曲げ材接線までの距離。

4 設計指示

  図面への設計指示事項は,次による。
a) 継手の設計指示は,JIS Z 3021の溶接記号を用いて図面に記入する。ただし,溶接記号による指示だ
けでは適切に表現できない場合には,略図,詳細図などを併用することが望ましい。
b) 必要な場合には,溶接作業方法,溶接前及び溶接後の処理方法,検査方法などを指示する。
c) 構体にかかわるスポット溶接の等級は,JIS Z 3140に従い,重要度が高いほうからA級,B級及びC
級に区分する。さらに,表面平滑を要するスポット継手部はそれぞれAF級,BF級及びCF級に区分
する。
注記 各等級の対象部位は,附属書Aに示す。強度評価結果によって,この区分と異なる等級(上
位の級)が必要な部位は,図面に注記することが望ましい。

5 母材

  旅客車用構体におけるスポット溶接適用部に使用する母材は,表1による。ただし,受渡当事者間の協
定で,これと異なる母材を使用することができる。

――――― [JIS E 4048 pdf 4] ―――――

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E 4048 : 2008
表1−母材
構体材料の区分 JIS番号 母材の種類の記号
普通鋼材 JIS G 3101 SS330又はSS400
JIS G 3106 SM400A,SM400B,SM490A,SM490B,SM490YA,SM490YB又はSM520B
JIS G 3125 SPA-H又はSPA-C
JIS G 3131 SPHC,SPHD又はSPHE
JIS G 3141 SPCC,SPCD又はSPCE
JIS G 3350 SSC400
ステンレス鋼材 JIS G 4305 SUS301L又はSUS304
アルミニウム JIS H 4000 A5005P,A5052P,A5083P又はA7N01P
合金材 JIS H 4100 A5052S,A5083S,A6063S,A6N01S,A7003S又はA7N01S

6 継手に作用する荷重

6.1 一般

  継手に作用する静荷重及び動荷重は,JIS E 7106に規定する荷重によって構体の継手に作用する荷重を
対象とする。
なお,複数の荷重によって構体の継手に複数の荷重が作用する場合は,それらの同時性を考慮してJIS
E 7106によって合成する。

6.2 継手に作用する荷重の計算

  溶接1点に作用する引張せん断荷重の計算は,次による。
a) 継手にせん断荷重が作用する場合 式 (1) によって計算する。
Q
R (1)
n
ここに, R : 溶接1点に作用するせん断荷重(kN)
Q : 継手に作用するせん断荷重(kN)
n : 継手の溶接点の数
b) 継手にねじりモーメントが作用する場合 式 (2) によって計算する(図1参照)。この場合,溶接点は,
2個以上とする。
r0 A0M
R0 (2)
r2dA
ここに, R0 : 最外端の溶接1点に作用するせん断荷重(kN)
r0 : 溶接部の回転中心から最外端溶接点までの距離(mm)
r : 溶接部の回転中心から各溶接点までの距離(mm)
A0 : 最外端の溶接1点の断面積(mm2)
A : 溶接部の回転中心から距離rでの溶接1点の断面積(mm2)
M : 継手に作用するねじりモーメント(kN・mm)

――――― [JIS E 4048 pdf 5] ―――――

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JIS E 4048:2008の関連規格と引用規格一覧