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(2) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 間欠採取装置(21)の試料導管は採取場所に取り付け(22),排水管は採取場所の水を汚染しない場所(23)
に取り付ける。間欠採取装置,試料導管などに異状がないことを確かめる。
(b) あらかじめ間欠採取装置の試料導管系統はよく洗浄し,清浄にした試料容器を取り付け,低温保存
装置(24)があればこれを作動させ,次に,試料採取の条件を設定し作動させる。
(c) 採取が終了後,間欠採取装置から試料容器を取り出す(2)。
注(21) 間欠採取装置の取扱い方は,それぞれの取扱説明書に従う。集中採取配管方式の場合は,4.3に
準じて試料を採取する。
(22) 採取場所は試験目的によって選定するが,水路又は汚水ますから試料を採取する場合は,水の
流れの中心部で,水位の変動幅に合わせ,底部の沈殿物などを吸い込まない位置に試料導管を
取り付ける。試料導管の先端は下流側に向ける。ストレーナーを付ける場合は,粗い目のスト
レーナー(試料導管の内径より小さい目開きのもの。)を取り付けるが,ストレーナーの目開き
及び試料導管の内径よりも大きな懸濁物が試料に含まれているときは,ほかの方法で採取した
試料と異なることがある。
(23) 排水管は,採取場所から離れた下流側に取り付ける。
(24) 間欠採取装置の低温保存能力は,間欠採取装置周辺の外気の温度及び直射日光の影響を受ける
ので注意する。
図4.5 間欠(又は定時)採取方式及び水質計連動方式の一例
――――― [JIS K 0094 pdf 11] ―――――
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図4.6 集中採取配管方式の一例
4.2.2 混合試料採取装置(コンポジット試料採取装置)による採取 混合試料採取装置によって試料を採
取する。
(1) 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
(a) 混合試料採取装置 混合試料採取装置(25)(26)(27)(28)は,流量に比例した量の水を連続的又は間欠的に
採取し,試料容器に入れて混合試料とするものである。排水の汚濁負荷量測定又は流量比例による
平均水質の測定に用いられる。この混合試料採取装置の方式には,流量計連動方式,独立作動方式
がある。
流量計連動方式 各種流量計の信号を受けて試料採取用ピストンポンプの上昇速度を制御するも
の,試料採取用定量容器の回転速度を制御するもの,定量容器への流入速度を制御するもの,チュ
ーブポンプのローラー回転速度を制御するものなどがある。図4.7にチューブポンプ式混合試料採
取装置の一例を示す。
独立作動方式 独立作動方式は,流量計を設置せず,混合試料採取装置自体が,流量変化に応じて
試料を一定比率で採取するもので,せき利用関数容器方式及び分流せき利用容量比例方式がある。
せき利用関数容器方式 流量測定用せき又はパーシャルフリュームの上流側の水位が流量と一
定の関係にあることを利用して水路内に特殊の形状の容器(関数容器)を設置し容器内に流入し
た水を採取するもの。
分流せき利用容量比例方式 水路に数段階の分流せきを設け,採取量に応じ適当な流量の分流せ
きから容量比例器で採取するものがある。図4.8に分流せき式混合試料採取装置の一例を示す。
(b) 試料容器 3.による。
注(25) 混合試料採取装置には各種のものがあり,一般に採取積算時間は124時間である。
また,試料採取量,試料容器の種類,試料の低温保存方法などが異なるので,使用目的,使
――――― [JIS K 0094 pdf 12] ―――――
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用場所などの条件に応じて選定する。
(26) 混合試料採取装置では00.2ml/sの極微量の試料を流量に比例して採取するので,試料導管及
び採取容器などに懸濁物が付着すると採取割合を正しく保てなくなる。必ず試料の採取方式に
応じた洗浄機構を設ける。重要な部分は容易に取り外し交換できるようにするとよい。
(27) 採取機構の中に水の調節槽を設けてある場合は,調節槽の容量と水の流入速度によって水質変
動に遅れが生じないように,また,水の懸濁物が不均一にならないように注意する。
(28) その他の留意事項は,4.2.1の項を参照。
(2) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 混合試料採取装置(29)(30)の試料導管(又は採取容器)を採取場所に取り付け(22),排水管は,採取場
所の水を汚染しない場所に取り付ける。
(b) 混合試料採取装置を流量計(又は水位計,分流せきなど)に連動させ,各部に異状がないことを確
認する。
(c) あらかじめ混合試料採取装置の採取系統(試料導管部)はよく洗浄し(31),清浄にした試料容器を取
り付け,混合試料採取装置を作動させる。
(d) 採取が終了後,混合試料採取装置から試料容器を取り出す(2)。
注(29) 混合試料採取装置は,一般に試料が混合することによって化学反応を生じ水質が変化する場合
には,使用しない。
(30) 混合試料採取装置の取扱い方は,それぞれの取扱説明書に従う。
(31) 混合試料採取装置は,採取系統(試料導管部)の汚れが試料の混合比率に影響するのでよく洗
浄しておく。
――――― [JIS K 0094 pdf 13] ―――――
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図4.7 チューブポンプ式混合試料採取装置の一例
――――― [JIS K 0094 pdf 14] ―――――
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図4.8 分流せき式混合試料採取装置の一例
4.3 採取弁を用いる採取
配管,装置などに設置した採取弁を用いて試料を採取する方法である。
(1) 器具 器具は,次のとおりとする。
(a) 採取弁 採取弁(32)は,ステンレス鋼製又は耐食性の材料のもの。先端に試料導管(33)を接続する。
(b) 試料導管 試料導管は,ステンレス鋼製又は耐食性の材料(33)のもの。配管又は装置と採取弁とを接
続し,さらに,採取弁の出口に接続し適当な位置(採取地点)まで配管しておく。図4.10に一例を
示す。
(c) 試料容器 3. による。
注(32) 配管内,管路又は装置に試料導管をはめ込み採取弁(試料採取弁)を取り付ける。配管の直径
が大きい場合には配管内に分岐部を設けて試料導管と採取弁を接続するとよい。分岐方法は,
図4.9に一例を示す。
(33) 内径610mm
(2) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 配管(管路)又は装置に取り付けてある採取弁(試料採取弁)(34)の先端,試料導管の先端,若しく
は水栓(34)の先端に軟質塩化ビニル管を取り付ける(35)。
(b) 採取弁を開き水を約1l/minで約2分間流出させる(36)(37)(38)。
(c) 流出水で試料容器を3,4回洗浄した後,試料容器の底面に塩化ビニル管の先端が接触するように挿
入し,試料容器の容量の約5倍量の試料を流出させた後,塩化ビニル管を抜き出し,栓を試料で十
分に洗った後,密栓する(2)。
注(34) ポンプの空気抜き弁,水面計のブロー弁などを利用してもよい。
――――― [JIS K 0094 pdf 15] ―――――
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JIS K 0094:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.30 : 下水
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.25 : 工業用水
JIS K 0094:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB7553:1993
- パーシャルフリューム式流量計
- JISB7554:1997
- 電磁流量計
- JISB8224:2016
- ボイラの給水及びボイラ水―試験方法
- JISB8302:2002
- ポンプ吐出し量測定方法
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0550:1994
- 超純水中の細菌数試験方法
- JISK0551:1994
- 超純水中の有機体炭素(TOC)試験方法
- JISK0552:1994
- 超純水の電気伝導率試験方法
- JISK0553:2002
- 超純水中の金属元素試験方法
- JISK0554:1995
- 超純水中の微粒子測定方法
- JISK0555:1995
- 超純水中のシリカ試験方法
- JISK0556:1995
- 超純水中の陰イオン試験方法
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8953:2008
- 硫酸亜鉛七水和物(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISK9502:2020
- L(+)-アスコルビン酸(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ1703:1976
- ポリエチレンびん
- JISZ8761:1992
- フロート形面積流量計による流量測定方法
- JISZ8762:1995
- 絞り機構による流量測定方法
- JISZ8766:2002
- 渦流量計―流量測定方法