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図8.4 四角せき板の切欠き 図8.5 全幅せきの幅
(g) 水路 水路は導入部分,整流装置部分及び整流部分によって構成する(図8.6)。水路の各部分の長
さは表8.2に示す。整流装置がない場合は,整流部分の長さ (L1) を水路の幅の10倍以上とする。
図8.6 水路
表8.2 水路の長さ
L1 Ls L2
直角三角せき > (B+2h') 約 (2h') > (B+h')
四角せき > (B±3h') 約 (2h') > (B+2h')
全幅せき > (B+5h') 約 (2h') > (B+3h')
整流部分の水路は,その底面が水平で,その側面は鉛直にし,水路の軸線は直線で水路幅はほぼ
一様にする。
全幅せきの水路については,図8.7に示すようにせき板から最大水頭h'以上に長さだけ両側壁を
流下側に延長し,せきを流下する水が側方に広がるのを防ぐ。この延長壁の下端は,せき板の縁か
ら下方150mm以上あればよい。
なお,せき板を超えて流下する水の内側に大気が自由に出入りすることができるよう十分通路面
積をもった空気穴を設ける。
図8.7 全幅せきの側壁
――――― [JIS K 0094 pdf 21] ―――――
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整流装置部分の水路の幅は整流部分の幅と等しくし,側壁の高さは導入部分の側壁と等しくする。
整流装置は波動の伝ぱ(播)を防ぐとともに,ほぼ完全に水を整流すること。通常は,水路の軸方
法に垂直に設置する4枚ほどの多孔板式のものがよく,多孔板は図8.8のように直径20mmの穴を
水路の横断面全部にわたって等間隔千鳥形に設け,穴の中心距離は約30mmとする。
図8.8 整流装置用多孔板の穴の配置例
導入部分の貯水容量は,なるべく大きなものがよい。この部分の幅及び深さは,整流部分の水路
の幅及び深さより大きいこと。
なお,導入部の側壁の高さは,水があふれるのを防ぐため,整流部分の水路壁の高さより高くす
るのがよい。
(2) 水頭の測定装置 せきの水頭(4)の測定装置は,次による。
(a) せきの水頭の測定は,図8.9に示すように水路の整流部分の側壁に設けた細孔によって水路と連通
したほかの小タンク内の水位によって行う。
(b) 上記の細孔の位置は,せき板内面から上流側に最小3h'(h'は,せきの最大水頭)最大B(水路の
幅)とし,かつ,切欠き底点,切欠き下縁又はせき縁から50mm以上低く,水路底面から50mm以
上高くする。
(c) 上記の細孔は,内径1030mmとし,水路の内壁面に直角にあけ,その周囲は平たんとし,穴の縁
には,まくれがないこと。
注(4) 水頭とは,せき板の上流の水位と切欠き底点(直角三角せき),切欠き下縁(四角せき)又はせ
き縁(全幅せき)中央との鉛直距離をいう。
図8.9 水頭測定器
(3) 測定 測定は,次のとおり行う。
(a) せき板を越えて流下する水が,せき板の縁平面及び支え板に付着しない状態であることを確認する。
(b) せきの水頭のゼロ点の測定は,次の例によることとし,その正確度は±0.2mmとする。
――――― [JIS K 0094 pdf 22] ―――――
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四角せき,全幅せきの場合 補助のフックをせきの内側中央部に設け水準器を使用してせき縁の高
さに合わせた後,水をこの高さまで慎重に入れ,測定用小タンク内のフックゲージの示度を読み
取り,これをゼロ点とする。ガラス管の場合は,スケールのゼロ点をその水面に合わせる。ゼロ
点測定精度は±0.2mm。
直角三角せきの場合 補助のフックをせきの内側に設け,切欠き縁に真円の丸棒(直径d)を水路
の長軸に平行,かつ,水平に置き,丸棒の下辺の高さを四角せき,全幅せきの場合と同じ操作で
求め,計算(図8.10)でゼロ点を読み取る。
図8.10 直角三角せきの水頭のゼロ点
(c) 水頭測定器でゼロ点からの水位を測定する。水位の測定精度は直角三角せきの場合は,水頭の2501,
四角せき及び全幅せきの場合は,水頭の1501とする。
(d) 水位の測定には,規定された正確度を読むことができるフックゲージ,フロートゲージ又はこれと
同等の正確度をもつ水面計を用いる。
備考4. 水頭の測定を簡易的に物差しで行う場合は,水頭の測定場所を(2)によって決め,測定場所の
水路の側壁上面に水頭測定点を設定する。(3)によってゼロ点を求め,このゼロ点から側壁上
面の水頭測定点までの鉛直距離aをmm単位まで測定し,これをゼロ点水頭測定値とする。
水頭は水頭測定点からの水位の距離bをmm単位まで測定し,その差から水頭を求める(図
8.11)。
図8.11 物差しによる水頭測定
(4) 流量の算出(2)
(a) 直角三角せき (図8.12)の場合
5
1
Q=Kh2
60
ここに, Q : 流量 (m3/s)
h : せきの水頭 (m)
K : 流量係数
2
.024 12 h
K=812.+ + 4.8+ −.009
h D B
――――― [JIS K 0094 pdf 23] ―――――
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B : 水路の幅 (m)
D : 水路底面から切欠き底点までの高さ (m)
この算式の適用範囲は,次のとおりとする。
B=0.51.2m D=0.10.75m
h=0.070.26m h=3B以下
図8.12 直角三角せきの流量算出例
直角三角せきでB=0.8m,D=0.25mの場合は,次の図8.13から流量を求めてもよい。
図8.13 直角三角せきの測定水頭と流量
(b) 四角せき(図8.14)の場合
3
1
Q=Kbh2
60
ここに, Q : 流量 (m3/s)
b : 切欠きの幅 (m)
h : せきの水頭 (m)
K : 流量係数
.0117 h B−b h B
K=1071.+ +142. −257. +.204
h D BD D
B : 水路の幅 (m)
D : 水路底面から切欠き下縁までの高さ (m)
この算式の適用範囲は,次のとおりとする。
――――― [JIS K 0094 pdf 24] ―――――
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K 0094 - 1994
B=0.56.3m b=0.155m
bD2≧
D=0.153.5 m .006
B
h=0.030.45bm
図8.14 四角せきの流量算出例
四角せきでb=0.4m,B=0.9m,D=0.2mの場合は,次の図8.15から流量を求めてもよい。
図8.15 四角せきの測定水頭と流量
(c) 全幅せき(図8.16)の場合
3
1
Q=KBh2
60
ここに, Q : 流量 (m3/s)
B : せきの幅 (m)
h : せきの水頭 (m)
K : 流量係数
.0177 Dh
K=1071.+ +142. 1+
h
D : 水路底面からせき下縁までの高さ (m)
補正項
――――― [JIS K 0094 pdf 25] ―――――
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JIS K 0094:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.30 : 下水
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.25 : 工業用水
JIS K 0094:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB7553:1993
- パーシャルフリューム式流量計
- JISB7554:1997
- 電磁流量計
- JISB8224:2016
- ボイラの給水及びボイラ水―試験方法
- JISB8302:2002
- ポンプ吐出し量測定方法
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0550:1994
- 超純水中の細菌数試験方法
- JISK0551:1994
- 超純水中の有機体炭素(TOC)試験方法
- JISK0552:1994
- 超純水の電気伝導率試験方法
- JISK0553:2002
- 超純水中の金属元素試験方法
- JISK0554:1995
- 超純水中の微粒子測定方法
- JISK0555:1995
- 超純水中のシリカ試験方法
- JISK0556:1995
- 超純水中の陰イオン試験方法
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8953:2008
- 硫酸亜鉛七水和物(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISK9502:2020
- L(+)-アスコルビン酸(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ1703:1976
- ポリエチレンびん
- JISZ8761:1992
- フロート形面積流量計による流量測定方法
- JISZ8762:1995
- 絞り機構による流量測定方法
- JISZ8766:2002
- 渦流量計―流量測定方法