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下の試料に及び6号形試験片は幅が狭く標準試験片が取れない試料にそれぞれ適用する。
2. リング状試験片では,1号形試験片を標準試験片とする。2号形試験片は,標準試験片が採取
できないときに用いる。
3. 規定の試験片が取れない場合には,受渡当事者間の協定によって短冊状,糸状などの試験片
を用いてもよい。この場合,使用した試験片の形状及び寸法を記録しなければならない。
4. 試験片の形状及び寸法が異なると,必ずしも同じデータが得られるとは限らないため,比較
試験の場合には,同形の試験片を用いなければならない。
図1 引張試験片の形状及び寸法
備考1. ダンベル状試験片の平行部分の厚さ及び標線間距離は,表4-1による。
2. リング状試験片の幅,厚さ及び試験片の内周は,表4-2による。
――――― [JIS K 7312 pdf 6] ―――――
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表4-1 ダンベル状試験片の寸法
単位 mm
主要部分の寸法
形状
平行部分の幅 平行部分の長さ 平行部分の厚さ標線間距離
1号形 10±0.1 40 2.0±0.2 40
2号形 10±0.1 20 2.0±0.2 20
3号形 5±0.1 20 2.0±0.2 20
4号形 5±0.1 20 1.0以下 20
5号形 6 04.0 33 2.0±0.2 25
6号形 4±0.1 25 2.0±0.2 20
表4-2 リング状試験片の寸法
単位 mm
形状 外径 内径 幅 厚さ 試験片の内周
1号形 52.6 44.6 4.0±0.2 4.0±0.2 70
2号形 10.0 8.0 1.0±0.1 1.0±0.1 12.6
5.3.2 試験片の採取作製 試験片の採取作製は,原則として4.3による。
5.3.3 試験片の数 試験片の数は,3個以上とする。
5.3.4 試験片の打抜き刃型 各形状の試験片は,図2並びに表5-1及び表5-2に示す,それぞれの形状に
相当する打抜き刃型によって打ち抜かなければならない。リング状試験片については,回転刃を用いても
よい。
図2 試験片の打抜き刃型の形状
表5-1 ダンベル状打抜き刃型の寸法
単位 mm
寸法測定箇所
形状
A B C D E F R1 R2
1号形 120 40 20
10.0±0.1 21 ±2.0
2号形 15 25 25.0±0.525 ±2.0
3号形 100 20 20
11 ±1.0
5.0±0.1
4号形 21 19 15.0±0.5 − 40 ±2.0
5号形 115 16 25 33±2 0.64.0025.0±1.025 ±2.0 14.0±1.0
6号形 75 12.5 12.5 25±1 4.0±0.1 12.5±1.012.5±1.0 8.0±0.5
――――― [JIS K 7312 pdf 7] ―――――
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表5-2 リング状打抜き刃型の寸法
単位 mm
寸法測定箇所
形状
G H I
1号形 52.6 44.6 4.0±0.2
2号形 10.0 8.0 1.0±0.1
備考1. 表中で示しているダンベル状のE及びリング状のIの寸法については,打抜き刃型の刃幅の
偏差が0.05mmを超えてはならない。
2. 表中に示す寸法で許容差がないものは,基準寸法とする。
5.3.5 試験片の厚さ及び幅の測定 試験片の厚さ及び幅の測定は,次による。
(1) 試験片の厚さ及び幅の測定は,4.4による。
(2) 試験片の断面積は,次の式によって算出する。
(a) ダンベル状試験片の場合 厚さ (mm) ×平行部の幅 (mm)
(b) リング状試験片の場合 厚さ (mm) ×幅 (mm)
5.3.6 試験片の伸び測定用の標線 ダンベル状試験片には,次の方法によって伸び測定用の標線(以下,
標線という。)を付ける。
(1) 標線間距離は,表4-1による。
(2) 標線は,試験片の平行部分に,その中央部分を中心として正確に,かつ,鮮明に付けなければならな
い。
5.3.7 試験片の選別 ダンベル状試験片では平行部分,リング状試験片では全体について,厚さ及び幅の
偏差が0.1mmを超えるものは試験に使用してはならない。
5.4 試験方法 試験方法は,次による。
5.4.1 試験条件 試験条件は,次による。
(1) 試験温度 試験温度は,4.1に規定する温度とする。
(2) 引張速度 引張速度は,次のとおりとする。
(a) ダンベル状試験片 16号形の場合 毎秒8.3±0.8mm
(b) リング状試験片 1号形の場合 毎秒5.0±0.5mm
(c) リング状試験片 2号形の場合 毎秒1.7±0.2mm
備考 受渡当事者間の協定によって,規定以外の引張速度を用いてもよい。
5.4.2 操作方法 操作方法は,次による。
(1) 試験片の取付け 試験片は,試験中にゆがみ,つかみ具切れ,その他不都合を生じないように正しく,
かつ,正確につかみ具に取り付けなければならない。
(2) 引張強さ及び切断時伸びの測定 引張強さの測定は,5.2の試験装置を用いて試験片の切断に至るまで
の最大引張力を読み取る。切断時伸びの測定は,ダンベル状試験片の場合は,適切な方法によって切
断時の標線間の長さを測定する。リング状試験片の場合には,切断時のつかみ具の距離を測定し,標
線間距離に相当する値を求める。
(3) 引張応力の測定 引張応力の測定は,ダンベル状試験片の場合には,適切な方法によって標線間の距
離が所定の長さに達したときの引張力を読み取る。
また,リング状試験片の場合は,受渡当事者間の協定によってn%伸びたときの引張力を読み取る。
5.5 計算 引張強さ,切断時伸び及び引張応力の計算は,次による。
――――― [JIS K 7312 pdf 8] ―――――
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5.5.1 引張強さ ダンベル状試験片及びリング状試験片の引張強さは,次の式(1)及び式(2)によって算出
する。
(1) ダンベル状試験片
FB
TB= (1)
A
(2) リング状試験片
FB
TB= (2)
2A
ここに, TB : 引張強さ (MPa) [{kgf/cm2}]
FB : 最大引張力 (N) [{kgf}]
A : 試験片の断面積 (mm2) [{cm2}]
5.5.2 切断時伸び ダンベル状試験片及びリング状試験片の切断時伸びは,次の式(3)及び式(4)によって
算出する。
(1) ダンベル状試験片
L1 L0
E=
B 100 (3)
L0
ここに, EB : 切断時伸び (%)
L0 : 標線間距離 (mm)
L1 : 切断時の標線間距離 (mm)
(2) リング状試験片
I1 I0 2I I2 I0
E=
B 100 100 (4)
I0 I0
ここに, EB : 切断時伸び (%)
I : 切断時のプーリの中心の移動距離 (mm)
I0 : 試験片の初期の内周 (mm)
I1 : 切断時の試験片の内周 (mm)
I2 : プーリの円周 (mm)
5.5.3 引張応力 ダンベル状試験片及びリング状試験片の引張応力は,次の式(5)及び式(6)によって算出
する。
(1) ダンベル状試験片
Fn
Mn= (5)
A
(2) リング状試験片
Fn
Mn= (6)
2A
ここに, Mn(3) : n%伸び時における引張応力 (MPa) [{kgf/cm2}]
Fn(3) : n%伸び時における引張力 (N) [{kgf}]
A : 試験片の断面積 (mm2) [{cm2}]
注(3) n,Fnのnは,特定の伸びn (%) の数値を示す。例えば,M300,F300は,それぞれ伸び300%時
の引張応力,引張力を示す。
5.6 試験結果のまとめ方 引張強さ,切断時伸び及び引張応力は,3個以上の試験片について試験を行い,
5.5の計算によって得られたそれぞれの値の中央値(4)をJIS Z 8401によって丸め,引張強さ及び引張応力
は有効数字3けたで表し,切断時伸びは有効数字2けたで表す。
――――― [JIS K 7312 pdf 9] ―――――
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注(4) 中央値とは,測定値を大きさの順に並べたとき,測定値が奇数個のときはその中央の値とし,
測定値が偶数個のときは中央を挟む二つの値の平均値とする。
5.7 記録 試験成績には,次の事項を記録しなければならない。
(1) 引張強さ,切断時伸び及び引張応力
(2) 試験片の形状及び寸法
(3) 試験片の採取作製方法
(4) 試験片の数
(5) その他必要事項
6. 引裂試験
6.1 目的 この試験は,エラストマーの引裂強さを測定するために行う。
6.2 試験装置 試験装置は,原則としてJIS B 7721による。
6.2.1 試験機の機構 試験機は,最大引裂力を指示する装置及び引裂試験中,引裂力の増大とともに試験
片を自動的に締め付けるつかみ具を備えたものでなければならない。トラウザ形試験片の測定を行う場合
は,引裂力を自動記録できる装置を備えたものとする。
6.2.2 試験機のひょう量 試験機のひょう量は,試験時の最大引裂力がそのひょう量の20100%の範囲
にあるものとする。
6.2.3 試験機の引張速度 試験機の引張速度は,試験片のつかみ具の移動速度が,6.4.1の(2)に適合する
ものとする。
6.2.4 試験機の許容差 試験機の引裂力の目盛の許容差は,各々の指示値の±2%とする。
備考 JIS B 7721の7.(試験機の等級)の2級以上の試験機を用いる。
6.3 試験片 試験片は,次による。
6.3.1 試験片の形状及び寸法 試験片の形状及び寸法は,図3に示す(A)クレセント形試験片,(B)切込み
なしアングル形試験片及び(C)トラウザ形試験片とする。
備考1. クレセント形試験片には,試験片のくぼみの中央に試験片の主軸と直角方向に長さ1.0±
0.2mmの切込みを入れる。切込みは鋭利なカッタ又はかみそり刃で,試験片の厚さ方向に対
して平行に(試験片の上下面に対しては垂直に)入れなければならない。
2. トラウザ形試験片には,試験片の短辺部の中央に,長辺部と平行に40±5mmの切込みを入
れる。切込みの最後の約1mmは鋭利なカッタ又はかみそりで,試験片の厚さ方向に対して
平行に(試験片の上下面に対しては垂直に)入れなければならない。
3. 試験片の寸法形状が異なると,必ずしも同じデータが得られるとは限らないため,比較試験
の場合には,同形の試験片を用いなければならない。
6.3.2 試験片の採取作製 試験片の採取作製は,原則として4.3による。
6.3.3 試験片の数 試験片の数は,3個以上とする。
6.3.4 試験片の厚さ 試験片の標準厚さは,2.0±0.2mmとする。厚さの測定は4.4によって,引裂部分の
少なくとも3か所以上で行い,奇数箇所の場合は中央値,偶数箇所の場合は中央を挟む二つの値の平均値
を試験片の厚さとする。厚さの偏差が0.1mmを超えるものは使用してはならない。
6.4 試験方法
6.4.1 試験条件 試験条件は,次による。
(1) 試験温度 試験温度は,4.1に定める温度とする。
――――― [JIS K 7312 pdf 10] ―――――
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JIS K 7312:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.10 : 熱硬化性材料
JIS K 7312:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0401:1986
- 寸法公差及びはめあい
- JISB4401:1998
- モールステーパ及びメトリックテーパ用リーマ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISB7733:1997
- 圧縮試験機 ― 力の検証方法
- JISB7751:2007
- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7754:1991
- キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JISK2201:1991
- 工業ガソリン
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6253:2006
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK6255:2013
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―反発弾性率の求め方
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- アンモニア水(試薬)
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- JISR6111:2020
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- JISR6253:2006
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- 量記号,単位記号及び化学記号
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- JISZ8203:2000
- 国際単位系(SI)及びその使い方
- JISZ8401:2019
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