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JIS K 7312:1996 規格概要
この規格 K7312は、熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物の物理試験方法について規定。
JISK7312 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K7312
- 規格名称
- 熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物の物理試験方法
- 規格名称英語訳
- Physical testing methods for molded products of thermosetting polyurethane elastomers
- 制定年月日
- 1996年7月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1996-07-01 制定日, 2001-10-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 7312:1996 PDF [90]
K7312-1996
pdf 目次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 用語の定義・・・・[1]
- 3. 試験項目・・・・[1]
- 4. 試験の一般条件・・・・[2]
- 5. 引張試験・・・・[4]
- 6. 引裂試験・・・・[9]
- 7. 硬さ試験・・・・[11]
- 8. 低伸長応力試験・・・・[15]
- 9. 圧縮試験・・・・[17]
- 10. 反発弾性試験・・・・[18]
- 11. ヒステリシス損失試験・・・・[20]
- 12. 摩擦係数試験・・・・[22]
- 13. 引張永久ひずみ試験・・・・[24]
- 14. 圧縮永久ひずみ試験・・・・[27]
- 15. 高温・低温における硬さ及び引張試験・・・・[29]
- 16. 低温ねじり試験・・・・[31]
- 17. 低温衝撃ぜい化試験・・・・[39]
- 18. 低温圧縮永久ひずみ試験・・・・[42]
- 19. 空気加熱老化試験・・・・[43]
- 20. オゾン劣化試験・・・・[45]
- 21. 浸せき試験・・・・[50]
- 22. 金属などの構造材との接着試験・・・・[54]
- 23. 促進耐候性試験・・・・[63]
- 24. 摩耗試験・・・・[65]
- 25. 屈曲き裂試験・・・・[75]
- 付表1・・・・[81]
- 附属書1 トラウザ形試験片による引裂試験における波状曲線の解析 -引裂力の求め方・・・・[84]
- 附属書2 スプリング硬さ試験タイプC試験方法・・・・[86]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 7312 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K7312-1996
熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物の物理試験方法
Physical testing methods for molded products of thermosetting polyurethane elastomers
1. 適用範囲
この規格は,熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物(1)(以下,エラストマーという。)
の物理試験方法について規定する。
注(1) 熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物とは,常温硬化型などを含む注型タイプ全般をいう。
備考1. この規格の中で{}を付して示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
2. この規格の引用規格を付表1に示す。
2. 用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6200及びJIS K 6900によるほか、次のとお
りとする。
(1) ブリスター ゴム,樹脂ライニングなどで,ライニング部に温度こう配がある場合,液側が高温で金
属などの構造材が冷却されるとき,水や薬品の吸収が異常に速くなり部分的にはく離して水がたまり,
膨れを生じる現象。
(2) 摩耗輪 円盤状のと石又はドラムにJIS R 6251に規定する研磨布をはり付けたもの。
円盤状のと石は,研磨盤ともいい,研磨材の一種である。
(3) 研磨布摩耗力 摩耗試験に使用する研磨布の研磨能力。標準試験片をその研磨布で摩耗させた場合の
摩耗質量で表す。
3. 試験項目
この規格に規定する試験項目は,次のとおりとする。
(1) 引張試験
(2) 引裂試験
(3) 硬さ試験
(4) 低伸長応力試験
(5) 圧縮試験
(6) 反発弾性試験
(7) ヒステリシス損失試験
(8) 摩擦係数試験
(9) 引張永久ひずみ試験
(10) 圧縮永久ひずみ試験
――――― [JIS K 7312 pdf 2] ―――――
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K7312-1996
(11) 高温・低温における硬さ及び引張試験
(12) 低温ねじり試験
(13) 低温衝撃ぜい化試験
(14) 低温圧縮永久ひずみ試験
(15) 空気加熱老化試験
(16) オゾン劣化試験
(17) 浸せき試験
(18) 金属などの構造材との接着試験
(19) 促進耐候性試験
(20) 摩耗試験
(21) 屈曲き裂試験
4. 試験の一般条件
4.1 試験室の標準状態 試験室の標準状態は,温度は23±2℃とし,相対湿度は (50±5) %が望ましい。
試験成績表には,試験温度及び試験湿度の両方を記録しなければならない。
4.2 試料及び試験片 試料及び試験片は,次による。
(1) 試料の保管期間 試験に供するための試料の保管期間は,原則として製造してから3か月以内とする。
(2) 試験片の標準状態 試験片は,原則として試験前168時間以上,標準状態の試験室に置かなければな
らない。
4.3 試験片の採取作製 試験片は,原則として次の方法によって採取作製する。ただし,異物が混入し
たもの,気泡があるもの及び傷がある試験片は,試験に使用してはならない。
4.3.1 試験片を製品から採取作製する場合 試験片を製品から採取作製する場合は,次による。
(1) シート状の試験片 シート状の試験片は,次による。
(a) 製品から適切な幅のエラストマー層をできるだけ平板状にそぎ取り,これから試験片を作製する。
布が付着している場合は,布が付いたまま適切な幅の試料を切り取り,小刀その他適切な器具を
用いてエラストマーにできるだけ緊張を与えないように,かつ,できるだけ平滑なエラストマー面
が得られるように布をそぎ取るか、又ははがし取る。
表面に模様がある場合も,この方法に準じてエラストマーにできるだけ緊張を与えないように,
できるだけ平板状にエラストマー層をそぎ取る。
そぎ取るエラストマー層の厚さは,試料のエラストマー層の原厚が該当する試験方法に規定され
た試験片の厚さより厚いときは,それに近い厚さに,試料の原厚が薄いときは,原厚に近い厚さで
なければならない。やむを得ず溶剤を使用して布をはがし取るときは,JIS K 2201の1号を使用し,
はがしてから1時間以上静置し,よく乾かしてから用いる。
(b) 試験片は,両面の不平滑なものは研磨機によって,できるだけ平滑になるように研磨する。
研磨は,できるだけ発熱しないように行い,かつ,過度に行ってはならない。
(c) 打抜き刃型によって試験片を作製する場合は,下敷きに革,ゴムベルト,ボール紙,その他弾力性
があるシートを使用し,打抜きは,一打又は一挙動で完了しなければならない。この場合,試験片
は,研磨してから打ち抜く。できないときは,打ち抜いてから研磨してもよい。
(2) ブロック状の試験片 ブロック状の試験片は,次による。
(a) 製品から適当な大きさのブロックを切り取り,規定の厚さに調節する。このとき,上下両面が平行
――――― [JIS K 7312 pdf 3] ―――――
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K7312-1996
になるようにする。
(b) 次に,回転刃を用いて規定の直径に切り抜く。回転刃を用いない場合は,小刀などで規定の直径に
近い寸法に切り出し,それから研磨機によってできるだけ発熱しないよう規定の寸法に調製する。
布が付着している場合は,試験片を切り出す前に除いておく。そのときの操作は,4.3.1の(1)(a)
に準じる。
4.3.2 試験片を成形型にて作製する場合 シート状試験片又はブロック状試験片を成形型で作る場合は,
製品とできるだけ同一の成形方法・成形条件で作製する。
4.4 厚さ,幅及び直径の測定 試験片の厚さ,幅及び直径の測定は,次による。
(1) 測厚器は,シート用とブロック用の2種類とし,原則として表1に示す条件に適合するものでなけれ
ばならない。この場合,受渡当事者間の協定によって表1以外の測厚器を用いてもよい。
表1 測厚器の条件
単位 mm
種類
項目
シート用 ブロック用
測定子先端の形 円柱状 半球状
状及び寸法 1 1
測定子の加圧力 0.8±0.1N [{82±10gf}]
及び測定範囲内 ±15%
での変化許容幅
測定子受台の形 平円盤 アンビル(金床)状
状及び寸法 約 0.5
最小寸法目盛 0.01
(2) 試験片の厚さの測定 試験片の厚さの測定は,次による。
(a) シート状の場合,試験片の数箇所で行い,測定箇所が奇数のときは中央値,偶数のときは中央を挟
む二つの値の平均値をその厚さとする。測厚器の加圧面の中心が試験片の縁から外部に出るような
場合は,試験片を打ち抜く前にあらかじめその箇所の厚さを測定しておき,その値を試験片の厚さ
とする。
(b) ブロック状の場合,試験片の中央部1か所の値をその試験片の厚さとする。
(3) 試験片の幅は,打抜き刃型の幅(刃の内のり)の寸法をそのまま用いる。
(4) 試験片の直径は,JIS B 7507に規定するノギスを用いて試験片の中心を測定する。
4.5 試験温度 試験温度は,原則として表2の中から選択しなければならない。
なお,試験温度の許容差は,各試験に規定する条件による。
表2 試験温度
単位 ℃
−75, −55, −40, −25, −20, 10, 0,
23(2), 40, 55, 70, 85, 100, 120
注(2) IS Z 8703に規定されている温度を示す。
4.6 試験成績の丸め方 各試験によって得られた試験成績は,JIS Z 8401によって丸め,表3のけた数
で表す。
――――― [JIS K 7312 pdf 4] ―――――
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K7312-1996
表3 試験成績の丸め方
試験項目 測定値 求める試験成績
引張強さ MPa [{kgf/cm2}] 整数位 整数位
切断時伸び % 整数位 有効数字2けた
引裂強さ N/mm [{kgf/cm}] 小数点以下1けた 整数位
硬さ(目盛) 整数位 整数位
低伸長応力 MPa [{kgf/cm2}] 小数点以下1けた小数点以下1けた
圧縮ひずみ及び圧縮応力 整数位 整数位
%及びMPa [{%及びkgf/cm2}]
反発弾性 % 整数位 整数位
ヒステリシス損失 % 小数点以下1けた小数点以下1けた
摩擦係数 小数点以下2けた小数点以下2けた
引張永久ひずみ % 小数点以下1けた 整数位
圧縮永久ひずみ % 小数点以下1けた 整数位
低温ねじり ℃ 整数位 整数位
衝撃ぜい化温度 ℃ 整数位 整数位
低温圧縮永久ひずみ % 小数点以下1けた 整数位
き裂長さ mm 小数点以下1けた小数点以下1けた
質量及び体積変化率 % 小数点以下1けた小数点以下1けた
はく離強さ N/m [{kgf/cm}] 小数点以下1けた小数点以下1けた
摩耗量 mg又はmm3 小数点以下1けた 整数位
備考 単位記号及びSI単位は,JIS Z 8202及びJIS Z 8203による。
5. 引張試験
5.1 目的 この試験は,エラストマーの切断に至る最大応力(以下,引張強さという。)及び切断時の伸
び(以下,切断時伸びという。),並びに特定の伸びに対する応力(以下,引張応力という。)を測定するた
めに行う。
5.2 試験装置 試験装置は,原則としてJIS B 7721による。
5.2.1 試験機の機構 試験機は,最大引張力を指示する装置を備え,ダンベル状試験片に対しては,自動
的に締まるつかみ具を,リング状試験片に対しては,試験片を引っ張りながら回転させる装置を備えてい
るものとする。
5.2.2 試験機のひょう量 試験機のひょう量は,試験時の最大の引張力がそのひょう量の20100%の範
囲にあるものとする。
5.2.3 試験機の引張速度 試験機の引張速度は,試験片のつかみ具の移動速度が,5.4.1の(2)に適合する
ものとする。
5.2.4 プーリ直径 リング状試験片を取り付けるときのプーリ直径は,次のとおりとする。
(1) リング状1号形試験片の場合のプーリ直径 25mm
(2) リング状2号形試験片の場合のプーリ直径 4.5mm
5.2.5 試験機荷量目盛の許容差 試験機の荷重目盛の許容差は,±1%とする。
5.3 試験片 試験片は,次による。
5.3.1 試験片の形状及び寸法 試験片の形状及び寸法は,図1並びに表4-1及び表4-2に示すとおりとす
る。
備考1. ダンベル状試験片のうち,3号形試験片及び5号形試験片を標準試験片とする。1号形試験片は
伸びの小さな試料に,2号形試験片は引張強さの小さい試料に,4号形試験片は厚さが1mm以
――――― [JIS K 7312 pdf 5] ―――――
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JIS K 7312:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.10 : 熱硬化性材料
JIS K 7312:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0401:1986
- 寸法公差及びはめあい
- JISB4401:1998
- モールステーパ及びメトリックテーパ用リーマ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISB7733:1997
- 圧縮試験機 ― 力の検証方法
- JISB7751:2007
- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7754:1991
- キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JISK2201:1991
- 工業ガソリン
- JISK6200:2019
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- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK6255:2013
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―反発弾性率の求め方
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- JISK6258:2016
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- JISK6900:1994
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- JISK7204:1999
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- 酢酸(試薬)
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- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISR6111:2005
- 人造研削材
- JISR6111:2020
- 人造研削研磨材
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
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- 量記号,単位記号及び化学記号
- JISZ8203:1964
- 単位記号
- JISZ8203:2000
- 国際単位系(SI)及びその使い方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8730:2009
- 色の表示方法―物体色の色差