JIS K 8630:2019 メルカプト酢酸(試薬)

JIS K 8630:2019 規格概要

この規格 K8630は、試薬として用いるメルカプト酢酸(別名 : チオグリコール酸,2-スルファニル酢酸)について規定。

JISK8630 規格全文情報

規格番号
JIS K8630 
規格名称
メルカプト酢酸(試薬)
規格名称英語訳
Mercaptoacetic acid (Reagent)
制定年月日
1950年7月25日
最新改正日
2019年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1950-07-25 制定日, 1953-07-24 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1979-07-01 改正日, 1984-12-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2019-02-20 改正
ページ
JIS K 8630:2019 PDF [8]
                                                                                   K 8630 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(HSCH2COOH)・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[3]
  •  6.4 強熱残分(硫酸塩)・・・・[4]
  •  6.5 鉄分析適合性・・・・[4]
  •  6.6 鉄(Fe)・・・・[5]
  •  7 容器・・・・[5]
  •  8 貯蔵方法・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8630 pdf 1] ―――――

K 8630 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8630:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8630:1994を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8630 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8630 : 2019

メルカプト酢酸(試薬)

Mercaptoacetic acid (Reagent)

                               HSCH2COOH           FW : 92.12

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるメルカプト酢酸について規定する。
注記 別名 : チオグリコール酸,2-スルファニル酢酸

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JIS K 8202 1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)
JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8920 よう素(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)

3 種類

  種類は,特級とする。

――――― [JIS K 8630 pdf 3] ―――――

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K 8630 : 2019

4 性質

4.1 性状

  メルカプト酢酸は,無色又はほとんど無色の透明な液体で,強い不快な臭いがある。水及びジエチルエ
ーテルに極めて溶けやすい。空気中で徐々に酸化し,ジスルフィドを形成する。密度は,約1.33 g/mLで
ある。

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 098 cm-1,2 678 cm-1,2 569 cm-1,
1 716 cm-1,1 420 cm-1,1 297 cm-1,及び1 157 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製は,
JIS K 0117の5.2 b)(錠剤法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1
に示す。
図1−赤外吸収スペクトルの例

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(HSCH2COOH) 質量分率 % 90.0以上 6.2
水溶状 − 試験適合 6.3
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.01以下 6.4
鉄分析適合性 − 試験適合 6.5
鉄(Fe) 質量分率 ppm 5以下 6.6

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K 8630 : 2019

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(HSCH2COOH)

  純度(HSCH2COOH)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) でんぷん溶液 JIS K 8659に規定する特級又は1級のでんぷん(溶性)1.0 gに水10 mLを加えてか
き混ぜながら熱水200 mL中に入れて溶かしたもの。これを約1分間煮沸した後に冷却する。冷所
に保存し,10日以内に使用する。
2) 0.05 mol/L よう素溶液(I2 : 12.69 g/L) JIS K 8913に規定するよう化カリウム及びJIS K 8920に規
定するよう素を用いて,JIS K 8001のJA.6.4 w)(0.05 mol/L よう素溶液)に従って調製,標定及び
計算したもの。
b) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料0.2 gを三角フラスコ100 mLなどに0.1 mgの桁まではかりとり,水20 mLを加えて混合する。
2) 指示薬として,でんぷん溶液約0.5 mLを加え,0.05 mol/L よう素溶液で滴定する。
3) 終点は,液の色が2分間,青を保つ点とする。
4) 別に同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
c) 計算 純度(HSCH2COOH)は,次の式によって算出する。
.0009 212 V1 V2 f
A 100
m
ここに, A : 純度(HSCH2COOH)(質量分率 %)
V1 : 滴定に要した0.05 mol/L よう素溶液の体積(mL)
V2 : 空試験に要した0.05 mol/L よう素溶液の体積(mL)
f : 0.05 mol/L よう素溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.009 212 : 0.05 mol/L よう素溶液1 mLに相当するHSCH2COOHの
質量を示す換算係数(g/mL)

6.3 水溶状

  水溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
2) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加
えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
3) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
なお,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)を調製する場合は,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウ
ム1.65 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。
この液10 mLを全量フラスコ1 000 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混合する。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)
参照]にとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,水を加えて20 mL

――――― [JIS K 8630 pdf 5] ―――――

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JIS K 8630:2019の関連規格と引用規格一覧