JIS B 8415-2:2020 工業用燃焼炉の安全通則―第2部:燃焼及び燃料取扱システム | ページ 3

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注記 ISO 13574の2.1を参照。
3.5.2
自動バーナ制御システム(automatic burner control system)
少なくともプログラミングユニット及び火炎検出器の全要素で構成されるプロテクティブシステム。
注記1 自動バーナ制御装置の様々な機能は,一つ以上の機械要素に含まれる。
注記2 ISO 13574の2.5を参照。
3.5.3
制御システム(control system)
プロセスの入力信号及び/又は操炉作業者の操作に反応してプロセス制御操作を設定どおり行うための
出力信号を発生させるシステム。
注記 ISO 13574の2.41を参照。
3.5.4
圧力リリーフ機器(pressure relief)
内部圧力の危険な増大によって安全に圧力放散されるように設計された部分をもつ機器。
注記 ISO 13574の2.61を参照。
3.5.5
火炎検出器(flame detector device)
火炎センサ,火炎検出器アンプ及び信号伝達用リレーからなる,火炎を検知し,信号を送る働きをもつ
装置。
注記 ISO 13574の2.65を参照。
3.5.6
火炎センサ(flame sensor)
出力信号が,火炎検出器アンプに入力される実際の火炎検出素子。
注記 ISO 13574の2.67を参照。
3.5.7
逆火防止装置(flame arrestor, flame trap)
配管系統に設置され,その上流側への火炎の伝ぱ防止を意図する装置。
注記 ISO 13574の2.68を参照。
3.5.8
ガス圧調節器(gas pressure regulator)
上流におけるガスの圧力及び/又は流量変動にかかわらず,設定された範囲内にて下流圧力状態を一定
に保つための装置。
注記 ISO 13574の2.74を参照。
3.5.9
ロックアウト(lock-out)
手動リセットによってだけ再起動が可能な,プロテクティブシステムによる安全シャットダウン。不揮
発性ロックアウトのことをいう。
注記 ISO 13574の2.101を参照。
3.5.10
手動リセット(manual reset)

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安全関連装置(例 自動バーナ制御)のロックアウト後,監視している操炉作業者によって手動で行わ
れるリセット操作。
注記 ISO 13574の2.107を参照。
3.5.11
プロテクティブシステム(protective system)
一つ以上の安全関連の計装機能を実施するための計装システム。プロテクティブシステムは,センサ,
論理処理部及び操作端で構成される。
注記1 プロテクティブシステムは,安全関連の計装制御機能及び/又は安全関連の計装防護機能を
含むことが可能である。
注記2 ISO 13574の2.138を参照。
3.5.12
パージ(purge)
存在している流体を置換によって除去するために行う,あらかじめ定められた空間へ流体を強制的に導
入する操作。
注記 ISO 13574の2.141を参照。
3.5.13
プレパージ(pre-purge)
燃焼室と煙道に残留したあらゆる燃料,空気混合物及び/又は燃焼生成物を排出させるため,起動信号
と点火装置にエネルギーを供給する間に行われる,空気又は不活性ガスの燃焼室への強制導入。
注記 ISO 13574の2.142を参照。
3.5.14
リサイクル(recycling)
安全上のシャットダウンの後に,起動シーケンスの全てが自動的に繰り返されるプロセス。
注記 ISO 13574の2.154を参照。
3.5.15
ガス放出安全区域(safe discharge area)
放出された可燃性ガスの燃焼のリスクに対する安全防護が施されている区域。
注記 ISO 13574の2.162を参照。
3.5.16
安全機器(safety device)
単体又はプロテクティブシステムの一部として保護機能を実行するために用いられる機器。
注記 例えば,センサ,リミッタ,火炎監視機器,バーナ制御システム,論理システム,操作端,自
動遮断弁
3.5.17
安全シャットダウン(safety shut-down)
安全装置の反応又は自動バーナ制御システムの故障を感知した後,直ちに行う,自動遮断弁及び点火装
置を即座に閉止し,バーナの運転を停止するプロセス。
注記 ISO 13574の2.166を参照。
3.5.18
バルブ機能検証システム(valve proving system)

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漏えい試験をすることによって自動遮断弁の有効な閉止を確認するシステム。プログラミングユニット,
計測装置,弁及び他の機能的集合部からなるシステム。
注記 ISO 13574の2.193を参照。

3.6 シ-ケンス時間

3.6.1
点火(ignition)
燃料及び燃焼用空気混合物の燃焼化学反応を,小さいエネルギーを利用して開始させること。
注記 ISO 13574の2.87を参照。
3.6.2
主火炎(main flame)
点火用火炎以外の主バーナの火炎。
注記 ISO 13574の2.106を参照。
3.6.3
安全時間(safety time)
点火動作時,燃料弁に通電された後,火炎検出器が火炎検出せずに非通電となるまでの時間。
注記 ISO 13574の2.167を参照。
3.6.4
第1安全時間(safety time, first)
点火動作時,パイロット燃料弁,スタート燃料弁又はメイン燃料弁に,それぞれ通電されたのち,火炎
検出器が火炎検出せずに非通電となるまでの時間。
注記 ISO 13574の2.168を参照。
3.6.5
第2安全時間(safety time, second)
点火動作時,メイン燃料弁に通電されたのち,火炎検出器が火炎検出せずに非通電となるまでの時間。
注記1 この定義は,第1安全時間が適用可能なパイロット又はスタート燃料の火炎が存在する場合
にだけ用いる。
注記2 ISO 13574の2.169を参照。
3.6.6
消火安全時間(total closing time)
不安全状態が発生してから,自動遮断弁が完全に閉じられた状態になるまでの時間。
注記 ISO 13574の2.192を参照。
3.6.7
閉止時間(closing time)
弁を非通電状態にしてから,閉止に動作する部品が閉止位置に達するまでの時間。
注記 ISO 13574の2.197を参照。

4 安全要求事項及び保護方策

4.1 一般事項

  燃焼炉の燃焼及び燃料取扱システムの安全を確保するために,次を満足しなければならない。
− システムの構築及び運転に有害な影響を与えないような材料の選定。特に,通常運転時及び予見可能

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な異常運転時(例 安全評価時に特定されるようなもの)にさらされる機械的,化学的及び熱的負荷
に対して全ての配管の構成部品は耐久性をもつ。
− バーナでの燃料と空気との混合物の点火における信頼性のある,かつ,適正な時間
− 未燃燃料の意図しない放出の防止
− 関連する不具合時における燃料供給の遮断
− 逆火の伝ぱを排除するための配管の保護
− 燃焼生成物の排出が不確かな場合の点火の防止
− プロセス条件が安全な状態にない場合の点火の防止
JIS B 9700によるリスクアセスメントを実施しなければならない。
電気回路はJIS B 9960-1によって設計する。ただし,JIS B 8415-3に規定するプロテクティブシステム
の要求事項を適用する場合,JIS B 9960-1の9.4.1(一般要求事項)に規定されているJIS B 9961及び/又
はJIS B 9705(全ての部)への適合性を規定する要求事項は適用しない。附属書Fにこの規格で規定され
る制御システムによる安全機能のSIL又はPL決定に関する情報が記載されている。

4.2 ガス燃料

4.2.1  ガス燃料配管系統
4.2.1.1 一般事項
燃料ガスの成分及び性質(例 圧力,温度,腐食性,比重),並びにベント,パージ及びクリーニングの
必要性について考慮してガス燃料配管系統を設計する。
配管系統の材質は,関連する規格による。
振動によって配管系統,構成機器及び安全システムに損害を与える可能性がある場合は,適切な手段で
これを防止する(例 堅ろうなアンカー及び/又はフレキシブル継手の使用など)。ガス燃料配管は,JIS G
3452,JIS G 3454,JIS G 3455,JIS G 3456,JIS G 3457,JIS G 3458,JIS G 3459,JIS G 3460,JIS G 3461,
JIS G 3462,JIS G 3463,JIS H 3300及びJIS K 6774による。ただし,JIS G 3458は圧力1.6 MPa未満,JIS
G 3452は圧力1.0 MPa未満,JIS K 6774は圧力0.3 MPa未満の埋設部,JIS H 3300は圧力0.1 MPa未満の
露出部分でだけ使用可能とする。
フレキシブル配管及び継手は,4.2.1.5による。
4.2.1.2 接続
ガス配管系統の接続は,金属製であって,ねじ込み,圧縮,フランジ,溶接又はろう付けタイプとする。
接続箇所の数は,最小限にとどめなければならない。
ねじ込み接合は,次に示す圧力と呼称寸法との組合せで使用する。
− 呼称寸法100 Aまで,圧力15 kPa以下
− 呼称寸法50 Aまで,圧力200 kPa以下
− 呼称寸法25 Aまで,圧力500 kPa以下
− 呼称寸法15 Aまで,圧力1 MPa以下
JIS B 2301による継手の場合,次の制限を考慮する。
− 許容最大圧力は50 kPaである。
− 呼称寸法25 A又はそれ以下の場合,最大圧力は500 kPaである。
装置にねじ込み接合が用いられる場合,ねじは,必要に応じてJIS B 0202又はJIS B 0203による。JIS B
0202のねじ込み接合は,呼称寸法50 Aまでに制限される。JIS B 0202のねじ込み接合の場合,気密性は
リングガスケットによって確実にする。JIS B 0203のねじ込み接合の場合,気密性を確実にするために適

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切なシーラントを用いなければならない。
他のねじ接合は,接合の気密性が確実で,かつ,適正に選定されている場合にだけ使用することができ
る。
配管系統は,接合部に引張力が生じないように設計する。
呼称寸法20 A以下の鋼製管で,かつ,最高使用圧力0.1 MPa以下の場合には,くい込み式接合を使用し
てもよい。
銅及び銅合金継目無管を使用する場合の接合はJIS H 3401に従い,圧力0.01 MPa以下,かつ,呼称寸
法20 A以下の場合には,フレア接合又はくい込み式接合を使用してもよい。
圧縮継手(Compression fittings)はJIS B 2351-1,JIS B 2351-5,ISO 8434-2又はISO 8434-3による。こ
れは,圧力最大500 kPa以下,及び管径最大42 mm以下でだけ使用する。
換気されない空間を通過する配管には,溶接継手以外を使用してはならない。
フランジは必要に応じてJIS B 2220及びJIS B 2239に適合する。
アーク溶接は,ISO 5817のquality level Cによる。
異種金属材質配管を接続する際は,適切な材質の選択によって異種金属接触腐食(ガルバニ腐食)を回
避する。
4.2.1.2A 燃料配管系統などの設置場所
燃料配管,空気配管,酸素配管,排気管及びこれらの附属装置は,過熱又は破損のおそれがない場所に
設置しなければならない。ここで,附属装置とは,配管接続用部品のほか,ファン及びポンプを除く,弁
類,ガス圧調節器,ミキサ,圧力計,流量計,温度計など配管内流体に接触する機器をいう。
4.2.1.3 接続されない配管系統
接続されない配管系統には,金属製のプラグ,キャップ又はブランクフランジを施工する。
4.2.1.4 (欠番)
4.2.1.5 フレキシブル配管及び継手
フレキシブル配管は4.2.1.1の一般要求事項とともに,次の要求事項を満足する。
− できるだけ短い配管とする。
− 最高及び最低の運転温度(燃料及び周囲環境)において適切に使用可能である。
− 最高及び最低の運転温度において,運転時の圧力の1.5倍の圧力においても(最低でも15 kPa)適切
に使用可能である。
− 上流に直接操作可能な手動締切弁をもつ。
− 変形,振動及び損傷を回避するように固定する。
− 使用目的に対して適切に選択された金属及び/又は非金属の材質のものであって,容易に損傷しない。
取外し可能な装置の継手には,接続時及び取外し時において確実にガス漏えいが生じない措置を講じる。
4.2.1.6 表示
ガス配管系統は,識別可能でなければならない。
4.2.1.7 堅ろう性及び気密性
ガス配管系統は気密でなければならない。また,最高使用圧力の1.5倍の圧力に耐えるように設計する。
組立て後,ガス配管系統は圧力テストで漏えい試験を行う。テスト圧力は配管全域にわたって,最高使用
圧力の1.1倍以上の圧力でなければならない。
外部への漏えい量は,予見可能な装置設置環境において,可燃性及び/又は毒性に関する危険性を高め
るものであってはならない。漏えい試験の適切な方法例として,可視化テスト,圧力低下などの監視があ

――――― [JIS B 8415-2 pdf 15] ―――――

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JIS B 8415-2:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13577-2:2014(MOD)

JIS B 8415-2:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8415-2:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0203:1999
管用テーパねじ
JISB2220:2012
鋼製管フランジ
JISB2239:2013
鋳鉄製管フランジ
JISB2240:2006
銅合金製管フランジ
JISB2301:2013
ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
JISB2312:1951
鋼管製管継手
JISB2312:2015
配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JISB2351-1:2000
油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手―第1部:24°くい込み式管継手
JISB2351-5:2012
油圧・空気圧用及び一般用途用金属製管継手―第5部:油圧用ねじ継手の試験方法
JISB8415-1:2020
工業用燃焼炉の安全通則―第1部:一般要求事項
JISB8415-3:2020
工業用燃焼炉の安全通則―第3部:プロテクティブシステム
JISB9700:2013
機械類の安全性―設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減
JISB9960-1:2019
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
JISC9730-2-5:2010
家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置―第2-5部:自動電気バーナコントロールシステムの個別要求事項
JISC9730-2-6:2019
自動電気制御装置―第2-6部:機械的要求事項を含む自動電気圧力検出制御装置の個別要求事項
JISG3452:2019
配管用炭素鋼鋼管
JISG3454:2017
圧力配管用炭素鋼鋼管
JISG3455:2016
高圧配管用炭素鋼鋼管
JISG3455:2020
高圧配管用炭素鋼鋼管
JISG3456:2019
高温配管用炭素鋼鋼管
JISG3457:2016
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
JISG3457:2020
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
JISG3458:2018
配管用合金鋼鋼管
JISG3458:2020
配管用合金鋼鋼管
JISG3459:2016
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2021
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3460:2018
低温配管用鋼管
JISG3461:2019
ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
JISG3462:2019
ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管
JISG3463:2019
ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
JISH3300:2018
銅及び銅合金の継目無管
JISH3401:1966
銅棒
JISH3401:2001
銅及び銅合金の管継手
JISK6774:2013
ガス用ポリエチレン管