JIS K 0301:2016 排ガス中の酸素分析方法

JIS K 0301:2016 規格概要

この規格 K0301は、燃料及び廃棄物の燃焼,金属精錬,化学反応工程などに伴って,煙道,煙突,ダクトなどに排出される排ガス中の酸素を分析する方法について規定。

JISK0301 規格全文情報

規格番号
JIS K0301 
規格名称
排ガス中の酸素分析方法
規格名称英語訳
Methods for determination of oxygen in flue gas
制定年月日
1989年2月1日
最新改正日
2016年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.40, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
1989-02-01 制定日, 1994-06-01 確認日, 1998-03-20 改正日, 2003-04-20 確認日, 2008-01-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2016-03-22 改正
ページ
JIS K 0301:2016 PDF [23]
                                                                                   K 0301 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 一般事項・・・・[2]
  •  5 分析方法の種類及び概要・・・・[2]
  •  6 試料ガス採取方法・・・・[2]
  •  6.1 試料ガスの採取位置・・・・[2]
  •  6.2 試料ガスの採取方法の種類・・・・[2]
  •  6.3 試料ガス採取装置及び器具・・・・[3]
  •  6.4 試料ガス採取装置の構成及び採取操作・・・・[3]
  •  7 定量方法・・・・[5]
  •  7.1 ガス吸収法(オルザット式)・・・・[5]
  •  7.2 ガスクロマトグラフ法・・・・[9]
  •  8 自動計測法・・・・[13]
  •  9 分析結果の記録・・・・[13]
  •  9.1 分析結果の表示及びデータの質の管理・・・・[13]
  •  9.2 記録項目・・・・[13]
  •  附属書A(参考)検知管法・・・・[15]
  •  附属書B(参考)ガス吸収法(ヘンペル式)・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 0301 pdf 1] ―――――

K 0301 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
環境測定分析協会(JEMCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工
業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工
業規格である。
これによって,JIS K 0301:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 0301 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0301 : 2016

排ガス中の酸素分析方法

Methods for determination of oxygen in flue gas

1 適用範囲

  この規格は,燃料及び廃棄物の燃焼,金属精錬,化学反応工程などに伴って,煙道,煙突,ダクトなど
(以下,ダクトという。)に排出される排ガス中の酸素を分析する方法について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7983 排ガス中の酸素自動計測器
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0095 排ガス試料採取方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0214 分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0216 分析化学用語(環境部門)
JIS K 0512 水素
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 1105 アルゴン
JIS K 1107 窒素
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8780 ピロガロール(試薬)
JIS K 8893 メチルオレンジ(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0211,JIS K 0214,JIS K 0215及びJIS K 0216による。

――――― [JIS K 0301 pdf 3] ―――――

2
K 0301 : 2016

4 一般事項

  一般事項は,次による。
a) 化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。
b) 排ガス試料採取に共通する一般事項は,JIS K 0095による。
c) ガスクロマトグラフィーに共通する一般事項は,JIS K 0114による。
d) 標準ガスは,国際単位系(SI)に対するトレーサビリティが確保されたものを用いる。
注記 トレーサビリティが確保された標準ガスには,国家計量標準(計量法第136条若しくは第144
条の規定に基づくjcss又はJCSS校正証明書が添付されたものがある。
e) 装置及び器具は,規定した機能を満足するものを用いる。
f) 酸素の分析に用いた排ガスなどは適切に処理する。
g) 水は,JIS K 0557に規定する種別A2又はA3のもの。
注記 ガスクロマトグラフ法とは,ガスクロマトグラフィーを示す。

5 分析方法の種類及び概要

  分析方法の種類及び概要は,表1による。
表1−分析方法の種類及び概要
分析方法の 分析方法の概要 適用条件
種類 要旨 試料採取 定量範囲
ガス吸収法 試料ガス中の酸素を酸素吸収液直接採取 0.225 vol % b) 7.1参照
(オルザッ によって吸収させ,試料ガスの捕集バッグ 0.225 vol %
ト式)a) 体積の減少量から試料ガス中の
酸素濃度を求める。
ガスクロマ 熱伝導度検出器(TCD)又は光 注射筒法,捕集バッグTCD : 0.120 vol % 7.2参照
トグラフ法 イオン化検出器(PID)c)を備え
法又は捕集瓶法によ PID : 0.120 vol % d)
たガスクロマトグラフを用い,る。
絶対検量線法によって酸素濃度試料ガス採取量 :
を求める。 100 mL10 L程度
自動計測法 a) 磁気式 捕集バッグ法又は連続05 vol % 箇条8
b) 電気化学式 測定 010 vol % 参照
025 vol %
注記1 濃度の概略値を簡便に求める場合,測定条件が合えば附属書Aの検知管法を用いる方法もある。
注記2 ガス吸収法(ヘンペル式)は附属書Bを参照。
注a) 酸素吸収液は,試料ガスに含まれる二酸化炭素も吸収するため,酸素の測定前に二酸化炭素吸収液を用いて
二酸化炭素を吸収させて除き,試料ガスの体積の減少量を測定しておく必要がある。
b) 酸素と二酸化炭素との合計の体積である。
c) 放電型の光イオン化検出器には,ヘリウムプラズマ光イオン化検出器(HPID),バリア光放電イオン化検出
器(BID)などの種類がある。ランプ式光イオン化検出器は使用できない。
d) 濃度が高い場合,気体試料の導入量を減らす,試料の希釈を行うなどの手段を講じる。

6 試料ガス採取方法

6.1 試料ガスの採取位置

  試料ガスの採取位置は,代表的なガスが採取できる点,例えばガスの流速の分布が均一な位置を選ぶ。

6.2 試料ガスの採取方法の種類

  試料ガスの採取方法は,表1による。

――――― [JIS K 0301 pdf 4] ―――――

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K 0301 : 2016

6.3 試料ガス採取装置及び器具

  試料ガスの採取装置及び器具は,次の機能及び条件を備えなければならない。
a) 試料ガス採取管は,排ガス中の共存成分によって腐食されないような管,例えばほうけい酸ガラス管,
ステンレス鋼管,石英ガラス管,四ふっ化エチレン樹脂製管などを用いる。
b) 試料ガス中にダストが混入することを防ぐため,試料ガス採取管の先端にろ過材を詰める。ただし,
詰められない場合は適切な位置にろ過材を詰める。
c) 配管中に水分が凝縮するおそれがある場合は,試料ガス採取管を120 ℃以上に加熱し,導管の途中に
凝縮液トラップを設ける。この場合,た(溜)まった凝縮液中に試料ガスがバブリングしないように,
トラップは容量の大きなものを用いる。
d) 加熱部分における配管の接続には,すり合わせ接手管,シリコーンゴム管又は四ふっ化エチレン樹脂
製管を用いる。

6.4 試料ガス採取装置の構成及び採取操作

6.4.1  ガス吸収法(オルザット式)の場合
採取管を図1の方法によって設置し,吸引ポンプ又はスプレー用二連球によって吸引する試料ガスを直
接分析装置に送り込む1)。
採取管 導管 乾燥管 吸引ポンプ又はスプレー用二連球 分析装置又は捕集バッグ
保温又は加熱
図1−試料ガス採取方法
注1) 採取管に設置したろ過材の抵抗が大きい場合又はダクト内が負圧の場合には,空気の漏れ込み
に注意する。
6.4.2 ガスクロマトグラフ法の場合
6.4.2.1 試料ガス採取装置及び器具
試料ガス採取装置の例を図2,図3及び図4に示す。
6.4.2.2 試料ガスの捕集容器
試料ガスの捕集容器として次のものがある。
a) 注射筒 図2のHに例を示す注射筒形試料採取器を用い,内筒を引くことによって,これに試料ガス
を導入して採取する。注射筒のすり合わせ根部には,必要に応じグリースを少量塗布しておく。
b) 捕集バッグ 四ふっ化エチレン樹脂製,ポリプロピレン製など,ガスの透過性の小さいガス採取用の
もので内容積1 L以上の袋。使用前に破れなどによる漏れがないことを確認しておく。
c) 捕集瓶 試料ガスをガスの状態で捕集するガラス製の容器で,コックが二つ付いた流通採取用捕集瓶
(300500 mL)又はコックが一つ付いた真空採取用捕集瓶(1001 000 mL)とする。
6.4.2.3 試料ガスの採取操作
試料ガスの採取操作は,次のいずれかによる。
a) 注射筒法 注射筒法の試料ガスの採取操作は,次による。
なお,ここに示す装置の記号は,図2による。
1) 流路切替三方コック(G)を水平方向に開き,ポンプをつなぐ。

――――― [JIS K 0301 pdf 5] ―――――

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