JIS K 2398:2001 規格概要
この規格 K2398は、自動車用窓ガラスの洗浄に用いるウインドウォッシャ液について規定。
JISK2398 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K2398
- 規格名称
- 自動車用ウインドウォッシャ液
- 規格名称英語訳
- Windshield washer fluids for automobiles
- 制定年月日
- 1989年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 43.040.99, 71.100.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1989-03-01 制定日, 2001-01-20 確認日, 2001-08-20 改正日, 2006-05-20 確認日, 2009-02-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 2398:2001 PDF [16]
K 2398 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本オートケミカ
ル工業会 (JACA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS K 2398 : 1989は改正
され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 2398 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 2398 : 2001
自動車用ウインドウォッシャ液
Windshield washer fluids for automobiles
序文 本製品の使用上,類似製品であるはっ(撥)水性ウインドウォッシャ液は,主成分及びはっ水性が
異なるが,洗浄方法が同一であるため,この規格と一本化し,追加した。今般のウインドウォッシャ液規
格の改正は,規格票の様式を含めて全面見直しを行い改正したものである。改正点は,種類,はっ水性を
新規項目として採用し,ゴムに対する影響に関しては,標準試験片のばらつきを含めて規格値を一部改正
した。
1. 適用範囲 この規格は,自動車用窓ガラスの洗浄に用いるウインドウォッシャ液(以下,ウォッシャ
液という。)について規定する。
備考 ウォッシャ液とは,走行時に自動車の窓ガラス面の汚染物をワイパ使用で除去するものをいう。
2. 引用規格 付表1に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構
成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) はっ(撥)水性 はっ水性とは,ガラス表面にはっ水成分が吸着し,疎水性皮膜を形成すること。
金属腐食が金属内部に向かって生じるあな(孔)状の腐食。
b) ピッチング (Pitting)
4. 種類 ウォッシャ液の種類は,表1のとおりとする。
表1 種類
種類 性状 記号
1種 アルコール成分等を主体とした非はっ水性のもの WW
2種 シリコーン成分等を添加したはっ水性のもの(1)
WC
注(1) はっ水性測定値で65以上のものは2種とする。
5. 品質 ウォッシャ液の品質は,6.によって試験したとき,表2のとおりとする。また,ウォッシャ液
は,無色又は適宜な着色剤で着色したもので,沈殿物及び浮遊する異物を含まない均質な液体とし,著し
い臭気がないものとする。
――――― [JIS K 2398 pdf 2] ―――――
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K 2398 : 2001
表2 品質
項目 規定 試験項目番号
1種 2種
凍結温度(原液) ℃ −20以下 6.5
pH値 (原液) 6.510.0 4.010.0 6.6
(最低使用濃度)
洗浄性(最低使用濃度) 対照比較液と比較して,明視性が同等以上であ6.7
ること。
混合性(原液) 分離,沈殿物及び析出 − 6.8
物がないこと。
はっ水性 (°) (原液) − 65以上 6.9
(最低使用濃度)
質量の変化
金属に対する腐食性 アルミニウム ±0.30 6.10
(最低使用濃度) mg/cm2 黄銅 ±0.15
(50±2℃) 亜鉛めっき鋼板 ±0.80
(48h) 試験後の試験片の外観 試験片とスペサーとの接触部以外に,著しいピ
ッチング及び肌荒れのないこと。
ゴムに対する影響 質量の変化率天然ゴム ±1.5 6.11
(原液) % クロロプレンゴム ±3.0
(50±2℃) 硬さの変化 天然ゴム ±5.0
(120h) クロロプレンゴム ±5.0
試験後の試験片の外観 表面のねばつき,カーボンブラックの離脱及び
き裂などがないこと。
塗膜に対する影響 鉛筆引っかき焼付アクリル樹青 HB以上 6.12
(原液) 試験硬度 脂エナエル塗装
(50±2℃) 板(メタリック
(6h) 色)
アミノアルキッ白 HB以上
ド樹脂エナメル
塗装板(ソリッ黒 HB以上
ド色)
試験後の塗膜表面 塗膜の軟化及び膨れがなく,つや及び色が試験
前後において変化がないこと。ただし,色につ
いては,ウォッシャ液の色素の定着が無視でき
るほどわずかであること。
質量の変化
プラスチックに対す ポリエチレン樹脂 ±1.0 6.13
る影響 mg/cm2 ポリプロピレン樹脂 ±1.0
(原液) ABS樹脂 ±4.0
(50±2℃) 軟質塩化ビニル樹脂 ±3.0
(120h) ポリアセタール樹脂 ±3.0
試験後の試験片の外観 著しい変形がないこと。
加熱安定性 pH値 原液 6.510.0 4.010.0 6.14
(50±2℃) 最低使用
(8h) 濃度
試験後の外観 結晶性の沈殿物がないこと。
低温安定性 原液 結晶性の沈殿物がないこと。 6.15
(−15±2℃) 最低使用濃度
(8h)
備考1. 原液とは,ウォッシャ液の容器から取り出したものをいう。
2. 最低使用濃度とは,容器に表示されている原液の水による希釈割合のうち,最低濃度のものをいう。
――――― [JIS K 2398 pdf 3] ―――――
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K 2398 : 2001
6. 試験方法
6.1 一般事項 試験について共通する一般事項は,JIS K 0050による。
なお,試験上の注意事項を次に示す。
a) 保護具の着用 必要に応じて,皮膚,目などを守るために保護具を着用すること。
b) 操作 操作は,安全を確認しながら行うこと。
c) 廃棄物の処理 廃棄する試料などは,水質,大気などの汚染源とならないように処理すること。
d) 法規の順守 関連する法令・法規等に従って,取り扱うこと。
6.2 試験場所の標準状態 試験場所の標準状態は,JIS Z 8703に規定する常温 (535℃),常湿 [(45
85) %] とする。
備考 ISO規格の関係で,次回改正には常温 (23±2℃),常湿 [(50±5) %] と規定する。
6.3 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
6.4 試料採取方法 試料採取方法は,次のとおりとする。
a) 試料抜取数 同一製造条件で製造し,同一品質とみなされる製品でロットを形成し,そのロットの容
器数に応じて,表3に示す個数を乱数表など適当な方法によってランダムに抜き取る。
表3
容器数 抜取数
1 1 000 1
1 001 50 000 2
5 001 10 000 3
10 001 30 000 4
30 001以上 5
備考 抜取数については,工程能力数
に応じて減らすことができる。
6.5 凍結温度
6.5.1 凍結温度測定装置 装置は,次の器具を用いて図1のように組み立てる。
a) 冷却槽 容量2L以上,深さ270mm以上のガラス製ジュワー瓶。
b) 冷却管 空気ジャケット付試験管でジャケット内部を排気できるように側管を用い,底部に小管を付
けた二重管からなり,上部にかき混ぜ棒及び温度計の差込み口を付けたコルク栓又はゴム栓を取り付
けたもの。
c) かき混ぜ棒 JIS G 4314に規定する線径1.6mmの鋼線で作ったコイル形(コイルの数は5とする。)
で,手又は電動機によって上下運動できるもの。
d) 温度計測器 −500℃の目盛範囲をもち,細分目盛0.1℃のガラス製棒状温度計又はそれと同等の精
度のある温度測定器。
――――― [JIS K 2398 pdf 4] ―――――
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K 2398 : 2001
図1 凍結温度測定装置
6.5.2 冷媒用薬品 冷媒用薬品は,次のいずれかとする。
a) エタノール JIS K 8102又はJIS K 1505に規定するもの。
b) メタノール JIS K 8891又はJIS K 1501に規定するもの。
c) 2−プロパノール JIS K 8839又はJIS K 1522に規定するもの。
6.5.3 試料 試料は,原液とする。
6.5.4 操作 操作は,次のとおり行う。
a) 冷却槽に,冷媒用薬品を入れ,更にドライアイスを徐々に加えて冷媒を作る。
b) 試料75100mlを冷却管に入れ,コルク栓又はゴム栓を用いて,かき混ぜ棒及び温度計を取り付ける。
――――― [JIS K 2398 pdf 5] ―――――
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JIS K 2398:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.040 : 自動車システム > 43.040.99 : その他の自動車システム
JIS K 2398:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD5704-1:1998
- 自動車部品―ウインドシールドウォッシャ―第1部:要求事項
- JISD5710:1998
- 自動車部品―ワイパアーム及びワイパブレード
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK1501:2005
- メタノール
- JISK1522:2012
- イソプロピルアルコール(イソプロパノール)
- JISK2203:2009
- 灯油
- JISK2238:1993
- マシン油
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK5538:2002
- ラッカー系シンナー
- JISK5600-1-1:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK5651:2002
- アミノアルキド樹脂塗料
- JISK6253:2006
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK6771:1995
- 軟質ビニル管
- JISK6873:1975
- ABS樹脂板
- JISK6921-2:2018
- プラスチック―ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK6922-2:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8105:2013
- エチレングリコール(試薬)
- JISK8453:2013
- 2,2’-イミノジエタノール(試薬)
- JISK8839:2007
- 2-プロパノール(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISR3211:2015
- 自動車用安全ガラス
- JISR3211:2021
- 自動車用安全ガラス
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISR3702:1996
- 顕微鏡用カバーガラス
- JISR3703:1998
- 顕微鏡用スライドガラス
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8802:2011
- pH測定方法
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子
- JISZ9101:2018
- 図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則