JIS K 2399:2001 自動車用くもり止め剤

JIS K 2399:2001 規格概要

この規格 K2399は、自動車用窓ガラスに用いるくもり止め剤のうち,液状のものについて規定。

JISK2399 規格全文情報

規格番号
JIS K2399 
規格名称
自動車用くもり止め剤
規格名称英語訳
Road vehicles -- Antifogging agent
制定年月日
1980年12月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.040.99, 71.100.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1980-12-01 制定日, 1986-02-01 確認日, 1987-10-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2001-08-20 改正日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 2399:2001 PDF [15]
K 2399 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本オートケミカ
ル工業会 (JACA) から工業標準原案を具して,日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS K 2399 : 1987は改
正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 2399 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2399 : 2001

自動車用くもり止め剤

Road vehicles−Antifogging agent

序文 今般の自動車用くもり止め剤規格の改正は,規格票の様式を含めて全面見直しを行い改正した。洗
浄性に関しては,くもり止め剤として副次的性能をもっている反面,洗浄性試験標準汚こうのばらつきが
多いため今般削除した。一方,エアゾール製品の試料調製方法について明確化した。
1. 適用範囲 この規格は,自動車用窓ガラスに用いるくもり止め剤(以下,くもり止め剤という。)のう
ち,液状のものについて規定する。
2. 引用規格 付表1に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構
成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
3. 品質 くもり止め剤の品質は,4.の試験方法によって試験したとき,表1のとおりとする。
表1 品質
項目 規定 試験項目番号
くもり止め性 3枚の試験片中2枚以上が繰返 4.6
し回数2回以上のこと。
明視性 皮膜を通じて明視できること。 4.7
pH値(50vol%水溶液) 6.011.0 4.8
金属に対する影響 質量の変化アルミニウム板 ±0.30の範囲内 4.9
(50±2℃,48±2h) mg/cm2 亜鉛板 ±1.50の範囲内
外観 変化がないこと。
ゴムに対する影響 質量の変化率 % ±10.0の範囲内 4.10
(50±2℃,120±2h) 硬さの変化 ±5の範囲内
外観 変化がないこと。
プラスチックに対する影響 質量の変化ABS板 ±3.0の範囲内 4.11
(50±2℃,120±2h) mg/cm2 アクリル板 ±2.0の範囲内
外観 変化がないこと。
塗膜に対する影響 変化がないこと。 4.12
(20±5℃,6h)
4. 試験方法
4.1 一般事項 試験について共通する一般事項は,JIS K 0050による。
なお,試験上の注意事項を次に示す。
a) 保護具の着用 必要に応じて,皮膚,目などを守るために保護具を着用すること。
b) 操作 操作は,安全を確認しながら行うこと。

――――― [JIS K 2399 pdf 2] ―――――

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K 2399 : 2001
c) 廃棄物の処理 廃棄する試料などは,水質,大気などの汚染源とならないように処理すること。
d) 法規の順守 関連する法令・法規等に従って,取り扱うこと。
4.2 試験場所の標準状態 試験場所の標準状態は,JIS Z 8703に規定する常温 (535℃),常湿 (45
85%) とする。
備考 ISO規格の関係で,次回改正時には常温 (23±2℃),常湿 (50±5%) と規定する。
4.3 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
4.4 試料採取方法 試料採取方法は,JIS K 2251による。
4.5 試料の調製
4.5.1 エアゾール製品の場合
a) 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
1) 溶存ガス脱気装置
1.1) 加熱器 50℃に保つことができる恒温水槽又は可変式抵抗器付マントルヒータ。
1.2) かくはん(攪拌)装置又はマグネチックスターラ 市販のもの。
1.3) 冷却器 JIS R 3503に規定する蛇管冷却器380mm。
1.4) 三角フラスコ JIS R 3503に規定する共通すり合わせ三角フラスコ1L。
1.5) 温度計測器 JIS B 7410に規定する温度計番号42又はそれと同等の温度計測器。
2) ビーカ JIS R 3503に規定する1L。
3) 広口共栓瓶又はポリエチレン瓶 1Lの市販のもの。
b) 操作 操作は,次の脱気方法に従って行う。
1) 4.4で抜き取った容器に孔(あな)を開けて(1)液をビーカに移し取り,混合した後,三角フラスコに
100200mlを取り,図1に示すような溶存ガス脱気装置を組み立てる。
図1 溶存ガス脱気装置の一例
2) 三角フラスコ内の液を約50℃に保ちながら,30分間かくはんし,溶存ガス(2)(3)を除く。

――――― [JIS K 2399 pdf 3] ―――――

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3) 三角フラスコ内の液を室温に冷却して試料とし,広口共栓瓶又はポリエチレン瓶に入れて冷暗所に
保存し,よくかき混ぜた後,試験に用いる。
気泡などが認められる場合は,2)及び3)の操作を繰り返す。
注(1) エアゾール製品の容器は,冷却してから孔を開けることが望ましい。また,孔の大きさは液が
出る程度に開けることが望ましい。
(2) エアゾール製品の充てんガスによってくもり止め組成に対する溶存ガス量が異なるが,二酸化
炭素,液化石油ガス,ジメチルエーテルなどの単体又は混合充てんガスの場合は,2)及び3)の
操作を省くことができる。
(3) 市販製品で,低沸点溶剤を使用している場合は,約50℃での加熱が適当でないものがあるので,
十分に注意する。
なお,注(1)(3)の操作に関しては,安全性を確認しながら操作すること。
4.5.2 液体製品の場合
a) 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
1) ビーカ JIS R 3503に規定する1L。
2) 広口共栓瓶 容量1Lの市販のもの。
3) ガラス棒 市販の適宜なもの。
b) 操作 操作は,採取した製品から一定量を均一にビーカ又は広口共栓瓶に移し取り,ガラス棒でよく
かき混ぜた後,室温で2時間保ったものを試料とする。
4.6 くもり止め性
4.6.1 要旨 透明板ガラスに試料を塗布し,水蒸気発生装置によって発生させた水蒸気を試験面に当て,
くもり又は結露が生じるまでの“繰返し回数”を測定する。
4.6.2 装置及び器具 装置及び器具は,次のものを用いる。
a) くもり止め性試験装置 装置は,次のものを用いて図2のように組み立てる。
図2 くもり止め性試験装置の例

――――― [JIS K 2399 pdf 4] ―――――

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1) 冷却装置 JIS K 6718-1,JIS K 6718-2,JIS K 6745などに規定する透明プラスチック製で,図3の
ように組み立てたもの。
図3 冷却装置の例
2) 保温箱 図4の示すようなプラスチック製の容器。

――――― [JIS K 2399 pdf 5] ―――――

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JIS K 2399:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2399:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA9504:2017
人造鉱物繊維保温材
JISB7410:1997
石油類試験用ガラス製温度計
JISB7411:1997
一般用ガラス製棒状温度計
JISB7551:1999
フロート形面積流量計
JISC7501:2011
一般照明用白熱電球
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3302:2019
溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK2251:2003
原油及び石油製品―試料採取方法
JISK2839:1990
石油類試験用ガラス器具
JISK3370:2019
台所用合成洗剤
JISK3371:2019
洗濯用合成洗剤
JISK5538:2002
ラッカー系シンナー
JISK5600-1-1:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
JISK5651:2002
アミノアルキド樹脂塗料
JISK6253:2006
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
JISK6718-1:2015
プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第1部:キャスト板
JISK6718-2:2015
プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第2部:押出板
JISK6745:2015
プラスチック―硬質ポリ塩化ビニル板
JISK6873:1975
ABS樹脂板
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISR3202:2011
フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR3505:1994
ガラス製体積計
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態
JISZ8802:2011
pH測定方法
JISZ9101:2018
図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則