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K 5658 : 2010
c) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-7-7による。ただし,照射時間及び試験条件は,次による。
1) 照射時間は,次による。
1.1) 7.17の試験結果が得られる前に行う場合は,1級2 500時間,2級1 200時間及び3級600時間と
する。
1.2) 7.17の試験結果が適合した後に行う場合は,1級500時間,2級及び3級300時間とする。
2) 促進耐候試験機の試験条件は,JIS K 5600-7-7の表1[デイライトフィルタを通したキセノンアーク
ランプに要求される分光放射照度分布(方法1 促進耐候性)]及びJIS K 5600-7-7の表3(試験片
ぬれサイクル)のサイクルAによる。規定の照射時間を経過した後,取り出して室内に1時間放置
後,目視によって塗面を観察する。割れ,はがれ,膨れ,光沢保持率及び白亜化の等級を調べる。
さらに,色差を測定する。
d) 評価 評価は,次による。
1) 割れ,はがれ及び膨れの有無を,目視によって評価する。
2) 色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品の促進耐候試験片の色座標L*a*b*と原状試験片の
色座標L*a*b*とを測定し,JIS K 5600-4-6によって色差 abを計算する。
3) 鏡面光沢度の測定は,7.9によって行い,光沢保持率は,7.15 d) によって求める。
4) 白亜化の等級は,JIS K 5600-8-6によって評価する。
e) 判定 判定は,7.16 d) の評価結果に基づいて,塗膜に,割れ,はがれ及び膨れがなく,見本品試験片
の色差値に比べ,試料試験片の色差値が大きくなく,さらに,白亜化の等級が1又は0であって,か
つ,各等級によって光沢保持率が次の1)3) の条件を満たしているときとし,1級は“照射時間2 500
時間の促進耐候性試験に耐える”,2級は“照射時間1 200時間の促進耐候性試験に耐える”,3級は“照
射時間600時間の促進耐候性試験に耐える”とする。
1) 1級は,光沢保持率が80 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間500時
間の試験で90 %以上。
2) 2級は,光沢保持率が80 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間300時
間の試験で90 %以上。
3) 3級は,光沢保持率が70 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間300時
間の試験で80 %以上。
7.17 屋外暴露耐候性
屋外暴露耐候性の試験は,附属書Aによる。
8 検査
検査は,箇条7によって試験し,表1に適合しているかを判定する。形式検査は,表1の全項目とし,
受渡検査の項目は,受渡当事者間の協定とする。ただし,屋外暴露耐候性は,形式検査だけとし,過去に
生産された製品について,JIS K 5600-7-6の附属書1(耐候試験の実施及び管理)によって品質の長期管理
が行われ,その屋外暴露耐候性試験の成績が合格であるときは,現在の製品が適合するものとする。
9 表示
建築用耐候性上塗り塗料の容器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) この規格の番号及び名称
b) 等級及び主要樹脂成分の一般名称(ふっ素樹脂,シリコーン樹脂又はポリウレタン樹脂のいずれか)
――――― [JIS K 5658 pdf 11] ―――――
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K 5658 : 2010
c) 正味質量又は正味容量
d) 製造業者名又はその略号
e) 製造年月又はその略号
f) 製造番号又はロット番号
――――― [JIS K 5658 pdf 12] ―――――
11
K 5658 : 2010
附属書A
(規定)
屋外暴露耐候性
A.1 試験片の作製
a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル
板8枚を用いる。試験板8枚のうち4枚を試料用,残りの4枚を見本品用とする。見本品は,表2に
よる。
b) 試験片の作製 試験板8枚に,試料及び見本品を7.3 b) の方法で2回目の塗付けが終わってから24
時間乾燥させた後,試験板の裏面及び周辺を7.3 b) 7) に示す方法で塗り包み,6日間置いたものを試
験片とする。試験片は,試料及び見本品とも4枚のうち3枚を耐候試験に用い,残りの1枚は原状試
験片とする。
A.2 試験方法
試験方法は,JIS K 5600-7-6による。ただし,試験の期間,試験の頻度,暴露の角度,試験の開始時期,
観察項目,観察時期及び観察時の手順は,次による。
a) 試験の期間は,24か月とし,試験の頻度は,3年に1回以上実施する。
b) 試験片の暴露の角度は,水平に対し30度とする。
c) 試験の開始時期は,毎年4月又は10月とする。この時期以外に試験を開始する必要が生じた場合には,
4月,10月以外にも試験を開始することができる。
d) 観察項目は,割れ,はがれ,膨れ,光沢保持率,色の変化の程度,つやの変化の程度及び白亜化の等
級とする。
e) 観察は,試験開始後12か月及び24か月とし,観察時の手順は,次による。
1) 白亜化の等級を調べる。
2) 白亜化の等級の試験後,試験片を水に浸してから十分に柔らかくしたビスコーススポンジ・ポリ塩
化ビニルスポンジなどで試験片の全面をこする。こするときには,常に水を流しかけて付着物など
で試験片にきずが付かないようにし,付着物を除く。洗い終わった後,試験片は,室内の清浄な場
所に立て掛けて乾かした後,目視による観察によって,割れ,はがれ及び膨れの有無を観察する。
3) つやの変化は,目視によって試料及び見本品のそれぞれの試験片のつやの変化を,屋外暴露したも
のと原状試験片とをそれぞれ観察して比較する。
4) 試料試験片及び見本品試験片の色差を測定する。色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品
のそれぞれの屋外暴露耐候試験片の色座標L*a*b*及び原状試験片の色座標L*a*b*を測定し,JIS K
5600-4-6によって色差 abを計算する。
5) 鏡面光沢度を,7.9 c) によって試料の原状試験片及び屋外暴露耐候試験片について測定し,測定結
果を用いて7.15 d) によって光沢保持率を計算する。
A.3 評価
a) 白亜化の等級は,JIS K 5600-8-6によって等級付けを行う。
b) 割れ,はがれ及び膨れの有無を目視によって観察する。
――――― [JIS K 5658 pdf 13] ―――――
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K 5658 : 2010
c) 試料の屋外暴露耐候試験片と原状試験片とを目視によって比較し,つやの変化を観察する。同様に見
本品の屋外暴露耐候試験片と原状試験片とを目視によって比較し,つやの変化を観察する。つやの変
化の評価には,JIS K 5600-8-1の表1(一様な劣化−塗膜外観の一様な変化からなる劣化の程度を表示
するための等級表)を用いて,試料及び見本品の試験片の,つやの変化の程度に等級を付ける。
d) 色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品の屋外暴露耐候試験片の色座標L*a*b*と原状試験片
の色座標L*a*b*とを測定し,JIS K 5600-4-6によって色差 abを計算する。
A.4 判定
試験開始後24か月たったときの評価によって,塗膜に,割れ,はがれ及び膨れがなく,つやの変化の程
度が見本品と比べてつやの変化の程度を示す等級が大きくなく,さらに,見本品の色差値に比べ,試料の
色差値が大きくなく,かつ白亜化の等級及び光沢保持率が各等級によって以下の条件を満たしたときとす
る。
1級は,光沢保持率が60 %以上で,白亜化の等級が1又は0である。
2級は,光沢保持率が40 %以上で,白亜化の等級が2,1又は0である。
3級は,光沢保持率が30 %以上で,白亜化の等級が3,2,1又は0である。
A.5 記録の保存期間
記録の保存期間は,5年間とする。記録の保管は,JIS K 5600-7-6の附属書1による。
――――― [JIS K 5658 pdf 14] ―――――
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附属書B
(規定)
フィルムアプリケータ塗装
B.1 器具
フィルムアプリケータの形状及びすき間の寸法は,表B.1による。
B.2 厚さの測定
塗料層及び塗膜の厚さの測定は,JIS K 5600-1-7による。
B.3 フィルムアプリケータの選択
フィルムアプリケータは,各箇条に規定したものを用いる。
B.4 試料の塗り方
試料の塗り方は,試験板の長辺を縦に,短辺を横にして水平面に固定する。試験板の先方の短辺付近の
位置に,短辺に平行にフィルムアプリケータを置き,そのすぐ手前の試験板の上に試料を広げる。フィル
ムアプリケータの両端を両手の指でつまみ,試験板にフィルムアプリケータを押しつけながら,150 mm
を約1秒間の速さで手前に一気に引く。試料を塗り終わった後,試験板の塗面を上向きにして水平に置く。
表B.1−フィルムアプリケータの形状及びすき間の寸法
単位 m
すき間 75 100 125 150 200 250 500
許容差 ±2 ±3 ±3 ±4 ±4 ±5 ±5
単位 mm
――――― [JIS K 5658 pdf 15] ―――――
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JIS K 5658:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.99 : その他のゴム及びプラスチック製品
JIS K 5658:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1408:2017
- 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
- JISA5430:2018
- 繊維強化セメント板
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISK5500:2000
- 塗料用語
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- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-6:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度
- JISK5600-1-7:2014
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