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図4 試料保持台
3.3 焼成 次に試料保持台を365±5℃に保たれた電気炉に入れ,炉内の温度が再び365±5℃になってか
ら30±3分間加熱して焼成した後取り出し,室温で放冷する。
4. 試験項目 成形粉の試験項目は,表2のとおりとする。
――――― [JIS K 6892 pdf 6] ―――――
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表2
試験項目 粉末で行う 成形して行 試験回数 試験結果の求め 該当試験項目番号
試験 う試験 る位
外観 ○ ○ 1回 − 5.2
ふるい分け試験 ○ − 2回(平均値) 整数位 5.3
見掛け密度 ○ − 1回 小数点以下2位 5.4
水分及び高温揮発分 ○ − 2回(平均値) 小数点以下2位 5.5
融点 ○ − 1回 整数位 5.6
寸法変化率 − ○ 3回(平均値) 小数点以下1位 5.7
比重 − ○ 2回(平均値) 小数点以下2位 5.8
引張強さ − ○ 3回(平均値) 小数点以下2位 5.9
伸び 整数位
耐電圧 − ○ 5回 − 5.10
備考 表中の○印は,該当する試験項目を示す。
5. 試験方法
5.1 試験条件 試料及び試験片は,次の試験状態に1時間以上放置した後試験を行う。
(1) 5.2(外観),5.5(水分及び高温揮発分),5.6(融点)及び5.10(耐電圧)の場合は,JIS Z 8703の標
準温度状態4級 (20±15℃),標準湿度状態3級 [(65±20) %] の室内で行う。
(2) 5.3(ふるい分け試験),5.4(見掛け密度),5.7(寸法変化率),5.8(比重)及び5.9(引張強さ及び伸
び)の場合は,JIS Z 8703の標準湿度状態3級 [(65±20) %] の室内で行い,試験温度は25±2℃とす
る。
5.2 外観 成形粉については,適当量をガラス板上に広げ,不純物,着色などの有無を,また3.2によっ
て作られた押出成形品及び3.3によって作られた試験片については,き裂,着色,異物などの有無を肉眼
で調べる。
5.3 ふるい分け試験
5.3.1 装置及び器具
(1) はかりは,上皿はかりを用いる。
(2) ふるいは,ふるい目の大きさ1.7mmのJIS Z 8801の付表2の網ふるいを用い,枠は付表5の直径150mm,
深さ45mmを用いる。
5.3.2 操作 試料50100gを0.5gまで量り採る。下部に受皿を付けたふるいに試料を入れ,ふたをして
手動で3分±15秒間振とうする。受皿に移った試料の質量を0.5gまで正確に量る。
5.3.3 計算 次の式によって通過量Wp (%) を算出する。
W0
WP 100
1
ここに, W0 : 試料の質量 (g)
W1 : 受皿に移った試料の質量 (g)
5.4 見掛け密度
5.4.1 装置及び器具 見掛け密度測定装置は,図5に示す形状・寸法の金属製(黄銅又はステンレス鋼)
のものとする。
――――― [JIS K 6892 pdf 7] ―――――
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5.4.2 操作 5.3によってふるい分けてふるい目を通過した試料約120mlを採取し,ダンパーを差し込ん
だ見掛け密度測定装置の漏斗に入れる。速やかにダンパーを引き抜き,図5のはかり瓶に落とす。試料が
漏斗に付着して落ちない場合には,漏斗の器壁を軽くたたくか,細い針金で突いて落とす。はかり瓶から
盛り上がった試料は,振動させないように静かに平板ですり落とした後,試料の入ったはかり瓶の質量を
0.5gまで正確に量る。
5.4.3 計算 次の式によって見掛け密度DA (g/ml) を算出する。
C A
DA
B
ここに, A : はかり瓶の質量 (g)
B : はかり瓶の内容積 (ml)
C : 試料の入ったはかり瓶の質量 (g)
図5 見掛け密度測定装置
5.5 水分及び高温揮発分
5.5.1 装置及び器具
(1) るつぼは,白金製又は磁製るつぼを用いる。
磁製るつぼを用いる場合は,JIS R 1301のA形50mlのものとする。
(2) 加熱装置は,電気恒温乾燥器及び電気炉とする。
(3) デシケーターは,塩化カルシウム入りのものとする。
――――― [JIS K 6892 pdf 8] ―――――
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5.5.2 操作 試料約10gを採り,質量既知の白金製又は磁製るつぼ(3)に入れて,1mgまで正確に量る。次
に,これを150±5℃に保たれた電気恒温乾燥器中に移し,その内部の温度が150±5℃になってから2時間
乾燥した後,デシケーター中に室温になるまで放冷し,再び1mgまで正確に量る。
次に,試料をるつぼに入れたままで370±5℃に加熱した電気炉に移し,試料付近の温度が370±5℃にな
ってから2時間加熱した後取り出し,再びデシケーター中に室温になるまで放冷する。冷却後1mgまで正
確に量る。
5.5.3 計算 次の式によって水分WL (%) 及び高温揮発分WH (%) を算出する。
W0 W1
WL 100
W0
W1 W2
WH 100
W0
ここに, W0 : 試料の質量 (g)
W1 : 150±5℃で2時間加熱後の試料の質量 (g)
W2 : 370±5℃で2時間乾燥後の試料の質量 (g)
注(3) 磁製るつぼを使用する場合は,なるべく早く量るようにする。
5.6 融点
5.6.1 試験片 試料約0.05gを直径約10mmの円筒形金型に入れ,圧力約98MPa [{1tf/cm2}] を加え,厚さ
約0.2mmのシートを成形する。このシートの乳白色半透明な部分を3mm角程度の大きさに切り取って試
験片とする。
5.6.2 装置及び器具 融点測定装置は,図6に示す構造のものとする。
5.6.3 操作 試験片を,融点測定器のアルミニウム製試験片加熱体の中央のくぼみの底に置き,その上に
板ガラス(約20mm角,厚さ0.5mm以下)を重ねる。試験片の加熱体のくぼみの上部を更に板ガラスで覆
う。試験片加熱体の外周に巻き付けたニクロム線ヒーターの端子電圧を電圧調整器によって加減し,試験
片加熱体の温度を調節する。
室温から310℃までは温度上昇速度を約15℃/minとし,310℃になったら電圧を下げて温度上昇速度を
1℃/minになるように調節する。310℃以後は1℃ごとに試験片を観察し,試験片の外側の一端が乳白色か
ら透明に変化した温度を記録し,これを未焼成物の融点とする。試験片が全部透明になってから電流を断
ち,約300℃まで冷却する。次に,その試験片について前述の昇温操作を繰返し,再び試験片の外側の一
端が乳白色から透明に変化した温度を記録し,焼成物の融点とする。
5.7 寸法変化率
5.7.1 試験片 3.2によって作られた焼成前の管の中央部に標点間距離100mmの標点を付け,これを試験
片とする。
5.7.2 装置及び器具
(1) 外径の寸法変化率の測定にはJIS B 7502(目盛0.01mm)に規定するもの又はこれと同等以上のものを
使用する。
(2) 長さの寸法変化率の測定にはJIS B 7516の1級品で最小読取り長さ0.5mmのもの又はこれと同等以上
のものを使用する。
5.7.3 操作 試験片の標点間距離を1mmまで測る。金型の内径を0.1mmまで測っておき,それぞれ焼成
前の長さ及び外径とする。
次に3.3の方法によって焼成し,再び標点間距離を1mmまで,外径を0.1mmまで測り,焼成後の長さ
――――― [JIS K 6892 pdf 9] ―――――
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及び外径とする。
5.7.4 計算 次の式によって長さの寸法変化率Lv (%) 及び外径の寸法変化率Dv (%) を算出する。測定は
それぞれ3個の試験片について行い,長さの変化率は3個の平均値で,また外径は1本につき3か所の測
定を行い,9個の算術平均値で表す。
――――― [JIS K 6892 pdf 10] ―――――
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JIS K 6892:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 6892:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB2401:2005
- Oリング
- JISB7420:1997
- 限界プレーンゲージ
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISK6889:1995
- 四ふっ化エチレン樹脂丸棒
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISR1301:1987
- 化学分析用磁器るつぼ
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい