JIS K 8090:2019 酸化鉛(II)(試薬)

JIS K 8090:2019 規格概要

この規格 K8090は、試薬として用いる酸化鉛(II)(別名 : 一酸化鉛)について規定。

JISK8090 規格全文情報

規格番号
JIS K8090 
規格名称
酸化鉛(II)(試薬)
規格名称英語訳
Lead (II) oxide (Reagent)
制定年月日
1950年11月10日
最新改正日
2019年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1950-11-10 制定日, 1953-10-02 確認日, 1956-10-02 確認日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-02-01 改正日, 1995-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2019-02-20 改正
ページ
JIS K 8090:2019 PDF [15]
                                                                                   K 8090 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(PbO)・・・・[3]
  •  6.3 強熱減量(700 ℃)・・・・[4]
  •  6.4 酢酸不溶分・・・・[4]
  •  6.5 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.6 硝酸塩(NO3)・・・・[5]
  •  6.7 ナトリウム(Na),カリウム(K),マグネシウム(Mg)及びカルシウム(Ca)・・・・[6]
  •  6.8 銀(Ag)及び鉄(Fe)・・・・[7]
  •  6.9 銅(Cu)及びビスマス(Bi)・・・・[8]
  •  6.10 銀(Ag)及び金(Au)・・・・[9]
  •  6.11 銅(Cu),銀(Ag),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),ビスマス(Bi)及び鉄(Fe)・・・・[11]
  •  7 容器・・・・[13]
  •  8 表示・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8090 pdf 1] ―――――

K 8090 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8090:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8090:1995を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8090 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8090 : 2019

酸化鉛(II)(試薬)

Lead (II) xide (Reagent)

                                    PbO     FW : 223.20

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる酸化鉛(II)について規定する。
注記 別名 : 一酸化鉛
警告1 酸化鉛(II)は,劇物なので,粉じんを吸入しないようにし,粘膜,皮膚に付着しないよう
にする。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0133 高周波プラズマ質量分析通則
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8127 テトラクロロ金(III)酸四水和物(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8371 酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8548 硝酸カリウム(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)

――――― [JIS K 8090 pdf 3] ―――――

2
K 8090 : 2019
JIS K 8586 スルファニル酸(試薬)
JIS K 8617 炭酸カルシウム(試薬)
JIS K 8832 ブルシンn水和物(試薬)
JIS K 8847 ヘキサメチレンテトラミン(試薬)
JIS K 8949 硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS K 8995 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
JIS K 9563 キシレノールオレンジ(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8802 pH測定方法

3 種類

  種類は,特級及び試金用とする。

4 性質

4.1 性状

  酸化鉛(II)は,黄又は赤みの黄の粉末で,水及びエタノール(99.5)にほとんど溶けない。硝酸,酢酸
及び水酸化ナトリウム溶液に溶ける。

4.2 定性方法

  定性方法は次による。
a) 試料0.1 gに硝酸(1+2)0.2 mL及び水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液5 mLに硫酸(1+5)1 mL
を加えると,白い沈殿が生じる。
b) 液5 mLに硫化ナトリウム溶液(40 g/L)1 mLを加えると,黒い沈殿が生じる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
単位 特級 試金用
純度(PbO) 質量分率 % 99.5 以上 − 6.2
強熱減量(700 ℃) 質量分率 % 0.2 以下 − 6.3
酢酸不溶分 質量分率 % 0.02 以下 − 6.4
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.002 以下 − 6.5
硝酸塩(NO3) 質量分率 % 0.002 以下 − 6.6
ナトリウム(Na) 質量分率 % 0.005 以下 − 6.7
カリウム(K) 質量分率 % 0.005 以下 − 6.7
銅(Cu) 質量分率 % 0.001 以下 − 6.9又は6.11
銀(Ag) 質量分率 ppm 2 以下 0.4 以下 6.8,6.10又は6.11

――――― [JIS K 8090 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 8090 : 2019
表1−品質(続き)
項目 規格値 試験方法
単位 特級 試金用
金(Au) 質量分率 ppm − 0.02 以下 6.10
マグネシウム(Mg) 質量分率 % 0.005 以下 − 6.7又は6.11
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.005 以下 − 6.7又は6.11
ビスマス(Bi) 質量分率 % 0.005 以下 − 6.9又は6.11
鉄(Fe) 質量分率 % 0.001 以下 − 6.8又は6.11

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(PbO)

  純度(PbO)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
2) 硝酸(1+10) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積10
とを混合したもの。
3) 水酸化ナトリウム溶液(20 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム2.1 gを水に溶かして100
mLにしたもの。
4) ヘキサメチレンテトラミン溶液(100 g/L) JIS K 8847に規定するヘキサメチレンテトラミン10 g
をはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
5) キシレノールオレンジ溶液 JIS K 9563に規定するキシレノールオレンジ0.10 gをはかりとり,水
を加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
6) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) JIS K
8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用い,JIS K 8001のJA.6.4
c) 4)(0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計
算したもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
・ pH計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料0.5 gを全量フラスコ250 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,硝酸(1+2)5 mL及び水を加え
て溶かし,更に水を標線まで加えて混合する。
2) その25 mLをビーカー200 mLなどに正確にとり,ヘキサメチレンテトラミン溶液(100 g/L)10 mL
及び水を加え,約100 mLとした後,pH計を用い,水酸化ナトリウム溶液(20 g/L)又は硝酸(1+
10)でpH 5.25.4に調節する。
3) 指示薬としてキシレノールオレンジ溶液2,3滴を加え,0.01 mol/L EDTA2Na溶液で滴定する。
4) 終点は,液の色が赤紫から黄に変わった点とする。
d) 計算 純度(PbO)は,次の式によって算出する。

――――― [JIS K 8090 pdf 5] ―――――

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JIS K 8090:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8090:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0067:1992
化学製品の減量及び残分試験方法
JISK0116:2014
発光分光分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK0133:2007
高周波プラズマ質量分析通則
JISK0970:2013
ピストン式ピペット
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8121:2007
塩化カリウム(試薬)
JISK8127:2020
テトラクロリド金(III)酸四水和物(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8371:2006
酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8548:2007
硝酸カリウム(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8586:2011
スルファニル酸(試薬)
JISK8617:2007
炭酸カルシウム(試薬)
JISK8832:2013
ブルシンn水和物(試薬)
JISK8847:2019
ヘキサメチレンテトラミン(試薬)
JISK8949:2019
硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISK8983:2016
硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JISK8995:2015
硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
JISK8995:2021
硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
JISK9563:2013
キシレノールオレンジ(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISZ8802:2011
pH測定方法