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JIS G 1201:2022 規格概要
この規格 G1201は、日本産業規格(JIS)の鉄及び鋼の各成分定量方法及び分析方法を規定した規格における鉄及び鋼の分析方法に関する一般的な事項について規定。
JISG1201 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G1201
- 規格名称
- 鉄及び鋼―分析方法通則
- 規格名称英語訳
- Iron and steel -- General rules for analytical methods
- 制定年月日
- 1953年3月28日
- 最新改正日
- 2022年3月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 77.080.10, 77.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1953-03-28 制定日, 1956-03-20 確認日, 1958-04-26 改正日, 1961-03-29 確認日, 1963-03-01 改正日, 1966-04-01 確認日, 1969-05-01 改正日, 1972-07-01 確認日, 1975-07-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1980-02-01 改正日, 1988-04-01 確認日, 1992-06-01 改正日, 1998-03-20 確認日, 2001-04-20 改正日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2014-02-20 改正日, 2018-10-22 確認日, 2022-03-22 改正
- ページ
- JIS G 1201:2022 PDF [20]
G 1201 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 一般事項・・・・[4]
- 4.1 共通一般事項・・・・[4]
- 4.2 個別一般事項・・・・[6]
- 5 試料の採取,調製及び取扱い・・・・[6]
- 5.1 分析用試料の採取及び調製・・・・[6]
- 5.2 分析用試料の取扱い・・・・[6]
- 5.3 化学分析方法の分析試料のはかりとり・・・・[6]
- 5.4 機器分析方法の分析試料の調製・・・・[6]
- 6 分析値のまとめ方・・・・[6]
- 6.1 空試験・・・・[6]
- 6.2 分析回数・・・・[7]
- 6.3 分析値の採択・・・・[7]
- 6.4 分析値の表示・・・・[7]
- 7 化学分析方法の許容差の取扱い方・・・・[7]
- 7.1 化学分析方法の許容差・・・・[7]
- 7.2 分析値の精確さの検討・・・・[7]
- 7.3 許容差が規定されていない場合の取扱い方・・・・[9]
- 7.4 精確さの判定方法・・・・[9]
- 8 化学分析方法による定量値の計量トレーサビリティ・・・・[9]
- 9 機器分析方法による定量値の計量トレーサビリティ・・・・[10]
- 10 鉄鋼分析法規格の様式・・・・[10]
- 附属書A(参考)鉄鋼分析法規格の規格作成方法・・・・[11]
- 附属書B(規定)国際一致規格における引用されたISO規格による規定の取扱い・・・・[17]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 1201 pdf 1] ―――――
G 1201 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 1201:2014は改
正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 1201 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
G 1201 : 2022
鉄及び鋼−分析方法通則
Iron and steel-General rules for analytical methods
1 適用範囲
この規格は,日本産業規格(JIS)の鉄及び鋼の各成分定量方法及び分析方法を規定した規格(以下,鉄
鋼分析法規格という。)における鉄及び鋼の分析方法に関する一般的な事項について規定する。
なお,この規格における鉄とは,せん(銑)鉄及び鋳鉄をいい,鋼とは,炭素鋼,低合金鋼,高合金鋼
(ステンレス鋼を含む。)などをいう。純鉄及び軟鉄は,鋼に含まれる。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0417 鉄及び鋼−化学成分定量用試料の採取及び調製
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差·電流·電量·カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 0119 蛍光X線分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0557 用水·排水の試験に用いる水
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 2613 金属材料の酸素定量方法通則
JIS Z 2615 金属材料の炭素定量方法通則
JIS Z 2616 金属材料の硫黄定量方法通則
JIS Z 8101-1 統計−用語及び記号−第1部 : 一般統計用語及び確率で用いられる用語
JIS Z 8401 数値の丸め方
――――― [JIS G 1201 pdf 3] ―――――
2
G 1201 : 2022
JIS Z 8402-1 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第1部 : 一般的な原理及び定義
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の実用的
な使い方
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
3 用語及び定義
この規格及び鉄鋼分析法規格の各規格(以下,個別規格という。)で用いる主な用語及び定義は,次によ
るほか,JIS G 0203,JIS G 0417,JIS K 0050,JIS Z 8101-1及びJIS Z 8402-1による。
注記1 JIS K 0050の箇条3(用語及び定義)には,JIS K 0211,JIS K 0212,JIS K 0213,JIS K 0214,
JIS K 0215及びJIS K 0216の分析化学用語の各規格が引用されているので,この規格でもこれ
ら分析化学用語の各規格の定義が適用される。
注記2 個別規格における操作の記載は,A.5(操作)に示されている。
3.1
化学分析方法
試料に化学反応を起こさせ,重量法,ガス容量法,滴定法,吸光光度分析法,原子吸光分析法,誘導結
合プラズマ(ICP)発光分光分析法,赤外線吸収法,熱伝導度法などによって分析対象成分を定量する方
法の総称
注釈1 JIS K 0211には,“重量分析”が定義されているが,鉄鋼分析法規格では他の分析法の用語と整
合させるため,“重量分析”の代わりに“重量法”を用いる。
注釈2 滴定法,吸光光度分析法,原子吸光分析法及び誘導結合プラズマ発光分光分析法は,JIS K 0211
に定義されている。
注釈3 鉄鋼分析法規格では,滴定法の種類として,酸塩基滴定法,酸化還元滴定法及び錯滴定法,並
びにそれらの逆滴定法,及び電位差滴定法が採用されている。これらの滴定法は,JIS K 0211
に定義されている。
注釈4 ICPは,誘導結合プラズマの略称としてJIS K 0116に定義されている。
3.2
機器分析方法
スパーク放電発光分光分析法又は蛍光X線分析法によって分析対象成分を定量する方法の総称
注釈1 スパーク放電発光分光分析法はJIS K 0212に,スパーク放電はJIS K 0116に定義されている。
蛍光X線分析法は,JIS K 0211に定義されている。
3.3
ガス容量法
分析対象成分を気体状の化合物又は単体とし,その生成物の体積量を測定するか,又は反応·吸収させ
て減じた体積量を測定して,分析対象成分を定量する方法の総称
3.4
目視滴定法
指示薬の色の変化を目視して滴定終点を判定する滴定法
注釈1 通常は単に滴定法というが,電位差滴定法との区別を要する場合には,目視滴定法という。
――――― [JIS G 1201 pdf 4] ―――――
3
G 1201 : 2022
3.5
赤外線吸収法
試料中の分析対象成分を,ガス状化合物に変換して分析セルに送り,そのガス状化合物による赤外線吸
収量を測定して,分析対象成分を定量する方法
3.6
熱伝導度法
試料から生じたガスを検出器に流し,基準ガスとの熱伝導度の違いによって生じる,検出器中の加熱フ
ィラメントの電気抵抗の変化を測定して,ガス組成を定量する方法
3.7
認証標準物質,CRM(certified reference material)
国家又は団体の標準化機関による裁定の下に化学成分値が認証された標準物質
3.8
作業用標準物質
化学成分値が化学分析方法で決定され,認証標準物質によって値の精確さが確認された標準物質
注釈1 対応する認証標準物質がない場合は,7.2によって,その作業用標準物質の標準値の精確さが,
精確さの基準を満たすことを確認する。
3.9
空試験
一般に試料を用いないで,試料を用いたときと同様の操作を,試料と併行してする試験
注釈1 JIS K 0211では,“一般に試料を用いないで,試料を用いたときと同様の操作をする試験”と定
義している。
注釈2 個別規格の,吸光光度分析法,原子吸光分析法などの検量線を作成する方法においては,試料
の代わりに純度の高い鉄[4.1 h)]を用いて,試料を用いたときと同様の操作を,試料と併行し
てする試験をいう。
注釈3 空試験によって調製した試験用溶液を,空試験液という。
3.10
ゼロメンバー
検量線用溶液において,分析対象成分の標準液を添加していない溶液
3.11
熱(接頭語)
水,酸などの溶液試薬を,60 ℃以上の温度とした状態(に用いる接頭語)
注釈1 “熱硝酸”などのように用いる。
3.12
温(接頭語)
水,酸などの溶液試薬を,40 ℃以上60 ℃未満の温度とした状態(に用いる接頭語)
注釈1 “温塩酸(2+100)”などのように用いる。
3.13
冷(接頭語)
――――― [JIS G 1201 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS G 1201:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 1201:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0417:1999
- 鉄及び鋼―化学成分定量用試料の採取及び調製
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK0119:2008
- 蛍光X線分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ2613:1992
- 金属材料の酸素定量方法通則
- JISZ2613:2020
- 金属材料の酸素定量方法通則
- JISZ2615:2015
- 金属材料の炭素定量方法通則
- JISZ2616:2015
- 金属材料の硫黄定量方法通則
- JISZ8101-1:2015
- 統計―用語及び記号―第1部:一般統計用語及び確率で用いられる用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8402-1:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第1部:一般的な原理及び定義
- JISZ8402-6:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい